『BALLADS』の9曲目は【UP ’GAINST THE WALL】(以下【アップ・ゲインスト・ザ・ウォール】)。 『BALLADS』のボーナス・トラックとして追加収録された【アップ・ゲインスト・ザ・ウォール】であるが,管理人の評価は是でも非でもない ...
2005年10月
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / NANCY (WITH THE LAUGHING FACE)
『BALLADS』の8曲目は【NANCY (WITH THE LAUGHING FACE)】(以下【ナンシー】)。 【ナンシー】とは,当時2歳のフランク・シナトラの愛娘=ナンシーに捧げられた佳曲であるが,ご機嫌ナナメのナンシーちゃんをあやしているのは, ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / IT'S EASY TO REMEMBER
『BALLADS』の7曲目は【IT’S EASY TO REMEMBER】(以下【イッツ・イージー・トゥ・リメンバー】)。 【イッツ・イージー・トゥ・リメンバー】は,ジョン・コルトレーン“入魂”のバラード。愛する人を「容易に思い描く」という曲名に釣られ ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / WHAT'S NEW
『BALLADS』の6曲目は【WHAT’S KNEW】(以下【ホワッツ・ニュー】)。 J.C.トーマス著書『コルトレーンの生涯』に次のような談話が収められている。 「私の声は歌には向いていない。もっともサキソフォンでなら歌うことができる…つもりだが」。 ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / I WISH I KNEW
『BALLADS』の5曲目は【I WISH I KNEW】(以下【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】)。 【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】は,マッコイ・タイナーの名演を聴くためにこそある! 【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】に限らず『BALLADS』で ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / ALL OR NOTHING AT ALL
『BALLADS』の4曲目は【ALL OR NOTHING AT ALL】(以下【オール・オア・ナッシング・アット・オール】)。 『BALLADS』のCD化にあたり,9曲目【アップ・ゲインスト・ザ・ウォール】の扱いについて議論されたことがある。 つまり ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / TOO YOUNG TO GO STEADY
『BALLADS』の3曲目は【TOO YOUNG TO GO STEADY】(以下【トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ】)。 【トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ】でのジョン・コルトレーンの情感といったら…。間の取り方といい,フレーズの崩し方といい ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
『BALLADS』の2曲目は【YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS】(以下【ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ】)。 【ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ】(邦題【恋の味をご存知ないのね】)でのジョン・コルトレーンの演奏が ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード / SAY IT (OVER AND OVER AGAIN)
『BALLADS』の1曲目は【SAY IT (OVER AND OVER AGAIN)】(以下【セイ・イット】)。 管理人は,いつでも・どこでも・何をしていても【セイ・イット】にやられてしまう。【セイ・イット】のワンフレーズが流れるだけで,ジャズ特有の ...
[CDレヴュー] ジョン・コルトレーン / バラード
「シーツ・オブ・サウンド」と形容されるように,ジョン・コルトレーンの特徴は“激しくもメロディアスなブロー”にある。 しかし少数派ではあるが,ジョン・コルトレーンの本質はバラードにある,と主張する人々もいる。かく言う管理人もその一人である。 ジョン・コ ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / LOVING YOU, SOMETIMES LEAVING YOU
『MODERN BEAT』の9曲目は【LOVING YOU, SOMETIMES LEAVING YOU】(以下【ラヴィング・ユー,サムタイムズ・リーヴィング・ユー】)。 【ラヴィング・ユー,サムタイムズ・リーヴィング・ユー】は,管理人にとっての“子守 ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / PERPETUAL MOTION
『MODERN BEAT』の8曲目は【PERPETUAL MOTION】(以下【パーペチュアル・モーション】)。 【パーペチュアル・モーション】は,ユニークなシンセのリズムに乗ったグルーヴ感と,華やかなギターのメロディー・ラインが聴き所。 岩見和彦のギ ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / K-BONE SHUFFLE
『MODERN BEAT』の7曲目は【K−BONE SHUFFLE】(以下【Kボーン・シャッフル】)。 【Kボーン・シャッフル】は,イントロから“グイグイ”押し続ける清水興のチョッパー・ベースと東原力哉のドラミングがハイライト! ギターが来ようがキー ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / CHARCOAL BREAK
『MODERN BEAT』の6曲目は【CHARCOAL BREAK】(以下【チャコール・ブレイク】)。 清水興の“例の合図”でムチ打たれる【チャコール・ブレイク】だけに,さぞギンギンでガンガンなトラックと思いきや,この何とも言えない「軽やかさ」! そう ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / EMERGENCY
『MODERN BEAT』の5曲目は【EMERGENCY】(以下【エマージェンシー】)。 【エマージェンシー】最高! ナニワ・エキスプレス最高! このトラックに関しては間違いなく“称賛の嵐”しかないでしょう! 【エマージェンシー】に関しては,メチャメ ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / YELLOW ART
『MODERN BEAT』の4曲目は【YELLOW ART】(以下【イエロー・アート】)。 独特のテンポが“ひた走る”【イエロー・アート】は“ヴィヴラフォン似のキーボード”が,正しくアートしている。 前半はナニワ・エキスプレスというバンド全員でのアト ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / ORIENTAL MAKIN' LOVE
『MODERN BEAT』の3曲目は【ORIENTAL MAKIN’ LOVE】(以下【オリエンタル・メイキン・ラヴ】)。 【オリエンタル・メイキン・ラヴ】は「和+ロック・ビート」なジャパニーズ・フュージョン。 ギターは“三味線”,キーボードは“琴”! ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / EMPTY CORNERS
『MODERN BEAT』の2曲目は【EMPTY CORNERS】(以下【エンプティ・コーナーズ】)。 【エンプティ・コーナーズ】は,ナニワ・エキスプレス流の“変化球”ジャズ。 フュージョン・バンドが,真正面からジャズと向き合うのは「恥ずかしい」ので ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT / INSIDE OF YOU
『MODERN BEAT』の1曲目は【INSIDE OF YOU】(以下【インサイド・オブ・ユー】)。 【インサイド・オブ・ユー】が,超カッコイイ! バンドとして最高のバランス! ナニワ・エキスプレスの“裏”ベスト・トラック! イントロから岩見和彦の ...
[CDレヴュー] ナニワ・エキスプレス / MODERN BEAT
突然ですが,問題です! 1985年を最後にサッパリとなり,2003年に見事復活した,上方を基盤とする…。 阪神タイガースの優勝! と答えたあなたは常識人。しかし答えは不正解。 正解は「ナニワ・エキスプレス再結成」。これです。正解したコアなあなたは非・ ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / VEIN MELTER
『HEAD HUNTERS』の4曲目は【VEIN MELTER】(以下【ヴェイン・メルター】)。 【ヴェイン・メルター】は,これまでのファンク3連続から一転,全体にゆったりと時が流れるフュージョン・サウンドの名演である。 心臓の拍動にも似たビートの上 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / SLY
『HEAD HUNTERS』の3曲目は【SLY】(以下【スライ】)。 【スライ】こそがジャズ・ファンクだ! ハービー・ハンコックの“洗練された黒さ”を大いに楽しめる。 2分3秒から始まる,ミディアムからアップテンポへの展開は,バンド全体にスイッチが入 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / WATERMELON MAN
『HEAD HUNTERS』の2曲目は【WATERMELON MAN】(以下【ウォーターメロン・マン】)。 軽快なイントロの掛け声?とは裏腹に,JAZZYなサックスがファンキーに“歌う”【ウォーターメロン・マン】は“ご存じ”ハービー・ハンコック自身の代 ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / CHAMELEON
『HEAD HUNTERS』の1曲目は【CHAMELEON】(以下【カメレオン】)。 イントロからして,いかにも,という感じの【カメレオン】に,新時代の息吹を感じた懐かしさがよみがえる。 さすがに今聴くと古くさくも思えるが,とても30年前の作品とは思え ...
[CDレヴュー] ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ
『HEAD HUNTERS』(以下『ヘッド・ハンターズ』)ほど,ジャズ・ファンから“ダメ出し”されてきたアルバムもないであろう。 『ヘッド・ハンターズ』発売時のハービー・ハンコックは,すでにジャズ・ピアニストとしての高い名声を博していた。ジャズ界の将 ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / COLOUR OF LIFE
『T.K.』の8曲目は【COLOUR OF LIFE】(以下【カラー・オブ・ライフ】)。 【カラー・オブ・ライフ】は,お洒落でダンサブルなジャズ・ファンク! 【カラー・オブ・ライフ】で,伊東たけしがサックスを吹く意味があるのだろうか? 無理を承知で「意 ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / BOUNCE BACK
『T.K.』の7曲目は【BOUNCE BACK】(以下【バウンス・バック】)。 【バウンス・バック】は,デヴィッド・フランクの好みが色濃く表われた“クールな打ち込み系ファンク”である。 ここでも主役は男女ツイン・ボーカルであって,伊東たけしは最後尾で“ポ ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / ALWAYS TOGETHER
『T.K.』の6曲目は【ALWAYS TOGETHER】(以下【オールウェイズ・トゥギャザー】)。 【オールウェイズ・トゥギャザー】は“懐かしい”感じのラブ・バラード。その昔,LFでやっていた日立「ミュージック・イン」で流れていそうなトラックである。 ← ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / PLACEBO
『T.K.』の5曲目は【PLACEBO】(以下【プラシーボ】)。 【プラシーボ】の聴き所はフィリップ・セスの「バランス感覚」! 誰かが傑出することはないが,全てのプレイヤーの良いところが“つまみ喰い”できてしまう。 印象的なリズムはフィリップ・セスとド ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / UPTOWN SATURDAY NIGHT
『T.K.』の4曲目は【UPTOWN SATURDAY NIGHT】(以下【アップタウン・サタディ・ナイト】)。 【アップタウン・サタディ・ナイト】は,ゴスペルチックでもありモータウン的でもある,ブラック・コンテンポラリー。 印象的なリズムに“あえて乗ら ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / THIS IS THE NIGHT
『T.K.』の3曲目は【THIS IS THE NIGHT】(以下【ディス・イズ・ザ・ナイト】)。 【ディス・イズ・ザ・ナイト】は,男女ツイン・ボーカルによるラブ・バラード。この曲調と伊東たけしのアルト・サックスは“意外”と相性が良い。 伊東たけしの“絞 ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / FAMOUS
『T.K.』の2曲目は【FAMOUS】(以下【フェイマス】)。 【フェイマス】は1988年の住友金属,TVCFイメージ・ソングとしてブラウン管に流れたので(←表現が古い?)聞き覚えのある方も多いのでは? 管理人もバックで流れていたこのメロディーよりも,崖 ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K. / COWBELL
『T.K.』の1曲目は【COWBELL】(以下【カウベル】)。 【カウベル】はディスコ・ナンバーであって“フュージョン”とは呼び難い。打込みとサックスとでは8:2。これではアドリブどころではない。 伊東たけしの唯一の見せ場が1分46秒から始まるが,音が ...
[CDレヴュー] 伊東 たけし / T.K.
“Tetsuya Komuro”ではない,もう一人のT.K.“たけ”こと,伊東たけし。 伊東たけしの3枚目のソロ・アルバムは,タイトルもズバリ『T.K.』。 伊東たけしに限らずJ−フュージョンの人気グループのメンバーは必ずと言って良い程,ソロ・アルバ ...
JAZZ PIANO BEST SELECTION TOP31-5
《 ジャズにおいてピアノを究めた者はいまだかつて現れていない。 トランペットはマイルス・デイビスによって,アルト・サックスはチャーリー・パーカーによって,テナー・サックスはジョン・コルトレーンによって,それぞれ究められてしまった。 最大音域の自由と平 ...