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ジャズ/フュージョン批評ブログ CDレビューBLOG:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2005年11月

『THIS IS THIS』の8曲目は【CHINA BLUES】(以下【チャイナ・ブルース】)。  ウェザー・リポートのファイナル・トラックである【チャイナ・ブルース】は“蛍の光”! 別にこじつけでも後付けでもない。音が「サヨナラ」を告げている。  ジョ ...

『THIS IS THIS』の7曲目は【UPDATE】(以下【アップデイト】)。  【アップデイト】は,ジョー・ザビヌルのワンマンショーもどき! 【アップデイト】における他のメンバーのパートはジョー・ザビヌルの「欲求」を埋めるだけの意味しかない! ここに ...

『THIS IS THIS』の6曲目は【CONSEQUENTLY】(以下【コンセクエントリー】)。  【コンセクエントリー】はビクター・ベイリーの自作自演。ほぼベース・オンリー。  “ベーシスト”ビクター・ベイリーがスローなベースでドラマを演出している。“ ...

『THIS IS THIS』の5曲目は【MAN WITH THE COPPER FINGER】(【マン・ウィズ・ザ・コパー・フィンガーズ】)。  【マン・ウィズ・ザ・コパー・フィンガーズ】の主役はカルロス・サンタナであり,ジャズ/フュージョンともロックと ...

『THIS IS THIS』の4曲目は【JUNGLE STUFF, PART Ⅰ】(以下【ジャングル・スタッフ パート Ⅰ】)。  【ジャングル・スタッフ パート Ⅰ】は,2曲目【フェイス・ザ・ファイアー】と比較すると,少しばかり“都会寄り”のアフリカン ...

『THIS IS THIS』の3曲目は【I’LL NEVER FORGET YOU(DEDIEATED TO THE MEMORY OF MY PARENTS)】(以下【アイル・ネバー・フォアゲット・ユー】)。  【アイル・ネバー・フォアゲット・ユー】は ...

『THIS IS THIS』の2曲目は【FACE THE FIRE】(以下【フェイス・ザ・ファイアー】)。  ヴォイスの導入によって新境地を開拓しようと試みた,ジャコ・パストリアス脱退後のウェザー・リポート。  しかし,この最終作【フェイス・ザ・ファイアー ...

『THIS IS THIS』の1曲目は【THIS IS THIS】(【ジス・イズ・ジス】)。  【ジス・イズ・ジス】は,最強のジャズ・コンボが贈るバリバリのロック・チューン!  ジョー・ザビヌルのキーボードが乗りまくっていて“華やか”だ。バンド全員がただた ...

 音楽の世界にバンドの解散やメンバーの脱退はツキモノ。終了直前の音源を聴くと「あぁ,やっぱりな」と,もろ音に出ていることも少なくない。しかし中には「何でこれが解散なの? 今までで最高の出来なのに」と思えるものもある。  ウェザー・リポートの最終作である『 ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の8曲目は【I DON’T WANNA CRY】。  【I DON’T WANNA CRY】は,全編「ビヨーン,ビヨーン」と鳴り続けるギターのアクセントが耳につく,DIMENSIONの「王道」サウンドな1曲であ ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の7曲目は【MOMENT】。  【MOMENT】は“クラブ系”DIMENSIONである。JAZZYでスカなリズムに“ダサ系”シンセの単音がチープ。これは,あの一夜の【MOMENT】である。想像するにクラブの外は ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の6曲目は【COLOUR OF DAYS】。  【COLOUR OF DAYS】は,江口信夫の“スティーブ・ガッド的”フュージョン・ドラミングによって運ばれた,70年代のスタジオ・ミュージシャン系・フュージョン ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の5曲目は【SUN DANCE】。  【SUN DANCE】は,メッチャ・ハッピー・ソング! DANCE&ダンス!  小野塚晃の“ベロンベロン”なシンセ・ベースが踊り続けている。“キメキメ系”のバッチリ・メイクで ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の4曲目は【ALONE IN LOVE】。  【ALONE IN LOVE】は,情感たっぷりのサックス・バラード。  勝田一樹のアルト・サックスが,音程までも揺れて聴こえるのは気のせいか? 小野塚晃奏でるキーボー ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の3曲目は【SOMEDAY】。  【SOMEDAY】は“甘〜い”ミディアム・ナンバー。雄大でスケール感ある“懐の深い”ギター・サウンドに,力みのかけらもないアルト・サックスの音色が溶けあっていく。  これぞ,エ ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の2曲目は【KEY】。  【KEY】は1曲目【MAGIC ONE】との組曲? アウトロ〜イントロが“こぼれ落ちてきた”感じの連動ゆえ,2曲を続けて聴くと実に気持ちがよい。  【KEY】を,初めて聴き終え時に抱い ...

『11TH DIMENSION “KEY”』の1曲目は【MAGIC ONE】。  【MAGIC ONE】は“バリバリ”DIMENSIONの本領発揮! メンバー3人の掛け合いは,ただただ“熱い”演奏であるが,管理人の印象としては,どこかで緻密にコントロール ...

 「第三世代」という言葉がある。何かと耳にする「携帯電話」の話ではない。J−ジャズ/フュージョンの話である。  世代交代はいつでも,革新的な新規格の登場と共に幕を開ける。第三世代携帯電話とは「IMT−2000」規格に準拠した携帯電話やその方式のことを指す ...

『THE LITTLE GIANT』の6曲目は【VENUS AND THE MOON】(以下【ヴィーナスと月】)。  このトラックは【ヴィーナスと月】とは名ばかりの“真昼の”一大セッションである。分厚いハーモニーと跳ねるビートが火花を散らしている→花火→ ...

『THE LITTLE GIANT』の5曲目は【PLAYMATES】(以下【プレイメイツ】)。  【プレイメイツ】と聞けば,某男性誌の“爽やかお色気”を連想してしまうが,このトラックも基本線同様の畑違い?  そう。ジョニー・グリフィンと演奏仲間の“明るく爽 ...

『THE LITTLE GIANT』の4曲目は【63RD STREET THEME】(以下【63丁目のテーマ】)。  チャーリー・パーカー&バド・パウエルの名演で知られる【52丁目のテーマ】とは“似ても似つかぬ”【63丁目のテーマ】。  高速アドリブで全速 ...

『THE LITTLE GIANT』の3曲目は【LONLY ONE】(以下【ロンリー・ワン】)。  【ロンリー・ワン】は『THE LITTLE GIANT』唯一のワン・ホーン&テナー・トリオ。そこへ持ってきてこの楽曲だ。このトラックだけが明らかに異質であ ...

『THE LITTLE GIANT』の2曲目は【THE MESSAGE】(以下【ザ・メッセージ】)。  いや〜,名演です。この音! 音! 【ザ・メッセージ】には“ハードバップ”とか“ファンキー”と呼ばれた,ジャズに一番勢いがあった“時代の熱気”が見事に収 ...

『THE LITTLE GIANT』の1曲目は【OLIVE REFRACTIONS】(以下【オリーブ・リフラクションズ】)。  【オリーブ・リフラクションズ】こそがセクステットの魅力満開! ジョニー・グリフィンの出来についてはソロはもとより全員で奏でるテ ...

 ソロ・ピアノに始まって,デュオ,トリオ…。  ジャズは大編成ものより小編成ものの人気が高い。それはジャズメン各人の自由度が高く,より個性を発揮しやすいからなのだろう。  しかし,真に味あるジャズメンであれば,たとえ大編成の中で演奏したとしても,決して埋没 ...

『DUET WITH MAKOTO OZONE』の5曲目は【HOME − SATORU SHIONOYA SOLO】。  塩谷哲が選んだ“小曽根真の一曲”は【ホーム】。仮にタイトルを知らずにこのトラックを聴いたとしても,自然と“家族団らん”の映像が浮かび ...

『DUET WITH MAKOTO OZONE』の3曲目は【VALSE】。  【VALSE】を最初に聴いた時に,この手の曲は苦手だと感じた。ワルツなのだろうがジャズというより現代音楽とかクラシックの連弾っぽいし…。  しかし『DUET WITH MAKO ...

『DUET WITH MAKOTO OZONE』の1曲目は【BIENVENIDOS AL MUNDO】。  イントロから2台のピアノが“じゃれ合う”【BIENVENIDOS AL MUNDO】が最高である。  「ザ・トリオ」が一軒家での“追いかけっこ”だと ...

 『DUET WITH MAKOTO OZONE』(以下『デュエット』)は,J−ジャズ界を代表する2人のピアニスト“ソルト”塩谷哲と“お兄”小曽根真によるピアノ・デュオの大名盤である。  ラテン〜ポップス〜クラシックなどを背景に“ジャズも演っている”塩谷 ...

 《 ジャズにおいてピアノを究めた者はいまだかつて現れていない。  トランペットはマイルス・デイビスによって,アルト・サックスはチャーリー・パーカーによって,テナー・サックスはジョン・コルトレーンによって,それぞれ究められてしまった。  最大音域の自由と平 ...

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