アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2005年11月

カシオペア / ミント・ジャムス / SWEARE5

 『MINT JAMS』の7曲目は【SWEARE】(以下【スウェアー】)。


 【スウェアー】のテーマは“愛と希望そして誓い”! 正に「明日生きるための力」を与えてくれる名トラックである。管理人はこのオフィシャル・テーマに“与え合う幸福”を付け加えたい。

 【スウェアー】は,他の人から何かしてもらうのをじっと待つ“受け身の幸福”ではない。自ら作り出す,あるいは家族と共に作り出す“与え合う幸福”。すぐに手に入らなくとも,焦らずゆっくり地歩を固めながらみんなで作り上げる,小さな幸福。
 それが愛,それが希望,それが誓い! そう。与え合う幸福。

 その幸福を垣間見せてくれるのが,向谷実キーボード。7秒の“キラキラ”と14秒からのボコーダで始まり,テーマにサビにと大活躍! 【スウェアー】もよくCMのBGMで耳にしたが,ほとんどが向谷実キーボード・パート。それも納得の名演である。
 その理由こそ“野呂一生・フィーチャリング・向谷実”! 向谷実の持ち味を一番よく知る野呂一生だから書くことができた“与え合う幸福”の実例である。

 その野呂一生ギターも快調だ。4分10秒からのシングル・トーンのアドリブがいい。4分56秒からの「タッタッタッタッタッタッタ,タララーン♪」を選択したセンスが,超一流の証しである。
 締めはもはや恒例となった神保彰の“ハプニング・ドラム・ロール”! この会場との“一体感”が実に素晴らしい。

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス / TEARS OF THE STAR5

 『MINT JAMS』の6曲目は【TEARS OF THE STAR】(以下【ティアーズ・オブ・ザ・スター】)。


 【ティアーズ・オブ・ザ・スター】は,カシオペアバラードの原点! 野呂一生のシンプル,かつ“極上”のメロディを最高に“ロマンティック”な演奏で仕上げている。感情を解き放ち,自分の美の世界に“ドップリ”と浸かるのに最適なトラックだ。

 向谷実エレピの“溜め具合”と壮大なスケール感漂う“あの音色”に,幾つになっても心ときめいてしまう。少女マンガの主人公のように,目に“星”が輝いてしまう。
 野呂一生の“泣き”のギターが美しすぎる。1分11秒からのプレイは,管理人の憧れ。あぁ,とても手が届きそうにない。

 【ティアーズ・オブ・ザ・スター】のハイライトは,2分12秒からのサビの盛り上がり! 3分7秒からワン・ランクアップ。3分35秒からツー・ランクアップ。感動がグングンと“待ったなし”で心の内に踏み込んで来る。
 キーボードの“エレガント”なテーマまで打ち消す,ギタードラムによるコラボは言葉では表現できない,圧倒的なパワー!
 特筆すべきは,神保彰ドラミング! こんなにスローなのに,どんなアップテンポのナンバーにも増して“熱い”! “驚愕”のドラミング! この熱情にしてこの美しさ。“白眉のバラード”!

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス / DOMINO LINE5

 『MINT JAMS』の5曲目は【DOMINO LINE】(以下【ドミノ・ライン】)。


 【ドミノ・ライン】とは正にピッタリのネーミング! スリル満点! ノン・ストップで全てのリスナーを「なぎ倒していく」このビートに,もう乗っかるしかないでしょう。

 野呂一生ギターがメイン・テーマをかき鳴らし,向谷実キーボードがアクセントをつけていく。フロント二人による絶妙のユニゾンに“狂喜乱舞”してしまう。
 特に6分21秒からの野呂フレーズから“独り立ち”した,向谷実キーボード・ソロが高らかに飛翔し,グルグルと中天を旋回するのだが,6分50秒から「1オクターブ上」のユニゾンとして再び地上へ舞い降りてくる。
 もう我慢できない。ここでいつも心拍数が上昇してしまう。

 最強のユニゾンを支える最強のリズム・セクションには全世界からの賛辞が殺到した! 「ドミノ倒し」〜ベース・ソロ〜ドラム・ソロは,CD収録ライブにおける“現場”でのハイライトであろう。
 
 【ドミノ・ライン】は,カシオペアの4人全員が主役である!
 超カッチョイイ“キメ”のオンパレードゆえ,細かい点を“根掘り葉掘り”解説したくなるのだが【ドミノ・ライン】は,全てを忘れて“アドリブの洪水”にただ,身を委ねてみてほしい。一気に聴き通すことが感動に浸るコツである。

 そして最後に称賛すべきは,野呂一生のメロディ・ラインと,それを“具現化”するカシオペアというスーパー・バンドの表現力! この一点に尽きる。

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス / TIME LIMIT5

 『MINT JAMS』の4曲目は【TIME LIMIT】(以下【タイム・リミット】)。


 真に“スリリングな演奏”という言葉は【タイム・リミット】のためにある。この“後がない”緊張感が,笑顔を消し去り,聴覚だけに全神経を集中するよう脳に代わって指令を下す!

 この神保彰ドラミング! エフェクターで加工編集されたとは言え,素材は紛れもなくライブにおける一発録り。
 【タイム・リミット】が持つ驚異的なスピード感は“一人ツイン・ドラム”こと神保彰の手数の多さに負っている。
 とは言え,神保彰の真の凄さは,単なる“十手観音”と言う愛称をはるかに越えたところにある。そう。ブレイク部分の“キメ”で聴かせる“歯切れの良さ”。そしてタムタムハイハットの“明瞭度”は他に類を見ない美しさである。 
 
 野呂一生の“カミソリ・ギター”と,向谷実の“トルネード・キーボード”が疾風のごとく駆け回る!
 44秒からの“ハイパー”キーボードと,それに続くディストーション+エンジン全開なエレキ・ギターが,ガゼン緊迫感を盛り上げる! 正に【タイム・リミット】! 手に汗握る一分の隙もない完璧な演奏である。
 ついに1分46秒からのメンバー全員がテンポアップした“うねり具合”が真にグルーヴィー

 【タイム・リミット】ではしっかり“裏方”を勤め上げた“ミスター・ファンク・ベース桜井哲夫の“見せ場”はラストの3秒間! 2分33秒からの山なりのベースが,まるで“海中火山の爆発”のごとく地底深くから顔を出し,他の3人を凌ぎきっている。

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス / MIDNIGHT RENDEZVOUS5

 『MINT JAMS』の3曲目は【MIDNIGHT RENDEZVOUS】(以下【ミッドナイト・ランデブー】)。


 イエーィ! グルーヴィー! ファンク・ビートに乗ったギターキーボードが,いつもの何倍も“力強く”鳴っている! ここにいるのは“強面の”ファンク・カシオペアだ。

 【ミッドナイト・ランデブー】は,通常営業のカシオペアが有する“明るくさわやか,華やか,キャッチー,軽快”路線とは明らかに異なる。そう。“黒さ&重厚さ”! 分厚い重低音にウーハーが悲鳴を上げてしまう。
 当初は通常営業のカシオペアっぽくないので嫌いだったのだが,だんだんだんだん良くなって,今となってはたまらなくいい!

 桜井哲夫のうなりまくる“ファンクチョッパー・ベースを軸に,今回は向谷実キーボードがリズムを大胆に作っていく! 普段,向谷実のプレイに耳が止まることは少ないのだが【ミッドナイト・ランデブー】では思わず,キーボードの動きを追ってしまう。
 主役はもちろん野呂一生。2分49秒からの“気合いの”ギター・ソロは完全にいってしまっている。

 いっそのこと【ミッドナイト・ランデブー】での異質路線を歩んでくれたら良かったのに…。望む! ファンク・カシオペア

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス / ASAYAKE5

 『MINT JAMS』の2曲目は【ASAYAKE】(以下【朝焼け】)。


 【朝焼け】は超有名! 最近はPOPグループにもカバーされる程のカシオペアの十八番! 【朝焼け】抜きのライブなどあり得ない。
 一度,汐留のプチ復活ライブの際にオープニングで使われていたが,前半はダメ。最後の最後,酒飲み後のラーメンのように【朝焼け】が最後の“締め”でないと納まらない。みんなが納得しない。カシオペア・ファンにとって特別なナンバーなのである。

 説明不要の名曲だけに,何テイクも録音されているが,この『MINT JAMS』の【朝焼け】が一番!
 イントロが流れるだけで興奮し,ギター・ソロに熱狂する…。
 J−フュージョン・ファンで【朝焼け】で燃えない(萌えない?)人は絶対モグリでしょう。

 さて,個人的には当初,2分17秒から20秒までのフレーズをピンポイントで愛していたが,いつ頃からか,実はサビのベース・ラインがことのほか好きなことを自覚した。

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス / TAKE ME5

 『MINT JAMS』の1曲目は【TAKE ME】(以下【テイク・ミー】)。


 【テイク・ミー】は実にエレガントでエクセレント! 決してバラードとは呼べない熱い演奏なのだが,甘く切ないメロディーと向谷実エレピに誘われ,思わず涙してしまう。そんな「パブロフの犬」的な1曲。

 もう出だしのハイハット1発で持っていかれるのだが,中盤,1分47秒から始まる野呂一生の“泣きのギター”まではなんとか持ちこたえられるように訓練してきた。
 しかしそこをクリアーした直後の2分42秒から始まるエレピの連打からのバックの盛り上がり。特に神保彰ドラミングが最高! ここで,いまだハンカチを濡らしてしまう。

CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

カシオペア / ミント・ジャムス5

MINT JAMS-1 よみがえる青春! 管理人にとって,カシオペア抜きに青春など語れない!
 メチャメチャ思い入れがあるのでレビューするのをためらっていましたが,数名の読者の皆さんからリクエストをいただき,背中を押されて?ついに登場!
 でも下手なこと書けないと思うと,筆が重くなるものなんですね。プロのライターは大変でしょうねっ。( ←他人事 )
 こんなプレッシャーは,まだ若かりし頃に書いた,ラヴ・レター以来です。でもこの記事もカシオペアへのラヴ・レターを書くようなもの。全世界へ公開するラヴ・レター。自分で自分にプレッシャーかけてどうするの? では,失笑しないとお約束いただけるのでしたら,以下を“のぞき見”されてもよいですよっ。

 拝啓 カシオペア 様

 私があなたを愛するようになったのは,中1の頃。すっかりフュージョン好きの友達に影響されてしまい,NHK−FMの『セッション’83』をエア・チェックしたのがきっかけでした。
 その頃のあなたは,既にクラスの(フュージョン界の)人気者であり,ギター小僧,ドラ息子たちの“憧れの的”でした。
 最近は“エア・ギター選手権”なるものが話題になっていましたが,私もよくやった口です。カシオペアのエア・カヴァー!
 楽器ができないのは,ある意味有利でした。ある時は野呂さん,またある時は桜井さん,と好き勝手に,しかもワン・トラックの中でメンバー全員になりきることだってできるからです。
 どれか特定の楽器を演っていたなら,こんな楽しみを持つことなどなかったと思います。今も夜中に一人でこっそりと楽しんでいます。ハイ。
 
MINT JAMS-2 そんな私がもっともハマッタのが『MINT JAMS』(以下『ミント・ジャムス』)です。
 あの頃みんな若かった! 音楽に思いの丈をぶつけていた! ライブ録音+スタジオ・ワークということもあり“ほとばしる”パワーが見事に封入されたCDでした。
 そうです。『ミント・ジャムス』はあなた様の代表作であるばかりか,J−フュージョンの不朽の名盤として,代々語り継がれてゆくことでしょう。
 あなたと共に過ごした青春時代を忘れません。素敵な贈り物をありがとう。
敬具
セラビー

  01. Take Me
  02. Asayake
  03. Midnight Rendezvous
  04. Time Limit
  05. Domino Line
  06. Tears of the Star
  07. Swear

(アルファ/ALFA 1982年発売/32XA-112)
(ライナーノーツ/野呂一生,宮住俊介)

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ジョン・コルトレーン / バラード / ALL OR NOTHING AT ALL3

アナログレコード

 『BALLADS』の4曲目は【ALL OR NOTHING AT ALL】(以下【オール・オア・ナッシング・アット・オール】)。


 『BALLADS』のCD化にあたり,9曲目【アップ・ゲインスト・ザ・ウォール】の扱いについて議論されたことがある。
 つまり【アップ・ゲインスト・ザ・ウォール】が,ミディアム・テンポの“ブルース”であるため『BALLADS』に追加収録するのは,是か非か,という議論である。
 しかし管理人に言わせれば,その議論は無意味である。なぜなら“アラビア風”の【オール・オア・ナッシング・アット・オール】が既にオリジナルに含められているからである。
 【アップ・ゲインスト・ザ・ウォール】を外すのなら【オール・オア・ナッシング・アット・オール】も外さねばならない。当然外すべきである。
 それ位【オール・オア・ナッシング・アット・オール】は『BALLADS』の中で“異彩”を放っている。

 ライナーノーツにもこんな一文がある。「【オール・オア・ナッシング・アット・オール】の出だしで2回程失敗した以外は,ほぼ完璧なセッションだった」。
 やはりこのトラックだけは難曲。さすがのコルトレーン・カルテットでも手こずったらしい。その“跡”が録音に表われている。

 ジョン・コルトレーンテナー・サックスが鳴っている間は気にならないが,コルトレーン“抜き”の音がいただけない。“アラビア風”アレンジが原曲とアンマッチ!
 と言うのも,イントロとアウトロでのマッコイ・タイナーエルヴィン・ジョーンズの“黒さ”それも“完全な地黒”が邪魔をしている。
 何も目くじら立てる程でもないのだが『BALLADS』の,この並びで聴かされるのが辛い。今後ご勘弁を…。

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JOHN COLTRANE QUARTET
JOHN COLTRANE : Tenor Sax
McCOY TYNER : Piano
JIMMY GARRISON : Bass
ELVIN JONES : Drums


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ジョン・コルトレーン / バラード / TOO YOUNG TO GO STEADY5

アナログレコード

 『BALLADS』の3曲目は【TOO YOUNG TO GO STEADY】(以下【トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ】)。


 【トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ】でのジョン・コルトレーンの情感といったら…。間の取り方といい,フレーズの崩し方といい,もうたまらない。
 音色にしてもテナー・サックスというよりもアルト・サックスに近い。しかしほんの少しだけ聴こえる“テナーっぽさ”が,これまた,たまらない。
 ある意味【トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ】一曲に『BALLADS』の魅力が全て凝縮されたとも言える,それ位の名演

 2分4秒からのマッコイ・タイナーピアノ・ソロを挟んで,コルトレーンのソロを前半,後半に分けるとすれば,前半は“内に秘めた美しさ”,後半はそのふつふつとした情感が“表に現われた美しさ”と言えるだろう。
 前半と後半では趣が大いに異なっているが,それがマッコイピアノで見事に一つに束ねられ『BALLADS』の“裏”ハイライトとなっている。実に素晴らしい。
 
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ジョン・コルトレーン / バラード / YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS5

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 『BALLADS』の2曲目は【YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS】(以下【ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ】)。


 【ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ】(邦題【恋の味をご存知ないのね】)を是非聴いてほしい。
 甘いメロディーをいかにも甘くプレイするのではなく,ジョン・コルトレーンはノンビブラートでストレートに吹く。バラードには不釣り合いな“ドライ”な情感とでも呼んでおこう。
 ここが管理人の推す“コルトレーン・バラードの本質”である。

 1分20秒からの曲想に注目してほしい。甘いテーマからエモーショナル・ビートへと変化するが,ジョン・コルトレーンは決して強くは吹かずに,ささやくように,哀しげにテナー・サックスを吹いている。
 それゆえジョン・コルトレーンの情感の変化が,ほんの少しの音量,ほんの少しのスピードの変化に如実に顕われているようであり,ファンとしては“たまらない”。
 時たま鳴り響く“かすれた歌声”が,これまた“たまらない”のである。
 
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JOHN COLTRANE : Tenor Sax
McCOY TYNER : Piano
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ジョン・コルトレーン / バラード / SAY IT (OVER AND OVER AGAIN)5

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 『BALLADS』の1曲目は【SAY IT (OVER AND OVER AGAIN)】(以下【セイ・イット】)。


 管理人は,いつでも・どこでも・何をしていても,このトラックにやられてしまう。【セイ・イット】のワンフレーズが流れるだけで,ジャズの“甘〜い”世界へとトリップしてしまう。
 これは初恋の味? ミルキーの味? 自分自身でもよく分からないが【セイ・イット】が流れ終わるまでは“金縛り”にあったかのごとくフリーズしてしまう。何も手につかなくなってしまう。

 ゆえに【セイ・イット】の“ここがどうのこうの”と解説する気など全く起こらない。たった一言。エモーション! それだけ!

 にしようと思ったが,自称ジャズ批評家としての“虫”がどうしても疼いてしまった。
 え〜と,ジョン・コルトレーンの出来は完璧+1分56秒からのマッコイ・タイナーの“溜めに溜めまくった”ピアノ・ソロが快感!
 
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JOHN COLTRANE : Tenor Sax
McCOY TYNER : Piano
JIMMY GARRISON : Bass
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ジョン・コルトレーン / バラード5

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 「シーツ・オブ・サウンド」と形容されるように,ジョン・コルトレーンの特徴は“激しくもメロディアスなブロー”にある。
 しかし少数派ではあるが,ジョン・コルトレーンの本質はバラードにある,と主張する人々もいる。かく言う管理人もその一人である。

 ジョン・コルトレーンこそ,テナー・サックスの王者である。後に続くテナー・サックスの実力者が皆,ジョン・コルトレーンから影響を受けた,と公言している。
 しかし彼ら“コルトレーン派”が真似できたのは,ジョン・コルトレーンの“激しくもメロディアスなブロー”という一面であって,彼の内面を如術に表現したバラード作品には当てはまらない。
 そう。ジョン・コルトレーン特有の世界を“堪能”するには,ここに紹介する『BALLADS』(以下『バラード』)なのである。

 『バラード』には“棚ボタ”的な制作エピソードが残されている。
 この時期,たまたまジョン・コルトレーンのマウスピースの調子が悪かったらしく,コルトレーンの求める“全速力”の演奏ができなかったらしいのだ。そこでバラード! 
 レコード会社にとっても,ジョン・コルトレーンの行き過ぎたスタイルが一般のジャズ・ファンに受け入れられず,売上げの鈍りを危惧していた。正に“渡りに船”。なにはともあれ,この偶然とも安易とも言える“世紀の大発想”のおかげで,私たちは“奇跡のバラード”を手にすることができたのだ。

 発売当時のアメリカでは,ジョン・コルトレーンのイメージからして“軟弱なアルバム”と決めつけられていたらしい。しかしそれはファンの勝手な思い違いというもので,このCDから聴こえてくるのは,むしろ彼の“強さ”である。
 世のファンに求められていることとも,レコード会社に求められていることとも違う,自分のポリシーに忠実な演奏! これを全うするには内面に大きな力が必要だ。そこでジョン・コルトレーンは曲の魅力をストレートに,素直に表現した。ゆえにかえって心に訴える。そんなプレイである。

 最後に軽いエピソードを一つ。
 管理人の友達に大のオーディオ・マニアが一人いる。その彼もジョン・コルトレーンが大好きだ。彼は車の中でもコルトレーンを聴いている。しかし自分の望むコルトレーンの音が聴こえてこない。ついにカー・オーディオの大改造。総額100万円だそうだ。
 その彼がオーディオ・チェックとして『バラード』を選んだ。彼にとっては『バラード』から聴こえてくるテナーのトーンこそが,ジョン・コルトレーンの“音”そのものなのである。

(1961,1962年録音/MVCI-23006)

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パット・メセニー・グループ / 想い出のサン・ロレンツォ / APRIL JOY4

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 『PAT METHENY GROUP』の5曲目は【APRIL JOY】(以下【エイプリル・ジョイ】)。


 【エイプリル・ジョイ】は4曲目【エイプリル・ウィンド】の組曲として語られることが多い。
 もちろん,タイトルからしてもCDの構成からしても,それが“正解”ゆえ異論を唱えるつもりなどないのだが,全体として感じる曲のテイストは【エイプリル・ウィンド】よりも,2曲目【フェイズ・ダンス】に近いかな?

 実際に曲の後半で【フェイズ・ダンス】のフレーズが割って入ってくる。それで何分何秒からフィルインするのか調べてみようと,繰り返し聴いてみる。
 しかしそんなの無意味! 毎回【エイプリル・ジョイ】のメロディ・ラインに注意を奪われ,何分何秒からなのかは判別不能。あきらめざるを得なかった。この辺りが【エイプリル・ジョイ】の魅力である。
 よろしければ読者の皆さんにも,是非挑戦して欲しい。そして結果をお教いただければ,これ幸い。ただし相当な集中力が求められますが…。

 【エイプリル・ジョイ】は2部構成。4分8秒からのシンセによって第2幕が切って落とされるが,このライル・メイズの奏でるテーマが,ボディ・ブローのごとく“じわじわと”身体に効いてくる。
 第1部のイントロがまたいい。メロディアスなマーク・イーガンベース・ソロからパット・メセニーギター・ソロへのつなぎっぷりが最高。二人ともよく歌っている。

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PAT METHENY GROUP
PAT METHENY : 6-and 12-String Guitars
LYLE MAYS : Piano, Oberheim Synthesizer, Autoharp
MARK EGAN : Bass
DAN GOTTLIEB : Drums


想い出のサン・ロレンツォ
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パット・メセニー・グループ / 想い出のサン・ロレンツォ / APRIL WIND4

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 『PAT METHENY GROUP』の4曲目は【APRIL WIND】(以下【エイプリル・ウィンド】)。


 【エイプリル・ウィンド】は,パット・メセニーギター独奏であるが,12弦の“華やかさ”にまず惹かれ,聴き込む度に“完成された”曲の構成に舌鼓を打つ。思いの外,聴き応えのあるトラックである。

 全編12弦なので,より繊細な“ギタリスト”としてのパット・メセニーを楽しめる! 静かなプレイなのだが,終盤,1分36秒から41秒の一鳴きが,妙に熱い。さすがのジャズギターである。
 
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PAT METHENY GROUP
PAT METHENY : 6-and 12-String Guitars


想い出のサン・ロレンツォ
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パット・メセニー・グループ / 想い出のサン・ロレンツォ / JACO5

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 『PAT METHENY GROUP』の3曲目は【JACO】(以下【ジャコ】)。


 【ジャコ】はJAZZY! にわかフュージョン・ファンの中には,パット・メセニー・グループジャズではない,と言い切る人たちもいますが,このトラックを知る人からは,本当にPMGを聴いているのだろうか,と失笑されてしまいます。ご注意ご注意!

 【ジャコ】でのパット・メセニーギターが素晴らしい。フロントでもバックでもしっかりとフレーズを刻み込んでいく。
 ジャコ・パストリアスに捧げたナンバーらしく,2分34秒から始まるマーク・イーガンベース・ソロには目を見張るものがある。
 パット・メセニー・グループベーシストマーク・イーガンの“エレガント”なプレイが一番似合っていると思うのは,管理人だけでしょうか?

 個人的には4分38秒からのノリが最高に好きで,何度でもリピートしてしまう。エンディングの“キメ”がめちゃカッコイイです。

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PAT METHENY GROUP
PAT METHENY : 6-and 12-String Guitars
LYLE MAYS : Piano, Oberheim Synthesizer, Autoharp
MARK EGAN : Bass
DAN GOTTLIEB : Drums


想い出のサン・ロレンツォ
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パット・メセニー・グループ / 想い出のサン・ロレンツォ / PHASE DANCE4

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 『PAT METHENY GROUP』の2曲目は【PHASE DANCE】(以下【フェイズ・ダンス】)。


 【フェイズ・ダンス】は超人気! 管理人の周りのメセニー・ファンに言わせると,パット・メセニー・グループでは絶対に外せないトラックとのこと。
 印象的なイントロと6分を過ぎたあたりの盛り上がりが受けているのだろう。パット・メセニー自身も【フェイズ・ダンス】がお気に入りのようだし,全く不満は感じさせない。

 が,特筆すべきトラックでもない,と思っている。管理人的にはパット・メセニー・グループなら【フェイズ・ダンス】レベルの曲はごまんとある,となってしまう。
 抜きん出た“何か”は感じない。特に思い入れもない。
 
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PAT METHENY GROUP
PAT METHENY : 6-and 12-String Guitars
LYLE MAYS : Piano, Oberheim Synthesizer, Autoharp
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想い出のサン・ロレンツォ
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パット・メセニー・グループ / 想い出のサン・ロレンツォ / SAN LORENZO5

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 『PAT METHENY GROUP』の1曲目は【SAN LORENZO】(以下【想い出のサン・ロレンツォ】)。


 【想い出のサン・ロレンツォ】を一言で表現するなら,それは“歓び”!
 新緑の季節を迎える大地のイメージかな。新たな生命が躍動する息吹とでも申しましょうか,2分50秒から3分42秒までのフレーズは“鳥のさえずり”のごとく,4分5秒からのパット・メセニーギターは“クジラのダンス”のごとく…,4分50秒からのライル・メイズキーボードには子供の頃に夢見た“完璧な未来”をイメージしてしまう…。

 こんな何とも抽象的な表現では【想い出のサン・ロレンツォ】の良さが伝わらないかもしれませんが,イントロ一発で“トリップ”してしまう体質が出来上がってしまった管理人としては,別に共感していただかなくてもいいか,と思っております。

 【想い出のサン・ロレンツォ】でのパット・メセニーライル・メイズの関係は4:6。ライル・メイズのセンスがとにかく光っている。
 例えば8分55秒から始まる,このトラックでの唯一のシンセの長押し。この演出が効きまくっている! 特筆すべきはアウトロでの“一鳴き”。もう終わったと思ったところでぐっとくる!

 とにかく一聴いただければ,今日のストレス,重苦しさから解放されてしまう。単なるヒーリング・ミュージックではない,ジャズフュージョンの“癒し系”。就寝前に“超”お奨めのトラック!

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PAT METHENY GROUP
PAT METHENY : 6-and 12-String Guitars
LYLE MAYS : Piano, Oberheim Synthesizer, Autoharp
MARK EGAN : Bass
DAN GOTTLIEB : Drums


想い出のサン・ロレンツォ
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パット・メセニー・グループ / 想い出のサン・ロレンツォ5

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 読者の皆さんは,ある音楽を耳にして映像のイメージが脳裏に浮かび上がる,という経験をしたことがおありですか?
 よくある過去の出来事と当時流れていた音楽とのフラッシュバックとは別の話です。風景でなくとも,色とか空気感とか香りとか…。抽象的なイメージの話。

 管理人がパット・メセニーについて語る時はどうしても,この手の話しになってしまう。伝わらない人には全く伝わらないけれど,分かる人には分かる的な…。

 じゃあ,いきますよ。北欧の透明感ある空気を胸いっぱい深呼吸した“すがすがしさ”。晴れわたった,でも絵画的な雲はあって,時間帯は夕陽かな? 森の中のようでもあり,見渡す限りの地平線も広がっていて,ゆったりと時間が流れているような…。うん。すごい贅沢な時間。こんな感じです。
 もちろんCDによって多少の色合いや質感の変化は感じるものの,基本的に,管理人の中でのパット・メセニーはいつでもこんな感じなのです。どうです? 同じ風景を描くことができますか? あっ,まだ聴いたことがない人には当然理解不能なお話でしたね。

 でもこの紹介の仕方,かなり気に入っているんです。そして結構好評なんですよ!
 当然,人それぞれ脳裏に浮かび上がる映像は違うんです。ある人にとっては,しとしとと降る雨音だったり,春先の暖かい空気や息吹だったり,逆に秋のもの悲しさであったり,緑とかオレンジとかって言った人もいました。でも皆さん,なんらかのイメージを感じたという点では共通しているんです。

 管理人が普段CDを聴く時にイメージするのは,そのアーティストが目の前で演奏している姿! 真剣にCDに魂を吹き込もうとしている姿!
 音で感動する時はいつでも,きっとこんな感じで録音したんだ,と。まあ,こちらも勝手な思い込みなんですけどね…。

 それで思うんですけど,自分の中で風景をイメージできるCDって実は少ないんです。風景をイメージできるって,もの凄いクリエイティブなことなんでしょうね。
 本当,パット・メセニーは,ギタリストである前に,ジャズメンである前に,まず偉大な音楽家,芸術家なのです!

 『PAT METHENY GROUP』(以下『想い出のサン・ロレンツォ』)はパット・メセニー・グループ名義のファーストCD
 パット・メセニーのアルバムには,ソロ名義とグループ名義の2系統が存在する。グループ名義の音楽は“盟友”ライル・メイズとの“コラボレーション”が特徴と言える。
 『想い出のサン・ロレンツォ』でもライル・メイズの活躍が素晴らしい。堂珍&川畑のケミストリーを超える,本家ケミストリーである。ジャズ界で言えば,ビル・エヴァンススコット・ラファロね。そこんとこ,よ・ろ・し・く。
 パット・メセニーが骨組みを描いた白黒のキャンパスにライル・メイズが絶妙な彩りを添えていく! これがパット・メセニー・グループが織りなす繊細な映像世界!

 では皆さんも『想い出のサン・ロレンツォ』で,最高のジャズフュージョン,最高の映像世界へと旅立ってみませんか?

(1978年録音/UCCE-9029)

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