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ジャズ/フュージョン批評ブログ CDレビューBLOG:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2006年05月

『DEWDROPS』の9曲目は【PROPHET VOYAGER】。  アルバム・ラストの【PROPHET VOYAGER】で,初めて桜井哲夫のベース・ソロが炸裂している。  …といっても超絶チョッパー・ベースのショーケースではなく,指弾きとしての桜井哲夫 ...

『DEWDROPS』の8曲目は【JESTER’S DANCE】。  【JESTER’S DANCE】は,子供が今にも飛び出してきそうなコミカルな音造り?で,全然似てはいないのだが,イメージとしては「ゴースト・バスターズ」っぽい実験作,というよりも音遊びし ...

『DEWDROPS』の7曲目は【VENUS】。  【VENUS】は,子供時代の宝物のような1曲。大事にしていた宝箱を開けたら流れるオルゴールのようなストリングスのような金属弦の音色の響き。なのにどうしようもなくハートフルな響きのバラード。  ゆったりと抜 ...

『DEWDROPS』の6曲目は【EARTH CALLING SPACE】。  【EARTH CALLING SPACE】の聴き所は,大野えりの硬派でハードなヴォーカルと桜井哲夫のフレットレス・ベースの絡みである。  2分6秒から始まる大野えりと桜井哲夫の ...

『DEWDROPS』の5曲目は【TENSION】。  【TENSION】の聴き所は山川恵津子のエロチックなヴォーカルに尽きる。  楠木勇有行がリードする男女ツイン・ヴォーカル・ナンバーなのだが,楠木勇有行は山川恵津子の完全なる「露払い」役である。  1分 ...

『DEWDROPS』の4曲目は【KIMONO】。  【KIMONO】こそが“劇薬”であり『DEWDROPS』の“象徴”である。  実にヘンテコで,聞かなくてもいいはずなのトラックに,なんだかどうしても聞きたくなるし,どうしても気になってしまうしそそられる〜 ...

『DEWDROPS』の3曲目は【NIGHT DEW】。  桜井哲夫のソロ・アルバムに期待していたのは【NIGHT DEW】のような,ギター・フュージョン・ナンバー。  アルバムの楽曲は聴き続けているうちに自然と全曲大好きになったのだが『DEWDROPS』の ...

『DEWDROPS』の2曲目は【IN THE DISTANCE】。  【IN THE DISTANCE】は,カシオペア繋がりの楠木勇有行の朴訥で,しかし優しく語りかけるようなヴォーカルの表情とバック・サウンドの暗めの音造りがチリバツで,ディープでポップな ...

『DEWDROPS』の1曲目は【REFRESH!】。  【REFRESH!】を聴くと,本当に【REFRESH!】できる!  「パー,パーラヤッパッパー,パヤパー♪」のコーラス前のイントロの10秒間だけで気分アゲアゲ! 宮崎全弘のタイトなドラミングと浜口 茂 ...

 『DEWDROPS』については,元カシオペアの桜井哲夫のファースト・ソロと紹介するより,元シャンバラの桜井哲夫のファースト・ソロと紹介する方がふさわしいと思っている。  『DEWDROPS』はテクニカルなインスト・メインではない。『DEWDROPS』の ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の9曲目は【THE FRUIT】(以下【ザ・フルーツ】)。  【ザ・フルーツ】での“ピアノの様変わりの速さ”と言ったら,逆ドリアン級!?( ← 熟れるのが早いと言いたいのですが,例えが浮かびませ〜ん。) ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の8曲目は【HALLUCINATIONS】(以下【ハルシネイションズ】)。  【バドゥ】としてマイルス・デイビスによってトリビュートされた【ハルシネイションズ】は意外なほど“あっさり系”である。 ← そ ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の7曲目は【DUSK IN SANDI】(以下【ダスク・イン・サンディ】)。  【ダスク・イン・サンディ】は,バド・パウエルの“芯の強さ”が音に表われたバラードである。  一歩も引かない,たじろがない,凛 ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の6曲目は【OBLIVION】(以下【オブリヴィオン】)。  【オブリヴィオン】は,小気味良さ! ゆったりと構え,堂々とテーマを奏でるバド・パウエルに“心酔”してしまう。  ピアノが弾けない管理人でも【オ ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の5曲目は【PARISIAN THOROUGHFARE】(以下【パリの目抜き通り】)。  【パリの目抜き通り】の聴き所は,この“キャッチーなメロディ”を疾走する,バド・パウエルの“悠々”としたプレイ!   ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の4曲目は【HALLELUJAH】(以下【ハレルヤ】)。  聖書で【ハレルヤ】とは「あなた方はヤハを賛美せよ」という意味の,全宇宙の創造者への賛美の表現である。  ここでバド・パウエル! 偉大なジャズ・ピ ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の3曲目は【TEA FOR TWO(ALTERNATE TAKE)】(以下【ティー・フォー・トゥー(別テイク)】)。  こう立て続けに【ティー・フォー・トゥー】を聴かされると,たとえバド・パウエルの崇拝 ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の2曲目は【TEA FOR TWO】(以下【ティー・フォー・トゥー】)。  【ティ・フォー・トゥー】はピアノ・トリオでの演奏であるが,実質ベースとドラムは“お飾り”である。  ベースとドラムの創り出す安定 ...

『THE GENIUS OF BUD POWELL』の1曲目は【TEA FOR TWO(ALTERNATE TAKE)】(以下【ティー・フォー・トゥー(別テイク)】)。  【ティー・フォー・トゥー(別テイク)】の淀みなく流れ続ける“超絶アドリブ”は,正に ...

 管理人にとっての“高嶺の花”,それは小林香織でも矢野沙織でも,はたまたミキティーでも石原さとみでも長澤まさみでもなく…。  うさんくさい・ブ男“狂気の天才”バド・パウエルである。  “パウエル派”の創始者であるバド・パウエルこそ,モダン・ジャズ史上,最高 ...

『AN INSATIABLE HIGH』の7曲目は【GOOD(BAD?)OLD DAYS】。  【GOOD(BAD?)OLD DAYS】は高中正義版,ラリー・カールトンの【SLEEPWALK】である。  その昔「クロスオーバーイレブン」のテーマ曲=アジム ...

『AN INSATIABLE HIGH』の5曲目は【M5】。  『AN INSATIABLE HIGH』の5曲目だから【M5】なのだろう。  思うに,仮タイトルが【M5】であって,いろいろ考えて1週回って【M5】になった感じ? 読者の皆さんも聴けば納得。聴 ...

『AN INSATIABLE HIGH』の2曲目は【MALIBU】。  実に高中正義“らしい”【SEXY DANCE】に続くのが,実に高中正義“らしくない”【MALIBU】である。  高中正義の“最高傑作”【MALIBU】の肝は高中正義のソングライティン ...

『AN INSATIABLE HIGH』の1曲目は【SEXY DANCE】。  「ジェントル・ソウツ」と「タワー・オブ・パワー」がバックで豪華に盛り上げる高中正義「王道」の【SEXY DANCE】は,個人的にはかなりの名曲だと買っているのだが,高中正義の ...

 インスト好きなら誰もが接したであろうギタリストが一人いる。絶対に避けて通ることのできないギタリストが1人いる。  そう。高中正義というギタリストはジャズやフュージョンというカテゴリーを超越したギタリストである。高中正義は「高中正義というジャンル」のギタリ ...

『LEFT ALONE』のの6曲目は【THE WAY HE REMEMBERS BILLIE HOLIDAY】(以下【ビリー・ホリデイを偲んで】)。  【ビリー・ホリデイを偲んで】は,プロデューサーのテディ・チャールズが聞き手となって,マル・ウォルドロン ...

『LEFT ALONE』の3曲目は【YOU DON’T WHAT LOVE IS】(以下【恋とは何でしょう】)。  ビリー・ホリディの愛唱歌と言えば,管理人にとっては【恋とは何でしょう】である。ビリー・ホリディの“お抱え”ピアニストであったマル・ウォルドロ ...

『LEFT ALONE』の2曲目は【CAT WALK】(以下【キャット・ウォーク】)。  【キャット・ウォーク】での,マル・ウォルドロンのピアノが最高である。  特にテーマを鳴らしきる“くだり”の22秒から34秒あたりのフレーズがいい。そして55秒から一気 ...

『LEFT ALONE』の1曲目は【LEFT ALONE】(以下【レフト・アローン】)。  【レフト・アローン】こそ“ジャズの代名詞”と言い切っても過言ではない! このトラックは大方の日本人なら,まず“嗚咽”してしまうのではなかろうか?  ジャズ・ファン ...

 伴奏楽器と言えばピアノであろう。そして“百戦錬磨のピアノ伴奏者”と言えば,管理人の中では“ご存知”マル・ウォルドロンである。  あっ,こう言った紹介をしてしまうと,マル・ウォルドロンは生涯を通じて伴奏者をしていたように思われるかも…。  正確にはビリー・ ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

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