アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2006年07月

ハンク・モブレー / ハンク・モブレー・セクステット4

 ハンク・モブレーは“お人好し”である。メチャいい人! こう書くと,首を縦に振る人がいることは分かっている。
 首を縦に振る人の大半は,モブレーの代表作『ソウル・ステーション』の愛聴家であろう。ソフトで控え目で繊細で心温まる“アンニュイ”なハンク・モブレー! これぞジャズ・ファンにとっての“癒やし”の名盤である。

 ハンク・モブレーは“お人好し”である。メチャいい人! こう書くと,首を横に振る人がいることも分かっている。
 首を横に振る人の大半は,B級ハード・バッパーとしてのハンク・モブレー・ファンであろう。アグレッシブなブルース調で“ブイブイ”吹きまくる! 確かに“強面”のハンク・モブレーこそ,ハード・バップ・テナーの大スター! 生涯ハード・バッパーであり続け,自己の音楽スタイルを貫き等した“姿勢”においても“ハード”な人に違いない。

 さて,ここで再度宣言する! ハンク・モブレーは“お人好し”である。メチャいい人! この宣言はハンク・モブレー=“強面”ハード・バッパーと“思い込んでいる”読者に向けての言葉である。
 今回はハンク・モブレー=“強面”支持者が,その持論の根拠とする『HANK MOBLEY WITH DONALD BYRD AND LEE MORGAN』(以下『ハンク・モブレー・セクステット』)を例に,管理人の“お人好し”持論を展開してみよう。

 『ハンク・モブレー・セクステット』は,ブルーノート(12インチ)におけるハンク・モブレーの初リーダー作! 初リーダー作と来れば“自分がいかに目立つか”が相場であろう。
 しかし『ハンク・モブレー・セクステット』の売りは,ドナルド・バードリー・モーガンの豪華な共演にある! “ポスト・ブラウニー”を狙う,若き2人の天才トランペッターが“火花散らした”アドリブ合戦を繰り広げる!
 「この2人のどちらが凄いか?」論議が沸騰している最中での起用である。当然,話題は2人のトランペッターに集中し,肝心のリーダー=ハンク・モブレーは“ついで&おまけ”扱いである。全ては予想通りの霞ヶ関…。

 ドナルド・バードリー・モーガンの参加については,プロデューサーであるアルフレッド・ライオンの意向もあったであろうが,それでも自分以外に世間の注目が集まることが「見・え・見・え」の中,打診を快く受け入れ,3管セクステット用の新曲まで書き下ろした“奇特な人”。恐らくレコーディング中は,自分の両脇にいる“年下タレント”の熱演に“ニンマリ笑顔”だったに違いない。
 ねっ,ハンク・モブレーって“お人好し”でしょ? メチャいい人でしょ?
 
 加えて,モブレー=お人好し説にはもう一つ理由がある。モブレー=強面説の根拠とされているように『ハンク・モブレー・セクステット』での,ハンク・モブレーの演奏は強い! 敬愛するソニー・スティットばりのストレートなフレージングが“乱舞”する!
 管理人は『ハンク・モブレー・セクステット』を一聴した時,正直とまどった。これが『ソウル・ステーション』と同じテナー奏者の演奏とは思えなかった。

 あのソフトで控え目で繊細で心温まる“アンニュイ”なハンク・モブレーの姿はない。ここにいるのは,周りの人に嫌でも自分を合わせてしまう“お人好し”のテナー・マン。
 一人きりだと静かなのに,共演者が“ワッ”といくと,行く気がないのについて行ってしまう。周りに“つられて”心にもない強面フレーズを繰り出してしまう。自分の個性を押し殺し“ついつい”周りに合わせてしまう。

 『ハンク・モブレー・セクステット』での,ハンク・モブレーは“強面”ハード・バッパーに聴こえるが,これは“お人好し”の裏返し。 
 やはり聴き所は3管なのに2管! そう。ハンク・モブレーが全てをお膳立てし“ナイス・アシスト”を決めた,ドナルド・バードリー・モーガンアドリブ合戦に違いない。

  01. TOUCH AND GO
  02. DOUBLE WHAMMY
  03. BARREL OF FUNK
  04. MOBLEYMANIA

(ブルーノート/BLUE NOTE 1957年発売/TOCJ-1540)
(ライナーノーツ/レナード・フェザー,上条直之,高橋徹)

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安藤 まさひろ / メロディー・ブック / EYES OF THE DRAGON (OVERTURE)4

 『MELODY BOOK』の1曲目は【EYES OF THE DRAGON(OVERTURE)】(以下【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】)。

 
 ザ・スクェア・ファンの読者なら,1曲目と9曲目のトラック名が同じで,1曲目が9曲目の“チラリズム”という構成を見て『ADVENTURES』を思い浮かべるかもしれない。そう。ザ・スクェア初の大ヒット・アルバムである。
 つまり【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】は,安藤まさひろにとっては【アドヴェンチャー】的位置付けと見た!
 仮にそうではないとしても,無意識にそうしていたとしたら“大ビンゴ”! ビンゴの方がうれしいので,この推論が外れていますように…。 ← 管理人の文脈の方が本論を外れている…。

 【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】は,7/8拍子という変拍子に上を,それはそれは“白馬の王子様”のように素敵な,極上のメロディー・ラインが自由に駆け巡っていく!
 37秒からのテーマ1と53秒からのテーマ2が繰り返し交錯し,うねうね前進する感じが“ドラゴン”ぽくて,気持ちいい。
 管理人の中での,この“ドラゴン”のイメージは「まんが日本昔ばなし」のオープニングに登場する“坊や”を背中に乗せた龍! さあ【アイズ・オブ・ザ・ドラゴン(オーヴァチュア)】の背中に乗って,いざ“安藤ワールド”探検の扉を開きましょ。

 ん? 白馬なのか,龍なのか? お好きな駄獣をお供に…。 

MASAHIRO ANDOH : Electronic Guitar, Acoustic Guitar
MASANORI SASAJI : Synthesizers, Keyboards
DAREK LANE JACKSON : Bass
JUN AOYAMA : Drums

安藤 まさひろ / メロディー・ブック5

MELODY BOOK-1 相当昔の話なので,うろ覚えで申し訳ないのだが,インパクトだけは忘れないTV番組のお話。
 タモリ司会でカシオペアザ・スクェアのTV初共演を見た。雑談がメインで,セッションはあったようななかったような…。

 肝心のセッションは忘れてしまっても,こんなトークの“オチ”だけは今でも鮮明に覚えている。「カシオペアはメンバーの出入りがほとんどないのに,スクェアは出入りが激しいですね。これはリーダーの“人徳”の差?」。
 実際は“絶対に”そんなことはないのだろうが,安藤まさひろも苦笑するしかなかったようだ。安藤まさひろとは“旧知の仲”ゆえの“ほのぼの”としたやりとりであったが,ナイスなツッコミのタモリはさすが。一人で超ウケテシマッタ。

 この時タモリからのフォローはなかったと思うので,ここで管理人からのフォローを…。
 「人をつなぎとめるのは苦手でも,実力派ミュージシャンを“集め寄せる魅力”と“才能発掘の才”はたっぷりなんですよ。ねっ,安藤さん!」 ← フォローになっていない?

 そんな安藤まさひろの“誘引力”たっぷりなエキスが詰め込まれているのが,安藤まさひろのファースト・ソロ・アルバム『MELODY BOOK』(以下『メロディー・ブック』)である。

 『メロディー・ブック』は“ギタリスト安藤まさひろ”以上に“メロディー・メーカー・安藤まさひろ”の特徴を全面に押し出している。
 そう。安藤まさひろのルーツはビートルズ。『メロディー・ブック』の全9トラックは,フュージョン・ファンだけではなく,ポップス,ロック・ファンにも訴える,キャッチーな“安藤メロディー”のオン・パレードである。

 そう聴こえてしまうのは,笹路正徳のアレンジによるところが大きいのかも? この2人の組み合わせが,殊の外『メロディー・ブック』をポップ・アルバムにクリエイトした一因であろう。

 『メロディー・ブック』のもう一つの聴き所は,バリバリのギター・プレイ! 安藤まさひろは日本を代表する“生粋の”ギタリスト! ギター小僧の“教則”と呼ぶにふさわしい,ハイ・テクニックなアドリブの連続を楽しめる。

MELODY BOOK-2 さて,スクェア・ファンの焦点は,バンドとソロ作での音の違いであろう。管理人の意見としては“スクェアそのまんま”だ。

 伊東たけしの“失敗?”で懲りたので『メロディー・ブック』が,ザ・スクェアのニュー・アルバムであるかのような“淡い期待”を捨てたのが良かったのかも…。
 “恐る恐る”聴き始めたがまるで違和感なし! ボーカル入りが2曲もあるがそれも全く気にならない。

 『メロディー・ブック』の80%は“スクェア・サウンド! ブラインドして“スクェアの新作”と紹介しても信じてもらえることだろう。やっぱり安藤まさひろザ・スクェアの“屋台骨”。人徳が薄くとも(冗談です)ザ・スクェアのリーダーは安藤まさひろなのだ。

 仮に読者の皆さんがザ・スクェア・ファンでもなく,フュージョン好きでもなく,ギター小僧でもない“堅物”だとしても,真の音楽ファンならきっと心から楽しめる! 今夜も『メロディー・ブック』の残り香が,次のバンド・メンバーを集め寄せる。
 管理人もすでに安藤まさひろの魅力に首ったけ。早く捕獲して欲しいものである。(T−スクェアライナーノーツ担当希望!)

  01. EYES OF DRAGON (OVERTURE)
  02. HARLEQUIN
  03. CHARLIE & IDOL
  04. THE BOGI CLUB
  05. ROMANCE
  06. SMART BUNNY
  07. ANOTHER NIGHT
  08. SUSPICIOUS STORY
  09. EYES OF THE DRAGON

(CBSソニー/CBS/SONY 1986年発売/32DH-454)

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渡辺 貞夫・ライヴ・アット・ブラバス・クラブ・'85 / パーカーズ・ムード / EVERY THING HAPPENS TO ME5

 『PARKER’S MOOD』の2曲目は【EVERYTHING HAPPENS TO ME】(以下【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】)。


 【エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー】は,泣きたいくらいに“センチメンタル”。鈴木宗男じゃあるまいが,ものの30秒で目頭が熱くなってしまうのだ。
 これだけは自分ではどうにもコントロールできない。もはや“病気”である。

 おっと,正確にはジェームス・ウィリアムスの,それはそれは静かなムーディ・ピアノ渡辺貞夫が乗っかってくる,47秒での一吹きにある。
 このピアノに,このアルト・サックス! 加えてベースドラムも時を刻み始める。全てがこの一瞬のためにある!
 
 後は渡辺貞夫の描き出す,最高のジャズ・バラードに身をゆだねるだけ…。
 “同じ日本人だから”というのが理由であるとしか思えない程,管理人の心が“共鳴”してしまう。このアルト・サックスの音色こそ,管理人だけの“宝物”である。管理人以外は“不感症であってほしい”と切に願うくらいに美しい。美しすぎる!
 流れるようなアルト・ソロの中で,一瞬だけ,4分38秒でフレーズに力が入っている。ナベサダ自身もここでグッと来たんだろうなぁ。このトラックをナベサダも愛してやまないのであろう…。

 ついに5分9秒を迎える。ジェームス・ウィリアムスピアノ・ソロが始まると同時に,涙腺が我慢の限界を越えてしまう。
 男泣きである…。もうこれ以上語り合うのはやめましょう…。

SADAO WATANABE : Alto Sax
JAMES WILLIAMS : Piano
CHARNETT MOFFETT : Bass
JEFF WATTS : Drums

レッド・ガーランド / グルーヴィー / C JAM BLUES5

アナログレコード

 『GROOVY』の1曲目は【C JAM BLUES】(以下【C ジャム・ブルース】)。


 イエーイ,イッツ,グルーヴィー! 【C ジャム・ブルース】が流れ出すと,思わずそう叫びたくなる。必死で叫ぶのを我慢しようとも,勝手に身体が反応してしまう。この強烈なノリは最高のスイング! ジャズはこれだからやめられない。

 【C ジャム・ブルース】の中に“ピアニストレッド・ガーランドの魅力全てが垣間見えている。
 “コロコロ”と流れる右手のアドリブ。軽やかにキメまくる必殺のフレーズがメチャ気持ちいい。4−2の裏を刻みまくる左手のバッキングは,ベースドラムと見事に絡みつき,トリオでの演奏とは思えない,大迫力のビートを生み出している。
 ドラムレッド・ガーランドの“狙い通り”フィリー・ジョーではなくアート・テイラーで大正解だろう。

 イントロから続くCの12小節を小気味よいテンポで料理していく! プロのジャズメンであれば,こんなのお茶の子さいさい,なのだろうが,ここはもう“ガーランドの世界”。ため息ものである。

 テーマ終わりから“怒濤のアドリブ・ラッシュ”が続くが,これが心地よくて何度繰り返し聴いても疲れない。個人的には1分29秒から2分48秒までの“連続コロコロ”をこよなく愛する。
 5分10秒,16秒,22秒,28秒のバッキングがカッコイイ。このパートだけなら管理人でも(勿論誰でも)出来そうなので,代わりに弾かせてもらいたかったなぁ。 ← おっと,こんなこと書いてるから“トウシロウ”に軽く見られてしまうんですかね?

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

THE RED GARLAND TRIO
RED GARLAND : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
ARTHUR TAYLOR : Drums


グルーヴィー
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レッド・ガーランド / グルーヴィー5

アナログレコード

 “ジャズ通”もマニアの域に差し掛かると,気分はすっかり“ジャズ批評家”! いっぱしにダメ出しなんぞしたくなる。
 しかし不用意なダメ出しにはご注意を! 特に初心者にありがちなのが,ジャズ雑誌の“丸かじり”! 一瞬で,ジャズをなんにも分かっていない“トウシロウ”として見下されてしまいます。
 そう。別にジャズ批評に正解も不正解もないのだから,どうせ批評するのなら(これが一番難しいのであるが)その人自身が感じた“オリジナルの言葉”で正々堂々と批評すればいい,と思っている。たとえそれが管理人とは正反対の意見であろうと一向に構わない。本音トークである限り,ジャズへの見識を深める貴重な機会だと考えるからだ。
 管理人も好・不評に係わらず“自分の言葉で語る”ことだけを肝に銘じ,早25年。ハッピー・ジャズ批評・ライフである。

 さて,そんな“他人の意見丸飲み”なダメ出しも,批評した当人がマニアから“侮られる”だけなら,かわいいもの。“身から出たサビ”で落ち着きもするが,みんながみんなジャズ・ジャーナリズムに乗せられて,ダメ出しを連呼するとなると…。おおこわ。“嘘から出たまこと”になってしまう。名盤が駄盤にさえなってしまう。
 そんなジャズメンの実例がある。“ピンボケ・トウシロウ”たちから,謂われのないダメ出しを喰らい続けて,いつのまにか世間の評価を落としてしまったのが,ピアノの“重鎮”レッド・ガーランドではなかろうか?

 レッド・ガーランドの経歴は真にまばゆい。なんと言っても,あのマイルス・バンド出身のピアニストなのである。にもかかわらず,なぜこんなにもレッド・ガーランドへの評価が低いのだろう? 
 それはレッド・ガーランドの持つ“分かりやすさ”にあるのかもしれない。“難解なものを評価し分かりやすいものは貶める”とする,日本人にありがちな世評である。
 もちろんマニアでないと楽しめないジャズも存在する。しかしそれとこれとは話は別。ジャズメンの評価とは切り離して考えるべきであろう。あくまでもそっちがそうくるのなら,こちらにも考えがある。( ← おいおい勝手に対決かよ )

 真に実力のある人の話って,分かりやすいものですよね? 専門用語の羅列なしでも一発で理解できちゃうような…。単純に「分かりやすい=子供向け=レベルの低さ」と履き違えられては困ります。
 それでもご理解頂けぬ読者には『GROOVY』(以下『グルーヴィー』)を一枚! 『グルーヴィー』は,そんなジャズの“分かりやすい解説書”である。やはり世間では“佳作”扱いのことが多いのですが…。

 『グルーヴィー』は確かに初心者にも分かりやすい。“パウエル派”と呼ばれているにもかかわらず,レッド・ガーランドの演奏には,派手さはないし,今となってはオーソドックスな演奏だ。これには「シングルトーン+ブロックコード」と言う,レッド・ガーランド独特の演奏手法が影響している。
 加えて,レッド・ガーランドジャズを“噛み砕いて”語ってくれる。つまり十分に“要約”された“手数の少ない”アドリブなので,耳慣れない初心者でも“楽に”アドリブを追いかけることが出来る。この明快でシンプルなフレーズの連発も“ピンボケ・トウシロウ”増大の一因なのであろう。

 しかしこの絶妙のノリ,スイング感,グルーヴ感はどうだ! ピアノ・トリオでこんなにJAZZYなCDって,実はそんなにお目にかかることなどできやしないのに…。
 全て承知でやっぱりダメ出しするのなら,それはそれで結構。結果,ジャズ雑誌と“純粋に”同じ感想を持つ場合も多いことだろうし…。そう。ジャズ批評に正解も不正解もないのだから…。

 『グルーヴィー』は誰が聴いても,どこからどう聴いても100%ジャズ! 大勢のジャズ・ファンへ門戸を開いた超名盤! 世評の低さは気にとめず,ジャケットでの宣言通り“GO RED GO”である!
 管理人はあくまでも,ピアノの“重鎮”レッド・ガーランドを“一流ジャズメン”として支持してまいります。マニアな読者には分かって頂けるものと信じながら…。

(1956,1957年録音/VICJ-5072)

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ヘッドフォン / SENNHEISER(ゼンハイザー) / HD580 PRECISION

 「オーディオビジュアル批評」の一発目はヘッドフォン! SENNHEISERゼンハイザー)の「HD580 PRECISON」です。

 管理人はかってオーディオにハマッテイタ。今では現役を引退しました。まずはその辺のお話から…。
 オーディオ好きと車好きは同じ星の住民種である。恐らく子供の頃は,プラモデル作りやミニ四駆にハマッタ口であろう。そう。チューニング&チューンアップ! ハンドル,ホイール,ステアリング,アライメント…。もう原型など半分も残っていない。
 オーディオも同じである。ちょっとした“出来心”でスピーカー・スタンドに10円玉を挟んだつもりが,1年後にはスピーカーを自作している自分がいる。
 音は出口だ,入口だ! いや,ケーブル1本で音が劇的に変わってくるぞ! いいや,素材だ,高剛性だ! 国産品なんかもうダメだ! 輸入物の真空管アンプ…。
 …と,自宅はエンドレスな音の実験室。日々悩みは尽きそうもない。この悩みから解放される手だてはないものか?

 その答えがヘッドフォン! 選択肢をヘッドフォンに一本化すれば,少なくともアウトプットに関する悩みは解消する。もう位相,設置場所の高さ数ミリ,スピーカー・スタンド,バスレス,ブックシェルフ,3WAY…。これらを考慮することから解放されるのだ。

 とは言え,スピーカーの高音質に浸かっていた耳を満足させるだけのヘッドフォンがあるのだろうか? 答えは「YES」である。そう。SENNHEISERゼンハイザー)の「HD580 PRECISON」である。

 実は高級ヘッドフォンの世界とは長いお付き合い。ソニービクターティアック,そして“愛機”オーディオ・テクニカと渡り歩き,ついに運命の人(ヘッドフォン)=SENNHEISERゼンハイザー)の「HD580 PRECISON」と巡り会えた! その瞬間の感動と言ったら…。
 スパッと,スピーカーオーディオへの未練を断ち切ることができました。なぜなら…。

 管理人のスピーカーオーディオでのテーマは原音忠実再生! 「HD580 PRECISON」は,帯域バランス良好,素直でクセのないナチュアルでニュートラルな音質なのです。この“純粋&無垢&真っ白な”音の良さは決して言葉では伝えられません。是非一度体感してみて欲しいです。オーディオ専門店に出かければ幾つも試聴できると思います。

 ヘッドフォンスピーカーの感動を超えることは正直,絶対にない。ただし,スピーカーには決して出せない“ダイレクト出力”による夢の音世界が高級ヘッドフォンに存在する。このグレードにまで達した今日「スピーカー OR ヘッドフォン」は,もはや好みの問題であろう。後は読者の皆さんのお好みでどうぞ…。

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