アドリブをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

ジャズ/フュージョン批評ブログ CDレビューBLOG:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2007年04月

『PAT METHENY GROUP』の6曲目は【LONE JACK】(以下【ローン・ジャック】)。  タイトルは次々と借りまくり&逃げまくる様から? 【ローン・ジャック】はハイ・スピードのコンビネーション! バンド・メンバー全員の超絶技巧に“ウットリ” ...

『PAT METHENY GROUP』の5曲目は【APRIL JOY】(以下【エイプリル・ジョイ】)。  【エイプリル・ジョイ】は4曲目【エイプリル・ウィンド】の組曲として語られることが多い。  もちろん,タイトルからしてもアルバムの構成からしても,それが ...

『PAT METHENY GROUP』の4曲目は【APRIL WIND】(以下【エイプリル・ウィンド】)。  【エイプリル・ウィンド】は,パット・メセニーによるギター独奏であるが,12弦の“華やかさ”にまず惹かれ,聴き込む度に“完成された”曲の構成に舌鼓 ...

『PAT METHENY GROUP』の3曲目は【JACO】(以下【ジャコ】)。  【ジャコ】はJAZZY! にわかフュージョン・ファンの中には,パット・メセニー・グループはジャズではない,と言い切る人たちもいますが,このトラックを知る人からは,本当にパ ...

『PAT METHENY GROUP』の2曲目は【PHASE DANCE】(以下【フェイズ・ダンス】)。  【フェイズ・ダンス】は超人気! 管理人の周りのパット・メセニー・ファンに言わせると,パット・メセニー・グループを語る上では絶対に外せないトラックと ...

『PAT METHENY GROUP』の1曲目は【SAN LORENZO】(以下【想い出のサン・ロレンツォ】)。  【想い出のサン・ロレンツォ】を一言で表現するなら,それは“歓び”!  新緑の季節を迎える大地のイメージかな。新たな生命が躍動する息吹とでも ...

 読者の皆さんは,ある音楽を耳にして映像のイメージが脳裏に浮かび上がる,という経験をしたことがおありですか?  よくある過去の出来事と当時流れていた音楽とのフラッシュバックとは別の話です。風景でなくとも,色とか空気感とか香りとか…。抽象的なイメージの話です ...

『POWER JUNGLE』の8曲目は【FOUR FLOWERS】(以下【フォー・フラワーズ】)。  【フォー・フラワーズ】は,野生でたくましく自生する四輪の花ではない。きちんと手入れの施された,人口のお花畑で咲きほこる大輪の花のようである。繊細な温度管 ...

『POWER JUNGLE』の6曲目は【SAVANNA RUN】(以下【サバンナ・ラン】)。  【サバンナ・ラン】は,変拍子が炸裂するスーパー・フュージョン。雰囲気としては鳴瀬善博のベースが突っ走る,カシオペアでのナルチョ・ベースの“練り歩き”のイメージ ...

『POWER JUNGLE』の5曲目は【SUMMER PLACE】(以下【夏の日の恋】)。  パーシー・フェイスの【夏の日の恋】は,例のオーケストラ・ヴァージョンが耳タコで実にアンニュイな名曲。  そんな【夏の日の恋】のカヴァーを是方博邦が見事なアコギで聴 ...

『POWER JUNGLE』の4曲目は【SKELETON CREW】(以下【スケルトン・クルー】)。  ミディアム・グルーヴ・ナンバー=【スケルトン・クルー】は,前半の鳴瀬善博のベースの“鳴り”!  なぜもっと鳴瀬善博のベースを続けないのか〜。1曲通しで聴 ...

『POWER JUNGLE』の1曲目は【JUNGLE】(以下【ジャングル】)。  バンド名が野獣王国だし,CDジャケットのイラストがライオン4匹だし,野獣王国の1曲目が【ジャングル】だし…。  聴く前は,猛獣が襲いかかってくるような「吠え声」を予想していた ...

 ギターの是方博邦,キーボードの難波弘之,ベースの鳴瀬善博,ドラムの東原力哉から成るセッション・バンドの野獣王国。  野獣王国というバンド名に“名前負けしない”フュージョン界の重鎮4人組。バンド活動レギュラー化のきっかけは是方博邦の「KOREKATA S ...

『WE GET REQUESTS』の5曲目は【HAVE YOU MET MISS JONES?】(以下【ジョーンズ嬢に会ったかい?】)。  【ジョーンズ嬢に会ったかい?】は,普段着の『プリーズ・リクエスト』そのもの。  そう。聴衆からのリクエストを余興のア ...

『WE GET REQUESTS』の4曲目は【PEOPLE】(以下【ピープル】)。  【ピープル】こそ「黄金トリオ」の名称にふさわしい。もちろん主役はオスカー・ピーターソンで変わりないのであるが,印象としては,レイ・ブラウンとエド・シグペンの抜群の絡みが ...

『WE GET REQUESTS』の3曲目は【MY ONE AND ONLY LOVE】(以下【マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ】)。  【マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ】は,白眉のバラード! この手のスロー・バラードに“ドップリ浸かりたい”のなら ...

『WE GET REQUESTS』の2曲目は【DAYS OF WINE AND ROSES】(以下【酒とバラの日々】)。  ジャズ・スタンダードである【酒とバラの日々】の“お手本”的な名演である。  どことなく“名もない流し風”=黒子役に徹したオスカー・ピ ...

『WE GET REQUESTS』の1曲目は【QUIET NIGHT QUIET STAR (CORCOVADO)】(以下【コルコヴァード】)。  【コルコヴァード】での,オスカー・ピーターソンはまるで“ひとり・MJQ”!  【コルコヴァード】でのピアノは ...

 ジャズ界を代表する「優等生」。その人がオスカー・ピーターソンである。  オスカー・ピーターソンのレベルは相当に高い! アドリブの冴え,リズム感,ドライブ感,その他,ピアノという楽器にまつわる,ありとあらゆる項目でトップランクを軒並みGET! ジャズメンに ...

『QUATRE』の5曲目は【HALLELUJAH】(以下【ハレルヤ】)。  「CO2」の持ち曲となった【ハレルヤ】であるが,主役を務めた林栄一と加藤崇之の抜けた「キャトル・バンド」のこじんまりとした【ハレルヤ】がじわじわ来る。これはこれで強い愛着を覚える ...

『QUATRE』の3曲目は【MARCH】(以下【マーチ】)。  【マーチ】とは行進曲のイメージ? どことなく軍隊っぽい感じでアルバート・アイラーがかっているが,テナーのロングトーンが多いので非常に聴きやすい1曲。  井野信義のアルコに呼応する芳垣安洋のマ ...

『QUATRE』の2曲目は【SOUS LE CIEL DE PARIS】(以下【パリの空の下】)。  テーマ部以外ではシャンソンの名曲【パリの空の下】と識別不能な,お洒落の雰囲気などカケラもないド・ジャズ入魂の1曲であって,ベースとドラムの担当はリズムで ...

『QUATRE』の1曲目は【FOR YOU】(以下【フォー・ユー】)。  『キャトル』のハイライトは何と!1曲目に持ってきた名バラードの【フォー・ユー】である。  板橋文夫の美しいピアノのイントロだけで全身が持って行かれるが,そこに太く暖かく鋭いテナー・サ ...

 片山広明のテナー・サックスは,深読みとか安易な決めつけを許さない奥の深さがあって「片山広明ってこんな感じだよね」と思っていると,あっさり裏切られたりする。  ピアノレス・バンドを率いてきた片山広明が,初めてピアニストを擁した「キャトル・バンド」がそうだ ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

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