アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2007年08月

ジョン・コルトレーン / バラード / IT'S EASY TO REMEMBER5

アナログレコード

 『BALLADS』の7曲目は【IT’S EASY TO REMEMBER】(以下【イッツ・イージー・トゥ・リメンバー】)。


 【イッツ・イージー・トゥ・リメンバー】は,ジョン・コルトレーン“入魂”のバラード。愛する人を「容易に思い描く」という曲名に釣られたのか? 曲想に完全に入り込んでいる。テナー・サックスで愛を囁いている。

 【イッツ・イージー・トゥ・リメンバー】は,ジョン・コルトレーンの片思いのラブ・ソングである。もはや空想上の理想のアイドルへの告白とでも言えようか。頭の中は思い浮かべた愛する女性で目一杯。あの笑顔が片時も頭から離れないと言う“アレ”である。

 ジョン・コルトレーンの片思い・応援隊長がマッコイ・タイナー! “さりげなく,遠回しに,絶妙のタイミングで”コルトレーン背中を優しく押し続けている。
 いつもピアノテナー・サックスの一歩前を行き,テナーのスムーズな音通りに貢献している。さすがである。

 2分30秒から33秒までのエルヴィン・ジョーンズドラミングが,勇気100倍! きっと想いは伝わる。通じ合う。
 【イッツ・イージー・トゥ・リメンバー】さえあれば,もう愛を囁く言葉に意味はない。
 
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

JOHN COLTRANE QUARTET
JOHN COLTRANE : Tenor Sax
McCOY TYNER : Piano
REGGIE WORKMAN : Bass
ELVIN JONES : Drums


Ballads
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DIMENSION / 11TH DIMENSION “KEY” / ALONE IN LOVE3

 『11TH DIMENSION “KEY”』の4曲目は【ALONE IN LOVE】。


 【ALONE IN LOVE】は,情感たっぷりのサックスバラード! 勝田一樹アルト・サックスが,音程までも揺れて聴こえるのは気のせいか? 小野塚晃奏でるキーボードの音色が,エコーがかって尺八っぽく聴こえてしまうのは,完全に気のせいである。

 キャッチーで甘いメロディ・ラインだとは思うが,印象としては薄い。イージーリスニングっぽくて“ディメらしさ”に欠ける。
 往年のフュージョン・ファンなら絶賛するかもしれない,3分7秒からの盛り上がりは,期待通りではあって期待以上のものではない。これがDIMENSIONの末期カシオペア化&末期スクェア化(内容スカスカの慣性の法則)の前兆に思えて,ディメ・ファンとしては真剣に危機感を抱いたものである。

 【ALONE IN LOVE】を聴くたびに,そんな余計な心配を最大の悩み事として友人と語り合っていた,一途なジャズフュージョン青年だったことを思い出す。あの頃って薄い悩みしかなかったんだなぁ。

DIMENSION
TAKASHI MASUZAKI : Guitars
AKIRA ONOZUKA : Keyboards & Programming
KAZUKI KATSUTA : Alto Saxophone
 

アキコ・グレース / 東京 / 悠久の路5

 『TOKYO』の4曲目は【悠久の路】。


 【悠久の路】とは,シルクロード? 管理人には島国の五街道などではなく,果てしなく雄大な大陸,東洋から西洋へと通じる【悠久の路】が,イメージとして浮かび上がってくる。
 この延々と朗々と流れるタイム感に“ロマン”を感じてしまう。きっとストリングスヴァイオリンに“中国”を感じてしまうのだと思う。我ながら単純な男だと思う。

 イントロの数秒間で,一気に太古の昔へと連れて行かれるのだが,1分8秒からのピアノヴァイオリンのユニゾン,そこへストリングスが折り重なる部分が鳥肌もの。
 特に2分11秒からのピアノのタッチは,音が分厚くなったにもかかわらず,より一層“粒だって”聴こえる。アキコ・グレースの本領発揮,凄さを痛感する一瞬である。

 ハイライトは,2分24秒からのピアノ・ソロ! スロー・ハンドが実に心憎い。これぞ悠久の時の流れ…。
 アキコ・グレースのイマジネーションが聴き込むにつれ,鮮明に増幅してくる。これはやばい。そして4分22秒からの「時を駆け抜ける」ピアノ! 地味なアドリブが極上! ジャズ・ピアノはこうでなくっちゃ…。

AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums
TOSHIHIRO NAKANISHI : Violin

CHIEKO KINBARA STRINGS
HARUKO YANO, NAORU KOMIYA, YUKIKO IWATA : 1st Violin
NAGISA KIRIYAMA, NORIYO OHBAYASHI, YUKO OHKUBO, MOTOKO FUJIIE : 2nd Violin
YUJI YAMADA, HIROHITO FURUGAWARA : Viola
MASAMI HORISAWA, AYANO KASAHARA : Cello

スパイロ・ジャイラ / ライツ・オブ・サマー / LIMELIGHT5

アナログレコード

 『RITES OF SUMME』の3曲目は【LIMELIGHT】(以下【ライムライト】)。


 【ライムライト】は,上質フュージョンの“王道”である。アップテンポのリズムの上を流れる,ゆったりとしたメロディが心地良い。アルト・サックスキーボードギターヴァイヴが,ソロにバッキングにユニゾンに,バランス良く溶けあっている。これぞ,ザ・バンド・サウンド=スパイロ・ジャイラ・サウンド!

 【ライムライト】には,ウェザー・リポートでもクルセイダーズでもない,スパイロ・ジャイラ“らしさ”が色濃く出ている。ウルトラ・スーパーな演奏なのだが,実に「軽やか」! 各人のアドリブが沸点を迎える前に,次々と交差していく!
 これを“狙って”やってしまうのが,スパイロ・ジャイラであり,ジェイ・ベッケンスタインであろう。

 聴き所は,テーマから離れ,一瞬にしてアドリブの世界へと誘う,1分40秒からのジェイ・ベッケンスタインアルト・サックス! 1分53秒からのトム・シューマンキーボードも,前半のテーマとは一転,かなりハードに決めまくっている。
 2分21秒からのフリオ・フェルナンデスギター・ソロは,メロディ・ラインを強調する,バックで刻む“カッティング”リズムが気持ち良い。
 ラストは,デイヴ・サミュエルズヴァイヴ・ソロ! やっぱりスパイロ・ジャイラの“トレードマーク”と言えば,この“透き通る”ヴァイヴの音色! そう。ゲイリー・バートンでもミルト・ジャクソンでもなく,デイヴ・サミュエルズヴァイヴの音色こそ,暑い暑い熱帯夜につい手が伸びる,管理人にとっての「ヒーリング・ミュージック」の一つなのである。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

SPYRO GYRA
JAY BECKENSTEIN : Saxophones, Synthesizer
TOM SCHUMAN : Keyboards
DAVE SAMUELS : Vibes, Marimba, Percussion
JULIO FERNANDEZ : Guitars
OSCAR CARTAYA : Bass
RICHIE MORALES : Drums, Percussion


Rites of Summer
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本田 雅人 WITH VOICE OF ELEMENTS / MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS / DESTINY IN THE TUBE4

 『MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS』の2曲目は【DESTINY IN THE TUBE】。


 【DESTINY IN THE TUBE】こそ「ニセスクェア」の面目躍如! このままT−スクェアCDに入れても申し分ない。
 前半が“陰”を,後半の盛り上がりで“陽”を表現している。

 “陰”の聴き所は,須藤満の“沈む”ベース則竹裕之のタイトなドラミング
 “陽”の聴き所は,本田雅人の伸びやかなサックス松本圭司の“軽やかな”キーボード

 そして陰と陽を結んでいるのが,VOEのキーパーソン=松本圭司の流ちょうなギター
 1分18秒,22秒,33秒,37秒の“かき鳴らし”ギターが全体のアクセントとなっているのは勿論だが,2分6秒からのギター・ソロは,ちょっとした一流ギタリストアドリブである。スゴーイ!

 本田雅人の“マルチぶり”と双璧を成す,この松本圭司の“多芸ぶり”が「ニセスクェア」の真髄であろう。

MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS
MASATO HONDA : Saxophones, EWI, Flute, Synth-programming
KEIJI MATSUMOTO : Keyboards, Piano, Guitar, Accordion, Synth-programming
MITSURU SUTOH : Bass
HIROYUKI NORITAKE : Drums

チャーリー・パーカー / ナウズ・ザ・タイム / LAIRD BAIRD5

 『NOW’S THE TIME』の2曲目は【LAIRD BAIRD】(以下【レアード・ベアード】)。


 【レアード・ベアード】は,韻を踏んだ曲名と同じく,韻を踏んだ演奏(語尾のキメ・フレーズの繰り返し)が素晴らしい。
 【レアード・ベアード】には“例の”高速アドリブに耳を這いつくばらせて聴かなくてもいい,和やかな雰囲気がある。おおらかで楽しい,チャーリー・パーカーの“クール”な演奏に,聴き手もリラックスさせられる。

 【レアード・ベアード】でのチャーリー・パーカーは,12小節のテーマ → 次の12小節でフェイク → 何だかうやむやなうちにアドリブ・パートに突入していくが,チャーリー・パーカーにしては珍しく,自分からは行かない。
 時折,思わず倍テンポになる瞬間もあるが,基本的に落ち着き払った,こぢんまりとまとまった印象である。

 そう。管理人は大袈裟かもしれないが,この【レアード・ベアード】を聴き込むにつれ,チャーリー・パーカーは人生の晩年の瞬間に“木鶏”の境地に達したのだと思うようになった。(“木鶏”とは,中国の故事「荘子」に収められている有名なお話です。関心のある方はご自分で調べてみてください。なるほど,ですよ)。

 自分では行かず,続く3人の短めのアドリブハンク・ジョーンズピアノ → テディ・コティックベース → マックス・ローチドラムに“鳴かせている”。平常心を身に着けた大巨人の圧倒的存在感! そう。「バード」は鳥になった後“木鶏”となった!

 読者の皆さんも,2分24秒からのラスト・テーマで「バード」=チャーリー・パーカーの“木鶏”ぶりを確認していただきたい。

CHARLIE PARKER : Alto Saxophone
HANK JONES : Piano
TEDDY KOTICK : Bass
MAX ROACH : Drums

アート・ファーマー / おもいでの夏 / ALFIE5

 『THE SUMMER KNOWS』の3曲目は【ALFIE】(以下【アルフィー】)。


 バート・バカラック作,ラブ・バラードの名曲【アルフィー】の中では,バネッサ・ウィリアムスによる歌唱バージョンが大好きであるが,この「アート・ファーマーフリューゲル・ホーンバージョン」も“誉れ高き”名演である。

 何と言っても,2分25秒からの,シダー・ウォルトンの“極上”ピアノに寄り添う,これまた“極上”サム・ジョーンズベースがいい。甘〜く甘〜く,二人で産み出すベース・ラインがメロディ・ラインの上空を駆け抜けていく!
 
 この完成された“絵画”の世界へ,アート・ファーマーフリューゲル・ホーンが,何とも表現し難い“美”を色付けをしていくのだから,もうたまらない! トロトロトロリンと溶けてしまいそう…。

 【アルフィー】のような名バラードアドリブなしの方がいい。その点,お気に入りは譜面に忠実な前半のテーマ部にある。
 当然,管理人の評価は「五ツ星」なのであるが,後半山場,3分28秒からのフリューゲル・ホーンが,もっとスローであったなら…。そうであれば“世紀の名演”に成り得たであろうに…。

ART FARMER : Fluegel Horn
CEDAR WALTON : Piano
SAM JONES : Bass
BILLY HIGGINS : Drums

メデスキ,マーチン&ウッド / トニック / INVOCATION5

アナログレコード

 『TONIC』の1曲目は【INVOCATION】(以下【インヴォケイション】)。


 【インヴォケイション】は,90%アドリブの難曲である。残念ながら,耳が“置いて行かれる”実感がある。これは凄い!

 オープニングの1分間は,静寂に包まれた,民族音楽的アプローチであるのだが,ここで早くも「誰を追いたかけたらよいのか」分からなくなる。3人とも好き勝手に演奏しているようでいて,きっちりとまとまっている。この“成熟度”が“最先端”ピアノ・トリオの証しである。

 管理人の中で長らく【インヴォケイション】は,続く【アフリーク】への“プレリュード”的位置付けにあったが【インヴォケイション】を【アフリーク】の“引き立て役”として聴くのはもったいない,と思うようになってきた。

 メデスキ,マーチン&ウッドは,いつでもそうだが,曲毎の主題などあってもないようなもの。
 それでも強引にテーマを探してみると,恐らく,4分15秒からのクリス・ウッドベース・ラインであろう。そこへジョン・メデスキピアノが“ガツッ”と一音,力を込めて“のっかってくる”感じがアクセント!

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

MEDESKI, MARTIN & WOOD
JOHN MEDESKI : Piano, Melodica
BILLY MARTIN : Drums, Percussion, Mbira
CHRIS WOOD : Bass



TONIC
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小曽根 真 ザ・トリオ / ファースト・ディケイド / DRAEMON NO UTA3

 『FIRST DECADE』の8曲目は【DRAEMON NO UTA】(以下【ドラえもんの歌】)。


 小曽根真は,真剣にジャズと向き合う,J−ジャズの巨人である。しかしジャズを離れた「素」の彼は,実にユニークな男! 例えばJ−WAVEでのラジオ番組。「この人真面目にやっているのかなあ」が第一印象であった。饒舌なのはピアノだけではない。

 そんな小曽根真のユニークな一面を,言葉ではなくジャズを通して感じられるのが【ドラえもんの歌】。
 純粋に,歌を口ずさむこともできるが,このアレンジはかなり斬新。「こう来たかっ」で,ニヤケテしまう。
 ただしやりすぎかなぁ。【ドラえもんの歌】が,ジャズしているのは,おもしろいとは認めるが,このアレンジは好みではない。

 管理人の【ドラえもんの歌】への評価は,ライブで楽しむ“おまけ”のアンコール曲! それ以上でもそれ以下でもない。

THE TRIO
MAKOTO OZONE : Piano
JAMES GENUS : Bass
CLARENCE PENN : Drums, Percussion

マイケル・ブレッカー / タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス / HALF PAST LATE4

アナログレコード

 『TIME IS OF THE ESSENCE』の3曲目は【HALF PAST LATE】(以下【ハーフ・パスト・レイト】)。


 【ハーフ・パスト・レイト】は“静かに湧き上がる凄み”に尽きる。クール・ジャズであろうが,一昔前とは音圧が違う。それも各人のソロ・パートだけ。ユニゾン・テーマでは,呼吸を整え,力を溜め込み,意識的に抑えた様子がアリアリである?

 2分8秒からのマイケル・ブレッカーアドリブは,テナー特有の音を滑らすように吹いていく。3分4秒から7秒と3分45秒から52秒までの2種類のまとめ方に顕著である。

 4分10秒からのパット・メセニーアドリブは,笑顔なしの真剣勝負! クール時代のジャズ・ギターと対峙している。エフェクターなしの小細工なし。オクターブ奏法を交えながらジャズ・フレーズで歌い上げていく! これはパット・メセニーからジャズ・ギター・ジャインアントたちへの「無意識のリスペクト」であろう。

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MICHAEL BRECKER : Tenor Sax
PAT METHENY : Guitar
LARRY GOLDINGS : Organ
BILL STEWART : Drums


Time Is of the Essence
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本田 雅人 WITH VOICE OF ELEMENTS / MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS / LAUTAN HINDIA5

 『MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS』の6曲目は【LAUTAN HINDIA】。


 管理人がVOEに求めていたものが【LAUTAN HINDIA】の中にある。極上バラードに毎回泣けてしまう。
 様々な思い出が走馬燈のように駆け巡る。こんなバラードを聴かせられたらペンなど走るはずがない。いい,としか書けない。

 3分19秒からの本田雅人アドリブが終わり,4分0秒からのテーマと“合体する瞬間”が鳥肌もの。
 そして改めて松本圭司は凄いと思う。こんな名曲を書き,ピアノ名演で花を添える。イントロと2分10秒からのピアノ・ソロが美しい。加えて,それまでずっとアルト・サックスで奏でていたテーマを4分42秒からのラストの1フレーズだけ,ピアノで奏でるセンスが素晴らしい。

MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS
MASATO HONDA : Saxophones, EWI, Flute, Synth-programming
KEIJI MATSUMOTO : Keyboards, Piano, Guitar, Accordion, Synth-programming
MITSURU SUTOH : Bass
HIROYUKI NORITAKE : Drums

山中 千尋 / ラッハ・ドッホ・マール / SABOT5

 『LACH DOCH MAL』の2曲目は【SABOT】(以下【サボット】)。


 【サボット】は“千尋節”全開! 1曲目【カン・ビロン・ヴリュ・ダンセ】で“肩透かし”を喰らった直後だけに「キターッ」てな感じで,一気に惹き付けられる。澤野工房時代からの山中千尋ファンなら,たまらないはず?
 リズミックで,思いっきりドライブする! この“爽快感”に,ピアノを楽しそうに“鳴らす”山中千尋の笑顔が見え隠れしてしまう。これは管理人の妄想? こういう話が出来る“ちーたん”ファン大募集です。

 さて,真面目にCD批評を…。とにかく右手が回り続けているし,左手の低音大連発で“ブイブイ”来る感じがジャズピアニストとしてのオリジナリティ! 明るいメロディ・ラインなのに,ジャズ・ピアノ特有の“渋さ”も織り交ぜられている。ここが「おじさんキラー」の秘訣なのであろう。

 39秒からのアドリブは,王道をゆくトラディショナル・タッチ。1分38秒からの盛り上がりはインタープレイのお手本であろう。
 3分39秒で聴こえる,ラリー・グレナディアの“必死な”ベースが“世界の山中”の実力が証明された瞬間だと思っている。

CHIHIRO YAMANAKA : Piano
LARRY GRENADIER : Bass
JEFF BALLARD : Drums

ジャック・デジョネット / アース・ウォーク / WHERE OR WAYNE5

アナログレコード

 『EARTH WALK』の3曲目は【WHERE OR WAYNE】(以下【ホエア・オア・ウェイン】)。


 【ホエア・オア・ウェイン】は,ジャック・デジョネットから,ウェイン・ショーターへ捧げられた一曲。
 このノリは最高だ! ウェイン・ショーターの60年代ハード・バップ名演が,時を経て,現代のテクノロジーで蘇った! グレッグ・オズビーウェイン・ショーターなら,マイケル・ケインハービー・ハンコック! このシンセが“効きに効きまくっている”! ジャック・デジョネットの狙い通り,この“雄大なスケール感”にKOされてしまう。

 イントロから4人によるユニゾン全開であるが,58秒からは“一抜け”したグレッグ・オズビーソプラノ・サックスが,ピアノベーステナー・サックスの上空を縦横無尽に駆け抜ける! これぞスペシャル・エディションウェイン・ショーターの絶品コラボである。

 【ホエア・オア・ウェイン】は,メンバー全員でアドリブを紡いでいく,その“生き様”が聴き所満載なのであるが,ここでは多くは語らない。ここで是が非でも語らねばならないのは,ただ一点! そう。自分のソロ以外で聴かせる“刺激的なバッキング”である。
 特筆すべきは21秒,1分18秒,2分38秒,4分5秒,6分56秒,8分0秒からのシンセのバック・コーラス! とにかく最高! このバッキングを聴くだけでも価値があると思っている。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

JACK DeJOHNETTE SPECIAL EDITION
JACK DeJOHNETTE : Drums
MICKAEL CAIN : Piano and Synthesizers
GARY THOMAS : Tenor Saxophone and Flute
GREG OSBY : Alto and Soprabo Saxophone
LONNIE PLAXICO : Bass


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