アドリブをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

ジャズ/フュージョン批評ブログ CDレビューBLOG:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2007年12月

 大晦日は1年間の総決算。音楽業界の賞レース。「アドリブログ」でも「ジャズ/フュージョン」の総決算。  2007年度のグラミー賞『FIELD 10 − JAZZ』部門について勝手にレポートしてみます。  読者の皆さんには,管理人の一押しよりも,この中から「ジ ...

 「アドリブログ」って,どんなブログ? そう尋ねられたら明日からはこう答えよう。  「清く,かしこまっている感じがにじみ出ている」ブログです。  ウソだと思うなら“どんな気持ちで,どんな話題が主なのか,知らない自分がわかる” ブログ解析 MyBoo」に聞いてみて ...

『J5』の6曲目は【MALDOROR】(以下【マルドロール】)。  静かに盛り上がる【マルドロール】の炎が「青白い」。つまり高温度で凝縮された思いが,一音一音にバチバチという音を付随させている。  向井滋春のトロンボーンのロング・ソロが実に素晴らしく,も ...

『J5』の1曲目は【ON REFLECTION】(以下【オン・リフレクション】)。  【オン・リフレクション】のハーモニーが分厚いから,いつ聴いても2管ではなく3管のように思ってしまう。  そこはトロンボーンの特徴なのだろうが,向井滋春のトロンボーンに関し ...

 日本を代表するトロンボーン奏者=向井滋春,シーンの最旬にして絶頂期を迎えたピアニスト=大西順子,百戦錬磨なザ・プレイヤーズのテナー・サックス奏者=山口真文,そしてNYのファースト・コールのリズム隊=ベースのロドリー・ウィテカーとドラムのグレゴリー・ハッ ...

『BEYOND THE MISSOURI SKY(SHORT STORY)』の6曲目は【THE MOON IS A HARSH MISTRESS】(以下【ザ・ムーン・イズ・ア・ハーシュ・ミストレス】。  『ミズーリの空高く』で燃え上がる,静かなる青い炎は ...

『BEYOND THE MISSOURI SKY(SHORT STORY)』の5曲目は【FIRST SONG (FOR RUSH)】(以下【ファースト・ソング】。  ライナーノーツに【ファースト・ソング】が『ミズーリの空高く』の輪郭を成す最重要曲との記述 ...

『BEYOND THE MISSOURI SKY(SHORT STORY)』の4曲目は【TWO FOR THE ROAD】(以下【ツー・フォー・ザ・ロード】。  【ツー・フォー・ザ・ロード】の美メロを是非堪能してほしい。この美メロは作曲者=ヘンリー・マン ...

『BEYOND THE MISSOURI SKY(SHORT STORY)』の3曲目は【MESSAGE TO A FRIEND】(以下【メッセージ・トゥ・ア・フレンド】。  【メッセージ・トゥ・ア・フレンド】は,99%パット・メセニーの音世界である。しか ...

『BEYOND THE MISSOURI SKY(SHORT STORY)』の2曲目は【OUR SPANISH LOVE SONG】(以下【アワー・スパニッシュ・ラヴ・ソング】。  【アワー・スパニッシュ・ラヴ・ソング】は,情熱の国・スペイン流のミディア ...

『BEYOND THE MISSOURI SKY(SHORT STORY)』の1曲目は【WALTZ FOR RUTH】(以下【ワルツ・フォー・ルース】。  【ワルツ・フォー・ルース】の,ほんの数秒のイントロを聴いた瞬間『ミズーリの空高く』の成功を確信した ...

 管理人とチャーリー・ヘイデンとの長い付き合いは,管理人のフェイバリット=キース・ジャレットとパット・メセニーからの“友人紹介”がきっかけであった。  キース・ジャレットとは「アメリカン・カルテット」で,パット・メセニーとは「オーネット・コールマン」絡み ...

『A8V(ON THE EARTH)』の3曲目は【BIRDCONDUCT 4】。  【BIRDCONDUCT 4】に限ったことではないが,東京ザヴィヌルバッハの楽曲は,そして『A8V(ON THE EARTH)』の楽曲は「計算された偶然の産物」ばかりであ ...

『A8V(ON THE EARTH)』の2曲目は【WATCH】。  【WATCH】に限ったことではないが,東京ザヴィヌルバッハの楽曲は,そして『A8V(ON THE EARTH)』の楽曲は「計算された偶然の産物」ばかりであり,極論を言えば,その1秒その1 ...

『A8V(ON THE EARTH)』の1曲目は【HORIZONING】。  【HORIZONING】に限ったことではないが,東京ザヴィヌルバッハの楽曲は,そして『A8V(ON THE EARTH)』の楽曲は「計算された偶然の産物」ばかりであり,極論を言 ...

 2007年も年の瀬である。この1年間を総括する,さまざまな章典が発表される時季である。2007年の漢字一文字は「偽」。産地や賞味期限の食品偽装,年金記録や国会答弁の政治の偽,そして本日とれたてのトップ・ニュースが船場吉兆のささやき女将。名門の老舗料亭に ...

『FOREST FLOWER』の5曲目は【EAST OF THE SUN】(以下【イースト・オブ・ザ・サン】)。  【イースト・オブ・ザ・サン】を聴けば,その当時,飛ぶ鳥落とす勢いで一世を風靡した「チャールス・ロイド・カルテット」の人気の秘密が理解できる ...

『FOREST FLOWER』の4曲目は【SONG OF HER】(以下【ソング・オブ・ハー】)。  【ソング・オブ・ハー】は,イントロから共鳴しあう,セシル・マクビーのベースとジャック・デジョネットのドラムが“荘厳で壮大なドラマ”を描き出す! このベー ...

『FOREST FLOWER』の3曲目は【SORCERY】(以下【ソーサリー】)。  【ソーサリー】は,荻野目慶子の“狂乱の舞”のテーマである(←分かるかなぁ?)  キース・ジャレットが先か,チャールス・ロイドが先か,いや,2人同時に“狂気の音世界”へと突 ...

『FOREST FLOWER』の2曲目は【FOREST FLOWER − SUNSET】(以下【フォレスト・フラワー,日没】)。  【フォレスト・フラワー,日没】は【フォレスト・フラワー,日の出】との組曲! 叙情的でドラマティックで牧歌的! 次の時代を先 ...

『FOREST FLOWER』の1曲目は【FOREST FLOWER − SUNRISE】(以下【フォレスト・フラワー,日の出】)。  【フォレスト・フラワー,日の出】は【フォレスト・フラワー,日没】との組曲! 叙情的でドラマティックで牧歌的! 次の時代 ...

 ジャズ/フュージョンを聴く楽しみの一つに“リーダー喰い”のサイドメンの名演がある。  当然,ロックやポップスにも存在するのだが,その質と量において“リーダー喰い”は,ジャズ/フュージョンの専門特許! アドリブの「幅と長さと高さと深さ」が,他のジャンルの追 ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

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