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2008年03月

『THE MIX DYNAMITE YU』の9曲目は【GOSPEL ’94】(以下【ゴスペル’94】)。  最初は本物のゴスペルのカヴァー曲かと思ってしまうくらいに,歌い上げ系の【ゴスペル’94】。  板橋文夫「渾身」のバラード演奏の前半で終われば,ピア ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の7曲目は【KANPYOO】(以下【かんぴょう】)。  個人的に【かんぴょう】は片山広明によるNHK「みんなのうた」っぽいイメージが摺り込まれている。  ズッチャッ,ズッチャッ♪でテンポが倍速になるキャッチー・ナン ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の6曲目は【TUKI−NO−WA】(以下【月の輪】)。  内省的でドラマティックな【月のリング】的な前半部と,爆発して制御不能になる【ツキノワグマ】が合体したような【月の輪】は,片山広明のオンステージである。   ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の2曲目は【KAMINARIMON】(以下【雷門】)。  【かごめかごめ】のテーマをモジった【雷門】は「グリム童話」のような,恐ーいオチが付いてくる。それって即ち片山広明の「おどろおどろしい」テナー・サックスの登 ...

『THE MIX DYNAMITE YU』の1曲目は【DAH DAH DAH】(以下【ダダダッ】)。  【ダダダッ】は片山広明がテナー・サックスで「ダダダッダダダッダダダ,ダダッダダッダ〜ン」っと遊んでいるだけなのに,そこに板橋文夫のピアノがアクセントを ...

 管理人にとって板橋文夫は「近くて遠い」存在である。  その「近い」の真意とは,板橋文夫は管理人の愛する片山広明の盟友であり,板橋文夫は渡辺貞夫,日野皓正,森山威男のレギュラー・ピアニストの歴任者。エルヴィン・ジョーンズとも共演している“世界の板橋文夫” ...

『CENTRAL PARK NORTH』の6曲目は【CENTRAL PARK NORTH】(以下【セントラル・パーク・ノース】)。  【セントラル・パーク・ノース】こそがブラス・ロック! ブラス・ロックこそが真のジャズ・ロックである。  【セントラル・パー ...

『CENTRAL PARK NORTH』の4曲目は【THE GROOVE MERCHANT】(以下【ザ・グルーブ・マーチャント】)。  【ザ・グルーブ・マーチャント】は,ほのぼの,かつ上品な舞踏会のテーマ・ソング。“優雅な”ビッグ・バンド・ワルツである。 ...

『CENTRAL PARK NORTH』の3曲目は【JIVE SAMBA】(以下【ジャイブ・サンバ】)。  【ジャイブ・サンバ】は,ズバリ,サド=メルによる「ジャズ・クルセイダーズ」へのオマージュである。しかも圧倒的スケールでの「ジャズ・クルセイダーズ」 ...

『CENTRAL PARK NORTH』の2曲目は【QUIETUDE】(以下【クワイエテュード】)。  【クワイエテュード】はタイトル通りの“クワイエットでエテュード”なナンバー。ホーンズよりもギター,ピアノ,ベースの“静かなる働き”にスポットライトが当 ...

『CENTRAL PARK NORTH』の1曲目は【TOW AWAY ZONE】(以下【タウ・アウェイ・ゾーン】)。  【タウ・アウェイ・ゾーン】こそがビッグ・バンド嫌いの“特効薬”! 【タウ・アウェイ・ゾーン】こそがジャズ・ロックの完成形! 全員の笑顔 ...

 「音を楽しむ」と書いて「音楽」。その意味でジャズ/フュージョン界で一番「音楽」しているのは“ビッグ・バンド”であろう。  …と,管理人が“ビッグ・バンド”について肯定的に語れるようになったのはここ4,5年のことである。  現代はビッグ・バンドにとっての暗 ...

『WITNESS LIVE!』の7曲目は【IT DO MEAN A THING】。  『WITNESS LIVE!』のハイライトが【IT DO MEAN A THING】。  華麗な高速ジャズ・ナンバーで「キレッキレ」の本田“オレ様”雅人が大君臨している。 ...

『WITNESS LIVE!』の6曲目は【YOU CAN FEEL THE SUN IN THE SUMMER】。  『WITNESS LIVE!』の中で1番T−スクェアっぽくて大好きな【YOU CAN FEEL THE SUN IN THE SUMME ...

『WITNESS LIVE!』の3曲目は【LIVID DESERT】。  【LIVID DESERT】は次第に熱気を帯びてくる 本田雅人のEWIによるロング・ソロであろう。中音域中心のソロなのだが,周期的に低音部から中音域へシャクリ上げるEWIに,EWI ...

『WITNESS LIVE!』の2曲目は【EQUATION】。  緊張感を強いられる【SEASONS】の束縛から,一音で解放してくれる石川雅春のドラムの入りが抜群で【SEASONS】の「2倍の熱量」でロックンロールする【EQUATION】は「ウィットネス ...

『WITNESS LIVE!』の1曲目は【SEASONS】。  緊張感漲る,それでいてどこまでも伸びやかな,本田雅人のソプラノ・サックスの代表的名演が【SEASONS】。  ここまで音色が美しいと「音色NO.1」の渡辺貞夫のソプラニーニョを想起してしまう ...

 「ウィットネス」のメンバーは,アルト・サックス&ソプラノ・サックス&フルート&EWIの本田雅人,ギターの梶原順,ドラムの石川雅春の3人。  そして「ウィットネス」のリユニオン・ライブ盤+スタジオ録音2曲追加の『WITNESS LIVE!』。ライブのサポー ...

『CONCIERTO』の4曲目は【CONCIERTO DE ARANJUEZ】(以下【アランフェス協奏曲】)。  【アランフェス協奏曲】を直接知らない人であっても,時代劇ファンなら「これ知っている」と述べるはず。それが【アランフェス協奏曲】は,テレビ朝日 ...

『CONCIERTO』の3曲目は【THE ANSWER IS YES】(以下【アンサー・イズ・イエス】)。  【アンサー・イズ・イエス】の答えはYES! 主役=ジム・ホールにYES! ヒーロー=チェット・ベイカーにYES! 聴き所=ローランド・ハナにYE ...

『CONCIERTO』の1曲目は【YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO】(以下【ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ】)。  【ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ】での,セクステットの面々に賛 ...

 ギターがジャズの「主要楽器」としての地位を確立したのは,エレキ・ギターの登場以降であろう。  エレキ以前のギターについて語るなら,それがどんなにいいアドリブであったとしても“隣りで鳴り響く”大音量のトランペットやサックスのフレーズで一瞬にして“かき消され ...

 「おっ! 伊東たけしが帰ってきた!」。これはT−スクェア『フレンドシップ』でのキャッチ・コピーのことではない。マクドナルド 「プレミアムローストコーヒー」 のCMの話である。  そう。サントリーや住友金属のCMで鳴らした,T−スクェアの“元サックス奏者に ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

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