アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2008年05月

FM福岡 / SUNDAY SPECIAL / 矢野沙織 『LITTLE TINY』

矢野沙織  『LITTLE TINY』 FM福岡,5月25日のスペシャル枠にて「矢野沙織 『LITTLE TINY』」なる特別番組が放送されました。
 『LITTLE TINY』の発売からすでに半年。このタイミングでの特番に,なぜ?の嵐は吉沢秋絵,でしたが,前日から番組の告知スポットがオンエア。半年遅れのプロモーションの割りには結構熱が入っていました。

 ジャズ・カフェで“まったり”お茶している「金髪のアジアン・ビューティ」とこはまちゃんとの対談で特番は進行。
 まずは矢野沙織の定番トーク! 小4でブラス・バンド。小5でジャコ・パストリアス。安室奈美恵やSPEEDと同じ土俵にチャーリー・パーカーがいた。ビリー・ホリディの伝記を読んで14歳の時,自分でジャズ・クラブへの出演交渉。都内のジャズ・クラブ全てに電話でアタックしたつもりとのこと。純粋無垢な女の子の行動力に“あっぱれ”である。

 転機は“巨匠”ジェームズ・ムーディとの出会いだった,と語っていた。“グラミー・ウィナー”ジェームズ・ムーディの目に映る矢野沙織は,五線譜を読めない,と思われたぐらいトンチンカンなことをやっていたらしい。会った途端に怒られ,ひたすらレッスン。昨年の4月にジェームズ・ムーディの家で行なわれた2週間の強化合宿。ご飯を食べる以外は朝4時〜夜8時まで隣りに座ってレッスンしてもらったとのこと。

 そんな“師匠”ジェームズ・ムーディが語る矢野沙織へのアドバイスが披露された。沙織ちゃんの話す英語について「君は一見英語をしゃべるっているように聞こえるが,よーく聞くと意味がなかったり,ただ単語をつなげただけだ。音的には英語だが文法・理論がブロックされていない。君の音楽も同じ。バップをやっているように聞こえるが,紐解いてみると理論的ではない」との教えが…。ジェームズ・ムーディという“凄い”師匠にも恵まれるとは,何と幸運なジャズ人生なのでしょう。

 『LITTLE TINY』について多くを語っていたが,管理人が興味深く思ったのは,矢野沙織レコーディング観!
 『LITTLE TINY』のレコーディングは大体1テイクか2テイク。暖めればもっと良いものはできると思うがそれは違うらしい。「これは絶対間違いないぞ,と思えるものができたなら,その時は音楽を辞めるべき。レコーディングには“良い意味でのあきらめ”が必要。これ以上出来ると思わないで満足する。ライブで出来なかったら格好悪いだけだから…」。
 矢野沙織にとっての真髄はライブなのかな。矢野沙織は平衡の取れた素晴らしいジャズメンでありました。

 番組最後での矢野沙織からファン宛てのメッセージはこんな感じでした。「元気に,まぁ,最悪元気じゃなくてもいいですけど。こう,無理しないようにと言うか,まぁ,無理なんてできないですけど。何て言うか,ゆったりと言うかのんびりと言うか,長いものに巻かれつつ,日々を本当に楽しく穏やかに,穏やかに。楽しくなくてもいいです。穏やかに過ごしましょう」。
 相変わらず日本語も“雰囲気で”話しているのね。直っていないなぁ。今度はちゃんとまとめてから物言おうねっ。でないとムーディ師匠にまた突っ込まれちゃいますよっ。

 以下,オンエア曲一覧です。

オープニング: 【TICO TICO】 / 矢野沙織
1曲目   : 【MY BABY SHOT ME DOWN】 / 矢野沙織
トークBGM: 【RIZLLA】 / 矢野沙織
2曲目   : 【MANTECA】 / 矢野沙織
トークBGM: 【I & I】 / 矢野沙織
3曲目   : 【TAKE THE “A”TRAIN】 / 矢野沙織
トークBGM: 【(THEY LONG TO BE)CLOSE TO YOU】 / 矢野沙織
エンディング: 【OPEN MIND】 / 矢野沙織

TVCM / 伊東たけし / プレミアムローストアイスコーヒー


 伊東たけし起用の効果か? 「プレミアムローストコーヒー」が大ヒット中のマクドナルドから“夏仕様” 「プレミアムローストアイスコーヒー」 が新発売! TVCMには前作に引き続き,伊東たけし東儀秀樹の“クリアテイスト”黄金コンビが務めている。

 「プレミアムローストコーヒー」 では,伊東たけしの“雄姿”に興奮してしまったが「プレミアムローストアイスコーヒー」 では,さらなる衝撃映像が…。なんと,T−スクェアの4人全員が出演しているではあ〜りませんかっ!
 まあ,映像の9割は主演=伊東たけしなのですが(ポーズボタン OR コマ送りを駆使すれば)安藤正容河野啓三坂東慧の姿も確認できる。微妙。貴重。(数秒遅れて)やった〜!

 『夏全開』は高中正義の専売特許であるが「プレミアムローストアイスコーヒー」におけるT−スクェアの“はじけっぷり”は「初夏全開」! どこがマクドナルド・リニューアル・コーヒーのコンセプト=「洗練された上質な時間表現」なのっ,とツッコミたくなってしまう。若い。きっと「プレミアムローストアイスコーヒー」って渋みも苦みもないのでは?

 そんな“お宝衝撃映像”に最近まで気を取られっぱなしでしたが,目が映像に慣れてくると,次は耳がダンボに…。
 前作のCM曲は東儀秀樹作でしたが,今回は伊東たけしの書き下ろし! T−スクェア・スーパーバンドの『ワンダフル・デイズ』に,急遽・追加収録された【ISLET BEAUTY】! これぞ伊東たけしの爽やか&軽やかフュージョン全開! いい!

 『ワンダフル・デイズ』では,宮崎隆睦に“喰われた”伊東たけしだが【ISLET BEAUTY】だけは別。そう。TVCM同様,伊東たけしT−スクェアの顔である。今度は伊東たけしがエビちゃん喰い。この勢いでマクドナルドの顔になればなぁ。第3弾はもうないよなぁ。

ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ / SLY4


 『HEAD HUNTERS』の3曲目は【SLY】。


 【SLY】こそ,ジャズファンクだ! ハービー・ハンコックの“洗練された黒さ”を大いに楽しめる。

 2分3秒から始まる,ミディアムからアップテンポへの展開は,バンド全体にスイッチが入ったかのようにビートがうねる! 5分27秒から9分21秒までのハービー・ハンコックのソロが全速力で駆け抜ける!
 ただしハービー・ハンコックが熱いだけに,フロントの迫力不足が逆に目についてしまう。そこだけが残念。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

HERBIE HANCOCK : Fender Rhodes Electric Piano, Clavinet, Arp Odyssey Synthesizer, Arp Soloist Synthesizer, Pipes
BENNIE MAUPIN : Soprano and Tenor Saxophone, Saxello, Bass Clarinet, Alto Flute
PAUL JACKSON : Electric Bass, Marimbula
HARVEY MASON : Drums
BILL SUMMERS : Congas, Shekere, Balafon, Agogo, Cabasa, Hindewho, Tambourine, Log Drum, Surdo, Gankoqui, Beer Bottle
 

マーカス・ミラー / シルヴァー・レイン / SOPHISTICATED LADY5

 『SILVER RAIN』の12曲目は【SOPHISTICATED LADY】(以下【ソフィスティケイテッド・レディ】)。


 【ソフィスティケイテッド・レディ】のハイライトは,1分15秒から1分49秒までと3分36秒4分9秒までの“フレットレス・ベース”であろう。ここでのベース・プレイが何とも美しく,たまらなくいい。

 【ソフィスティケイテッド・レディ】は,マーカス・ミラーによる一人多重録音。原曲はデューク・エリントンの作であり,聞き覚えはあったが,すぐにそれとは分からなかった。
 全く別の曲に聴かせてくれたマーカス・ミラーの“アレンジ能力”にも脱帽である。

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

MARCUS MILLER : Bass Clarinet, Fretless Bass, Keyboards, Synth Strings

野呂 一生 / ヴィーダ / EXPLORACAO4

 『VIDA』の3曲目は【EXPLORACAO】。


 【EXPLORACAO】の第一印象は『プラティナム』である。このまま『プラティナム』に収録されても違和感なし。
 だが,ここまでハマルと(ハマリ過ぎて)逆に違和感大あり! 管理人が“感じてきた”カシオペアって一体何だったのだろう?

 カシオペア野呂一生説を唱えてきた人間としては『ヴィーダ』=『プラティナム』は,主張通りの「モーマンタイ」である。
 しかし,しかしである…。カシオペアの大ファンの皆さんなら分かっていただけると思うのだが,野呂一生作曲のカシオペア・メロディであっても,それが向谷実桜井哲夫鳴瀬喜博)+神保彰が演奏して初めて“あの”カシオペア・サウンドへと昇華していく! “4人揃って”カシオペアなのである。

 【EXPLORACAO】によって,野呂一生1人,他の3人の“サビ抜き”であっても,カシオペア・サウンドが完成することが実証されてしまった。この事実はどうにも受け入れ難い。気持ち悪い。でも“悲しいかな”心地良い自分に嫌気がさす。
 そう。【EXPLORACAO】は,管理人にいつも“違和感だけ”を残し去っていく…。「ああ無情」 by アンルイス 。

ISSEI NORO : Guitar, Vocal, Chorus, Percussion, Synthesizer
TEOFILO PEREIRA DE LIMA : Drums
HUGO ANTONIO FATTORUSO DORCI : Keyboards
NELSON LUIZ AYRES ALMEIDA FREITAS : Keyboards
FERNANDO DE JESUS MACHADO SIZAO : Bass
JOSE BELMIRO LIMA : Percussion
OVIDIO MOREIRA BRITO : Percussion
FRANCISCO EDMUNDO DE AZEVEDO : Percussion
SEVERINO J. DE OLIVEIRA : Accordion
SERGIO FERNANDO DE SOUZA : Trombone
ALCEBIADES SPINOLA FILHO : 1st Trumpet
NELSON HENRIQUE CUNHA : 2nd Trumpet
JOSE CARLOS MACHADO RAMOS : Saxophone
MARIA CRISTINA BRAUN : Chorus
ANA LUCIA FONTES LEUZINGER : Chorus
LEO : Cry
TOKUO INOUE : Synthesizer Programing

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