管理人の愛するパット・メセニー・グループの(『コードネームはファルコン』を除いた)12作目『SPEAKING OF NOW』(以下『スピーキング・オブ・ナウ』)は,5年ぶりのアルバムにして大幅なメンバー・チェンジの“新生”パット・メセニー・グループの名 ...
2009年04月
[DVDレヴュー] ジョージ・ベンソン / ライヴ・アット・モントルー 1986
『BREEZIN’』での【THIS MASQUERADE】の大ヒット以来『WEEKEND IN L.A.』での【GREATEST LOVE OF ALL】や『IN YOUR EYES』での【FEEL LIKE MAKIN’ LOVE】等,AOR系のボー ...
[CDレヴュー] 辛島 文雄 / イン・サンフランシスコ / ELEGY
『IN SANFRANCISCO』の4曲目は【ELEGY】(以下【エレジー】)。 【エレジー】のミディアム・グルーヴが『IN SANFRANCISCO』のハイライト! ピーター・B・バーシェイの絶え間なくグルーヴするベースに乗せられて,アラビアン・ナイ ...
[CDレヴュー] 辛島 文雄 / イン・サンフランシスコ / I WISH I KNEW
『IN SANFRANCISCO』の3曲目は【I WISH I KNEW】(以下【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】)。 【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】の美メロの世界観へ辛島文雄が深く没入していく。 エルヴィン・ジョーンズも【アイ・ウィッシュ・アイ・ ...
[CDレヴュー] 辛島 文雄 / イン・サンフランシスコ / IT COULD HAPPEN TO YOU
『IN SANFRANCISCO』の2曲目は【IT COULD HAPPEN TO YOU】(以下【イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー】)。 【ハンギン・アウト】の直後のトラックなので身構えていたら,サラッとした演奏だと聴こえがちだが,いえいえどうして ...
[CDレヴュー] 辛島 文雄 / イン・サンフランシスコ / HANGIN' OUT
『IN SANFRANCISCO』の1曲目は【HANGIN’ OUT】(以下【ハンギン・アウト】)。 「手に汗握る」つばぜり合いの【ハンギン・アウト】。辛島文雄のアルバム中,一番力感のこもったピアノがトニー・ウィリアムスの頭を必死で抑えにかかった証し。 ...
[CDレヴュー] 辛島 文雄 / イン・サンフランシスコ
世界的に辛島文雄の評価はすこぶる高い。もしや日本人ジャズ・ピアニストの一番手かもしれない。 なぜなら世界的に見てもエルヴィン・ジョーンズ,トニー・ウィリアムス,ジャック・デジョネットというジャズ・ドラマーのBIG3と共演したピアニストは辛島文雄の他にい ...
[CDレヴュー] ジェリ・アレン・スーパー・トリオ / 21 / IN THE MIDDLE
『TWENTY ONE』の12曲目は【IN THE MIDDLE】(以下【イン・ザ・ミドル】)。 【イン・ザ・ミドル】でのジェリ・アレンのソロ・ピアノが相当に厳しい。しかし【イン・ザ・ミドル】を聴き終えた瞬間,安堵感を覚え妙に心が落ち着いた自分を覚えて ...
[CDレヴュー] ジェリ・アレン・スーパー・トリオ / 21 / INTROSPECTION/THELONIOUS
『TWENTY ONE』の4曲目は【INTROSPECTION/THELONIOUS】(以下【イントロスペクション〜セロニアス】)。 上手なセロニアス・モンクが弾く【イントロスペクション】が【イントロスペクション〜セロニアス】である。 おおっと失言。 ...
[CDレヴュー] ジェリ・アレン・スーパー・トリオ / 21 / DRUMMER'S SONG
『TWENTY ONE』の3曲目は【DRUMMER’S SONG】(以下【ドラマーズ・ソング】)。 当の作曲者であるジェリ・アレンの右手と左手が混乱してしまいそうな複雑なメロディーとリズム。機械仕掛けで単調な曲なのに,演奏が進むにつれて,何とも凄い“生 ...
[CDレヴュー] ジェリ・アレン・スーパー・トリオ / 21 / IF I SHOULD LOOSE YOU
『TWENTY ONE』の2曲目は【IF I SHOULD LOOSE YOU】(以下【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】)。 【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】は『TWENTY ONE』の特徴ズバリで,前半は「何だ普通の演奏か」と思ってしまった ...
[CDレヴュー] ジェリ・アレン・スーパー・トリオ / 21 / RTG
『TWENTY ONE』の1曲目は【RTG】。 【RTG】とは「ロン+トニー+ジェリ」の頭文字のこと。則ち,ロン・カーターとトニー・ウィリアムスと共演することを夢見てきたジェリ・アレンの妄想が形になった書下ろし。イントロから喰い気味でサビが登場する「飛 ...
[CDレヴュー] ジェリ・アレン・スーパー・トリオ / 21
ジェリ・アレンと来れば「M−BASE」を連想してしまうし,スティーヴ・コールマンの影響から離れてもなおアバンギャルドなピアノで,思索的で深遠で重量級のジャズを演奏してきた超大物のイメージである。 事実,1980年代は「女性ジャズメン」と来ればジェリ・ア ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME / I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
『TRIFRAME』の7曲目は【I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN】。 ジャズ・スタンダードの【I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN】は,青柳誠が『TRIFRAME』の中で唯一,最初から最後まで1人でソロを ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME / WIVES AND LOVERS
『TRIFRAME』の5曲目は【WIVES AND LOVERS】。 【WIVES AND LOVERS】を聴いてバンドの名前に納得した。「TRIFRAME」が,なぜ青柳誠トリオを名乗らないのかが伝わってくる。 青柳誠がソロで活動しようとしても【WI ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME / ENOKOROGUSA
『TRIFRAME』の4曲目は【ENOKOROGUSA】。 【ENOKOROGUSA】が放つ強烈なノスタルジー。4段階で盛り上がっていく郷愁感。管理人のかけがえのない思い出にスイッチを入れるテーマ曲の1つ。 イントロから流れる青柳誠のソロ・ピアノが素晴 ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME / SLEEPWOOD
『TRIFRAME』の3曲目は【SLEEPWOOD】。 【SLEEPWOOD】の爽快なキラキラ感。個人的にはハイウェイを高速ドライブしているイメージがある。 一直線で一本道なのに青柳誠がハンドルを切り続けている。真っすぐに走り続けるにはハンドルを微妙に ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME / CIRCLE BEEDS
『TRIFRAME』の2曲目は【CIRCLE BEEDS】。 “最高傑作”【BLUE ONE】では,陰に隠れていた青柳誠のピアノが【CIRCLE BEEDS】で一気に前に出てきている。 青柳誠のリリカルで硬派なピアノ・タッチはビル・エヴァンスというより ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME / BLUE ONE
『TRIFRAME』の1曲目は【BLUE ONE】。 クレジットではプログラミングとしか表記されていないが【BLUE ONE】の「WITH ストリングス」風のゴージャスなサウンドが最高に気持ち良い。特に無駄に盛り上がるのではなく音楽の核になる部分での使 ...
[CDレヴュー] 青柳誠トライフレーム / TRIFRAME
青柳誠の1stソロ『TRIFRAME』(以下『青柳誠トライフレーム』)を聴いて二重の意味で観念してしまった。 1つはアルバムの出来の良さに観念してしまった。“ジャズ・ピアニスト”青柳誠が最高に素晴らしい。個人的に青柳誠と来ればピアノというよりテナー・ ...
[DVDレヴュー] パット・メセニー・グループ / イマジナリー・デイ・ライブ
『IMAGINARY DAY』(以下『イマジナリー・デイ』)とは「架空の日」。 元来,パット・メセニー・グループの音楽の魅力こそ「IMAGINARY」に尽きる。パット・メセニー・グループのアルバムを聴いていると,いつでも映像作品を見ている気分になる。幾 ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-40
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...