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2009年04月

 管理人の愛するパット・メセニー・グループの(『コードネームはファルコン』を除いた)12作目『SPEAKING OF NOW』(以下『スピーキング・オブ・ナウ』)は,5年ぶりのアルバムにして大幅なメンバー・チェンジの“新生”パット・メセニー・グループの名 ...

 『BREEZIN’』での【THIS MASQUERADE】の大ヒット以来『WEEKEND IN L.A.』での【GREATEST LOVE OF ALL】や『IN YOUR EYES』での【FEEL LIKE MAKIN’ LOVE】等,AOR系のボー ...

『IN SANFRANCISCO』の4曲目は【ELEGY】(以下【エレジー】)。  【エレジー】のミディアム・グルーヴが『IN SANFRANCISCO』のハイライト!  ピーター・B・バーシェイの絶え間なくグルーヴするベースに乗せられて,アラビアン・ナイ ...

『IN SANFRANCISCO』の3曲目は【I WISH I KNEW】(以下【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】)。  【アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー】の美メロの世界観へ辛島文雄が深く没入していく。  エルヴィン・ジョーンズも【アイ・ウィッシュ・アイ・ ...

『IN SANFRANCISCO』の2曲目は【IT COULD HAPPEN TO YOU】(以下【イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー】)。  【ハンギン・アウト】の直後のトラックなので身構えていたら,サラッとした演奏だと聴こえがちだが,いえいえどうして ...

『IN SANFRANCISCO』の1曲目は【HANGIN’ OUT】(以下【ハンギン・アウト】)。  「手に汗握る」つばぜり合いの【ハンギン・アウト】。辛島文雄のアルバム中,一番力感のこもったピアノがトニー・ウィリアムスの頭を必死で抑えにかかった証し。 ...

 世界的に辛島文雄の評価はすこぶる高い。もしや日本人ジャズ・ピアニストの一番手かもしれない。  なぜなら世界的に見てもエルヴィン・ジョーンズ,トニー・ウィリアムス,ジャック・デジョネットというジャズ・ドラマーのBIG3と共演したピアニストは辛島文雄の他にい ...

『TWENTY ONE』の12曲目は【IN THE MIDDLE】(以下【イン・ザ・ミドル】)。  【イン・ザ・ミドル】でのジェリ・アレンのソロ・ピアノが相当に厳しい。しかし【イン・ザ・ミドル】を聴き終えた瞬間,安堵感を覚え妙に心が落ち着いた自分を覚えて ...

『TWENTY ONE』の4曲目は【INTROSPECTION/THELONIOUS】(以下【イントロスペクション〜セロニアス】)。  上手なセロニアス・モンクが弾く【イントロスペクション】が【イントロスペクション〜セロニアス】である。  おおっと失言。 ...

『TWENTY ONE』の3曲目は【DRUMMER’S SONG】(以下【ドラマーズ・ソング】)。  当の作曲者であるジェリ・アレンの右手と左手が混乱してしまいそうな複雑なメロディーとリズム。機械仕掛けで単調な曲なのに,演奏が進むにつれて,何とも凄い“生 ...

『TWENTY ONE』の2曲目は【IF I SHOULD LOOSE YOU】(以下【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】)。  【イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー】は『TWENTY ONE』の特徴ズバリで,前半は「何だ普通の演奏か」と思ってしまった ...

『TWENTY ONE』の1曲目は【RTG】。  【RTG】とは「ロン+トニー+ジェリ」の頭文字のこと。則ち,ロン・カーターとトニー・ウィリアムスと共演することを夢見てきたジェリ・アレンの妄想が形になった書下ろし。イントロから喰い気味でサビが登場する「飛 ...

 ジェリ・アレンと来れば「M−BASE」を連想してしまうし,スティーヴ・コールマンの影響から離れてもなおアバンギャルドなピアノで,思索的で深遠で重量級のジャズを演奏してきた超大物のイメージである。  事実,1980年代は「女性ジャズメン」と来ればジェリ・ア ...

『TRIFRAME』の7曲目は【I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN】。  ジャズ・スタンダードの【I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN】は,青柳誠が『TRIFRAME』の中で唯一,最初から最後まで1人でソロを ...

『TRIFRAME』の5曲目は【WIVES AND LOVERS】。  【WIVES AND LOVERS】を聴いてバンドの名前に納得した。「TRIFRAME」が,なぜ青柳誠トリオを名乗らないのかが伝わってくる。  青柳誠がソロで活動しようとしても【WI ...

『TRIFRAME』の4曲目は【ENOKOROGUSA】。  【ENOKOROGUSA】が放つ強烈なノスタルジー。4段階で盛り上がっていく郷愁感。管理人のかけがえのない思い出にスイッチを入れるテーマ曲の1つ。  イントロから流れる青柳誠のソロ・ピアノが素晴 ...

『TRIFRAME』の3曲目は【SLEEPWOOD】。  【SLEEPWOOD】の爽快なキラキラ感。個人的にはハイウェイを高速ドライブしているイメージがある。  一直線で一本道なのに青柳誠がハンドルを切り続けている。真っすぐに走り続けるにはハンドルを微妙に ...

『TRIFRAME』の2曲目は【CIRCLE BEEDS】。  “最高傑作”【BLUE ONE】では,陰に隠れていた青柳誠のピアノが【CIRCLE BEEDS】で一気に前に出てきている。  青柳誠のリリカルで硬派なピアノ・タッチはビル・エヴァンスというより ...

『TRIFRAME』の1曲目は【BLUE ONE】。  クレジットではプログラミングとしか表記されていないが【BLUE ONE】の「WITH ストリングス」風のゴージャスなサウンドが最高に気持ち良い。特に無駄に盛り上がるのではなく音楽の核になる部分での使 ...

 青柳誠の1stソロ『TRIFRAME』(以下『青柳誠トライフレーム』)を聴いて二重の意味で観念してしまった。  1つはアルバムの出来の良さに観念してしまった。“ジャズ・ピアニスト”青柳誠が最高に素晴らしい。個人的に青柳誠と来ればピアノというよりテナー・ ...

 『IMAGINARY DAY』(以下『イマジナリー・デイ』)とは「架空の日」。  元来,パット・メセニー・グループの音楽の魅力こそ「IMAGINARY」に尽きる。パット・メセニー・グループのアルバムを聴いていると,いつでも映像作品を見ている気分になる。幾 ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

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