1曲目の【INTRODUCTION】でフェードインし,10曲目【MALIBU −MEMORY OF BEAUTIFUL DAYS−】でフェードアウトする波の音…。 そう。『BEAUTIFUL DAY』(以下『ビューティフル・デイ』)のコンセプトは「海 ...
2010年03月
カシオペア / ジャイヴ・ジャイヴ
管理人の中で年々評価を下げてきたのが『フォトグラフス』なら,年々評価を上げてきたのが『JIVE JIVE』(以下『ジャイヴ・ジャイヴ』)である。 『ジャイヴ・ジャイヴ』は,かつて管理人の中では“訳有り組”であった。『ジャイヴ・ジャイヴ』を初めて聴 ...
カシオペア / 4 X 4
『FOUR BY FOUR』(以下『4 X 4』)とは「カシオペアの4人 VS リー・リトナー・グループの4人」の意。 そう。『4 X 4』は“我らが”カシオペア初の他流試合=セッションCDである。 ライナーノーツを読んで驚いた。『4 X 4』の ...
カシオペア / アイズ・オブ・マインド
『EYES OF THE MIND』(以下『アイズ・オブ・マインド』)は,カシオペア得意の“焼き直し”のリメイク集! これが単なる“焼き直し”で終わらないのがハービー・メイソン・プロデュース! 野呂一生が影響を認める,ハービー・メイソン流の「音の引き ...
カシオペア / メイク・アップ・シティ
カシオペアを愛し過ぎたがゆえの傷心物語。『MAKE UP CITY』(以下『メイク・アップ・シティ』)には,悲しい思い出しか残っていない。 過去3作と比較して演奏スタイルの変化は感じないが『メイク・アップ・シティ』で“雰囲気”が激変している。要は“ジ ...
カシオペア / サンダー・ライブ
カシオペア初のライブ盤にして神保彰のデビュー盤である『THUNDER LIVE』(以下『サンダー・ライブ』)。 辛口レビューの格好のネタ満載の『サンダー・ライブ』であるが『サンダー・ライブ』の前に『ミント・ジャムス』を買ってしまったのが運のつき。 ...
カシオペア / カシオペア
向谷実が,バンド名をそのままデビューCDのタイトルにした“安直な”CDと紹介する“我らが”カシオペアのデビューCD『CASIOPEA』(以下『カシオペア』)! しかし“安直な”ネーミングとは裏腹に“凝りに凝った”カシオペア・サウンドは,カシオペア歴 ...
小沼 ようすけ / JAZZ'N'POP
『JAZZ’N’POP』は“POP”というタイトルが表わす,打ち込み主体のポップ・インスト。 『JAZZ’N’POP』のこの面子。キーボードの笹路正徳,ベースの高水健司,ドラムの山木秀夫。ここへギターでリーダーの小沼ようすけ。 勘の良い方なら,小沼よ ...
小沼 ようすけ / SUMMER MADNESS
小沼ようすけが『SUMMER MADNESS』で色を付けてきた。“ジャズ・ギタリスト”小沼ようすけを押し出してきた。ブルース・ラインのケニー・バレル系である。 『SUMMER MADNESS』でも,オリジナル以外に,クール&ザ・ギャング,アイズレー・ ...
小沼 ようすけ / NU JAZZ
『NU JAZZ』は,J−ジャズ界に,いや,世界のトップ・ジャズ・ギタリストとして“彗星の如く現れた”ニュー・スター=小沼ようすけのデビューCD。 ジャズ・ギタリストなのに,いや,デビューCDなのに,イントロから金子雄太のハモンドB−3で“ガンガン”攻 ...
小曽根 真 ザ・トリオ / パンドラ
抜群のリズム感で「ザ・トリオ」を縁の下で支えてきた北川潔から小曽根真に「前に出てくるタイプと根底から支えるタイプの中間」と称されたジェームス・ジーナスへとベーシストが交代した“新生”「ザ・トリオ」の第1作=『PANDORA』(以下『パンドラ』)は「フィ ...
小曽根 真 ザ・トリオ / ソー・メニー・カラーズ
「今までで,ベストのアルバムができたよ」と小曽根真が得意気に語った『SO MANY COLORS』(以下『ソー・メニー・カラーズ』)こそ「ザ・トリオ」の最高傑作である。 この音楽は正しく『ソー・メニー・カラーズ』と呼ぶにふさわしい。 ジャズからクラシ ...
小曽根 真 / WIZARD OF OZONE 〜 小曽根 真ベスト・セレクション
小曽根真本人出演=「アサヒ黒生」のTVCMタイアップ=【ウィー・アー・オール・アローン】の「ソロ・ピアノ・バージョン」目当てに購入した『WIZARD OF OZONE』(以下『WIZARD OF OZONE 〜 小曽根真ベスト・セレクション』)は,小曽 ...
小曽根 真 ザ・トリオ / ノー・ストリングス・アタッチト
『NO STRINGS ATTACHED』(以下『ノー・ストリングス・アタッチト』)は,文句なしに楽しめる! 『ノー・ストリングス・アタッチト』は,小曽根真ファンにも,ジャズ・ピアノ・ファンにも,心置きなくお勧めできる“ごきげん”名盤である。 『ノー ...
小曽根 真 / スターライト
『STARLIGHT』(以下『スターライト』)で聴こえる小曽根真はデビッド・ベノアかフィリップ・セス! “王道のスムーズ・ジャズ”にメロメロのトロトロである。 『スターライト』を聴くまでは小曽根真をジャズ・ピアニストと捉えていたが,小曽根真の溢れ出る ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-51
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアー ...