アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2011年02月

FM OSAKA / KEEP ON SMILING / 渡辺貞夫

KEEP ON SMILING / 渡辺貞夫 本日,JFN系「KEEP ON SMILING」に渡辺貞夫がゲスト出演しました。

 渡辺貞夫とFMラジオと来れば「渡辺貞夫・マイ・ディア・ライフ」〜「渡辺貞夫・ナイトリー・ユアーズ」。現在はTOKYO−FMの番組審議委員も務めるほどTOKYO−FMとのつながりは古い。そしてDJの山寺宏一とFMラジオと来ればバズーカ山寺。BAY−FMとのつながりは古い。
 そんなTOKYO−FM代表の渡辺貞夫とBAY−FM代表の山寺宏一が,FM−OSAKA制作JFN系「KEEP ON SMILING」で豪華共演。日本の音楽教育がテーマのトークでした。

 今年でプロ・デビュー60周年の渡辺貞夫もかつては学生。戦後の揺らん期に青春を過ごしたゆえ「29歳になって音楽学校に行けたことが非常にうれしかった」とバークリーへの留学の思い出を語っていました。
 そんな渡辺貞夫も4月から国立音大の大学講師。「日本人はリズムが一番弱い。リズムセクションを強力にしたい」と気合十分。尤も渡辺貞夫の指導者としての経歴はすでに17年。太鼓を60個使った中学生へのリズム教育の思い出も語っていました。

 若者との共演と来れば『INTO TOMORROW』でのジェラルド・クレイトンベン・ウィリアムスジョナサン・ブレイク。「いろんなミュージシャンとの付き合いの数だったら世界一」と豪語する渡辺貞夫が「若いのによく気分をキャッチしてくれて思いを広げてくれる。もう本当に素晴らしい」と大絶賛していました。是非『INTO TOMORROW AGAIN』!

 渡辺貞夫が自分に足りないものとして「気遣い」を挙げていた。ダンディでジェントルマンで気配り上手な渡辺貞夫に「気遣い」が足りないのであれば,管理人なんて管理人なんて…。

 声優=山寺宏一の「インビクタス 負けざる者たち」と渡辺貞夫の【ショー・ショー・ローダ】の生歌はお宝でした。

 以下,オンエア曲一覧です。

1曲目 : 【SONG OF MAY】 / 渡辺貞夫
2曲目 : 【I MUST BE SAVED】 / マデリン・ペルー

DIMENSION / メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜5

MELODY 〜WALTZ FOR FOREST〜-1 8thから始まったDIMENSIONの激変期=「円熟のクラッシュ・アンド・ビルド」。リリース毎にスタイルを変えアプローチを変え,新境地を開拓してきた。
 そうして辿り着いた16th=『MELODY 〜WALTZ FOR FOREST〜』(以下『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』)で,自分たちの「鉄の掟」を徹底的に潰してきた。

 その1。CDタイトルの定番『○○TH DIMENSION』シリーズ。DIMENSION16thは『16TH DIMENSION』ではない。『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』。これがファンが便宜上そう呼んでいるDIMENSION16thのタイトルである。
 その2。勝田一樹アルト・サックスからソプラノ・サックスへの転向。素晴らしくメロウである。
 その3。DIMENSION3人の総意としての勝田一樹推し。16thは「DIMENSION・フィーチャリング・勝田一樹」。増崎孝司小野塚晃勝田一樹のサポート役に徹している。
 その4(初の全編バラード)。その5(初のストリングスの導入)。その6(増崎孝司アコギ小野塚晃ピアノアコースティック楽器のフィーチャー)。その7(初のメイン・ボーカルの導入)。その8(初のセルフ・カヴァー)。その9(初のCD−EXTRA)。その10(ROOMSからZAIN)などと細かく挙げれば枚挙にいとまがない。
 そう。『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』こそ“最強にして最後の”クラッシュ・アンド・ビルドである。

 そう。16thが最後の激変。『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』が,8thから9作に渡って進化を追い求めてきたDIMENSIONの金字塔である。管理人はそう強く信じる。

 激変の『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』なのに,全く違和感のないDIMENSION・サウンドが流れている。DIMENSIONファンにこそ『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』を聴いてほしい。是非聴き込み,そして感じてほしい。
 DIMENSIONの代名詞である,超絶技巧も未来志向をも削ぎ落とし,残るはただただ,美しいメロディ。全く違う肌触りなのに,ビンビン感じる『FIRST DIMENSION』のあの筆舌に尽くし難い“特有のクセ”。そう。16thには,最高に楽しかったFIRST当時のDIMENSIONの“エキス”が溢れ出ている。

 『FIRST DIMENSION』が深海であるならば『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』は樹海。深い森での森林浴。マイナス・イオンが音となって飛んでくる。
 こう書くとあれだが『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』は,癒し系にしてヒーリング・ミュージックではない。繊細な表現で心に染み入るのだが,底辺ではいつもと変らぬDIMENSION特有のノリが流れている。
 そう。木を見てはならない。森を見よ。“円熟のクラッシュ・アンド・ビルド”期であっても底辺は揺るがないDIMENSIONのコンテンポラリー志向に熱狂を覚える。この抑え目な表現が濃密な空間を創造した秘訣であろう。
 16th1stへの原点回帰ではなく1stから脈々と流れ続けるDIMENSION特有のメロディー

MELODY 〜WALTZ FOR FOREST〜-2 『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』で,増崎孝司小野塚晃勝田一樹の3人組ユニット=DIMENSIONの素晴らしい挑戦の旅が終わった。
 『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』は過去の15作(『LE MANS』を含めると16作)なくしては完成しなかった。

 『COMPLETE OF DIMENSION AT THE BEING STUDIO』のライナーノーツ小野塚晃が『メロディー 〜ワルツ・フォー・フォレスト〜』についてこう語っている。
 「僕らがこのバンドを立ち上げた頃だったら,今回のようなアルバムは出来なかったと思います。10年やって来たからこそ,シンプルだけど,ごまかしが効かない音楽を真っ正面からやれるようになった」。

 そう。テクニックやアレンジの妙ではない。DIMENSIONがストイックに追い求め続けていたのはメロディーDIMENSIONは管理人の“誇り”である。

  01. Everlasting Melody
  02. Voice of the moon
  03. Waltz for Forest
  04. Remember of the days
  05. Song of my heart
  06. Indian Summer
  07. CHINITA (dreams)
  08. If featuring 4 P.M.

(ザイン/ZAIN RECORDS 2003年発売/ZACL-8009)
CD−EXTRA仕様:【EVERLASTING MELODY】

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カシオペア / ワールド・ライブ '884

WORLD LIVE '88-1 カシオペアが1988年に敢行した世界5ヵ国でのライブ=ブラジル〜オーストラリア〜日本〜メキシコ〜アメリカの「ワールド・ツアー」のアルバムには2種類ある。

 VHS版『JOIA 〜CASIOPEA WORLD TOUR〜』(以下『ジョイア! カシオペア・ワールド・ツアー』)が,その映像盤であれば『ワールド・ライブ ’88』は,同音源のCD盤! そう。ダイナミックで臨場感ある『ジョイア! カシオペア・ワールド・ツアー』があれば『ワールド・ライブ ’88』は「無用の長物」である。
 しかしそこは商魂たくましい。まず『ワールド・ライブ ’88』を発売し“後だしジャンケン”として『ジョイア! カシオペア・ワールド・ツアー』が発売された。よって管理人はCD&VHS共に購入と相成ってしまう。

 しかしそれでも“ニンマリ”してしまう「ファン心理」とは末恐ろしい。その理由の一つは『ワールド・ライブ ’88』には『ジョイア! カシオペア・ワールド・ツアー』未収録の【ACCESS】が収録されているから。
 ん? 『プラティナム』のCD批評で【ACCESS】を駄曲と斬っていたのでは? そうです。【ACCESS】は駄曲です。でもでも『ワールド・ライブ ’88』収録の【ACCESS】は「HORN SPECTRUM & TOPS HORN」の“スペシャル・ホーン入り”なのです。このバージョンはいい〜。

 というのも,残念ながら88年のよみうりランドEASTには行かなかったが,87年のよみうりランドEASTには行った。その時も“スペシャル・ホーン”が来ていて,あの時の感動がよみがえってくるのだ。向谷さんの「ホーンが気持ちいい」のMCを覚えている。
( ※もしからしたら管理人の記憶違い? 88年のライブにも行ったのかも? 楠木勇有行の「COKE IS IT!」も覚えている。果たして,2年連続“スペシャル・ホーン”がゲスト出演したのでしょうか? ご存知の方々へ「HELP ME!」です。)

 さて『ジョイア! カシオペア・ワールド・ツアー』があれば「無用の長物」である『ワールド・ライブ ’88』であるが,では『ジョイア! カシオペア・ワールド・ツアー』なしの人にとってはどうか?
 ズバリ,買いである! 理由は大好きな名盤ユーフォニー』のツアーだから! いや「AURA」時代のカシオペアとしては“唯一の”ライブ盤だから!

 『ワールド・ライブ ’88』を聴き通して感じるのは,世界5ヵ国でのライブの割りには,カシオペアの演奏には“世界の温度差”がないことである。
 「聴衆の盛り上がりに反応するタイプ」のカシオペアだけに,その点を不思議に思ってしまった。あっ,そうか。どの会場も盛り上がったのかぁ。← 自爆
 きっと『ジャイヴ・ジャイヴ』のライナーノーツ青木誠氏の名文「日本の聴衆だろうとロンドンの聴衆だろうとカシオペア・ファンならおなじ顔に見えるらしい」の再現だったのだろう。

 しかし「アドリブログ」の読者は,その“微妙な違い”を知りたいはず? 以下,世界5ヵ国別のプチ批評で〜す。

 【太陽風】【RED ZONE】はブラジル公演収録。ブラジル公演は1987年に続いて2回目。ブラジル大好き=桜井哲夫チョッパー・ベースが凄まじい。特筆すべきは野呂一生アドリブの出来である。透明感あるライトハンドが実に素晴らしい。
 【PRINCESS MOON】はオーストラリア公演。まだオーストラリアではプロモーションされていないためか“丁寧な演奏”という印象を受ける。ロマンティックな【PRINCESS MOON】の美メロが,カシオペアのトレードマークとしてすり込まれるとうれしいな。桜井哲夫ベース・ソロまでもがメロディアス仕上げである。
 【いにしえ】【SOLID SWING】はメキシコ公演。レコード未発売のメキシコでの初ライブとは思えない盛り上がり! 神保彰はヒーローである。高地での演奏とは思えない“爆発力”に観客も盛り上がっている。世界レベルで絶賛されるカシオペア神保彰の証明であろう。
 【MAGNETIC VIBRATION】【迷夢】はアメリカ公演。お馴染みのアメリカ。お馴染みのLA。しかしワールド・ツアーでは一番小さな箱=ライヴハウス「ロキシー」でのライブ。ステージと観客の距離感がダイレクトに演奏に出ている。
 そしてカシオペアが“ワールド・ツアー”で来日した?ジャパン。日本公演が最高である。【DO−LOO−DOO?】【BAYSIDE EXPRESS】【SUPER SONIC MOVEMENT】【ACCESS】が華やか! やはり“スペシャル・ホーン”は楽しい。あのままホーン入りでジャズ寄りに路線変更していれば…。
 【SUPER SONIC MOVEMENT】における“ライブ随一の楽しみ”であるジンサクによるドラム・ソロ&チョッパー・ベース・ソロは聴き応え・ありありである。

WORLD LIVE '88-2 最後に管理人の結論=『ワールド・ライブ ’88批評

 『ワールド・ライブ ’88』は,カシオペア・ファンの“逆お宝”である。
 完璧主義の野呂一生には珍しくミス・タッチがそのまま記録されている。通常ならお蔵のところをOKしたのは,一発勝負の「ワールド・ツアー」のドキュメンタリー!(誤解なさらないように。カシオペアのミス・タッチは芸術レベル!)
 これぞ“素の”カシオペア。“普段着の”カシオペア。初めて訪れる国・会場・観客の違いに,手探り状態の緊張感が感じられる。
 マンネリズムで内部分裂前の緊張感を失っていたカシオペアが,久しぶりに本気で演奏している姿が愛らしい。実に微笑ましい。く〜っ!

  01. DO-LOO-DOO?
  02. BAYSIDE EXPRESS
  03. 太陽風 (TAIYO-FU☆THE WIND FROM THE SUN)
  04. RED ZONE
  05. PRINCESS MOON
  06. いにしえ (INISHIE☆OLD TIMES)
  07. SOLID SWING
  08. MAGNETIC VIBRATION
  09. 迷夢 (MEI-MU☆SHALLOW DREAMS)
  10. SUPER SONIC MOVEMENT
  11. ACCESS

(ポリドール/AURA RECORDS 1988年発売/H33P-20285)
(ライナーノーツ/後藤俊介)

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DIMENSION / 15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”4

15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”-1 どのバンドにも問題作の一つや二つはあるもの?だが,DIMENSIONにとっての問題作が『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』である。

 14thで従来の売りであった「超絶技巧」を捨てた“円熟のクラッシュ・アンド・ビルド”期。15thでは何を捨てるべきか? リーダーの増崎孝司が「迷いがあった」と語ったインタビュー記事の記憶がある。
 そうして向かった15thはアングラでありクラブ・ジャズである。単純にセンス。音楽性やアイデンティティやアイディア勝負。

 クラブ・ジャズ=踊れるものばかりではない。管理人は“リスニング系”のクラブ・ジャズが大好きである。
 MMWSOULIVEブルーノートもいいところに目をつけた。DIMENSIONもいいところに目をつけた。

15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”-2 では15thが好きなのかというと?
 う〜む。この路線が気に入ったのはDIMENSIONのメンバーでも勝田一樹だけなのかな? 管理人も『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』をほぼ10年振りに聴き返しているのが本音である。

 【SEABIRD】は文句なしに最高! 【IF I ONLY KNEW】【RISE】【MOSAIQUE】もいいが,惜しまれるは小野塚晃得意のJAZZYなアプローチがあれば。オルガン・ジャズなアプローチがあれば。

15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”-3 管理人の結論。『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”批評

 『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』は,勝田一樹ソロ・プロジェクト「JAFROSAX」への伏線として評価する。

 『15TH DIMENSION “INTO A NEW WORLD”』で耳につくのは一定したグルーヴである。無機質なループに生楽器がアクセントをつけている。乾いている。COOLである。

  01. C'min up
  02. If I only knew
  03. Into a new world
  04. Forever
  05. Seabird
  06. Rise
  07. When you're gone
  08. Mosaique
  09. Place

(ルームス/ROOMS 2001年発売/BMCR-8001)
(特製ステッカー封入)

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DIMENSION / 14TH DIMENSION “HEARTS”5

14TH DIMENSION “HEARTS”-1 DIMENSION“円熟のクラッシュ・アンド・ビルド”期のピークであり,正しく“円熟”を感じさせてくれたのが『14TH DIMENSION “HEARTS”』である。
 『14TH DIMENSION “HEARTS”』こそ,従来のDIMENSIONを“ぶち壊した”アルバムはない。そう。DIMENSIONが自分たちの“売り”である「超絶技巧」を捨てたのだ。

 『14TH DIMENSION “HEARTS”』のキャッチ・コピーは「言葉が無くても伝わる音」。DIMENSIONが目指したのは“心休まる珠玉のメロディ”であって,聴かせる演奏の細部の“旨み”ではない。
 そう。増崎孝司小野塚晃勝田一樹の3人組ユニット=DIMENSIONは,ついにスタジオ・ミュージシャンとしてのポリシーを捨ててきた。意識的に複雑なキメを封印してきたのだ。

 DIMENSIONというバンドは明らかにマニアック! ターゲットである楽器小僧とフュージョン・ファンにはド・ストライク!(エレキコミックな漫談バンドの雄=TRIX好きにも!)
 一方で,フュージョン女子率は低かった。カシオペアスクェアほどに一般受けはしなかった。う~ん。名曲はたくさんあるのに。分かりやすくてきれいな演奏なのに。どうしてだろう。なぜなんだろう。

 そこでDIMENSIONは考えた。自分たちの音楽を「伝える」ためにスムーズ・ジャズを取り入れてみよう。
 耳馴染みの良い音楽。「いかに伝えるか」に重きが置かれた音楽。それが『14TH DIMENSION “HEARTS”』の真実だと思う。雰囲気ある“ルーズな演奏”が続いていく。

 バラードやミディアムは少ない。『14TH』で「DIMENSIONDIMENSIONを伝えるために選んだ」スムーズ・ジャズは,おもいっきり“ダンサブル”である。
 しかしアルバム全体に流れる雰囲気や空気感は紛れもなく“HEARTS”している。いい距離感で感覚に訴えてくる。

14TH DIMENSION “HEARTS”-2 個人的には【IF】を超えたであろう【HEARTS】。こちらも【SE.LE.NE】を超えたであろう【AFTER GLOW】の2トラックは神!

 『14TH』がスムーズ・ジャズしているのは序盤だけで,中盤ではパット・メセニー・グループが現われ,終盤ではクラブ・ジャズ大登場のコンフュージョンである。
 ラストの【CONFUSION】は,トラック・タイトルよろしくメロディとビートの鍔迫り合いで,正に『14TH』の象徴トラックだと思う。
 【NUDISTIC】が『15TH』以降のDIMENSIONを予言しているし【DO YOU KNOW ME?】には塩谷哲が入っている。

 『14TH DIMENSION “HEARTS”』が大好きだ。う~ん,書きたい。書き綴りたくなる強烈な衝動を感じる。
 でもこれ以上は書かない。なぜなら『14TH DIMENSION “HEARTS”』のコンセプトは「言葉が無くても伝わる音」。言葉など要らない。
 『14TH DIMENSION “HEARTS”』を是非聴いてほしい。

  01. Hearts
  02. Stylish of Swing
  03. After Glow
  04. Mad about you
  05. Far away
  06. Nudistic
  07. Change Over
  08. Do you know me ?
  09. Hand Out
  10. Get with it
  11. Confusion

(BMGルームス/BMG ROOMS 2000年発売/BMCR-7045)

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大西 順子 / プレイ・ピアノ・プレイ5

PLAY, PIANO, PLAY-1 ビレッジ・バンガードの次に東芝EMIが考えた戦略は有名なジャズ・フェスティヴァルへの出演であった。
 『PLAY, PIANO, PLAY』(以下『プレイ・ピアノ・プレイ』)は,スイスのモントルー,フィンランドのポリ,ドイツのシュトゥットガルでのライブ盤。大西順子荒巻茂生原大力の日本人トリオが絶賛を浴びた,1996年の夏のヨーロッパのドキュメントである。

 きっとヨーロッパのジャズ・ファンを“ぶちかましてやろう”的な大西順子の空気感が封入されているのだろう。
 『プレイ・ピアノ・プレイ』での大西順子のテンションが異常に高い。戦闘意欲剥き出しで,有名ジャズ・フェスティヴァルのステージで一暴れしている。

 『プレイ・ピアノ・プレイ』で感じる「勢いとノリは」他のCDでは味わえない,大西順子の“野望”を感じさせる。たまにはこんな「鼻っ柱の強い」女性に恋するのもいいものであろう。

PLAY, PIANO, PLAY-2 『プレイ・ピアノ・プレイ』で,管理人の大西順子への“炎熱”は最高潮に達してしまった。
 特にCDの裏ジャケ! これが実にエロい! 大西順子の全てを受け止める決意が固まった瞬間『プレイ・ピアノ・プレイ』から“爽やかなヨーロッパの風”が流れ出す!

 大西順子ファンは『プレイ・ピアノ・プレイ』を一音一音聴き込んではいけない。ジャズ・フェスティヴァルの会場同様,ビール片手にリラックス!
 そう。『プレイ・ピアノ・プレイ』は,大西順子トリオ作“くつろぎの”CDである。【ハウ・ハイ・ザ・ムーン】は,是非生で聴いてみたかったなぁ。

  01. Play, Piano, Play
  02. How High The Moon
  03. Slugs
  04. Trinity
  05. Portrait In Blue
  06. Kutoubia
  07. The Jungular

(サムシンエルス/SOMETHIN'ELSE 1996年発売/TOCJ-5583)
(ライナーノーツ/藤本史昭)
★1996年度ジャズ・ディスク大賞【日本ジャズ賞】受賞

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DIMENSION / 13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”4

13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”-1 “LIVE DIMENSIONAL -EIGHTH-”のライブCDにしてDIMENSION2枚目のライブCD13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”』。

 OPENINGのメンバー登場シーンでの観客の盛り上がりを聞くだけで,あの瞬間の感動が甦る!
 そうなんです。実は管理人“LIVE DIMENSIONAL -EIGHTH-”のライブ録音に参戦していました。
( ただし参戦は恵比寿ガーデンホールのみ。『13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”』のクレジットによると,もう1ヶ所「神戸チキンジョージ」でのライブも含まれているようなので疑似体験と言うべきか? )

 自分が見届けたライブCD化されるのはうれしいものですよね。いや,胸中複雑? あの音源はあの瞬間あの場所にいた人だけの宝物=独り占めしたい?
 『13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”』の場合は完全に前者。だって管理人がDIMENSIONライブに出かける目的は「演奏半分トーク半分」。

13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”-2 『13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”』には『SIXTH DIMENSION “LIVE”』の付属品「特別付録『六本木 PIT INでのライブMCを完全収録!』」のようなライナーノーツが封入されていない。
 そう。爆笑トーク抜きのライブ演奏集では,幾ら「ツアーの全セットリスト完全収録盤」とアナウンスされても触手が動かない。事実,DIMENSIONライブは,演奏時間よりトークの時間が長いのだ~?

 ライブ当日もお楽しみのトークが演奏以上に絶好調。当日はカツオが風邪をひいてたようで,広尾病院という高級な病院に行ってきたとか(病院に高級って存在するのか?)薬を常人の2倍飲んでいるとか…。病院で点滴を受けた上にユンケルを飲んで臨んだステージングがハイテンション。
 カツオの相方=マスヤンは“キレキレ”でした。すっ飛ばしていた。もうどうにも止まらないトークにつられた指先が「超絶技巧」の大連発!
 増崎孝司小野塚晃勝田一樹アドリブの出来でもマスヤンギターが突き抜けている。どうやらDIMENSIONというバンドは“トークの出来が演奏の出来を左右する”ように思えます。

13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”-3 『13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”』は,肝心の演奏も大満足!
 元々,DIMENSIONライブは,スタジオ録音のような完璧な演奏が大定番。たまに「これはCDを流しているのではないか?(特に小野塚晃キーボード)」と思ってしまう。スタジオと生の境界がボーダレスなのだ。
 しか~し,ライブにはアドリブがある。CDにはないフレージングに現実に引き戻される。

 またDIMENSIONライブの別の楽しみは「生ベース&生ドラム」! フロント3人組ユニットのDIMENSIONはアルバム制作ではリズムに打ち込みを多用しているので,ライブで聴くDIMENSIONは,機械と人間では明らかにノリが違う!

 『13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”』でのリズム隊は,元カシオペアで現カシオペアの“スーパー・ドラマー神保彰とビジュアル系ベーシスト徳永暁人
 特に神保彰ドラムが圧巻! 「超絶技巧集団」DIMENSIONの先頭を突っ走りつつも最後方から突き上げるテクニカル。アンコールでのドラム・ソロの乱れ打ちは正しく神業=神(保)業!
 これでベース桜井哲夫青木智仁だったなら! どうする&どうするDIMENSION

13TH DIMENSION “LIVE MILLENNIUM”-4 でも本命は須藤満でしょ? 演奏テクニックもそうですがトークのテクニック。須藤満と書くよりも「ストさん」と書いた方がしっくりきます。
 管理人が須藤満を推薦する理由はもうお分かりですよねっ。

  DISC 1
  01. DOUBLE MARKET
  02. BLACK STREET
  03. Se.le.ne
  04. WALKIN'
  05. One and Three
  06. Yellow Sunshine
  07. ONOZUKA SOLO
  08. Black Groove
  09. Colour Of Days

  DISC 2
  01. IF
  02. MASUZAKI SOLO
  03. IMPRESSIONS FROM THE OUTSIDE
  04. Moment
  05. KATSUTA SOLO
  06. Are You Gonna Win?
  07. Break Out
  08. Yes or No?
  09. JIMBO SOLO
  10. Jungle Dancer
  11. 2nd Street
  12. Alone In Love

(BMGルームス/BMG ROOMS 1997年発売/BMCR-7039-7040)
(CD2枚組)

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上原 ひろみ / プレイス・トゥ・ビー5

PLACE TO BE-1 『PLACE TO BE』(以下『プレイス・トゥ・ビー』)は,上原ひろみ“待望の”ソロ・ピアノCD

 『プレイス・トゥ・ビー』は,世界中を演奏旅行で駆け巡る上原ひろみの感性が“その土地の音”として届けらている。要は上原ひろみ版のキース・ジャレットサンベア・コンサート』である。

 ソロ・ピアノは誤魔化しがきかない。素の上原ひろみは実に素晴らしいピアニストであった。
 各方面から絶賛されるテクニックにも改めて舌を巻いたが,ピアノ一台で奥深い情景描写がお見事!
 しかしそれ以上に,時折聴こえる“唸り声”に“彼女もか?”が真っ先の感想である。

 素の上原ひろみは実に素晴らしい作曲家でもあった。ソロ・ピアノにありがちな「自己満足&一本調子」ではなく,十分聴き手のイマジネイションを掻き立ててくれる!
 20代の記念碑として30代を迎える5日前に録音された『プレイス・トゥ・ビー』には,20代特有の感性が“ギュッ”と凝縮されている。

PLACE TO BE-2 それにしてもタイトル・トラック=【プレイス・トゥ・ビー】は“世紀の名曲”である。
 ボーナスDVDでの“半泣き”の上原ひろみを是非,生で見てみたい。
 ソロ・ピアノの次は,上原ひろみの「ライブ盤」を待ち設ける。

  01. BQE
  02. CHOUX A LA CREME
  03. SICILIAN BLUE
  04. BERNE, BABY, BERNE!
  05. SOMEWHERE
  06. CAPE COD CHIPS
  07. ISLANDS AZORES
  08. PACHELBEL'S CANON
    VIVA! VEGAS
  09. SHOW CITY, SHOW GIRL
  10. DAYTIME IN LAS VEGAS
  11. THE GAMBLER
  12. PLACE TO BE
  13. GREEN TEA FARM

(テラーク/TELARC 2009年発売/UCCT-9012)
(☆直輸入盤仕様 ライナーノーツ/上原ひろみ,神館和典)
★【初回限定盤】 CD+DVD
★ボーナスDVD:【プレイス・トゥ・ビー】のライヴ映像+特典映像収録
★豪華スリップ・ケース仕様
★8Pブックレット
★2009年度ジャズ・ディスク大賞【金賞】受賞

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