『PARKER’S MOOD〜LIVE IN NEW YORK』(以下『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』)は『SAKURA STAMP』のブルーノート・ツアーで共演したジャズ・ジャイアント,ジミー・コブが“引っ張り出した”ニューヨークは ...
2012年01月
矢野 沙織 / SAKURA STAMP
「HOP! STEP! JUMP!」。矢野沙織の一番の成長分野。それは精神面の充実であろう。 矢野沙織の3rdCD『SAKURA STAMP』を聴いてそう強く思った。 (『02』批評で書いた通り,人間幾つになっても成長するもの。年若いから成長する ...
矢野 沙織 / 02
ジャズ界には「2年目のジンクス」ならぬ「2枚目のジンクス」という言葉がある。 「2枚目のジンクス」はジャズメンのデビューが比較的遅いことに起因している。そう。ジャズメンの多くは,長年陽の当たらない場所で活動を続け,本物と認められた実力者だけがデビュ ...
MALTA / マンハッタン・イン・ブルー
『MANHATTAN IN BLUE』(以下『マンハッタン・イン・ブルー』)はMALTA初のド・ストレート・ジャズCD。 シダー・ウォルトンのピアノ,ピーター・ワシントンのベース,ジミー・コブのドラムという熟練のピアノ・トリオをバックに,ワン・ホー ...
MALTA / ハーフ・ムーン・ストリート
『HALF MOON STREET』(以下『ハーフ・ムーン・ストリート』)がMALTAの「スーパー・ベスト」盤である。間違いない。 『ハーフ・ムーン・ストリート』はMALTA“お得意の”企画ベスト盤。今回はMALTAの「20周年記念盤」として人気曲 ...
MALTA / マイ・ソプラノ
「エキサイティング&スウィート! ニュー・レコーディングとオルタネイト・テイクで綴るMALTA初のフル・ソプラノ・サックス・アルバム」。 『MY SOPRANO』(以下『マイ・ソプラノ』)は,上記CD帯のコピー通り。これ以上でもこれ以下でもなく,事実 ...
MALTA / コカージュ
『COCAGE』(以下『コカージュ』)を聴いて,管理人とMALTAの蜜月関係が解消した。 管理人がこれまでMALTAを支持してきた理由は,MALTAの熱い「ジャズメン魂」を感じていたからだ。しかしMALTAは『コカージュ』で「ジャズメン魂」を悪魔へ ...
市原 ひかり / JOY
『JOY』とは実にピッタリのネーミングである。『JOY』の真実は『JOY』である。 上手いとか凄いとか抜きにしてただただ楽しい演奏である。ウキウキ・ワクワク。ジャズを,トランペットを,仲間と演奏する楽しさが素直に伝わってくる。 そう。表現は悪いが ...
MALTA / エミッション
『EMISSION』(以下『エミッション』)のMALTAが超カッコイイ。ビートの効いたダンス・チューンをハードボイルドに吹き上げる。ブイブイ・デュコフ〜。あ〜カッコイイ。 『エミッション』にMALTAの新境地を感じたものだった。 大好きな『サファ ...
MALTA / サファイア
『S・A・P・P・H・I・R・E』(以下『サファイア』)こそがMALTAの“最高傑作”である。 なぜなら『サファイア』には,MALTAの中の2人のMALTA,つまり『MALTA』〜『スウィート・マジック』〜『サマー・ドリーミン』のジャズ・サックス期 ...
MALTA / マイ・ヒット・アンド・ラン
MALTAの2枚のベスト“企画”CD『MY BALLADS』と『MY HIT & RUN』(以下『マイ・ヒット・アンド・ラン』)。 同じベスト“企画”CDにして両者の性格はまるで異なっている。ジャズ・サックスの『マイ・バラッド』とフュージョン・サッ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-73
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアー ...