
そしてウィットネスのリユニオン・ライブ盤=『WITNESS LIVE!』のサポート・メンバーとして,ベースのグレッグ・リーとキーボードの小野塚晃。
このメンバー構成を見て「なぁ〜んだ,ウィットネスって,要するにいつもの本田バンドじゃん」。「ヴォイス・オブ・エレメンツがニセスクェアなのだから,ウィットネスはニセ本田バンドじゃん」。
実に鋭い! 鋭いのだがそう思った読者の皆さんは「ケツが青い!」。ウィットネスで奏でる本田雅人の楽曲は本田バンドのあれではない。もう最高にスリリングなジャズ・テイスト!
(本田雅人が渡辺貞夫してはいないが)考えてみれば梶原順も石川雅春も小野塚晃も渡辺貞夫・グループのレギュラー・メンバー。おぉ,ウィットネスの真実とは「ニセナベサダ」なのかっ?
そう。ウィットネスの音造りはエレクトリック中心で“フュージョン・ど真ん中”なのだが,どうにもこうにもジャズっぽい。個人的に『WITNESS LIVE!』を聴いていると,本田雅人がポンタ・ボックスと共演した本田雅人の“最高傑作”『ILLUSION』のライブ盤に思える瞬間があるのだから。管理人がここまで書くことはそうめったにありません。管理人のこの大興奮が伝わりますか〜!
おや? 中には“フュージョン・ど真ん中”の『WITNESS LIVE!』に『ILLUSION』は納得行かない様子? ええい,この紋所でどうですかっ! 『ILLUSION』の【みんなSWING】が『WITNESS LIVE!』の【IT DO MEAN A THING】! ねっ,これで納得できたでしょ!?

時にギターとドラムがEWIをリードしている。そこが痛快『WITNESS LIVE!』! 本田雅人は“オレ様”だけではな〜い!
01. Seasons
02. Equation
03. Livid Desert
04. Stephanie His Love
05. Woodie's Nap
06. You Can Feel The Sun In The Summer
07. It Do Mean A Thing
08. Dear Old Avignon
09. Your Smile
(ビクター/JVC 2005年発売/VICJ-61284)