『ユー・アー・ソー・ビューティフル』で,ビル・エヴァンスを完全消化し“エヴァンス派”から卒業した木住野佳子。 そんな木住野佳子の次なるテーマは木住野佳子。そう。自分自身である。『TENDERNESS』(以下『テンダネス』)で“内面の本当の自分”と真 ...
2013年01月
小曽根 真 / スプリング・イズ・ヒア
『SPRING IS HERE』(以下『スプリング・イズ・ヒア』)は,小曽根真初のスタンダード集。 若き日の(CBS時代の)小曽根真は“控え目”な男であった。 どの演奏も素晴らしい。好みである。しかし『スプリング・イズ・ヒア』では,まだまだ小曽根 ...
上原 ひろみ / スパイラル〜ツアー・エディション
『SPIRAL〜TOUR EDITION』(以下『スパイラル〜ツアー・エディション』)は,名盤『スパイラル』のマニア盤! 『スパイラル〜ツアー・エディション』の売り=DVD盤=上原ひろみの溢れ出る才能を“ライヴ映像”でも堪能可。 【古城,川のほとり, ...
ビル・エヴァンス / ワルツ・フォー・デビイ
ジャズ・ピアノの,いや,モダン・ジャズの永遠の金字塔=『WALTZ FOR DEBBY』(以下『ワルツ・フォー・デビイ』)。 この圧倒的な演奏を前にして何を語ればよいのだろう。とにかく絶賛の嵐なのであるが,どれ程言葉を多くしても足りないと思っている。こ ...
ビル・エヴァンス / エクスプロレイションズ
先日,熱きブログ仲間のやまchanさんから「Bill Evans溺愛説の否定」なる名フレーズのコメントを頂きました。このフレーズがやけに気に入ったのですが,やまchanさん,すみません。本日は「Bill Evans溺愛説の否定」の“否定”から入らせていただこうと思います。 管 ...
ビル・エヴァンス / グリーン・ドルフィン・ストリート
管理人の好きな「リバーサイド4部作」へと至るビル・エヴァンスの快進撃は『GREEN DOLPHINE STREET』(以下『グリーン・ドルフィン・ストリート』)から始まった! 『グリーン・ドルフィン・ストリート』での,ベースのポール・チェンバース,ド ...
ビル・エヴァンス / エヴリバディ・ディグズ・ビル・エヴァンス
・「ビル・エヴァンスからはたしかに多くのことを学んだ。彼はピアノが演奏されるべきやり方でピアノを演奏する」(マイルス・デイビス) ・「ビル・エヴァンスはここ数年でいちばん気持ちのよいピアニストだ」(ジョージ・シアリング) ・「ビル・エヴァンスは屈 ...
ビル・エヴァンス / ニュー・ジャズ・コンセプションズ
ビル・エヴァンスの“地味な”デビューCD『NEW JAZZ CONCEPTIONS』(以下『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』)は,瑞々しくも斬新なコンセプトで練り上げられた,正に『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』なピアノ・トリオが響いている。 ...
NHK-FM / プレイバック 東京JAZZ 2012 −2日目− / CASIOPEA 3rd
昨日,NHK−FMにて「プレイバック 東京JAZZ 2012 −2日目−」なる特別番組が放送されました。 2日目の主役はエスペランサもボブ・ジェームス・クインテットも良かったのですが,やっぱりカシオペア3rd! というか「東京JAZZ 2012」2 ...
NHK-FM / プレイバック 東京JAZZ 2012 −1日目− / 小曽根真
昨日,NHK−FMにて「プレイバック 東京JAZZ 2012 −1日目−」なる特別番組が放送されました。 お正月にぶち抜き6時間45分。しかも2日連続放送。部屋を出たりはったりの生活で全部聴き続けることはできませんでしたが,在宅中は箱根駅伝などすっ ...
MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-85
《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。 『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアー ...