アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2013年07月

向井 滋春 Jクインテット・フィーチャリング・大西順子 / J55

J5-1 日本一のトロンボーン奏者=向井滋春,シーンの最旬にして絶頂期を迎えたピアニスト大西順子,百戦錬磨なザ・プレイヤーズテナー・サックス奏者=山口真文,そしてNYのファースト・コールのリズム隊=ベースロドリー・ウィテカードラムグレゴリー・ハッチンソンによるセッション・アルバム=『J5』。

 このメンバー5人の選択が聴き込めば聴き込む程にハマッテいる。この5人の組み合わせこそ,向井滋春の魅力を引き出すための「ベストの布陣」であった。向井滋春ソロ名義の『J5』は,J−ジャズ史上指折りの“企画賞”ものの1枚だと思う。

 一般的にトロンボーンという楽器は,柔らかくまろやかな輪郭が特徴の音に厚みを加えるハーモニー担当。アドリブは出来てもリードはできない,というのが相場である。
 ゆえにジャズ・トロンボーンは「激薬」となる。徹底的にソリッドでアグレッシブで重くなる。ここがジャズメン=向井滋春を聴く最大の魅力であろう。

 そんな向井滋春が,こちらも“ビビッドな”ジャズ・ピアニスト大西順子と“タイマンを張った”のが“企画賞”『J5』の目玉!
 大西順子を批判するやからは『J5』での演奏を聴き逃しているのではあるまいか? 向井滋春と“タイマンを張りつつも”実に見事なバッキングでケンカ相手を立てている。ソロ名義の大西順子は“男”であるが,サイドメンの大西順子は“女”なのである。

 低音部を多用する不協和音的なテンションの混じる独特のコード感覚。タイトながらダイナミックにスイングするリズム…。
 女性に戻った?大西順子ジャズ・ピアノが渋い。終始自分を抑えつつも,ここぞの一発で放つ“大仰なアドリブ”で天下を取る! 大西順子の“100発100中の”アドリブが,ボディ・ブローからのアッパー・カットのような展開で全体の印象を決定付けている。大西順子ジャズ・ピアノ向井滋春ジャズ・トロンボーンを“尻に敷く”カカア天下の“ケンカ・セッション”!

J5-2 そう。『J5』の真のリーダーは大西順子であり向井滋春フィーチャリング・ゲスト! 「向井滋春 Jクインテット・フィーチャリング・大西順子」の真実とは「大西順子 Jクインテット・フィーチャリング・向井滋春」なのである。

 大西順子の計算されたバッキングに煽られまくった向井滋春の“飛翔っぷり”が超・最高! スパークするジャズ・トロンボーンが“すすり泣く”瞬間に見せた大西順子の“男の顔”がハイライト! 『J5』のハイライトは大西順子の時代の音! 向井滋春さん,ごめんなさい。

  01. ON REFLECTION
  02. SPIRITUAL CALLING
  03. STRETCH OUT
  04. SERENITY
  05. WOMAN CHILD
  06. MALDOROR
  07. BERLIN

(サムシンエルス/SOMETHIN'ELSE 1994年発売/TOCJ-5557)
(ライナーノーツ/藤本史昭)

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ボブ・ジェームス / タッチダウン4

TOUCHDOWN-1 「ミスター・スムーズ・ジャズ」。この栄誉ある称号を管理人はボブ・ジェームスに差し上げたいと思う。

 現役バリバリのフォープレイでの活躍に対してではない。80年代のデヴィッド・サンボーンアール・クルーとのコラボに対してでもない。この称号は70年代から一貫して継続してきたボブ・ジェームスならではの「BGM命」に対してのものである。

 70年代のフュージョン・シーンを考えると,よりファンキー,よりメロウ,よりポップ指向。この流れに便乗せずに「BGM命」を徹底してやり続けたのがボブ・ジェームスであった。あくまでもソフィスティケイトされた楽器の対話を楽しむ「BGM命」であった。

 『TOUCHDOWN』(以下『タッチダウン』)の音造りこそ,70年代ボブ・ジェームス・サウンドの集大成! 激しい演奏は一切なし。アルバムのどこを聴いてもどれも優しいメロディーが非常に心地良い。親しみやすく分かりやすいボブ・ジェームス・サウンドが都会的に洗練されている。要は“軽さの本物”なのだ。

 とはいえ“軽さの本物”が生み出される裏では贅沢な音造りがなされていてブラスストリングスの物量作戦! 大勢のゲスト・ミュージシャンがボブ・ジェームスの細かなディテールの指示に沿って“一芸”を繰り出している。
 そう。デヴィッド・サンボーンアール・クルーヒューバート・ロウズエリック・ゲイルハイラム・ブロックロン・カータースティーヴ・ガッドラルフ・マクドナルド ETCの個性的なジャズメンを集めて,自分の掌の上で遊ばせている感じ?

 そう。『タッチダウン』こそ,ボブ・ジェームスの“多重人格”アンサンブル!“軽さの本物”がボブ・ジェームスのフォーマットの中に見事に収められている。
 これぞボブ・ジェームスの作曲能力と編曲能力の味! 適度なポピュラー性とリスナーを心地よくさせるメロディの繰り返しと明確なリズム・パターン! この流れがフォープレイにまで引き継がれているわけなのだから「ミスター・スムーズ・ジャズ」=ボブ・ジェームスとは“アッパレ”なジャズメンである。

TOUCHDOWN-2 ただし『タッチダウン』は今の耳には古すぎる。典型的なリフとバックアップがセオリー通りの教科書的&エレピの音色が70年代。“軽さの本物”はモロに時代の音が出る。

 そう。ボブ・ジェームスエレピはいつの時代でも目鼻バッチリの装飾系! 結構,流行に敏感なエレピ
 本質的には絶対にブレない「BGM命」+流行を取り入れるアレンジ・センス=「ミスター・スムーズ・ジャズ」!

  01. ANGELA (THEME FROM "TAXI")
  02. TOUCHDOWN
  03. I WANT TO THANK YOU (VERY MUCH)
  04. SUN RUNNER
  05. CARIBBEAN NIGHTS
  06. WITH THE ONE YOU LOVE

(タッパンジー/TAPPAN ZEE 1978年発売/VICJ-61514)
(紙ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/成田正)

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ブルー・ミッチェル / ダウン・ウィズ・イット4

DOWN WITH IT-1 ブルー・ミッチェルは“どう吹いたって”ブルー・ミッチェルのままなんだなぁ。
 『DOWN WITH IT』(以下『ダウン・ウィズ・イット』)を愛聴していた頃にそう思った記憶があるし,4日前に聴き直した時にも,やっぱりそう思ってしまった。

 これってリアルなブルー・ミッチェルと管理人の頭の中で鳴っているブルー・ミッチェルに差異がない証拠? いいや,これってブルー・ミッチェルに“ハズレなし”の証拠である。
 そう。ブルー・ミッチェルの“演奏の質”はいつでも高い次元で安定している。ブルー・ミッチェルは“どう吹いたって”ブルー・ミッチェルのままアゲイン

 『ダウン・ウィズ・イット』で語らねばならないのは,ブルー・ミッチェルの“スピリッツ”である。『ダウン・ウィズ・イット』の楽曲群はバラエティに富んでいる。ハード・バップの分厚いユニゾン&リフ&カウンターで,R&B,ラテン,アフリカン,ボサノヴァ,日野皓正バラードが登場する。果たして,全トラックがブルー・ミッチェル“色”している。

 『ザ・シング・トゥ・ドゥ』は,吹き流しの垂れ流し,的な演奏であったが『ダウン・ウィズ・イット』は,きっちりと仕上げられた端正な印象の演奏である。ブルー・ミッチェルクインテットがコンボとしてまとまってきた部分もあるのだろう。

 そんなバンド・アンサンブルの中にあってブルー・ミッチェルトランペットが“柔らかい”。周囲の音や風景に溶け込む音色である。だから嫌みがない。どんな演奏でも無理なく自然に優しく響いている。
 この辺りの“懐の深さ”がブルー・ミッチェルの度量であって,どんな場面でも冷静にサウンド全体を聴き分けている。力むことなく焦ることなく一気呵成に畳み掛けることもなく…。

DOWN WITH IT-2 管理人の結論。『ダウン・ウィズ・イット批評

 『ダウン・ウィズ・イット』のブルー・ミッチェルが“粋”だねぇ。ブルー・ミッチェルが“いなせ”だねぇ。

 『ダウン・ウィズ・イット』で“いなせ”なのは“ジャズ写真家”フランシス・ウルフも同様。どうですか!ブルー・ミッチェルに“不釣り合いな”ジャケット写真のインパクト!
 ブルーノートの総合力に感動アゲイン〜。ブルーノートって“いなせ”だねぇ。

  01. HI-HEEL SNEAKERS
  02. PRECEPTION
  03. ALONE, ALONE AND ALONE
  04. MARCH ON SELMA
  05. ONE SHIRT
  06. SAMBA DE STACY

(ブルーノート/BLUE NOTE 1965年発売/TOCJ-4214)
(ライナーノーツ/フィル・ガーランド,原田和典,上条直之)

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ブルー・ミッチェル / ザ・シング・トゥ・ドゥ5

THE THING TO DO-1 管理人がブルー・ミッチェルを愛する理由はブルー・ミッチェルが「アンサンブラー」だからである。
 ブルー・ミッチェルは自分の求めるサウンドのためならいつでも自分を無にすることができる。

 そのような“縁の下の力持ち”的なジャズメンはブルー・ミッチェル以外にも数多くいるのだが,ブルー・ミッチェルが貴重なのは彼が“ジャズ・トランペッター”だからである。
 ド派手で目立つハイノートのトランペットこそジャズの“王様”にして“花形楽器”である。“ブライトでまばゆい楽器”なのである。にもかかわらず「アンサンブル」を重視し,必要とあればいつでも自分を無にすることができる。

 世評ではブルー・ミッチェルが,生涯随一に吹きまくっている,とされる典型的なハード・バップ作=『THE THING TO DO』(以下『ザ・シング・トゥ・ドゥ』)を聴いてみてほしい。
 ブルー・ミッチェルトランペットを吹きまくっている。しかし目立とう精神はない。「付かず離れず」の絶妙の距離感でトランペットを吹きまくっているのだ。

 『ザ・シング・トゥ・ドゥ』の“鉄壁アンサンブル”の成功には共演者が長年演奏を共にしてきた仲間である点も大きいのだろう。
 テナー・サックスジュニア・クックベースジーン・テイラーとはホレス・シルヴァークインテット時代からの盟友であり,そこへ準レギュラーのピアノチック・コリアドラムアル・フォスターが参加している。

 そう。アンサンブルが引き締まり,各自のソロには寛いだ雰囲気が漂っている中で,ブルー・ミッチェルが,生涯随一に吹きまくっている。ジャズ・トランペッターを“爽やかに”吹き切っている。覇気がみなぎっている。
 全体に和気あいあいとしながらも,マジになるところはキッチリ決めて,何気に小技の応酬合戦? ブルー・ミッチェルジュニア・クックがドライブしながら高みを目指している。
 ジュニア・クックに“もたれかかった”ブルー・ミッチェルアドリブが濃い! ずっと5速でのフルスロットル! 大変聴き応えがあるのに疲れない! 本気で楽しめる!

THE THING TO DO-2 ブルージーなブルー・ミッチェルにこのサイドメン。意外にも『ザ・シング・トゥ・ドゥ』にファンキーは感じない。
 ズバリ,理由はチック・コリアである。ラテンなチック・コリアジャズ・ピアノホレス・シルヴァーではなくバド・パウエルを指向している。

 今やジャズ・ピアノの“御三家”であるチック・コリアだが,デビュー当時のチック・コリアはハード・バップを“弾き倒し”つつモードではなくジャズ・ロック的なアプローチで仕上げている。
 だから『ザ・シング・トゥ・ドゥ』におけるブルー・ミッチェルが“ガンガン”なんだなぁ〜。チック・コリア〜。

  01. FUNGII MAMA
  02. MONA'S MOOD
  03. THE THING TO DO
  04. STEP LIGHTLY
  05. CHICK'S TUNE

(ブルーノート/BLUE NOTE 1964年発売/TOCJ-4178)
(ライナーノーツ/アイラ・ギトラー,上条直之,竹内祐一)

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上原 ひろみ / タイム・コントロール4

TIME CONTROL-1 上原ひろみは,チック・コリアの後継者である。
 音楽性もそうであろうが,自分の内に湧き上がるアイディアを抑えきることができない“チック・コリアな”ジャズメンである。

 『SPIRAL』で“行き着くところまで行ってしまった”トニー・グレイマーティン・ヴァリホラとによるピアノ・トリオを『TIME CONTROL』(以下『タイム・コントロール』)で,そして「HIROMI’S SONICBLOOM」で,トドメのデヴィッド・フュージンスキーで実に見事に解体した!
 そう。上原ひろみにとってジャズとはチャレンジなのである。

TIME CONTROL-2 「時間」がテーマの『タイム・コントロール』は,コンセプトCDらしい“楽曲のまとまり”が感じられる。

 上原ひろみの「時をかけるピアノ」に導かれる,74分間のタイムトラヴェルが心地良いのだが,自然と頭の中でチック・コリアが流れ出す。「銀河シリーズ」の時期の「リターン・トゥ・フォーエヴァー」である。
 デヴィッド・フュージンスキーアル・ディメオラを想起する。

  01. Time Difference
  02. Time Out
  03. Time Travel
  04. Deep into the Night
  05. Real Clock vs. Body Clock = Jet Lag
  06. Time and Space
  07. Time Control, or Controlled by Time
  08. Time Flies
  09. Time's Up
  10. Note from the Past

(テラーク/TELARC 2007年発売/UCCT-1181)
(☆直輸入盤仕様 ライナーノーツ/上原ひろみ,内本順一)
★豪華スリップ・ケース仕様
★8Pブックレット
★スイングジャーナル誌選定【ゴールドディスク】
★第20回日本ミュージックペンクラブ【ポピュラー部門/作品賞】受賞

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ブルー・ミッチェル / ブルース・ムーズ5

BLUE'S MOODS-1 ブルー・ミッチェルが好きです。大好きです。ブルー・ミッチェルこそ,管理人の趣味に“ピシャリ”なトランペッターなのです。

 ここで言う好きとはマイルス・デイビスウィントン・マルサリスに対する好きとは違います。
 例えるなら,マイルス・デイビスウィントン・マルサリスは,絶対に手が届かいないアイドル。方やブルー・ミッチェルは,身近なクラスのかわいこちゃん。
 リアルに好きなのはマイルス・デイビスウィントン・マルサリスではなくブルー・ミッチェルの方なのです。

 マイルス・デイビスウィントン・マルサリスのアルバムを手に取る時には気合いが入ります。でもブルー・ミッチェルの場合は,ふと,無意識のうちに,気付いたら手が伸びていた,の感ありあり〜。
 もはやブルー・ミッチェルは“一生もの”確定なのです。“死ぬまで聴き続ける”トランペッター確定なのです。もうこの感覚は“相性”とでもいいましょうか? 説明するのはヤボっぽい。

 そんなブルー・ミッチェルの“最高傑作”が『BLUE’S MOODS』(以下『ブルース・ムーズ』)。『ブルース・ムーズ』こそ,管理人の大・大好きなブルー・ミッチェルの魅力が色濃い愛聴盤。

 ブルー・ミッチェルの真髄とは,トラディショナルで教科書的でストレートなフレーズを吹き込むトランペッター。ただし,その素朴でストレートなフレージングに歌心を注ぎ込む“柔らかい言葉”のトランペッター
 加えて,ブルー・ミッチェルの本質は“ブルース・フィーリング”にある。しかしブルー・ミッチェルは“ブルース・フィーリング”に漂う哀愁に決して溺れない。とにもかくにも浮かび上がったフレーズを奇をてらうことなくクリアーな音色で吹こうとする。例えるなら,地方の訛りが強いくせして標準語で話そうとしているのだ。

 『ブルース・ムーズ』は,ピアノウィントン・ケリーベースサム・ジョーンズドラムロイ・ブルックストランペットブルー・ミッチェルによるワン・ホーン・アルバム。
 普通に考えれば『ブルース・ムーズ』の主役はブルー・ミッチェルトランペットになるはずだが『ブルース・ムーズ』の主役はブルー・ミッチェルトランペットに非ず。
 あっ,これは表現の問題であって,表の主役はブルー・ミッチェルに間違いないが,実はもう1人『ブルース・ムーズ』には“裏のスーパー・ヒーロー”が存在している。

BLUE'S MOODS-2 『ブルース・ムーズ』の“裏のスーパー・ヒーロー”とはウィントン・ケリーピアノである。ウィントン・ケリーピアノが『ブルース・ムーズ』に“覚醒”を引き起こしている。

 ウィントン・ケリーが抜群のリズム感でスイングするから,サム・ジョーンズベースロイ・ブルックスドラムが“覚醒”している。そこで“朗々と”ブルー・ミッチェルトランペットが登場する図式である。

 ウィントン・ケリーピアノ・トリオは“カラッと軽快に”スタンダードを料理する。だから余計にブルー・ミッチェルの本質である“ブルースの訛り”が目立ってしまう。隠そうとすればする程“ブルースの訛り”が出てしまっている。
 ブルー・ミッチェルの本質を引き出すウィントン・ケリーの絶大なる存在感! アレンジに凝るのではなく,一瞬のひらめきで3人の共演者の本質を引き出す“ケリー節”のいぶし銀! くぅ〜!

 身近なクラスのかわいこちゃんにすぎなかったブルー・ミッチェルウィントン・ケリー“プロデュース”により,一夜にしてAKBのメンバー入り? ブルー・ミッチェルマイルス・デイビスウィントン・マルサリス・クラスのアイドル性を放っているのです! もうこうなったらブルー・ミッチェルに“入れ込む”しかないでしょ?

  01. I'LL CLOSE MY EYES
  02. AVARS
  03. SCRAPPLE FROM THE APPLE
  04. KINDA VAGUE
  05. SIR JOHN
  06. WHEN I FALL IN LOVE
  07. SWEET PUMPKIN
  08. I WISH I KNEW

(リバーサイド/RIVERSIDE 1961年発売/UCCO-9138)
(ライナーノーツ/オリン・キープニュース)

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鳴瀬 喜博 / HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN4

HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN-1 「ナルチョベースを独学で習ったんだろうなぁ。ジャコパスのコピーとかは演らなかったんだろうなぁ」。
 これがナルチョベストCD=『HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN』を聴き終わった印象であった。それ位にナルチョベースが放つ“独特の世界観”に圧倒されたことを覚えている。

 「清く正しく美しい」カシオペアを“歪み&爆音”ベースでぶっ壊し,野呂一生に“ナルチョ・シフト”を敷かせたベース・ヒーロー=鳴瀬喜博。しかし「カシオペア鳴瀬喜博」はまだまだ甘い! カシオペアにおけるナルチョは“あれでも”随分バンド・メンバーに遠慮しているんだろうなぁ。

 そう。「ソロベーシスト鳴瀬喜博」と来たら“歪み&爆音”ベースの再臨界=コントロール不能状態。もはやいけるとこまでどこまででも突っ走る〜。

HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN-2 ナルチョの“疾走”に,ジャズベースのセオリー&フュージョンベースのセオリーは見当たらない。超絶チョッパーベース・テクを武器として,ひたすら“急所”を狙ってくる。

 『HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN』での再臨界したベース・ラインは相当腰にきます。

  01. EXTRAORDINARY
  02. (LET’S TAKE THE) SHORT CUT, BABY
  03. A THING ABOUT CITIES
  04. TALK TO MYSELF
  05. CPT.CHAOS &
  06. HURRICANE BASSMAN
  07. FUNKY SENORITA
  08. UNFINISHED BUSINESS
  09. WE BOTH SHOULD KNOW BETTER
  10. TIGER RHYTHM
  11. HOW'S YOUR MAMMY?
  12. DAY-O BANANA BOAT
  13. BOOGIE ON BOOHYEE
  14. KING SIZE SLIM
  15. WALK, DON'T RUN -KEEP ON COOL-
  16. PINK PUNK FUNK

(徳間ジャパン/TOKUMA JAPAN 2000年発売/TKCA-72013)
(サンプル盤)

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鳴瀬 喜博 / うるさくてゴメンねLIVE3

うるさくてゴメンねLIVE-1 ナルチョが,もしCASIOPEAに参加しなかったとしたら,自分の中のナルチョ評はどうだったかなぁ,と思うことがある。

 CASIOPEA以前のナルチョの印象はとても良いものだった。特に思い出深いのはNHK「ベストサウンド」で見たチョッパーベース講座! ベースこそがヒーロー! ベースこそがソロ楽器&リーダー楽器!
 ナルチョそうる透難波弘之の“ザ・ベーストリオ”の実演にカブリつき〜,なのであった。

 そんな美しい思い出よ,リコレクション! そうして手にしたナルチョそうる透難波弘之入りの『うるさくてゴメンねLIVE』に,あれれ…。こんなだったっけ…。

うるさくてゴメンねLIVE-2 CASIOPEA以前のナルチョは,やりたい放題で『うるさくてゴメンね』である。CASIOPEA以後のナルチョも,やりたい放題で『うるさくてゴメンね』である。

 結局のところ管理人とナルチョは“程よい距離感”で付き合うのがよろしいようです。

  01. Got To Get You Into My Life
  02. Sixty Sicks
  03. Under My Feet
  04. Hard Love
  05. Storm Belt
  06. One
  07. I'll Be Standing By
  08. Unfinished Business
  09. Rock'n Roll Children
  10. Falling Tide

(ビクター/JVC 1987年発売/VICL-62764)

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水橋 孝〜今田 勝〜山本 剛 / インタープレイ・ナウ5

INTERPLAY NOW-1 管理人は「GON MIZUHASHI」は知っていたが「水橋孝」は知らなかった。

 管理人が「水橋孝」を知ったのは『INTERPLAY NOW』(以下『インタープレイ・ナウ』)であった。『インタープレイ・ナウ』で初めて聴いた「水橋孝」は「GON MIZUHASHI」その人であった。

 そう。世界の「GON MIZUHASHI」=世界の「水橋孝」! 水橋孝は「ミスター・ベース」=ロン・カーターが「GON MIZUHASHI」を「世界中で一番自分の音楽を持つベーシスト」と称した通りの“世界指折りのベーシスト”に違いない。

 管理人がここまで興奮するのには訳がある。
 実は『インタープレイ・ナウ』を購入したのは「水橋孝」目当てではなく「GON MIZUHASHI」目当てでもなく,ピアノデュオ目当て! 『インタープレイ・ナウ』の主役は今田勝山本剛! そうなるはずであった。
 …が,そうはならなかったのだ! 驚愕の真実=『インタープレイ・ナウ』の主役は水橋孝ジャズベース

 世評で流れる『インタープレイ・ナウ』評=「水橋孝今田勝山本剛をつなぐ」は誤りである。『インタープレイ・ナウ』の真実は「水橋孝今田勝山本剛を従える」なのである。

INTERPLAY NOW-2 『インタープレイ・ナウ』の聴き所は水橋孝アドリブである。2人の“大御所”ピアニストを脇に追いやり?水橋孝メロディ・ラインを創造する。重厚なベースであるが“よく歌う”のである。

 『インタープレイ・ナウ』に,水橋孝の音楽的な才能=絶妙なバランス感覚が色濃い。正確なバッキングでベーシストとしての本分を果たしつつ,アドリブで“GON”を表現する!

 世界中で引っ張りだこなセッションベーシスト=「GON MIZUHASHI」は素晴らしい。コンボ・リーダーにしてソロベーシスト=「水橋孝」も素晴らしい。

  01. ON GEEEN DOLPHIN STREET
  02. MY FUNNY VALENTINE
  03. IF I WERE A BELL
  04. I WILL WAIT FOR YOU
  05. EXACTLY LIKE YOU
  06. DJANGO

(カーニバル/CARNIVAL 1981年発売/BVCJ-37580)
(ライナーノーツ/悠雅彦)
(紙ジャケット仕様)

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ビル・フリゼール / グッド・ドッグ,ハッピー・マン4

GOOD DOG, HAPPY MAN-1 『NASHVILLE』は最高だったのになぁ…。
 これが『NASHVILLE』の続編である『GOOD DOG,HAPPY MAN』(以下『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』)を聴いた後の正直な感想であった。

 『NASHVILLE』で,アメリカン・カントリーの真髄を“掘り当てた”ビル・フリゼールの金脈探しに正直,食傷気味になってしまった。そこまでやるか〜,な気分に襲われる。

 『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』が,紛れもない名盤であることは認める。ただし,ここまで来てしまうと「“ジャズ・ギタリスト”の看板を下ろしてからにせい」とのたまいたくもなってくる。
 そう。『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』には『NASHVILLE』に残されていた“遊び”がない。『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』は“本格派”アメリカン・カントリー・アルバムに仕上がっている。

GOOD DOG, HAPPY MAN-2 信じ難いが『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』のほとんどで,ビル・フリゼールはサビを弾いていない。
 とはいえメロディーを基に演奏を膨らましていく手法はジャズ的であるし,一見何も主張していないのに確かに「ギター・ミュージック」している。
 こんな切り口で演奏できるジャズ・ギタリストなんてビル・フリゼールを他にしてそう滅多にいるものではない。ウォー!

 ビル・フリゼールのホンノリ土臭く浮遊感漂うギターが,ただただ気持ちいい。ビル・フリゼールギターが曲を“装飾するかのように”メロディーを紡いでいる。

 『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』でのビル・フリゼールは「ふにゃ〜ん」である。素朴なフレージングを垂れ流しっぱなしである。な・の・に・見事な構成美を強く感じてしまう。なんだこれ〜。

GOOD DOG, HAPPY MAN-3 『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』の本質を例えるなら「車窓から眺める風景のような音楽」。ビル・フリゼールギターは車窓を流れる雲のようなものである。
 バックの音が暗くなると雨雲のように響き,バックがカンカン照りになると入道雲のようにモクモク,バックがロックで稲妻雲…。そんな中,どんなに気候が急変しようと雲の流れだけは一定であるようにビル・フリゼールは「ふにゃ〜ん」なのである。ブレテいない。四角い車窓のキャンバスの中だけで雲が流れ続けていく構成美。

 うん。この構成美がやりすぎだ。『NASHVILLE』は,ハミ出すかハミ出さないか,のコントロールが絶妙であった。『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』のビル・フリゼールは決してハミ出さない。やりすぎた分だけ退屈なのだ。

 “天才”ビル・フリゼールは牧歌的にギターを鳴らす“ツボ”を心得ている。懐かしさ以上に“リアル”なアメリカン・カントリーを感じさせてくれる。
 そう。『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』こそ“現在進行形”のアメリカン・カントリー! これぞ『NASHVILLE』の完成形!

GOOD DOG, HAPPY MAN-4 “天才”ビル・フリゼールさん。あなたのチャレンジ精神が大好きでした。特に『NASHVILLE』は“未完の大器”仕上げでしたので最高でした。

 “天才”ビル・フリゼールさん。『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』で『NASHVILLE』の全貌を知らされてしまった私は今後どうしたらよいのですか? 何を楽しみとしたらよいのですか? もうすでに『グッド・ドッグ,ハッピー・マン』以降のソロ・アルバムは全て売り飛ばしてしまったのですから〜。

 えっ? あっそうですか? 何回聴いても“不思議ちゃん”な『IN LINE』を聴け!ですか? そうですよね〜。

  01. Rain, Rain
  02. Roscoe
  03. Big Shoe
  04. My Buffalo Girl
  05. Shenandoah (for Johnny Smith)
  06. Cadillac 1959
  07. The Pioneers
  08. Cold, Cold Ground
  09. That Was Then
  10. Monroe
  11. Good Dog, Happy Man
  12. Poem for Eva

(ノンサッチ/NONESUCH 1999年発売/WPCR-19012)
(☆スリーブ・ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/熊谷美広)

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ビル・フリゼール / ナッシュビル5

NASHVILLE-1 『ナッシュビル』こそビル・フリゼールの“転換点”にして“最重要作品”。
 ビル・フリゼール批評するつもりなら,必ずや『NASHVILLE』以前と『NASHVILLE』(以下『ナッシュビル』)以後について語らねばならない。『ナッシュビル』は,本気でビル・フリゼールを追いかけようと思う人の“試金石”ともなる1枚である。

 『ナッシュビル』がダメな人でもガッカリする必要はない。きっとその人はビル・フリゼールのファンというよりもジャズフュージョン・ファンなだけである。
 そう。『ナッシュビル』以降のソロ・ワークにおいて,ビル・フリゼールは“ジャズ・ギタリスト”としての看板を下ろしている。“ジャズ・ギタリストビル・フリゼールとしての活動はポール・モチアン絡みを聴くのみ! こちらは超・物凄い〜!

 『ナッシュビル』に漂う,アメリカン・カントリー系のフォークギターの温もりは『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』で感じた絶頂感と真逆の快感! もうトロトロにとろけてしまう。カントリーでこんなにオーガニズムを感じるとは予想だにしなかった。個人的な衝撃作の最右翼である。

NASHVILLE-2 『ナッシュビル』はジャズにもフュージョンにも属していない。とは言え生粋のアメリカン・カントリーでもない。方法としては『ナッシュビル』以前のビル・フリゼールと同じである。

 ビル・フリゼールが興味を持つ,あらゆる要素を取り込んだ“ごった煮”作業のレンジが広がったに過ぎない。「懐かしくて物悲しい」バック・サウンドをフィーチャーして,少し多めにカントリーに振れただけだと思う。完全にカントリーに行っていないのは,それこそビル・フリゼールの“バランス感覚の妙”であろう。

 では『ナッシュビル』が好きな人。その人こそ“真の”ビル・フリゼール・ファンを名乗ってよい。管理人は「『ナッシュビル』好きはビル・フリゼール好き」をここで断言したい。

 ビル・フリゼールの“雄大な音世界”で流れるジャズ・ギターの何と牧歌的なことだろう。無心になって&夢中になって『ナッシュビル』に入り込む。そこにはビル・フリゼールただ一人だけが存在する。心の中を100%ビル・フリゼールが占めている。こんな経験,管理人のフェイバリットであるキース・ジャレットパット・メセニーのアルバムでもそう滅多にできる経験ではない。

NASHVILLE-3 ビル・フリゼールが描き出す“果てしない地平線”の音世界はキース・ジャレットパット・メセニーの“天才”に近い。
 キース・ジャレットパット・メセニーの音楽には,天才が才に溺れない普段からの修練が見え透けてくる。キース・ジャレットパット・メセニーは“天才”にして音楽が好きでたまらない音楽バカ丸出しである。音楽を創造していないと死んでしまうかのように感じられる節がある。
 
 一方のビル・フリゼールは,自分の好きな音を理論を度外視にして自由に組み立てている。子供が好きなだけ楽器を鳴らしブロックを積み重ねているような感じ? 気負いが全く感じられない。ビル・フリゼールという人は山中千尋がそうであるように,自分をプロだと思っていないかのような“素人の凄み”が宿っている。

 そう。ビル・フリゼールの『ナッシュビル』以後は,ECM時代の過激な実験を大満足のうちに終えたからこそリタイアできた,自分の趣味が毎回のテーマになっている!
 だ・か・らビル・フリゼールの趣味に付き合う「『ナッシュビル』好きはビル・フリゼール好き」なのだ。

NASHVILLE-4 管理人の結論。『ナッシュビル批評

 ビル・フリゼールは『ナッシュビル』以降が面白い。『ナッシュビル』以降こそが聴き所。『ナッシュビル』でビル・フリゼールはキャリアの頂点に達したと思う。

 …とここまで書いておきながら…。管理人にとって『ナッシュビル』以降のビル・フリゼールは,どれも似たり寄ったりな感じがする。ビル・フリゼール自身『ナッシュビル』に“呪縛”のようなものを感じてはいないのか?
 『ナッシュビル』以降のビル・フリゼールに駄盤なし。どれもが最高傑作レベルに違いなし。でも…。

 ズバリ,管理人はビル・フリゼールという“ジャズ・ギタリスト”をビル・フリゼールソロ作品から離れ,ポール・モチアン絡みで聴くことにしています。

  01. GIMME A HOLLER
  02. GO JAKE
  03. ONE OF THESE DAYS
  04. MR. MEMORY
  05. BROTHER
  06. WILL JESUS WASH THE BLOODSTAINS FROM
     YOUR HANDS

  07. KEEP YOUR EYES OPEN
  08. PIPE DOWN
  09. FAMILY
  10. WE'RE NOT FROM AROUND HERE
  11. DOGWOOD ACRES
  12. SHUCKS
  13. THE END OF THE WORLD
  14. GONE

(ノンサッチ/NONESUCH 1997年発売/WPCR-5581)
(☆スリーブ・ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/熊谷美広)

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ビル・フリゼール / ビフォア・ウィ・ワー・ボーン5

BEFORE WE WERE BORN-1 『イン・ライン』が“静”の代表作であるならば『BEFORE WE WERE BORN』(以下『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』)は“動”の代表作。

 『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』でのビル・フリゼールは,これでもかって言うくらいにジャズ・ギターを弾きまくっている! こんな過激なビル・フリゼールは唯一無二! 岡本太郎の「芸術は爆発だ!」をジャズ・ギターで表現するとこうなるのだろう。

 元来,ビル・フリゼールというギタリストは,無音空間=余韻を大切にするギタリストビル・フリゼールギター・ワークはワンコードや循環コードで転調がないものが多いように思う。
 ギターシンセやディレイ,ディストーション,リバーブ・ユニットなどのエフェクター類を駆使することによって,ギタリストとしてのアイデンティティを押し広げ,あるいは非ギタリスト的なアプローチを試みていると思うのだが,結果,機械的で無機質な音ではなく管楽器のような肉声に近い響きがする。

 ディレイ・ワークはかぶせる音を間違えるととんでもない結果になる。ビル・フリゼールのディレイ・ワークは“センスの塊”である。『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』の過激なディレイが,やっぱり“浮遊”している。
 フワフワ感とハードコアの違和感→不穏な異空間→無音空間の芸術→鳥肌ものの「アバンギャルド作品」。それが『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』である。

 ビル・フリゼールが敢えて表現した“不安定な響き”に追い打ちをかけるのがアート・リンゼイの“ヘタウマ・ギター”。この「不可思議不思議共鳴」のツインギターアート・リンゼイとの共演を望んだビル・フリゼールの“ミクスチャー感覚の才”!

 そんなツインギターに“スパイスをふりかける”のが盟友=ジョン・ゾーンジョン・ゾーンの音世界で染め上がった「ビル・フリゼールバンド」は“プログレするセロニアス・モンク”のようである。

 一聴,不協和音の壁がそびえ立つセロニアス・モンクジャズ・ピアノ。しかしセロニアス・モンク程,真にフリージャズしている巨人はいない。事実,ジャズ・マニアが最後に行き着くのはセロニアス・モンクである(…と言われている。管理人はまだセロニアス・モンクまで行き着いてはいないけど,これが分かる気がするのです!)
 そんな真にフリージャズしている“現代の”セロニアス・モンクジョン・ゾーンであり「ビル・フリゼールバンド」を“鳴らして”12音階では“表現不能”なプログレを聴かせている。大感動!

BEFORE WE WERE BORN-2 管理人の結論。『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン批評

 ビル・フリゼールの“動”である『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』の“腰の据わらない”ジャズ・ギターはハッキリ言って異端である。鳥肌ものの「アバンギャルド作品」である。
 しかし,掘り下げて聴き込んでいくと,いつものビル・フリゼールにブチ当たる。『イン・ライン』と『ビフォア・ウィ・ワー・ボーン』は対照的なアルバムにして組曲タッチであり姉妹盤のようである。

 ビル・フリゼールは今夜もきっと世界のどこかで“静”と“動”を行き来しているはずである。
 ビル・フリゼールジャズ・ギターに不可能の文字はない。

  01. BEFORE WE WERE BORN
    SOME SONG AND DANCE:
  02. Freddy's Step
  03. Love Motel
  04. Pip, Squeak
  05. Goodbye
  06. HARD PLAINS DRIFTER
  07. THE LONE RANGER
  08. STEADY, GIRL

(ノンサッチ/NONESUCH 1989年発売/WPCR-5583)
(ライナーノーツ/大場正明)

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