アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2014年05月

マカオのJAZZ事情

マカオのJAZZ事情-1 マカオへ行ってきました。香港〜マカオはターボジェットで往復し,現地では日本語のできる男性観光ガイドを雇って車で案内を頼みました。

 気になる「マカオのJAZZ事情」とは…。


 分かりませんでした…。

マカオのJAZZ事情-2 マカオ観光こそが,今回の3泊4日の弾丸ツアーの大目玉。マカオの「世界遺産巡り」を楽しみにしていたのです。

 でっ,結局のところは滞在時間が8時間で5時間しか観光に当てられず,網羅できずじまい。でもこれでもかなり満足です。(日本で国際免許免許を取得して出かけたので)レンタカーを借りたとしてもペンニャ教会やセナド広場や聖ポール天主堂跡までは回れなかったことでしょう。

 でも,マカオ・タワーは必要だったがバンジージャンプは不要だったし,媽閣廟は必要だったが獅子舞の2パターンは不要だったし,エッグタルトは必要だったがマンゴープリンは不要だったし,ベネチアン・ホテルは必要だったがカジノは不要だったかなぁ。

マカオのJAZZ事情-3 ポルトガル文化のマカオと中国系イギリス文化の香港。ゆったりしたマカオとせかせかした香港。

 またいつの日か,香港もマカオも行ってみたいなぁ。この次は,韓国と香港とマカオの“JAZZ事情”も見てきますからねっ。

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香港のJAZZ事情

香港のJAZZ事情-1 香港へ来ています。行きはKE601便。帰りはKE608便です。

 気になる「香港のJAZZ事情」とは…。


 分かりませんでした…。

香港のJAZZ事情-2 午前中は今回の主な仕事の事務作業を済ませ,午後からが趣味目的の観光三昧でしたから…。

 朝食は糖朝の朝粥。昼はB級で有名ワンタンメン。夜は四川料理の南北楼と食べ歩き,バスと地下鉄とロープウェイと船まで乗り継いだのに,気温32℃の中,九龍半島と香港島を歩き回った同伴の友人の万歩計は27000歩…。太る心配などない位に体力消耗が激しくクッタクタ〜。

香港のJAZZ事情-3 山頂のピーク・トラムから眺める香港の「100万ドルの夜景」が素晴らしいし,香港島から乗船したスターフェリーから眺める香港の「100万ドルの夜景」が素晴らしいし,九龍半島側のヴィクトリア湾から眺める香港の「100万ドルの夜景」が素晴らしい。

 2箇所合わせて「200万ドルの夜景」! 昨年は長崎の夜景(こちらは残念ながらガスっていた)も見たし,残す新・三大夜景はモナコのみ! 待ってろよモナコ〜!?

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韓国のJAZZ事情

韓国のJAZZ事情-1 韓国へ行ってきました。行きはKE788便。帰りはKE787便です。

 気になる「韓国のJAZZ事情」とは…。


 分かりませんでした…。

韓国のJAZZ事情-2 ソウルはインチョン空港を経由しただけでしたから…。

 それにしても香港にいても日本にいる気分になってしまうのはなぜ? カオスらしさも体験しましたが大都会という印象です。

 この記事はネイサン・ロードの宿泊先「Garden Guest House, Kowlonn」から投稿しています。

韓国のJAZZ事情-3 素泊まりだけだと考えていたのにホテル選びって重要なんですね。トラブル発生中。

 同伴者のミスを割り勘にしてあげようと思いますが,社会勉強にしては高すぎる出費になりそうです。

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チック・コリア / リターン・トゥ・フォーエヴァー5

RETURN TO FOREVER-1 『RETURN TO FOREVER』(以下『リターン・トゥ・フォーエヴァー』)こそが,70年代ジャズフュージョンの“最高傑作”である。
 この点については大方のジャズフュージョン・ファンにご賛同いただけると思っている。

 ズバリ『リターン・トゥ・フォーエヴァー』について議論となるのは「名盤か否か」などではなく,名盤の理由としての「時代の名盤なのか,チック・コリア名盤なのか」なのである。

 この問題に答えを出すのは非常に難しいのだが,管理人は(どちらかと言えば ←逃げ道を作っている?)後者を支持する。
 そう。『リターン・トゥ・フォーエヴァー』は,70年代ジャズフュージョンの“最高傑作”にして,チック・コリアの“最高傑作”である(これは言い過ぎ? ←逃げ道が必要かも?)。

 『リターン・トゥ・フォーエヴァー』には,あの時代だからこそ感じるインパクトが底辺に流れているし,ジョー・ファレルスタンリー・クラークアイアート・モレイラフローラ・プリムのあのメンバーがいて,エレクトリックへ流れつつもアコースティックも捨てきれない楽器の流行があって,そしてフュージョン直前のフリージャズの興隆があっての大名盤

 でもでも『リターン・トゥ・フォーエヴァー』が仮に明日発売されたとしたら,2014年の耳をしても年度代表“カモメ”になるに違いない! 全ての成功は,時代を超えるチック・コリアの“天才”にあるように思うのだ。

 事実『リターン・トゥ・フォーエヴァー』の全4曲中の3曲【CRYSTAL SILENCE】【WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY】【SOMETIME AGO〜LA FIESTA】はチック・コリアの現役のレパートリー! ねっ,時代を超えているでしょう?
 だから管理人は『リターン・トゥ・フォーエヴァー』は“チック・コリア名盤派”なのです。

 さて,管理人が『リターン・トゥ・フォーエヴァー批評で一番に語りたいのは“チック・コリア名盤派”云々などではない。
 上記,名曲として記した全4曲中の3曲から外れた【RETURN TO FOREVER】の「特異な魅力」についてである。

RETURN TO FOREVER-2 なぜ大名盤リターン・トゥ・フォーエヴァー』の全4曲の名曲中,タイトル・トラックである【RETURN TO FOREVER】だけが演奏されないのだろう?

 それこそ【RETURN TO FOREVER】が圧倒的な大名演だからである。目の前に本物の“カモメ”が舞い降りる普通では感じ得ない感覚がある。
 エレクトリックアコースティック,優美な演奏とテクニカルな演奏が同じ時間軸で鳴っている。幻想的なエレピ,優しいフルート,プリミティブなフローラ・プリムのあの声が,トロトロに溶け合っていてメロウに鳴っている。
 聴いていると,曲と曲の境目が分からなかったり,何曲目を聴いているのか分からなかったり。世の中の色々な境界線がぼやけていきそうな,精神世界のようであり,アンビエントのようでもあり,不思議な浮遊体験のようでもある。

 そう。『リターン・トゥ・フォーエヴァー』こそが,70年代ジャズフュージョンの“最高傑作”である。
 『リターン・トゥ・フォーエヴァー』の全4曲(特に【RETURN TO FOREVER】が)“再現不能な高みの極み”に達している。

 ライブでは表現しきれないスタジオ・ワークと“天才”チック・コリアの余裕から生まれた「快楽の泉」。
 『リターン・トゥ・フォーエヴァー』を「最高の音楽」と呼称する!

  01. RETURN TO FOREVER
  02. CRYSTAL SILENCE
  03. WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY
  04. SOMETIME AGO〜LA FIESTA

(ECM/ECM 1972年発売/POCJ-9044)
(ライナーノーツ/油井正一)
(紙BOXセット仕様)
(☆ARTON盤仕様)

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上原 ひろみ / ALIVE4

ALIVE-1 管理人にとって上原ひろみは,真のアーティストであり,ラーメンを食べること以外は音楽に人生の全てを捧げる,常人を超えた“雲の上の人”。
 だから上原ひろみのアルバムはいつでも「とっつきにくい」。トリッキーで芸術的なアクロバティック・ミュージックなのだから,リスナーとしては毎回,時間をかけてとことん攻略するのみなのだ。

 そんな勝手に“戦闘モード”で聴き始めた『ALIVE』に「エエッ」。
 『ALIVE』には,いつもとは逆の意味で驚かされた。上原ひろみの「普段着」というか「等身大の魅力」を『ALIVE』で初めて感じることができたのだ。

 『ALIVE』の一発目【ALIVE】で聴こえる,16分の27拍子(← すみません。こんなの聞き取れるわけありません。??秦のインタビュー記事からの情報です)の「ザ・トリオ・プロジェクト史上最難曲」の超・変拍子が流れた時は,キターッ!って感じだったのに,アルバムが進行するにつれ,身体に馴染んでくるヌーディー・ジーンズを穿いている感覚が芽生えてくる?

 うん。相変わらず「ザ・トリオ・プロジェクト」が超・超カッコイイ。上原ひろみピアノアンソニー・ジャクソンベースサイモン・フィリップスドラム。個々のレベルを超越した「ザ・トリオ・プロジェクト」としての成熟が一段と進んでいることが感じられる名演である。

 『ALIVE』の真実とは『A・LIVE』。『ALIVE』から,強烈なLIVE感と音楽の持つ生命力が伝わってくる。
 「ザ・トリオ・プロジェクト」の3人だからこそ産み落とせる,豊かなGROOVEの波に身を委ねる至福。誰にとっても懐かしい普遍的な場所に連れていかれる感覚の至福。

 超絶を感じさせない位のハイ・レベルでの楽曲理解の共有化で,とにかく音が柔らかくなった。事実,上原ひろみのクレジットから史上初めて「キーボード」の文字が消えている!

 しかし『ALIVE』に関しては,そんなことはどうでもいい。音楽制作のプロセスなど抜きにして,完成品を「ドドドのドーン!」。
 年に1枚のペースで新作を作り続けてきた上原ひろみが『ALIVE』の制作に2年も費やした理由に納得なのです。

 そうなんです。『ALIVE批評は“擬音”なのです。『ALIVE』を言葉で表現するのは“ヤボ”なのです。
 6曲目の後半から7曲目,8曲目と続くスローな流れがジャストであり,1曲目から6曲目前半の超絶系を凌駕しているのです。

ALIVE-2 『ALIVE』は「ザ・トリオ・プロジェクト」の3枚目。
 上原ひろみにとってのキース・ジャレットで例えればアメリカンカルテットの『残氓』的な『SPIRAL』が3枚目。
 きっと「ザ・トリオ・プロジェクト」もアルバム3枚で解散すると管理人は勝手に思っていた。

 『ALIVE』から始まった?上原ひろみの新たなるスロー路線。『ALIVE』の「普通っぽさ」を感じる限り「次もまたある」と勝手に解釈してしまった。
 いいや「普通っぽく」聴こえることこそ「ザ・トリオ・プロジェクト」最大の成果なのである。

  01. ALIVE
  02. WANDERER
  03. DREAMER
  04. SEEKER
  05. PLAYER
  06. WARRIOR
  07. FIREFLY
  08. SPIRIT
  09. LIFE GOES ON

(テラーク/TELARC 2014年発売/UCCT-9029)
(☆直輸入盤仕様 ライナーノーツ/上原ひろみ,川口美穂)
★【初回限定盤】 SHM−CD+DVD
★ボーナスDVD:【ファイヤーフライ】ライヴ映像+【スピリット】ライヴ映像+メンバー・インタビュー&レコーディング・メイキング映像収録
★豪華スリップ・ケース仕様
★8Pブックレット

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チック・コリア / ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス5

NOW HE SINGS, NOW HE SOBS-1 『RETURN TO FOREVER』で「フュージョンの扉」を抉じ開けたことで名高いチック・コリア
 しかしこちらは『RETURN TO FOREVER』程,名が通ってはいないが,その衝撃たるもの『RETURN TO FOREVER』を超えている。

 そう。チック・コリアは『RETURN TO FOREVER』のわずか4年前に『NOW HE SINGS,NOW HE SOBS』(以下『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』)で「ジャズ・ピアノの新しい扉」を抉じ開けていたのだ。

 『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』の“斬新な”ジャズ・ピアノたるや,2014年の今の耳にも新しく響く,これぞモダン・ジャズ・ピアノの“革新性”!
 とても60年代の発想とは思えない“尖がった”ジャズ・ピアノが真に荒々しい。それでいて全編を支配する壮大なコンセプション。隙のない完璧な演奏にただただ圧倒されてしまう。

 チック・コリアが奏でる,乾いた無機質な現代音楽的要素のジャズ・ピアノ,は過去に前例がなかった。チック・コリアが「ジャズ・ピアノの新しい流れ」を作り出したのだ。

 ベースミロスラフ・ヴィトウスドラムロイ・ヘインズとの“研ぎ澄まされた会話”は,フリー・ジャズにも通ずる激しいタッチと無機質的なフレージングのアドリブ・ラインがメロディアスすぎる。モーダルでメカニカルなフレーズの洪水は,本当に鳥肌が立つほどに素晴らしい。

 『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』のタイトル通り,チック・コリアジャズ・ピアノが「歌い,鳴いている」。チック・コリアの個性であるエキゾチックな叙情性が“隠し味的”に繰り返し登場している。
 「やっぱり,チック・コリアだよなぁ」的な安心感が感じられるのも事実である。

NOW HE SINGS, NOW HE SOBS-2 管理人はチック・コリアの“天才”を認めつつも,チック・コリアの問題作が発売される度に,正直“冷めてしまう”瞬間が多々あるのだが,それでもチック・コリアから離れられないばかりか“一目置いてしまう”のは『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』の存在が大きい。
 チック・コリアが本気を出せばトンデモナイモノがいつでも作れるに違いない。多少の問題作にも耳を傾けざるを得ない。決して侮ってはならないのだ。

 ズバリ,超・名盤ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』こそ“ジャズ・ピアノの最高峰”の1枚である。
 『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』の衝撃は『RETURN TO FOREVER』の衝撃を超えている。

PS 『RETURN TO FOREVER』繋がりで語ると【STEPS−WHAT WAS】が【SOMETIME AGO】の原型であろう。

  01. STEPS-WHAT WAS
  02. MATRIX
  03. NOW HE SINGS-NOW HE SOBS
  04. NOW HE BEATS THE DRUM-NOW HE STOPS
  05. THE LAW OF FALLING AND CATCHING UP

(ソリッドステート/SOLID STATE 1968年発売/TOCJ-5959)
(ライナーノーツ/土倉明,皸羶成)

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角松 敏生 / SEA IS A LADY5

SEA IS A LADY-1  昨日の福岡の最高気温は28℃。暑い&暑い。2014年の春はプライベートでもいろいろあって早くも夏バテ・モード? 2014年の夏は冷夏の予想に賭けようと思っています。
 そんな大の苦手で,でも本当は大好きな夏の訪れを感じる瞬間は気温の上昇以外にも多々あるのだけれども,管理人の中で“夏スイッチ”が入るCMがある。それが「SEA BREEZE」。持田香織とか深田恭子とか倉木麻衣とか堀北真希とか北乃きいとか川島海荷とか…。

 そんでもって「SEA BREEZE」のCMを見た瞬間,同じ『SEA』繋がりで頭の中で流れ出す『SEA IS A LADY』→【SEA LINE】。ミンミンゼミではなく【SEA LINE】の到来が管理人に夏の始まりを告げてくれる!
 そう。角松敏生のインスト・アルバム『SEA IS A LADY』の代表曲【SEA LINE】に「SEA BREEZE」と同じミントの爽快感を感じるのだ。ゆえに夏を感じるのだ。これは理屈ではない。

 “シティ・ポップ”の角松敏生が作ったギターフュージョンの大名盤=『SEA IS A LADY』。成功の秘密は角松敏生が「フュージョン専業」ミュージシャンではないからこそ!
 ズバリ『SEA IS A LADY』は,歌詞のない“歌もの”である。アドリブではない起承転結なメロディー・ラインなのである。

 しか〜し,この『SEA IS A LADY批評で,管理人はこれだけは言いたい。
 『SEA IS A LADY』の聴き所は,メロディーではなくリズムにある。角松敏生ギターフュージョンにこだわっているのはメロディーではなくリズムの方なのだ。ここだけは読者の皆さんに分かってほしいと願ってしまう。

 『SEA IS A LADY』のハイライトは,角松敏生のシャープなカッティング・ギターにスペースを与える青木智仁ベース。“スラップ”にしてこの音空間がフュージョンベースの王道。
 そう。角松敏生が“日本のマーカス・ミラー青木智仁との共演を「思う存分楽しむ」ための「インスト仕上げ」なのだと思う。

 同じプロデューサー資質のミュージシャンとして角松敏生マーカス・ミラーを意識している。こだわりのリズム隊=ドラム村上“ポンタ”秀一にしてもパーカッション斉藤ノブにしてもベース櫻井哲夫高水健司にしても,それら超大物全員を角松敏生自身のギターを活かすために“いいように使っている”。

 ただし,角松敏生マーカス・ミラーの影響を感じるのは,それが必要であれば,という方法論。そう。ギターフュージョンなのにギターが主役ではなかったりする。足し過ぎない“引き算の演奏スタイル”が“歌もの”フュージョンの真骨頂。
 『SEA IS A LADY』の“角松節”に,角松の他のボーカル・アルバム以上に“ボーカリスト角松敏生が強く感じられるのだ。

 角松敏生は『SEA IS A LADY』で,自身の内に湧き上がるメロディーに一番似合う言葉=ギターで語りたかった。言葉では伝えきれないメロディーギターでなら伝えることができる。【SEA LINE】の,あの大サビまでの完璧な展開はギターでしか表現できやしないのだ。

SEA IS A LADY-2 角松敏生自身がライナーノーツで書いている『SEA IS A LADY』のコンセプトとは,第一に<夏=女=海>であり,第二に「非常に限定された特異かつポピュラーな時空間」なのだという。角松敏生が,あの夏にあの海辺で愛した女性たちへ届けたいメロディーがある。ねっ,こんな抽象的な裏コンセプトを言葉でストレートに表現できるわけないでしょう?

 逆に【SEA LINE】でのギターフュージョンを聴けば,言葉がないのに<夏=女=海>が伝わってくる。【SEA LINE】こそが夏の超・定番。外房とか内房とか平戸の海ではなく,湘南,茅ケ崎,三浦海岸なドライブ・ミュージック。
 専業のカシオペアの夏歌もスクェアの夏歌もDIMENSIONの夏歌も【SEA LINE】の<夏=女=海>を未だ超えきれていない。【SEA LINE】こそが「日本の夏ソング」の最高峰である!

PS1 「夏CM→角松敏生」の紹介となってしまいましたが,正直【SEA LINE】が流れれば,真冬であっても夏気分が味わえる『SEA IS A LADY』はハワイみたいなアルバムです。
PS2 でも“夏”をイメージするギターフュージョンと来れば角松ではなくタカナカですよね?

  01. WAY TO THE SHORE
  02. SEA LINE
  03. NIGHT SIGHT OF PORT ISLAND (NIGHT FLIGHT
     OF DC10)

  04. SEA SONG
  05. SUNSET OF MICRO BEACH
  06. OSHI-TAO-SHITAI (MEMORIES OF DUSSELDORF)
  07. 52ND STREET
  08. THE BASS BATTLE
  09. MIDSUMMER DRIVIN'
  10. LOVIN' YOU
  11. SEA SONG (REPRISE)
  12. JUNE BRIDE (INSTRUMENTAL)

(BMGビクター/BMG 1987年発売/BVCR-1526)
(ライナーノーツ/角松敏生)

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チェット・ベイカー / オー・ユー・クレイジー・ムーン〜ザ・レガシー VOL.44

OH YOU CRAZY MOON-1 “廃人”チェット・ベイカーの晩年については語りたくない。
 管理人の本音はチェット・ベイカーのプライベートだけではなく“ジャズトランペッター”としてのチェット・ベイカーのについてである。

 チェット・ベイカーの晩年のCDは手元には1枚もない。全てがお払い箱行き。そんな中での『OH YOU CRAZY MOON』(以下『オー・ユー・クレイジー・ムーン〜ザ・レガシー VOL.4』)の購入には訳がある。

 それこそ副題=『ザ・レガシー』シリーズにある。そう。『オー・ユー・クレイジー・ムーン〜ザ・レガシー VOL.4』はエンヤが誇る発掘音源集。
 チェット・ベイカーの『ザ・レガシー』シリーズには『VOL.1』から『VOL.4』まで4枚あるが,1枚だけを(【ラヴ・フォー・セール】と【マイ・ファニー・ヴァレンタイン】が聴きたいという選曲の理由で)購入してみた次第である。

 『オー・ユー・クレイジー・ムーン〜ザ・レガシー VOL.4』は録音された1978年頃のチェット・ベイカーは「下り坂」に当たる。トランペットはすでに劣化が始まっている。
 当然,チェット・ベイカーにはその自覚があったことだろう。しかしチェット・ベイカーは,自身の「下り坂」を隠そうとはしていない。“廃人”ゆえに予想できることとして,劣化を止める努力はしなかったのだろう。ダメダメである。しかし…。

OH YOU CRAZY MOON-2 このダメダメの剥き出しが恐ろしい。チェット・ベイカーはここまで落ちてもなんとかなる。いいや,この「枯れ具合」が好みの仕上りなのだ。ビンテージ・ジーンズのような「色落ち」なのだ。雨や風にさらされて小石で削られヒゲが出来る。そんな風合いのトランペットが絶妙であって,この「色落ち」はチェット・ベイカーならでの味。パッと出の天才では絶対に表現できない“色”があるのだ。

 人生,何かを失いながら美しくなっていく。油が抜けてカサカサになったからこそ感じる素材感がある。失って初めて得られる美しさがあるのだ。
 そう。人生はビンテージ…。ジャズはビンテージ…。「色落ち」のジャズは美しい…。

  01. THE TOUCH OF YOUR LIPS
  02. BEAUTIFUL BLACK EYES
  03. OH YOU CRAZY MOON
  04. LOVE FOR SALE
  05. ONCE UPON A SUMMERTIME
  06. MY FUNNY VALENTINE

(エンヤ/ENJA 2003年発売/GQCP-59037)
(☆SHM−CD仕様)
(ライナーノーツ/キャロル・ベイカー,田中英俊)

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スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100-4

 スイングジャーナル誌2001年1月号で実施された読者アンケート企画「21世紀に残したい読者が選ぶ名盤ベスト100」のスーパーカウントダウン。それが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」。
 今回は81〜85位の発表です。

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オール・アローン★85.オール・アローン
マル・ウォルドロン


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クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス★84.クリフォード・ブラウン・ウィズ・
ストリングス
クリフォード・ブラウン


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ブルース・エット★83.ブルース・エット
カーティス・フラー


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ソウル・トレーン★82.ソウル・トレーン
ジョン・コルトレーン


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アワ・マン・イン・パリ★81.アワ・マン・イン・パリ
デクスター・ゴードン


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 『モーニン』と双璧となるファンキージャズの大名演カーティス・フラーの『ブルース・エット』がランクイン

 『モーニン』もそうであったが『ブルース・エット』の主役も“ゴルソン・ハーモニー”! 『ブルース・エット』における“ゴルソン・ハーモニー”の特長は,ブルース・フィーリングで演奏されるテナーサックストロンボーンの低音域での豊かな“ユニゾン・ハーモニー”!

 巷のジャズ・ファンの中には『ブルース・エット』の成功は,ベニー・ゴルソンがいればトロンボーン奏者は誰でも良かったとのたまうやからが存在するが,このブルース・フィーリング&ハーモニー・センス! カーティス・フラー最高〜!

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