アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2015年04月

カシオペア・サード / A・SO・BO4

A・SO・BO-1 「3rd2nd,次は3rd3rd」と神保さんが紹介するくらい,ノリノリの“音遊び”満載な「カシオペア・サード」の『A・SO・BO』。

 正直,ここまで遊んでくるとは思わなかった。雑誌のインタビュー記事やライナーノーツではオヤジギャグをカッ飛ばしている野呂一生だが,こと音楽的には「真面目一徹」。
 バンドの規律を重んじるがあまり,櫻井哲夫向谷実のクビさえ切ってきた。そこまでしてバンドのアンサンブルにこだわり続けた野呂一生が“カシオペア・ブランド”の『A・SO・BO』でここまで遊んでくるとは思わなかった。

A・SO・BO-2 ナルチョベース神保彰ドラムが組んだ“グルーヴ・ブラザーズ”への締め付けが感じられない。いいや,逆に『A・SO・BO』の主役は,ナルチョベース神保彰ドラム
 ここまでリズム隊が遊んだアルバムはカシオペア「史上初」の快挙である。

 「カシオペア・サード」になってカシオペアは変わった。「カシオペア・サード」になって野呂一生が変わったのだ。

 そんな野呂一生の心境の変化を読み解くカギが大高清美キーボードにある。
 大高清美カシオペアに溶け込んでいる。大高清美オルガンこそが「カシオペア・サード」である。

A・SO・BO-3 そう。頑固者の野呂一生にここまで余裕を出させたのは,大高清美への信頼感。フロントの2人が安定しているかこその,リズム隊の“大人の遊び”! 
 これって変拍子どうのこうの遊びではなく,リズム・キープの上で放たれるアクセントの妙! 「カシオペア・サード」に「TRIX」を感じる瞬間が存在している。

 ただし『A・SO・BO』の楽曲は「偉大なるマンネリ」であって神曲は生まれなかった模様。大好きな【ARROW OF TIME】のニュー・バージョンばかりを聴いています。
 そして昨日からは『A・SO・BO』の特典DVDばかりを見ています。このDVDが凄い。このクオリティでのライブ全15曲のノーカット映像。定価5000円の「単品DVD」としても十分行けます。

A・SO・BO-4 『TA・MA・TE・BOX』のツアーの感動が甦る(ただし2014年のライブではなく2013年のライブの方)。

 【大世界】【COAST TO COAST】【SWEAR】の初見は,懐かしくもあり新しくもあり…。特典DVDをリピートしていたら,管理人の“カシオペア愛”が完全復活してきました。

 『A・SO・BO』を買うなら,絶対に「特典DVD付き」の【初回生産限定盤】を是非! 4パートの差し込みメイキング映像はマニアにとっては「おまけ」などではありません。

  CD
  01. MODE TO START
  02. CATCH THE WIND
  03. FEEL LIKE A CHILD
  04. BACKTALK BABE
  05. BRAIN TO BRAIN
  06. ARMFUL
  07. ORGANIC EVOLUTION
  08. SMASH!
  09. KA・NA・TA
  10. A・O・ZO・RA
  11. ARROW OF TIME 2015 Ver.

  BONUS DVD
  01. AKASAKA BLITZ
  02. DAYS OF FUTURE
  03. ONCE IN THE LIFE
  04. 〜楽しいLIVE前の楽屋にて〜
  05. 大世界
  06. PAL
  07. COAST TO COAST
  08. SWEAR
  09. 〜さらに楽しいジャケット撮影にて〜
  10. SE・TSU・NA
  11. AUTOBAHN
  12. VORTEX OF EMOTION
  13. BRAND NEW SOUL
  14. 〜とっても楽しいレコーディングにて〜
  15. U・TA・KA・TA
  16. TOKIMEKI
  17. 〜めちゃくちゃ楽しい打ち上げにて!〜
  18. EVERY MOMENT
  19. FIGHTMAN

(ハッツ・アンリミテッド/HATS UNLIMITED 2015年発売/HUCD-10182/B)
(☆BLU−SPEC CD2+DVD仕様)
(☆スリップ・ケース仕様)
★16Pブックレット
★特典DVD:「LIVE TOUR 2014 35th Anniversary <7th Aug.2014 at AKASAKA BLITZ> AND MORE SHOT」

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チック・コリア・アコースティック・バンド / スタンダーズ・アンド・モア4

CHICK COREA AKOUSTIC BAND-1 チック・コリアの「アコースティック・バンド」とは,ピアノチック・コリアベースジョン・パティトゥッチドラムデイブ・ウェックルから成るピアノ・トリオ
 そう。チック・コリアの「アコースティック・バンド」とは「エレクトリック・バンド」あっての“派生バンド”である。

 “電化まみれ”な「エレクトリック・バンド」の機材は,それ相当のもの,であって大きな会場でしかライブが行なえない。これがチック・コリアのジレンマであった。チック・コリア“自慢”のバンド・サウンドを,もっとライブでも聴いてほしい。
 そう。「アコースティック・バンド」の真髄とは“小回りの利く「エレクトリック・バンド」”なのである。

 ここで『EYE OF THE BEHOLDER』の登場である。「電化キーボードと生ピアノの融合」を試みた『EYE OF THE BEHOLDER』のフォロー・ツアーに,チック・コリアシンセサイザーの山と共にグランド・ピアノを持ち込んだ。
 このグランド・ピアノのアタック音にチック・コリア自身が“しびれてしまった”のであろう。「エレクトリック・バンド」の単なる縮小版ではなく,もっともっとグランド・ピアノを〜! チック・コリアはいつでも“即決即断”の人だった〜!

 そういう経緯で?「アコースティック・バンド」のレパートリーは,思いっきり“グランド・ピアノを弾き倒す”ためのスタンダード・アンド・モア! 「アコースティック・バンド」のデビュー・アルバム『CHICK COREA AKOUSTIC BAND』の邦題は『スタンダード・アンド・モア』!

 「棚ボタ」で産まれたチック・コリアの“新たなスタンダード集”とは“ロックするスイング集”のことであった。
 『スタンダード・アンド・モア』の聴き所は,チック・コリアが“全てを仕切った”ジョン・パティトゥッチのウォーキング・ベースデイブ・ウェックルのパーカッシブなドラミングであろう。

 同じチック・コリアピアノ・トリオではあるが,シリアスなジャズ一本で押した『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』とコンテンポラリージャズを追及した『スタンダード・アンド・モア』には“月とすっぽん”ほどの開きがある。

 『スタンダード・アンド・モア』におけるチック・コリアは,ちょうどアンコールで披露するかのような,エンターテイメントで芯を固めたピアノを弾いている。
 一聴するとジョン・パティトゥッチベースデイブ・ウェックルドラムに“煽られて”いるかのように感じてしまう。

CHICK COREA AKOUSTIC BAND-2 しか〜し,この全ては“百戦錬磨”なチック・コリアの「戦略」である。チック・コリアがどこまで行っても,受けに回って,いなし続けることによって,ジョン・パティトゥッチデイブ・ウェックルの“眠れる引き出し”をどんどん開けていく!
 “小回りの利く「エレクトリック・バンド」”そのまんま,長めのインプロビゼーションの前後で,ビシバシ&キメ! これが超カッコイイ!

 この“神業連発”リズム・セクションの能力を最大限に引き出した所で,チック・コリアのリターン・エースが決まりまくる! チック・コリアは常に“冷静沈着な”演奏であって,一音一音が「インテリ」っぽい雰囲気と書いたら伝わるのだろうか?

 リズム・セクションの爆発が事前に織り込み済みであったかのような,メロディアスなアプローチが「ELEKTRICK」で「AKOUSTIC」!

  01. BESSIE'S BLUES
  02. MY ONE & ONLY LOVE
  03. SO IN LOVE
  04. SOPHISTICATED LADY
  05. AUTUMN LEAVES
  06. SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
  07. MORNING SPRITE
  08. T.B.C. (TERMINAL BAGGAGE CLAIM)
  09. CIRCLES
  10. SPAIN

(GRP/GRP 1989年発売/VDJ-1190)
(ライナーノーツ/小川隆夫)

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天野 清継 / アズール4

AZURE-1 天野清継と来れば,何と言っても『AZURE』(以下『アズール』)であろう。デビュー作にして【AZURE〜POLOVETSIAN DANCE FROM OPERA“PRICE IGOR”】で,いきなりのTVCMタイアップ曲獲得(いつものJTのジャズメン・シリーズ)。

 しかし,長い目で見れば『アズール』の大ヒットは天野清継にとってプラスではなくマイナスに働いたのかもしれない。
 そう。『アズール』で聞こえる天野清継エレキギターは,天野清継に対するジャズギタリスト,あるいはクラシック・ギタリストとしての一般的なイメージとは必ずしも一致しないのだから…。

 ズバリ『アズール』の聴き所は,天野清継ギター国府弘子ピアノで織り成すコラボレーション!
 もしや天野清継国府弘子の「相性の良さ」はパット・メセニーライル・メイズの「音世界」? 互いをサポートしながらも自分も生きるコラボレーション!

 天野清継の本質は“コンテンポラリーなギタリスト”。天野清継ギターソロは,難解で静かに唸る場面はない。分かりやすく本当にキャッチーなフレーズの連綿である。
 『アズール』における【AZURE〜POLOVETSIAN DANCE FROM OPERA“PRICE IGOR”】の存在が異色であって,残り10トラックはフュージョンギタリストのそれである!

 『アズール』バンド?の基本編成は,天野清継エレキギター国府弘子ピアノドン・グルーシンシンセサイザーゲイリー・ハービックサックスグレッグ・リーチョッパー・ベース外山明ドラムアレックス・アクーニャパーカッション

 そう。『アズール』とは,極上のフュージョン。あの時代であれば差し詰めスムーズ・ジャズと呼ばれるべきアルバムであって,ジャズやクラシックにカテゴライズされる要素は皆無である。
 【AZURE〜POLOVETSIAN DANCE FROM OPERA“PRICE IGOR”】での「静」の天野清継も素晴らしいのだが「動」の天野清継こそが素晴らしい!

AZURE-2 話のついでながら管理人は『アズール』を通して国府弘子ピアノに出会った。リーダー作も悪くはないが,サイドメンとしての国府弘子は「無敵艦隊」である。
 国府弘子は売れなきゃ良かったのにぃ。もっとサイドメンとしてピアノを弾いてほしかったのにぃ。

 その意味で『アズール』は“優しさだけが売りではない”本当の天野清継と本当の国府弘子を知るためのアルバムである。
 生涯背負っていくであろう天野清継=“クラシック系アコースティックギタリスト”の虚構のイメージは天野清継を“あの【アズール】の人”にしてしまうには余りにも惜しい。

  01. AZURE〜Polovetsian Dance from Opera“Prince Igor”
  02. MT. HOOD
  03. SO LONG
  04. OKINAWA
  05. FOOT STEPS
  06. PACIFIC OCEAN SUITE
  07. PEACE AND LOVE
  08. WINTER SONG
  09. DANCE DON FOR AMO
  10. FLAG STAFF
  11. EL TORO

(ビクター/JVC 1991年発売/VICJ-90)

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チック・コリア・エレクトリック・バンド / アイ・オブ・ザ・ビホルダー5

EYE OF THE BEHOLDER-1 管理人がチック・コリアジャズフュージョンを聴いて涙したのは,後にも先にも「エレクトリック・バンド」の第3作『EYE OF THE BEHOLDER』(以下『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』)だけである。

 『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』を聴いてもいないのに,聴こうと思っただけで泣けてくる。『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』のアルバム・タイトルを耳にしただけで無性に泣けてくる。『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』の“孤高の世界観”がツボなのだ。

 『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』のストーリーテラーが“悲しげ”である。重厚かつ荘厳な編曲が施されている。全体が暗い影で覆われており,雰囲気が哀愁のヨーロピアンでクラシカルに振れている。陽気なスパニッシュもあるのだが,明るさの裏に“陰り”が伴なっている。「濃密な音楽詩情」が展開されている。
 そう。『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』とはチック・コリアが意図的に狙った“叙情詩”なのである。

 『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は,もはや「エレクトリック・バンド」の枠を飛び出している。その最大の要因はチック・コリアの身に生じた「電化キーボードと生ピアノの融合」にある。
 ついに『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』で「エレクトリック・バンド」への「アコースティックの導入」が始まったのだ。

 もともと「エレクトリック・バンド」の表記は「ELEKTRICK BAND」であって「ELECTRICK」の意ではない。バンドが安定してきたら生ピアノを投入することが事前に宣言されていた。
 チック・コリアとしたら,ついにその時が来ただけ,のことなのであろうが,リスナー側のニュアンスとしては,機が熟したからではなく『ライト・イヤーズ』の制作を通じて“電化オンリーの限界”を感じたように思ってしまう。

 そう。『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は「エレクトリック・バンド」の並びにはない。「エレクトリック・バンド」名義の他のアルバムとは分けて考えるべき作品である。
 どちらかと言えばチック・コリアソロ名義の扱いに近い。しかしこの論理にも無理がある。
 ズバリ『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は,チック・コリアソロにも「エレクトリック・バンド」にも属さない“孤高の異色盤”である。

 チック・コリアを独創的な音楽へと向かわせるモチベーションは,いつでもイマジネーション豊かなコンセプトとスパニッシュなのであるが,思索的なストーリー・テラーの『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は,チック・コリアの「冒険の旅」の結晶であろう。
 詳しい説明は省略するが,ニュアンスとしては『タッチストーン』の延長線上に位置している。『タッチストーン』での“やり残し”を『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』で完結させているような感じで…。

EYE OF THE BEHOLDER-2 さて『ライト・イヤーズ』から『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』に至る「エレクトリック・バンド」の大きな変化は,一般に語られる「アコースティックの導入」以上に「エリック・マリエンサルフランク・ギャンバレの導入」のインパクトの方が何倍も大きいと思っている。

 幻想的なシンセ・オーケストレーションと“対立する”エリック・マリエンサルサックスフランク・ギャンバレギターインプロビゼーションが実に素晴らしい。チック・コリアの生ピアノと相まって,曲の深みがぐっと出てドラマチックな味わいが加わっている。

 この絶妙なバランス感覚は「エレクトリック・バンド」特有の音。他の誰かが狙ってもチック・コリアだけにしか造り出すことのできない“稀有な味”である。
 目玉である「アコースティックの導入」にしても,実は頑なにトーンは暗め一辺倒であって,色彩効果は限定的である。チック・コリアエレクトリックアコースティックのバランスに「音の美学」が溢れ出ている。

 そう。『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は,チック・コリア唯一の“内へ内へ”の耽美主義! チック・コリアが“全身全霊”で「内面の自分」をさらけ出している!
 しかし,それだけではないのだ。『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』には,リリシズムからのチェンジが記録されているのだ。
 リリシズムへの反動の如く流れ出す【TRANCE DANCE】と【EYE OF THE BEHOLDER】の,破竹の勢いで前進し続ける“歓喜の絶唱”に悶えてしまう!

 チック・コリアのアルバムには,彼のユニークな人柄を感じさせる部分が多分にあるのだが『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』には「トータル・サウンドの完成」を優先させたチック・コリアの“生真面目”でロマンティックな一面が随所に感じられる。

 だ・か・ら“叙情詩”『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』の「表と裏」に泣けてくる。エレクトリック・サウンドの中で鳴り響くチック・コリアの“心の震え”が今の今でも聴こえてくる。

  01. HOME UNIVERSE
  02. ETERNAL CHILD
  03. FORGOTTEN PAST
  04. PASSAGE
  05. BEAUTY
  06. CASCADE-PART I
  07. CASCADE-PART II
  08. TRANCE DANCE
  09. EYE OF THE BEHOLDER
  10. EZINDA
  11. AMNESIA

(GRP/GRP 1988年発売/VDJ-1146)
(ライナーノーツ/小川隆夫,市川正二,青木和富,成田正)

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TKY / TKY5

TKY-1 「TKY」とは,TOKUのT,日野賢二のK,小沼ようすけのY。

 それぞれソロデビューから約5年。すでにジャズフュージョン・シーンを牽引すべきビッグネームとなり,ジャズメンとしての一層の飛躍を迎えた時期に,敢えて「ソロ封印」の“スーパー・セッション”がアルバム・タイトル=『TKY』。

 『TKY』が実に“荒々しい”。TOKUなんてソフト&メローなジャズで売り出していたので『TKY』の“汚れた”サウンドに腰を抜かした。

 野生である。ワイルドである。音と音がぶつかり合う「肉弾戦」である。とにかく「やったもん勝ち」の“スーパー・セッション”!
 生々しいライブ感に満ちた激しくぶつかり合いながらも「湯気」を放ちながら高みへと向かっていく。演奏の「熱量」が目に見えるような“スーパー・セッション”!

 『TKY』は,ジャズというよりJAMであって,伝えるべきは“洗練された現代のファンキー”である。
 「TKY」のノリと興奮がストレートに伝わってくる。「TKY」のジャムる喜びがビンビンに伝わってくる。若者の体内からとめどもなく湧き上がる無尽蔵のパワーに圧倒される。“イケイケドンドン”のアドリブの音圧に圧倒される。勢い一発で押し倒されそうに感じる瞬間がある。

 もう“脳味噌ぐじゃぐじゃ級”のファンキー・ジャズ名演の連続なのだが,特に長尺の2トラック【ACTUAL PROOF】と【AS ALLURE】が最高にエキサイティング。10分超えの大曲にして,怒涛の疾走感が「もっともっと」で盛り上がり続ける。

 主にTOKUと共演してきた秋田慎治キーボードと,主に小沼ようすけと共演してきた大槻“KALTA”英宣ドラムが,日野“JINO”賢二との共演で“野獣”と化している! 生きている!
 主役である「TKY」と“同格”で鳴るキーボードドラムがあってこその“スーパー・セッション”の誕生である。

TKY-2 不思議なことだが『TKY』におけるTOKUこそが“TOKU”であり『TKY』における日野賢二こそが“日野賢二”であり『TKY』における小沼ようすけこそが“小沼ようすけ”の感がある。

 『TKY』で聴こえるトランペットが,ベースが,ギターが,各自のリーダー・アルバムで聴こえる以上にアグレッシブであって,各自のアイデンティティが色濃く出ている。

 そう。『TKY』の真実とは,5人が「ソロ封印」&バンド形式のスタイルをとって集まっただけの非バンド。「喰うか食われるか」の白熱のセッション・アルバム。
 『TKY』は,TOKUソロ・アルバムであり,日野賢二ソロ・アルバムであり,小沼ようすけソロ・アルバムであり,秋田慎治の代表作であり,大槻“KALTA”英宣の代表作なのである。

  01. TKY 〜introduction〜
  02. ACTUAL PROOF
  03. SNARL
  04. JUST FOR FUN!
  05. REMINISCENCE 〜回想〜
  06. as allure
  07. TALKING LOW
  08. 0079
  09. TKY

(ソニー/SONY 2005年発売/SICP 10013)
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
★【初回生産限定盤】ステッカー貼りジャケット仕様

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チック・コリア・エレクトリック・バンド / ライト・イヤーズ4

LIGHT YEARS-1 管理人にとってチック・コリアと来れば「エレクトリック・バンド」である。
 その理由は「エレクトリック・バンド」のアルバムを立て続けに聴いてみれば誰にだって分かる,これが同じバンドなのか?と思えるほどのスタイル・チェンジ。
 そう。“所構わず移り気する”チック・コリアの音楽性が「エレクトリック・バンド」を聴き通すだけで体感できる。そして,それがチック・コリアの音楽スタイルそのものなのだ。

 “ド派手な”プログレフュージョンの『THE CHICK COREA ELEKTRICK BAND』からわずかに1年の出来事である。あの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」の解散から7年。満を持して発足させた「ザ・エレクトリック・バンド」から「定冠詞」を外してきた。

 そんな「エレクトリック・バンド」の第2作が,そのものズバリの『LIGHT YEARS』(以下『ライト・イヤーズ』)! とにかくライト! とにかく軽い!
 売れに売れまくった『THE CHICK COREA ELEKTRICK BAND』のセールスでは飽き足らず?更なる“売れ線”で勝負に出た〜!

 言ってみれば『ライト・イヤーズ』はチック・コリア一流の“スムーズ・ジャズ”である。「ポップスと一緒にラジオでかけてもらえそうな曲」を意識した結果としての“スムーズ・ジャズ”である。

 “スムーズ・ジャズ”自体が悪いわけでも嫌いでもないのだが,あの「エレクトリック・バンド」が“スムーズ・ジャズ”を演る意味はないように思った。
 これが,かの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を超えるための「エレクトリック・バンド」なのか? 超絶技巧を意識的に減速させて“まとまりの良い演奏”に終始している。演奏のダイナミズムが失われている。

 ベースジョン・パティトゥッチドラムデイブ・ウェックルとのトリオとしてスタートした「エレクトリック・バンド」であったが,デビュー・アルバムではトラック別にギタリストカルロス・リオススコット・ヘンダーソンが加入した。
 『ライト・イヤーズ』では,レギュラー・ギタリストとしてのフランク・ギャンバレサックス奏者のエリック・マリエンサルが加入して,ついに「エレクトリック・バンド」のメンバー5人が固定する。

 しかし,この“むやむや”が分かるかな〜。この“もやもや”が伝わるかな〜。『ライト・イヤーズ』の音造りを分析する限り,フランク・ギャンバレギターエリック・マリエンサルサックスに必然性は感じられない。
 チック・コリアのデジタル・シンセの無機質な音を,まろやかに聴かせるための役回りに徹しておりして「エレクトリック・バンド」のバンド・アンサンブルの中に神妙に収まってしまっている。

LIGHT YEARS-2 バンド・サウンドの“隠し味”的なギターサックスの地味な使い方が,かえって主役であるチック・コリアキーボードの魅力を薄めてしまった。超過激サウンド「エレクトリック・バンド」のバンドの味を薄めてしまった。

 『ライト・イヤーズ』は“薄味の”「エレクトリック・バンド」。管理人は『ライト・イヤーズ』をほとんど聴かない。
 あれ程のバンド・サウンドを持っていたはずなのに…。どうしてここまで“スムーズ・ジャズ”なのだ…。どうしてそこまして“売れ線”なのだ…。理解に苦しむ…。

 ただし,この『ライト・イヤーズ』。LP時代の産物でありCD版には3トラック多めに収録されている。【VIEW FROM THE OUTSAIDE】から続くプログレチックな展開に「おお,これぞチック・コリアフュージョン全開!」なのである。管理人は「エレクトリック・バンド」にこんなハードな演奏を求めていた。アドレナリンの迸りっぷりが素晴らしい。最後に持ち直した。星4つ〜。

 まっ,チック・コリアにとってフュージョン・バンドの2作目は“魔の2nd”。駄盤『ライト・イヤーズ』は恒例行事なだけ!

  01. LIGHT YEARS
  02. SECOND SIGHT
  03. FLAMINGO
  04. PRISM
  05. TIME TRACK
  06. STARLIGHT
  07. YOUR EYES
  08. THE DRAGON
  09. VIEW FROM THE OUTSIDE
  10. SMOKESCREEN
  11. HYMN OF THE HEART
  12. KALEIDOSCOPE

(GRP/GRP 1987年発売/VDJ-1090)
(ライナーノーツ/青木和富,久野耕一郎)

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J & B / FAMILY TREE5

FAMILY TREE-1 梶原順浅野“BUTCHER”祥之の“双頭”ギターのバンド・サウンドが躍動する『FAMILY TREE』。「J&B」の4人が「インディーズ時代以上にインディーズ」している。
 ズバリ『FAMILY TREE』こそが「J&B」の“最高傑作”である。

 あれがメジャーの洗礼なのか? 前作『THE TIME 4 REAL』の失敗を受けて『FAMILY TREE』では「J&B」が“本当にやりたい”と思える音楽を創造している。
 あの「へなちょこぐるぐるべろべろ」だったヴォーカル抜きの完全ギター・インストなのがうれしい。

 『FAMILY TREE』のサウンドとは“骨太ロック”である。いいや“ソウル”であり“リズム&ブルース”である。
 そう。「J&B」のバンド名は,梶原JUNの「」と浅野“BUTCHER”祥之の「」から取られた,双頭バンドの頭文字,の意味だけではない。
 「JAPANESE“R&B”」を略した「J&B」のダブル・ミーニングだと勝手に思っている。

 これは絶対に「J&B」に個性がないという感じで読んでほしくないのだが,これまでの「J&B」は『J&B』では,グラント・グリーンラリー・カールトンを『THE TIME 4 REAL』では,ロベンフォードを感じたのだったが,今回の『FAMILY TREE』では【FOOTS】を演っている影響もあるのだろう。ついに,スタジオ・ミュージシャン集団の頂点にしてツインギターの頂点=「STUFF」を感じてしまった。

 「J&B」のバンド・サウンドが,ついに世界レベルにまで花開いたような感触を抱いた。コーネル・デュプリーエリック・ゲイルの織り成す「GROOVE」と同じ「GROOVE」を梶原順浅野祥之に感じてしまう。
 自然体で音楽ができる大人のミュージシャンの野性を,余裕を,茶目っ気を,覇気を,グルーヴ感を,そして音楽への愛を,もうどうしても,感じてしまうのだ。

 『FAMILY TREE』を聴いてると自然に体が揺れてくる。(2台のギターを含めた)4つのリズム楽器が交わる瞬間の“うねり”が最高に心地良い。
 ここは是非ともJVCさん。『FAMILY TREE』の海外リリースを段取ってくれないかなぁ。海外の反応が相当に楽しみぃ。

FAMILY TREE-2 一つの音を大切にする“一音入魂”な「J&B」。軽快かつ深みのある豊かな音で表現する「J&B」。「J&B」とは「JAPANESE“R&B”」。

 『FAMILY TREE』には日本の音楽文化が育て上げた,梶原順浅野祥之松原秀樹沼澤尚の4人のスーパー・バンド「J&B」の「魂の音」が刻まれている。

 「魂の音」…。それはレクイエム…。【GOOD BOY…DEDICATED TO RIKKI】→【GOOD BOY…DEDICATED TO BUTCHER】…。ブッチャーさん…。

  01. AT THE RIGHT PLACE
  02. SI! SI!
  03. INSIDE
  04. OUTSIDE
  05. NOWADAYS
  06. GOOD BOY…dedicated to Rikki
  07. PINK CASHMERE
  08. そんなこと知るかい
  09. あたりめ
  10. FOOTS
  11. LAGOON

(ビクター/JVC 2004年発売/VICJ-61203)

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チック・コリア・エレクトリック・バンド / ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド5

THE CHICK COREA ELEKTRIC BAND-1 初めにお断りしておく。『THE CHICK COREA ELEKTRICK BAND』(以下『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』)について語りたいことは山ほどある。腐るほどある。掃いて捨てるほどある。

 管理人にとってチック・コリアと来れば“良くも悪くも(←ここが重要!)”「エレクトリック・バンド」のことである。
 …というのも「エレクトリック・バンド」のチック・コリアが,管理人にとって“リアル・チック・コリア”の始まりであったから…。

 「エレクトリック・バンド」の名盤と来れば,第一候補は『ビニース・ザ・マスク』であるが,時々は『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』であったりもする。
( “孤高の異色盤”『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』は「エレクトリック・バンド」名義としてカウントされていませんからっ! )

 そして『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』と来れば,第一候補は【RUMBLE】であり,次に【GOT A MATCH?】である。

 そうして【RUMBLE】と来れば,JOQR「西村知美/今夜はパジャマ気分」のテーマ曲であり,西村知美と来れば“バブル”である。管理人の“青春”である。“一つの時代”の音楽である。

 事実,チック・コリアライナーノーツの中で「エレクトリック・バンド」としたバンド名について,次のように書いている。
 「電気楽器主体だけど,だからエレクトリック・バンドとしたわけではない。エレクトリックというのは,現代を象徴しての言葉なんだ。ぼくたちは言ってみればエレクトリック・シティに住んでいる。都会というのはエレクトリック・シティそのものだと思う」。

 ゆえに「エレクトリック・バンド」の表記は「ELEKTRICK BAND」であって「ELECTRICK」の意ではない。
 ただし,整合性に欠ける「AKOUSTIC BAND」を登場させて,さぁ,困ったぞ,チック・コリア

THE CHICK COREA ELEKTRIC BAND-2 そう。『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』は,バブリーな時代のヘヴィー・メタル・エレクトリック・ミュージック。
 だから『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』は,管理人の脳裏から永遠に色褪せたりはしない!

 そう。『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』は,ド派手なデジタル楽器で身をまとった,実際の中身は「ヒューマンでアナログチック」なプログレフュージョン・ミュージック。
 だから『ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド』は,管理人の脳裏から永遠に色褪せたりはしない!

  01. CITY GATE
  02. RUMBLE
  03. SIDE WALK
  04. COOL WEASEL BOOGIE
  05. GOT A MATCH?
  06. ELEKTRIC CITY
  07. NO ZONE
  08. KING COCKROACH
  09. INDIA TOWN
  10. ALL LOVE
  11. SILVER TEMPLE

(GRP/GRP 1986年発売/MVCR-12)
(ライナーノーツ/小川隆夫,林信介)

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J & B / THE TIME 4 REAL3

THE TIME 4 REAL-1 “分不相応”なインディーズ盤『J&B』のリリースから1年半。梶原順浅野“BUTCHER”祥之松原秀樹沼澤尚の4人組「J&B」のメジャー・デビュー盤が『THE TIME 4 REAL』。

 ファンとしては本来なら『THE TIME 4 REAL』の発売を大喜びするところだが…。
 『J&B』と『THE TIME 4 REAL』では「J&B」のバンド・サウンドが変化している。

 この表現で伝わるかどうかは分からないが『J&B』にはグラント・グリーンを感じていたが『THE TIME 4 REAL』ではロベンフォードに変化してきた。
 これはこれで有りなのだが「J&B」にジャズフュージョンを感じていた管理人としては,ちょっと距離を置いてしまった。

THE TIME 4 REAL-2 ロベンフォードも大好きなので,この変化を歓迎しないこともないのだが,管理人が『J&B』のバンド・サウンドに惚れ込んだ最大の理由が,梶原順浅野祥之ツインギターに「現代のグラント・グリーン」を重ね見ていたものだから「なぜロック?」に頭真っ白〜。

 演奏は相変わらず上手い。イントロの感じからは予想もつかない,ツインギターの“不意打ちの絡み”におしっこをちびりそうになる。出て来る音の一音一音は軽いのに全ての音に必然性を感じさせる何かが隠されている。この引き出しの多さは流石にスタジオ・ミュージシャン集団〜。

THE TIME 4 REAL-3 しかし,内容はどんなに素晴らしくても,自分の大好きなミュージシャンに自分の大好きな音楽が見捨てられたかのような「ロックなインスト」を聞かされ続けたショックは大きかった。

 やはりメジャーは売れてナンボ。「J&B」にはファンキーなブルース・バンドとして「現代のグラント・グリーン」を聴かせてほしかったのにぃ。

PS 「THE TIME 4 REAL-3」は販促用の特典ステッカーです。

  01. へなちょこぐるぐるべろべろばぁ〜
  02. TAKE A BREAK
  03. LIKE THIS WAY
  04. JAM & BUTTER
  05. BE-BOP-A-LULA
  06. TOUCH
  07. TREMBLE
  08. FIELD OF DREAMS
  09. I FEEL FINE
  10. 速いやつ

(ビクター/JVC 2003年発売/VICJ-61087)
(デジパック仕様)
(特典ステッカー付)

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チック・コリア・トリオ / ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も5

TRIO MUSIC, LIVE IN EUROPE-1 流行に敏感に反応してしまうチック・コリア…。キース・ジャレットが気になってしょうがないチック・コリア…。
 『TRIO MUSIC,LIVE IN EUROPE』(以下『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』)は,そんなチック・コリアの“性分”から産ま落とされた名盤である。

 キース・ジャレットの『STANDARDS,VOL.1』がリリースされたのが1983年。『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』の録音が1984年のチック・コリア初のスタンダード集。つまりはそういうことなのである。

 個人的には,この辺りがチック・コリアの“節操のなさ”を表わすようで,チック・コリアに肩入れできない状態だったのだが,ただ音楽自体は別物!
 “後出しジャンケン”的な『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』が,あのキース・ジャレットの「スタンダーズ」を凌駕している!
 とにかく凄い&とにかく素晴らしい。キース・ジャレット大好き人間の管理人をして,チック・コリアに「最大級の賛辞」を贈りたい。

 キース・ジャレットの「スタンダーズトリオ」を凌駕したチック・コリアの,通称「ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブストリオ」。
 そう。チック・コリアキース・ジャレットに対抗するに必要としたのは,かつて「ジャズ・ピアノの新しい扉」を共に抉じ開けたベースミロスラフ・ヴィトウスドラムロイ・ヘインズ

 管理人としては,このうがった見方に確信があるのだが,もしかしたら『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』の制作意欲は『NOW HE SINGS,NOW HE SOBS』の更なる発展を目指したものかもしれない。
 その意味では『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』はキース・ジャレットスタンダーズ」の“2番煎じ”ではないとも言える。
 事実,ライブ録音という“くくり”で語れば『星影のステラ』よりも早いわけだし…。

 明らかに「スタンダーズトリオ」を意識した「ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブストリオ」の演奏は,敢えてキース・ジャレットの筆をなぞったようなコード進行で勝負している。

 憂いを含んだメロディーをラブソディックに熱した所で,ベースに渡す展開は,意識しているというより「オレ達だってスタンダーズみたいに演ろうと思いさえすればいつだってできる」という主張を証明したがっているような演奏に聴こえる瞬間で満ちている。

TRIO MUSIC, LIVE IN EUROPE-2 管理人の結論。『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も批評

 『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』は,キース・ジャレットの「スタンダーズ」の3枚=『STANDARDS,VOL.1』『STANDARDS,VOL.2』『CHANGES』に対するチック・コリアからの回答である。
 キース・ジャレットの3枚に対してチック・コリアの1枚。十分すぎる模範解答である。

 それにしても『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』の制作はECMなんです。またしてもマンフレート・アイヒャーなのです。
 ゆえに『ライヴ・イン・ヨーロッパ〜夜も昼も』の特徴は「抑制美」ということになるのでしょう。完全にチック・コリアに統御された美しい音のきらめきが零れ落ちるような演奏。あぁ,ため息が漏れ出てしまう(by ロマンティック管理人)。

  01. THE LOOP
  02. I HEAR A RHAPSODY
  03. SUMMER NIGHT-NIGHT AND DAY
  04. PRELUDE NO.2-MOCK UP
  05. TRANSFORMATIONS
  06. HITTIN' IT
  07. MIROVISIONS

(ECM/ECM 1986年発売/POCJ-2019)
(ライナーノーツ/小川隆夫)

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J & B / J & B4

J&B-1 梶原JUNの「」と浅野“BUTCHER”祥之の「」。
 そう。「J&B」とは,ベース松原秀樹ドラム沼澤尚を“従えた”キーボード・レスで織り成す“双頭”ギターのバンド・サウンド。

 リードギターリズムギターも存在しない,梶原順浅野祥之ツインギターは,とりわけギター好きでないとしても,聴く者の心をとりこにする。間違いない。

 そんな「J&B」のデビューCDJ&B』は,インディーズ発売のライブ盤。
 でもだからこそ,本気のライブのリアルな反応が見事に記録された名盤である。

J&B』の聴き所は,この空気感! 客席側にマイクはなくとも会場全体がムンムンとした熱気に包まれ「J&B」への期待の高さがそのままパッケージングされている。

J&B-2 根っこにジャズフュージョンを感じさせる“泥臭い演奏”が並んでいながらも,おしゃれで爽やか系のブルージーなファンキー・グルーヴに,心がかきむしられる!

 ギターってここまでカッコイイ楽器だったのかっ! チョーキングだったりビブラートだったり,細かいところまでカッコイイと感じさせてくれるのは「J&B」だからこそっ!

 同じセッション系のギタリストとして,梶原順浅野祥之のリスペクトから来た選曲であろう,ラリー・カールトンの【SLEEP WALK】は,本家を越えた“世界一の【SLEEP WALK】”!

J&B-2 管理人の結論。『J&B批評

 『J&B』の4人はテクニシャンであるが,そんな次元では語れない「理屈抜きの楽しさ」が先に来る。
 『J&B』のファンキー・グルーヴに身を委ねるだけ。ただそれだけでバンドマンに恋焦がれてしまう「バンド好きのバンド好きによるバンド好きのための」名盤である。

  01. Machu Picchu
  02. Opening
  03. Just for Fun
  04. 加飯酒
  05. 不安
  06. time flies groove
  07. Sleep Walk
  08. Satsuki-bare
  09. Insomnia
  10. Song for "J&B"
  11. Pollen Shower

(PAL DISCS/PAL DISCS 2001年発売/PAL-2002)

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チック・コリア / チルドレンズ・ソングズ4

CHILDREN'S SONGS-1 有名なクラシックの作曲家たちが「子供のための〜」と題する組曲を書いているが『CHILDREN’S SONGS』(以下『チルドレンズ・ソングズ』)は,チック・コリア・プレゼンツ「子供のための〜」のソロ・ピアノ集。

 『チルドレンズ・ソングズ』の全20曲は「書き譜」だと思う。その意味で『チルドレンズ・ソングズ』はジャズ・ピアノではない。ではクラシックかというとそうでもない。

 耳に優しいメロディーに誘われるショートストーリー。1曲2分間の至福のひととき…。
 管理人のようなオヤジが聴けば「子供時代の郷愁を思い出す」仕掛け。リアルな子供時代に『チルドレンズ・ソングズ』に出会っていたら,どんな感想を抱いたのだろう。そんな考えがふと頭に浮かんでしまうような小品集。← なんのこっちゃ?

 ところで,オリジナル盤『チルドレンズ・ソングズ』は全19曲のチック・コリアソロ・ピアノ集。それがCD発売時にボーナス・トラックとしてピアノヴァイオリンチェロによる室内楽=【アデンダム】が追加された。

 どうしても,あのECMらしからぬ,この改変が個人的に受け入れられずに長らく『チルドレンズ・ソングズ』は未聴だったのであるが,高音質マニアの心をくすぐるSHM−CD盤の発売に合わせて目出度く購入。

 『チルドレンズ・ソングズ』を買って良かった。理由は【アデンダム】が聴けたから!
 個人的には『チルドレンズ・ソングズ』の19曲のソロ・ピアノは聴いていない。『チルドレンズ・ソングズ』で聴くべきは【アデンダム】の1曲のみ! あっ,だから追加収録になったんだ!

CHILDREN'S SONGS-2 管理人の結論。『チルドレンズ・ソングズ批評

 『チルドレンズ・ソングズ』とは「コレクターズ・アイテム」。
 「子供のための〜」の「コレクターズ・アイテム」であり「ピアノ好きのための〜」の「コレクターズ・アイテム」でもあり「チック・コリア好きのための〜」の「コレクターズ・アイテム」である。

  01. No. 1
  02. No. 2
  03. No. 3
  04. No. 4
  05. No. 5
  06. No. 6
  07. No. 7
  08. No. 8
  09. No. 9
  10. No. 10
  11. No. 11
  12. No. 12
  13. No. 13
  14. No. 14
  15. No. 15
  16. No. 16+17
  17. No. 18
  18. No. 19
  19. No. 20
  20. Addendum for Violin, Cello, and Piano

(ECM/ECM 1984年発売/UCCE-9174)
(☆SHM−CD仕様)
(ライナーノーツ/野口久光)

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佐藤 允彦 / ランドゥーガ〜セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ '904

RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY '90-1 キーボード佐藤允彦ソプラノサックスウェイン・ショーターアルトサックス梅津和時テナーサックス峰厚介トロンボーンレイ・アンダーソンギター土方隆行ベース岡沢章ドラムアレックス・アクーニャパーカッション高田みどりナナ・ヴァスコンセロス
 いや〜,凄すぎる面子のスーパー・セッション。超豪華なバブル景気のスーパー・セッション。それが「セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ’90」における「ランドゥーガ」。

 セッション・リーダー=佐藤允彦の考える「がらんどう」のアナグラム「ランドゥーガ」!
 そう。「ランドゥーガ」の音楽は,ジャズではなくフュージョンでもなく“民謡”であった。

 出てきた音楽は,勢い一発“どんちゃん騒ぎ”な阿波踊り風?であって管理人の好みではないのだが,この面子が集まったのだから,演奏のクオリティは相当に高い!
 「アウト・オブ・ザ・ワールド」な国内と国外の混成メンバーで,日本の伝統音楽を“くくり”とした“ごった煮”ジャズ! 管理人お目当てのウェイン・ショーターもアンサンブルの波に呑み込まれたのか?ソロ以外に見せ場がないのはご愛嬌?

 「ランドゥーガ」の面々が,誰かが弾いたフレーズを,なぞったり,横取りしたり,解体したり,色付したりして「遊び倒す」!
 「音が同時に鳴れば,それがハーモニーになる」という約束事で構築された,インプロビゼーションを交えたアンサンブルこそ「大人の音遊び」!

 そう。「ランドゥーガ」のコンセプトは“やったもん勝ち”! 面白いと思うものにみんなで乗っかっていく感じ? アンサンブルの輪の外でインプロヴィゼーションの“連続技”が縦横無尽に飛び交っている。うおお〜。

 その意味で,日本の伝統音楽を“くくり”とした「ランドゥーガ」は,日本勢有利&外国勢不利の構図。だからアレックス・アクーニャナナ・ヴァスコンセロス以上に高田みどりパーカッションのノリが良い。ウェイン・ショーターソロの最中にも関わらず,恐れ知らずの遠慮なしで,佐藤允彦が音の隙間を埋めていく。

RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY '90-2 リズムにしろアンサンブルにしろ,合っても合わなくてもいい。逆にずれることが面白い。テンポを自由に変化させたり,同じフレーズを好き勝手に繰り返したり,コブシを効かせてみたりして…。
 
 あれっ,それって,よくあるジャムセッション? そう感じさせないのは百戦錬磨のスーパー・ミュージシャンの集まりだから?
 いいや,それこそ「セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」が“夏祭り”だから…。
 「がらんどう」→「ランドゥーガ」が“民謡”だったのだから…。

  01. SEINE DRAGGING SONG
  02. THE KING BEHIND THE MASK
  03. SUTEMARU
  04. WELL DIGGER'S SONG
  05. TANOKURO-BUSHI
  06. USSAN-UTPOPO
  07. SEEDING DOWN

(エピック・ソニー/EPIC/SONY 1990年発売/ESCA 5171)
(ライナーノーツ/佐藤允彦)

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チック・コリア / タッチストーン4

TOUCHSTONE-1 リターン・トゥ・フォーエヴァーを解散し,エレクトリック・バンドを結成するまでの1970年代後半から80年代前半におけるチック・コリアソロ活動。

 チック・コリアソロ活動を1枚に集約するのは無理なのだが,無理にでもその最右翼を挙げよと言われたなら,管理人は『TOUCHSTONE』(以下『タッチストーン』)を指名する。
 一般に重要作と捉えられる機会の少ない『タッチストーン』であるが,管理人は『タッチストーン』抜きにチック・コリアの多種多様なソロ活動を語ることはできないと思う。

 理由は3つある。その1つは『タッチストーン』が,チック・コリアが生涯追い続ける「スパニッシュ路線」に位置するからである。
 もう1つは『タッチストーン』が,チック・コリアバンド活動である,リターン・トゥ・フォーエヴァーからエレクトリック・バンドへの過渡期に位置するからである。
 そして3番目の理由。これが個人的には大きいのが『タッチストーン』での経験があったからこそ「エレクトリック・バンド」の『EYE OF THE BEHOLDER』が誕生したと思うからである。

 まず『タッチストーン』の「スパニッシュ路線」であるが『MY SPANISH HEART』とは異なる“フラメンコ・ギター”でのアプローチが“鮮烈”である。
 『MY SPANISH HEART』で多用したヴァイオリンを『タッチストーン』ではギターでアレンジ。やはりスパニッシュな音作りに弦楽器は欠かせない。
 【タッチストーン】【ザ・イエロー・ニンバス】では,アコースティックギターパコ・デ・ルシア。【コンパドレス】では,エレクトリックギターアル・ディ・メオラが,自分なりの“フラメンコ・ギター”でチック・コリアとタップしている。

 次に『タッチストーン』における「バンド・サウンドへの回帰」であるが,ズバリ,オリジナル・メンバーでの「第2期」リターン・トゥ・フォーエヴァーの再結成に尽きる。
 わずか1曲だけの再結成であるが,このインパクトが絶大で,チック・コリアエレクトリック・バンドの結成を「急がせるに足りる」名演だと思う。解散後にも関わらず“個性的なバンド・サウンド”が響いている。

 ゆえに「エレクトリック・バンド」の原型は『タッチストーン』にある。1枚だけ異質な『EYE OF THE BEHOLDER』の原型は『タッチストーン』にある。

 『タッチストーン』の全6トラックにアルバムとしての統一感はない。なんたってリー・コニッツまで参加した「スパニッシュ」であるがゆえ「名盤ならぬ迷盤」呼ばわりされる理由も分からないではない。管理人の評価も星4つである。

TOUCHSTONE-2 しかし,それでもどうしても,チック・コリアのファンを公言するつもりなら『タッチストーン』は押さえておいてほしい。6トラック全てがバラバラの寄せ集めなはずなのに,その全てにチック・コリアの“心の高鳴り”を感じるのだ。

 「ファンタジー三部作」にはなかった。『フレンズセッションにも『スリー・クァルテッツセッションにもなかった“個性的なバンド・サウンド”を耳にしたチック・コリアの“心の高鳴り”。

 双子のような最高のシンクル・パートナーであるゲイリー・バートンのそれとは異なっている。ライバルにしてスター同士だかる分かり合えるハービー・ハンコックのそれとも異なっている。“アイドル”パコ・デ・ルシアスパニッシュを目の前にしたチック・コリアの“心の高鳴り”。

 いつものチック・コリアならば,ここからヒネリを加えて,名盤へと仕上げていくのであろうが,個人的にどうしても欲しかった“音源コレクター”と化したチック・コリアの「はしゃぎっぷり」が“制作過程”を強く感じさせる『タッチストーン』。

 そう。『タッチストーン』は,これまでの「コンセプト有き」ではない,その場の“心象風景”をモチーフに制作された「ザ・チック・コリア」なコンセプトが逆に濃厚すぎる。

  01. TOUCHSTONE
      PROCESSION
      CEREMONY
      DEPARTURE

  02. THE YELLOW NIMBUS
  03. DUENDE
  04. COMPADRES
  05. ESTANCIA
  06. DANCE OF CHANCE

(ワーナー・ブラザーズ/WARNER BROTHERS 1982年発売/MVCR-124)
(ライナーノーツ/小川隆夫)

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スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100-15

 スイングジャーナル誌2001年1月号で実施された読者アンケート企画「21世紀に残したい読者が選ぶ名盤ベスト100」のスーパーカウントダウン。それが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」。
 今回は26〜30位の発表です。

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ヘヴィー・ウェザー★30.ヘヴィー・ウェザー
ウェザー・リポート


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ブリリアント・コーナーズ★29.ブリリアント・コーナーズ
セロニアス・モンク


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Getz/Gilberto★28.ゲッツ/ジルベルト
スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト


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ビッチェズ・ブリュー★27.ビッチェズ・ブリュー
マイルス・デイビス


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ジャイアント・ステップス★26.ジャイアント・ステップス
ジョン・コルトレーン


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 ウェザー・リポートの“最高傑作”である『ヘヴィー・ウェザー』がなぜ30位なのか? ウェザー・リポート・チルドレンとしては不本意に思った。
 しかし,マイルス・デイビスの『ビッチェズ・ブリュー』をして27位なのだから,フュージョン系の人気薄は仕方がない。

 でも,ジョー・ザビヌルの【バードランド】に,ウェイン・ショーターの【お前のしるし】に,ジャコ・パストリアスの【ティーン・タウン】は,ジャズ・ファンなら必聴ものだと思う。
 そしてフュージョン・バンドならではの【ハルルカン】【パラディアム】【ハヴォナ】の爆発力がカタルシス。

 フュージョンだから聴かない,エレクトリックだから聴かない,では勿体ない! 『ヘヴィー・ウェザー』を抱きしめる時,ウェザー・リポートの“ジャズスピリッツ”が聴こえている!

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