『RETURNS』(以下『リターンズ〜リユニオン・ライヴ』)を聴いて,チック・コリアにこう問い尋ねたくなった。 チック・コリアよ,リターン・トゥ・フォーエヴァーで,何かやり残したことがあったのかと? 『リターンズ〜リユニオン・ライヴ』は「第2期」 ...
2015年08月
ジャック・マクダフ / グッドナイト,イッツ・タイム・トゥ・ゴー
『GOODNIGHT,IT’S TIME TO GO』(以下『グッドナイト,イッツ・タイム・トゥ・ゴー』)は,ブラザー・ジャック・マクダフがプレスティッジで「ブラザーではないジャック・マクダフ」を名乗っていた時の名盤である。 管理人にとって「ブラザ ...
チャーリー・マリアーノ / ジャズ・ポートレイト
『JAZZ PORTRAIT』(以下『ジャズ・ポートレイト』)は,チャーリー・マリアーノのことが大好きだった,レジナ・レーベルのオーナー,ジャック・ラフォージが,大枚をはたいて作らせた“幻の名盤”の1つである。 “幻の名盤”と謳われるのだから,当然 ...
チック・コリア & 上原 ひろみ / デュエット
チック・コリアとゲイリー・バートンが“以心伝心で通じ合う”デュエットだとしたら,チック・コリアと上原ひろみは“アイコンタクトで通じ合う”デュエットである。 そのように結論できたのは,音源ではなく映像から入った影響なのだが,チック・コリアとゲイリー・ ...
山中 千尋 / シンコペーション・ハザード
『SYNCOPATION HAZARD』(以下『シンコペーション・ハザード』)は“ラグタイム”特有のシンコペーションを研究してきた「ラグタイム・マイスター」山中千尋の佳作である。 山中千尋の“ラグタイム”と来れば,ジャズ・ピアノの源流にして山中千尋の ...
チック・コリア / ファイヴ・トリオBOX
チック・コリアによる,4人のベーシストと5人のドラマーによる異なる5組のピアノ・トリオ+1枚から成る「6枚組BOXセット」が『FIVE TRIOS』(以下『ファイヴ・トリオBOX』)。 とは言え,その真実の中身とは,既発の4枚『DR.JOE』(以下 ...
ブランフォード・マルサリス / メタモルフォーゼン
若かりし頃は「メインストリート・ジャズ」のみならず,異種格闘技にも積極的にチャレンジしていたブランフォード・マルサリスだが,近年はレギュラー・カルテットでの活動に専念して,在りし日のジョン・コルトレーンの“衣鉢を継ぐ”ような演奏に徹底的な“拘り”を見せ ...
チック・コリア・アンド・トロンハイム・ジャズ・オーケストラ / リターン・トゥ・フォーエヴァー〜ライヴ・イン・モルデ
いや〜,分かる。無名のジャズ・オーケストラとの共演であっても,チック・コリアがCD化したくなった気持ちがよ〜く分かる。 チック・コリアとジャズ・オーケストラの共演って,なんで今までなかったのだろう? とにかく,チック・コリアとトロンハイム・ジャズ・ ...
ジャック・マクダフ / ザ・ハニードリッパー
よほどのヘソ曲がりでない限り,一般的にポピュラーな人気のオルガン・プレイヤーと来ればジミー・スミスで決まりだが,もっとヒップなジャズ・マニアは,ジミー・スミスよりもブルース・フィーリングの強い,ジャック・マクダフのオルガンを好んで聴いてきた。 ジャ ...
スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100-19
スイングジャーナル誌2001年1月号で実施された読者アンケート企画「21世紀に残したい読者が選ぶ名盤ベスト100」のスーパーカウントダウン。それが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」。 今回は6〜10位の発表です。 --------------- ...