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2016年01月

 なるほど。2作目はこう来たかっ!  「菊地成孔ダブ・セクステット」の2nd『DUB ORBITS』には,前作以上に革新的で過激な「ダブ」が仕掛けられているのだろうが,その全てがスッキリのクリアーな視界の“電化”ハードバップ。  結果『DUB ORBIT ...

 「東のボブ・ジェームス」「西のデイヴ・グルーシン」と語られていたように,フュージョン界におけるデイヴ・グルーシンの存在感はとてつもなく大きかった。  なにせ同じ鍵盤奏者であり“御三家”の一人であるチック・コリアを自己レーベル=GRPの所属アーティストと ...

 “鬼才”菊地成孔のマルチな活動を追い続けていると,メディアミックスによるメジャーな展開とその胡散臭さから?どんどんジャズから遠ざかっている,と感じていた。  菊地成孔の新バンド「菊地成孔ダブ・セクステット」は,レコーディング芸術としての「ダブ」がテーマ ...

 『CINEMAGIC』(以下『シネマジック』)とは,デイヴ・グルーシンが以前に手掛けた「映画音楽」を1枚にまとめた“新録音による”ベスト・サウンド・トラック集。  『シネマジック』を聴くまでは,デイヴ・グルーシンと来れば『マウンテン・ダンス』然り,リ ...

 管理人が菊地成孔に“鬼才”を感じたのは『THE PAVILLION“SALAMANDRE”ORIGINAL SOUND TRACK』(以下『オリジナルサウンドトラック『パビリオン山椒魚』』)が最初であった。  例によって,映画の本編を見ていない管理人 ...

 ウォォー! 『CURE JAZZ』を聴いていると,菊地成孔の興奮が伝わってくる。「心技体揃ったシンガー」をついに見つけた,という興奮である。  共同名義の『CURE JAZZ』で菊地成孔はUAとの“疑似恋愛”に励んでいる。UAへの“ラブ・コール”を送 ...

 サイレント・ベースの名手たるもの,アコースティック・ベースの良さもエレクトリック・ベースの良さも知り尽くしているはずである。  クリス・ミン・ドーキーが『SCENES FROM A DREAM』(以下『夢風景』)で選択したのは,得意の「エレアコ」では ...

 「本職不詳な」菊地成孔である。一応,菊地成孔の本業は,ミュージシャンでありテナー・サックス・プレイヤーであり音楽プロデューサーであるのだが,個人的には文筆業にこそ「歯に衣着せぬ」言葉の圧力に「菊地成孔ここに有り」と思わせてくれる。  ズバリ,菊地成孔 ...

 管理人とクリス・ミン・ドーキーとの出会いは,愛する増崎孝司の紹介から始まった。DIMENSIONの『20 −NEWISH−』である。  『20 −NEWISH−』は,名盤揃いのDIMENSIONの中にあって,格段に評価が落ちる。その原因はベース=クリ ...

 管理人は映画はほとんど見ていない。シリーズで見ているのは「スター・ウォーズ」ぐらいである。理由は映画一本見る時間があればCD3枚聴けるから!  ゆえにジャズ関連のサウンド・トラックを聴く場合の法則は「映像は見ていない→あらすじを読んで勝手に自分だけの ...

 ジャズの場合,代名詞である4ビートと2ビート以外の演奏を「タイム・アウト」(変拍子)と呼んでいる。  変拍子は聴いて面白いだけではない。特に変拍子の中に複雑なキメまで入ってくると,聴く方にも,自然と力が入る,ものであろう。  変拍子を楽しむにはそれな ...

 『HYMN FOR NOBODY』の佐山雅弘は「PRISM」と「PONTA BOX」でキーボードを弾いていた佐山雅弘ではない。  ズバリ『HYMN FOR NOBODY』における佐山雅弘は,ジャズ/フュージョンの境界を越えた“引き出しの広いジャズ・ピ ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

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