アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2016年03月

カシオペア / ザ・サウンドグラフィー4

THE SOUNDGRAPHY-1 先週は東広島へ親族の引っ越しと甥っ子の寺●小学校の卒業式へ出席。往路は高速バス移動で八本松トンネルの多重事故。もう2度と広福バスに乗ることはないだろう。妻のホームである八本松●衆はアウエーではなかった。甥の春休みを楽しんでもらうために月曜日はスワンに1時間待ちで乗ってきた。日曜日はヤフオクドームのECCキッズパークの広島戦を観戦するも,試合の途中で大濠公園●衆の集合写真を出張撮影。オープン戦へと舞い戻る。おおっと,午前中には六本松●衆の集合写真も撮影した。なぜなら王●会●の改装前に最後の集●だった。加えて5月1日の区●調●前の●衆最後の記念写真。改装工事では群●の食事提供でもめる中,写真班の奉●&建●ニ●ースの発行責任者。昨日の朝は工程変更のあおりを受けて仕事中に10人へ電話した。仕事は電力自由化目前。土曜日は通水。夜は整骨院。改装で集●は日時を変えて次郎丸で行なわれるのだがその責任者も引き受けた。おまけに巡●大●と地●大●の組織の補佐も引き受けた。本日は一年で最も大切な記●式である。改装工事と区●調●のマニュアルを十数枚作成しなければならない時間に義理の母の仏壇問題を扱う手助けをする。そう言えばある年配者の遺言作成のお手伝いも道半ばだった。こんな状態が1ヶ月間続いている。胃痛だった。嘔吐した・前歯も抜いたが回復が遅れていて仮歯が作れず仮歯の仮歯。骨盤もPIだそうである。ああ,ブログの更新ができない…。

 こんな時にはカシオペアの『THE SOUNDGRAPHY』(以下『ザ・サウンドグラフィー』)批評
 なぜなら『ザ・サウンドグラフィー批評の基本はCDではなくユーチューブ! 以下の動画を見ずにして『ザ・サウンドグラフィー』は語れない!


 いかがでしたか? カシオペアが,一部の熱狂的なファンのヒーローだったカシオペアが“メジャーな全国区”になった瞬間の記録映像である。
 そう。【THE SOUNDGRAPHY】はマクセル・ビデオカセットのCMタイアップ曲。昇り調子のフュージョン・バンドを起用するとは,さすが,マクセルだけのことはある。 スーパー・テクニックを弾くだけでも神掛かりなのに,踊りながら弾きまくるカシオペアはCMで映える。

 管理人も「ギター・マガジン」とか「ベース・マガジン」とか「キーボード・マガジン」とか「ADlib」とか「ジャズ・ライフ」とか「FM各誌」の記事で,踊りながら弾くカシオペアのことは知っていたのだが,動くカシオペアを映像で見たのは初めてだったのかもしれない。
 尤もTVCMTHE SOUNDGRAPHY】の主役は神保彰であり,二番手が野呂一生向谷実もショルキーで頑張っているが,桜ちゃんだけは出演時間わずかに1秒。ベース・ファンは泣いていたよなぁ。

 以上。読者の皆さん,『ザ・サウンドグラフィー』の映像紹介でお茶を濁してすみません。しっかりとCD批評を書ける時間が取れるようになったら厚い記事にして紹介いたしますので。

THE SOUNDGRAPHY-2 管理人の結論。『ザ・サウンドグラフィー批評

 『ザ・サウンドグラフィー』はカシオペアの全ディスコグラフィの中で,唯一の公式ベスト盤。
 4作目の『MAKE UP CITY』から10作目の『JIVE JIVE』までの選曲なのだが,印象としては,こうやってアルバム1枚にまとめるのは無理があったかな〜。
 それぐらい,わずか4年間の記録なのにカシオペアの大いなる変化を感じてしまう。【GYPSY WIND】や【SUNNYSIDE FEELIN’】が異様に古く感じてしまう。

 『ザ・サウンドグラフィー』の,一貫性のなさは,カシオペアというバンドの「止まらない成長」の裏返しである。

PS でも『ザ・サウンドグラフィー』“ごった煮感”の本当の理由は【MISTY LADY】と【FABYDABBY】を外して,入れるべき名曲が入らなかった編集ミスにあっただろう!

  01. THE SOUNDGRAPHY
  02. GYPSY WIND
  03. EYES OF THE MIND
  04. SUNNYSIDE FEELIN'
  05. ASAYAKE
  06. MID-MANHATTAN
  07. LOOKING UP
  08. MISTY LADY
  09. WHAT CAN'T SPEAK CAN'T LIE
  10. FABBYDABBY

(アルファ/ALFA 1984年発売/32XA-12)
(ライナーノーツ/谷頭康夫)

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ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト! / ミラージュ4

MIRAGE-1 『MIRAGE』(以下『ミラージュ』)は,いつものデビッド・ベノワピアノフュージョンとは違う。『ミラージュ』は,いつものラス・フリーマンギターフュージョンとは違う。

 「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」とは,デビッド・ベノワが「トータル・バランサーな」ラス・フリーマンに歩み寄り,ラス・フリーマンが「ハイセンスな」デビッド・ベノワに寄り添うプロジェクト
 「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」とは,相手の長所を利用して,ソロ・アルバム以上に自分の個性を,自分の全てをさらけ出すためのプロジェクト

 いつもと異なることは,予想通り,と言えば負け惜しみになる。『ミラージュ』は,管理人の想定の範囲を超えてきた。ただし,AOR寄りのコンテンポラリー路線が自分の好みではなかったことが残念でならない。
 デビッド・ベノワよ,ラス・フリーマンよ,どうしてケニー・ロギンスアース・ウインド&ファイアーなんだ〜。

 そう。「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」の『ミラージュ』は“売れ線”有りき。GRPの将来を担う大物2人のコラボレーションゆえ,とにかく売らなければならない使命感とプレッシャーが,2人のバランス感覚を狂わせたのかな〜。

 『ミラージュ』は,引き算の無いPOPの上塗りであって,普段ならさり気なく弾いている美メロが前面に出過ぎてしまっている。ピアノギターが弾きすぎている。
 正直,楽しめたのは最初の数回だけだった。余りにも早く聴き飽きてしまったのだ。

 『ミラージュ』を聴いている時,無意識のうちに「フォープレイ」と比較している自分に気付いた。
 「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」にも「フォープレイ」にも,ベーシストネイザン・イーストが参加している影響だろうが,要は現代のモダン・ジャズ・カルテットを目指した「フォープレイ」と現代のデイブ・グルーシンリー・リトナーを目指した「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」の質の違いを感じてしまった。

MIRAGE-2 管理人の結論。『ミラージュ批評

 『ミラージュ』で,デビッド・ベノワラス・フリーマンの音を聴いている。ラス・フリーマンデビッド・ベノワの音を聴いている。ではデビッド・ベノワラス・フリーマンネイザン・イーストの音を聴いているのだろうか?

 デビッド・ベノワラス・フリーマンが『ミラージュ』で聴いているのは,ケニー・ロギンスアース・ウインド&ファイアーではなかろうか? 『ミラージュ』で聴いているのは,売れ線でありAORではなかろうか?

  01. Reunion
  02. When She Believed In Me
  03. Mediterranean Nights
  04. Swept Away
  05. The End Of Our Season
  06. After The Love Has Gone
  07. Smartypants
  08. It's The Thought That Counts
  09. Mirage
  10. That's All I Could Say

(GRP/GRP 1994年発売/UCCR-9004)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/松下佳男,富田雅之)

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渡辺 貞夫 / SADAO WATANABE4

SADAO WATANABE-1 渡辺貞夫の2枚目の自己名義『SADAO WATANABE』は「NEW」渡辺貞夫ではなく,渡辺貞夫の「再デビュー」盤でもなく,これぞ「渡辺貞夫の音楽の完成形」である,との気概に満ちている。

 とはいえ『SADAO WATANABE』に,渡辺貞夫の気合いは感じられない。それどころか,かなりリラックスした演奏である。
 「素」の渡辺貞夫,「ナチュラル」な渡辺貞夫“そのまんま”なアルトサックスの記録なのである。

 2枚目の自己名義『SADAO WATANABE』は「渡辺貞夫の本格的なアフリカの第一弾」というのがファンの共通認識である。しかし管理人的には,アフリカではなく“もろ”日本,である。

 確かに『SADAO WATANABE』の中にアフリカが含まれている。それは『SADAO WATANABE』が放つ,自由で伸び伸びとした雰囲気の演奏にあると思う。

 『SADAO WATANABE』は,渡辺貞夫がアフリカから帰国して40日後に吹き込まれたアルバムである。アフリカ人の素直で素朴な人間性と広大な自然のこだましている野性味のあるリズムに接して,より一層,自由で伸び伸びとしたジャズを指向した成果なのだと思う。

 しかし,それって日本の音楽の特徴なのではなかろうか? 渡辺貞夫アルトサックスフルートソプラニーニョパーカッションが,楽し気に歌っている。
 福村博トロンボーンパーカッション板橋文夫ピアノエレクトリックピアノパーカッション高柳昌行ギターが,楽し気に訴えかけている。
 古野光昭ベース倉田在秀ドラムが,楽し気に踊っている。

 これって日本の祭りの特徴である。大都会でも片田舎でも共通して流れてくる祭りのBGM。日本古来の伝統音楽が有する,牧歌的で田園的なJ−ジャズの王道そのものである。なんの気取りもなく根源的で自然発生的なJ−ジャズの王道そのものなのである。

SADAO WATANABE-2 管理人の結論。『SADAO WATANABE批評

 『SADAO WATANABE』とは「渡辺貞夫の本格的なアフリカの第一弾」であり,J−ジャズの王道の1枚でもある。
 いいや『SADAO WATANABE』とは,ナベサダ“その人”の王道の1枚なのである。

PS その後の渡辺貞夫の「キーワード」は,ニューヨークでありロサンゼルスでありブラジルでありフュージョンです。多くの経験を経て,現在のナベサダの音楽は『SADAO WATANABE』からすれば“もっともっと”個性的なジャズフュージョンが流れ出しています。

  01. SASA
  02. MTOTO
  03. MTELENKO
  04. POROMOKO LA MAJI
  05. KIJIJI
  06. BARABARA
  07. MOMBASA
  08. UPEPO
  09. UMEME

(ソニー/SONY 1972年発売/SICP 20153)
(☆BLU−SPEC CD仕様)
(ライナーノーツ/岩浪洋三)

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デビッド・ベノワ / シャドウズ5

SHADOWS-1 『SHADOWS』(以下『シャドウズ』)のデビッド・ベノワは,ピアノフュージョンであり,スムーズ・ジャズであり,バラードであり,ヴォーカル・ナンバーであり,ニュー・ジャック・スイングであり,ハウスであり,4ビートであり,ファンクであり,打ち込みであり,ストリングスであり,タテノリであり,ブラックであり,ブラジルであり,ストレート・アヘッドなジャズしている。

 そう。デビッド・ベノワの多種多様な魅力が『シャドウズ』で見事に“咲き乱れている”。
 『シャドウズ』こそがデビッド・ベノワGRP期を代表する“百花繚乱”の大名盤である。

 こんなにも“多面体の”デビッド・ベノワを,よくぞ『シャドウズ』1枚へパッケージングしてくれた。1曲1曲がチャレンジ曲であるのに見事に全体が調和している。

 ラフ書きではなく綿密な設計図を描き,作り込んでいるはずなのに,いつ聴いてもラフでフレッシュで不思議な魅力を感じてしまう。リリースから25年経った今でも『シャドウズ』に「熱中時代」継続中〜。

SHADOWS-2 管理人は思う。今感じてる『シャドウズ』の魅力は何度目の頂上なのだろう。一体,今は『シャドウズ』の何合目の景色を見ているのだろう。もしやこの先,まだ見ぬ花が待っているのだろうか?

 次から次へと,図ったように時間差で咲き乱れる音楽の花畑『シャドウズ』。フュージョンの花畑『シャドウズ』。スムーズ・ジャズの花畑『シャドウズ』。デビッド・ベノワの花畑『シャドウズ』。

 デビッド・ベノワは「お花畑の王子様」である。デビッド・ベノワは「貴公子」なのである。

  01. OVERTURE
  02. OVER THE EDGE
  03. HAVE YOU FORGOTTEN INTERLUDE
  04. SHADOWS
  05. SAUDADE
  06. MOMENTS
  07. ALREADY THERE
  08. STILL STANDING
  09. CASTLES
  10. HAVE YOU FORGOTTEN
  11. REPRISE

(GRP/GRP 1991年発売/MVCR-29)
(ライナーノーツ/熊谷美広)

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木住野 佳子 / ふるさと -TRIBUTE TO JAPAN-4

FURUSATO -TRIBUTE TO JAPAN--1 東日本大震災から丸5年の日が明日やってくる。今週と来週のメディアは震災関連のニュースばかりとなるのだろう。個人的にもいろいろと感じることはあるのだが,ブログでは震災については一切書かないことに決めている。何を書いても軽薄な自分が嫌になるに決まっているのだから…。

 ただ,決して無関心ではないことだけは知ってほしい。今夜は木住野佳子の『FURUSATO −TRIBUTE TO JAPAN−』(以下『ふるさと −TRIBUTE TO JAPAN−』)批評を書くことにする。

 『ふるさと −TRIBUTE TO JAPAN−』とは,木住野佳子による「美しい日本を賛美するトリビュート・アルバム」である。
 『ふるさと −TRIBUTE TO JAPAN−』を聴いていると,簡単に言えば,美しい日本の記憶を名曲で綴った「童謡集」である。

『子供の頃は,そんなに日本の歌に興味がありませんでした。
 でも大人になって,子供の頃に見た景色を思い出したりしながら,
 だんだんと懐かしい旋律の曲を作るようになりました。
 そして海外にも行くようになって,また改めて
 日本の素晴らしさに気が付いて唱歌を演奏するようになりました。

 そして今では,日本の曲のメロディーを聴いただけで涙が出てしまう大人になりました。
 日本人でよかったな,って思います。

 心を込めて,演奏した13曲。
 ぜひ,ご一緒に口ずさんでください』。

FURUSATO -TRIBUTE TO JAPAN--2 上記,木住野佳子が語ったライナーノーツに感動してしまう。管理人が近年感じていた胸の内を代弁してくれた思いがした。

 音楽って本当に大きな力がある。忘れかけていた昔の記憶を呼び覚まし,お金で買うことのできない幸福な気分で満たしてくれる。管理人は両親に愛されて育った。周りの人々もみな親切だった。日本はいい国だった。いい時代だった。貧しくても豊かな毎日だった。でも幸福は絶頂期に一瞬で失われることもある…。

 『ふるさと −TRIBUTE TO JAPAN−』から聴こえてくる木住野佳子ジャズ・ピアニストではない。
 『ふるさと −TRIBUTE TO JAPAN−』における木住野佳子は「ザ・日本の歌」の専属ピアニストである。

 込み上げてくる悲しみを押し殺し,超一流ジャズ・ピアニストとしてのプライドさえかなぐり捨て,リスナーの注意を「美しい日本」に向けさせるべく,丁寧に「童謡」を弾いている。頑張れ。

  01. 故郷
  02. 上を向いて歩こう
  03. 朧月夜
  04. 浜辺の歌
  05. リンゴ追分
  06. 早春賦
  07. さくらさくら
  08. 赤とんぼ
  09. 冬の夜
  10. ちいさい秋みつけた
  11.
  12. 見上げてごらん夜の星を
  13. かえり道

(ユニバーサル・ジャズ/UNIVERSAL JAZZ 2013年発売/POCS-1103)
(ライナーノーツ/木住野佳子)

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デビッド・ベノワ / フリーダム・アット・ミッドナイト5

FREEDOM AT MIDNIGHT-1 思うにデイヴ・グルーシンの引退には,少なからずデビッド・ベノワが関係しているのではなかろうか?

 なぜならデイヴ・グルーシンの引退後,改めて聴き直したデビッド・ベノワの『FREEDOM AT MIDNIGHT』(以下『フリーダム・アット・ミッドナイト』)に,発売当時は感じなかったデイヴ・グルーシンの『マウンテン・ダンス』な香りを感じてしまったからだ。

 そもそもデビッド・ベノワが影響を受けたアイドルとして公言する,ビル・エヴァンスと並ぶ存在がデイヴ・グルーシンであった。
 しかし,個人的にこれまで聴いてきたデビッド・ベノワに,ビル・エヴァンスを感じることはあってもデイヴ・グルーシンを感じたことは1度もなかった。

 だ・か・ら『フリーダム・アット・ミッドナイト』の中に住んでいたデイヴ・グルーシンの存在感に驚くとともに「管理人の耳はロバの耳」にガックシ。

 『フリーダム・アット・ミッドナイト』の5つ星は,ラジオでヘビーローテーションされた【FREEDOM AT MIDNIGHT】〜【ALONG THE MILKY WAY】〜【KEI’S SONG】までの1・2・3で大決定。

 爽やかでブリリアントでメロディアス,そこへマイナー調が重しを聴かせるスムーズ・ジャズ路線のハイセンスな“キラキラ”! デビッド・ベノワにしては珍しいシンセサイザーの全面採用が“華”!

 いやいや,名盤フリーダム・アット・ミッドナイト』の成功は,デイヴ・グルーシンなしに語ることはできない。デイヴ・グルーシンGRPだからこそ,目指す音楽がデイヴ・グルーシンと同じだからこそ,デビッド・ベノワが思う存分,自分のやりたいコンテンポラリーを展開することができたに違いない。

FREEDOM AT MIDNIGHT-2 完成した『フリーダム・アット・ミッドナイト』のレイドバックにデイヴ・グルーシンがいたく感動していた。自分が作ろうとしていた理想のフュージョンが,今やデビッド・ベノワの手中にある。

 デビッド・ベノワの“天才”に大満足して,デイヴ・グルーシンは引退した。デイヴ・グルーシンの「後継者」はデビッド・ベノワ“その人”である。

  01. Freedom At Midnight
  02. Along The Milky Way
  03. Kei's Song
  04. The Man With The Panama Hat
  05. Pieces Of Time
  06. Morning Sojourn
  07. Tropical Breeze
  08. Passion Walk
  09. Del Sasser
  10. The Last Goodbye

(GRP/GRP 1987年発売/UCCR-9013)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/松下佳男,藤あずさ,熊谷美広)

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村田 陽一 ソリッド・ブラス / WHAT'S BOP?5

WHAT'S BOP?-1 トロンボーンバストロンボーン村田陽一トランペットフリューゲルホーン西村浩二トランペットフリューゲルホーン荒木敏男ピッコロフルートクラリネットバスクラリネットバリトンサックス山本拓夫アルトサックステナーサックス竹野昌邦ソプラノサックスアルトサックス本田雅人ソプラノサックスアルトサックステナーサックス小池修チューバ佐藤潔,本職のドラムに加えて1曲だけトランペットも吹いた村上“ポンタ”秀一

 以上が“圧巻の”ブラス・バンド=「村田陽一ソリッド・ブラス」の面々である。そしてアルバム『WHAT’S BOP?』にはテナーサックスに“あの”マイケル・ブレッカーアルトサックスに“あの”渡辺貞夫までもが参加している。

 実際に文字に起こしてみて,改めて“凄い”と感じた,オール・ブラス隊の「村田陽一ソリッド・ブラス」だが,真の“凄さ”は「売り」であり,バンド名にも表現される“ソリッドな”ブラス・アンサンブル!
 つまりは“超絶技巧”なブラス・アンサンブル! 完璧なブラス・アンサンブルの密度感に「お口あんぐり」なのである。これがオール・ブラス隊によるジャズフュージョンなのかっ!

 ニューオリンズジャズのマーチング・バンドから現代へ一気にタイム・スリップしたかのような「村田 陽一ソリッド・ブラス」の高速アンサンブルに度胆を抜かれる!

 本来はピアノのパートだったり,ギターのパートだったり,ベースのパートだったりする部分を,全て管楽器に置き換えて演奏している。
 村田陽一の聴きやすく,ただし,幾重にも重ね塗りされた,相当に手の込んだアレンジが素晴らしすぎて,村田陽一の頭の中を覗いてみたくなるものだ。

 ズバリ,ブラス・バンドの亜流であろう「村田陽一ソリッド・ブラス」のアレンジは,メンバーの個性を生かしたソロ・スペースの充実にある。
 まずは選曲作業から始まっているのだろうが,その曲のサビであったりメロディーであったり,山場で一番輝くであろう,レギュラー・メンバーなりゲスト・プレイヤーの特長を生かすソロを中心に前後のアレンジが練られているような感じ。

WHAT'S BOP?-2 まっ,これほどの凄腕メンバーの大所帯を預かる身としては,全体のアンサンブルに気を遣うのは当然として,色付にはユニゾンよりもソロ一発,になるのだろう。とにかく“ソリッドでカッコイイ”を聴かせることに徹している。プロ中のプロだよなぁ〜。

 そんな中,村田陽一が『WHAT’S BOP?』で遊んだ部分は,アルバムのテーマであるバップ・フレーズのてんこ盛り! カッコイイのに面白い! 超絶とバップ・フレーズのギャップに耳ダンボ!な仕掛け!
 切れ味鋭いブラス・バンドが“景気の良い音色”で有名曲を“パッパラッ”と鳴らす。これはきっと大受けする。

 管理人は「村田陽一ソリッド・ブラス」を,J−ジャズフュージョンNEXTブレイクに指名する!
 なんてったって「村田陽一ソリッド・ブラス」のエースは本田雅人〜!

  01. Be Bop〜What's The Matter
  02. Teen Town
  03. Snapping Turtel
  04. The Ponta March
  05. Acute Angles
  06. Three Views of a Secret
  07. Bring Back
  08. A High Old Time
  09. Come Sunday
  10. Port to Port

(ビクター/JVC 1997年発売/VICJ-242)

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デビッド・ベノワ / サマー5

SUMMER-1 管理人は「国内盤至上主義」。国内盤が出て来ないジャズメンには食指が動かない。輸入盤をCDショップで試聴はするが,購入することはない。管理人の2000枚のコレクションは100%国内盤ONLY〜。

 この“縛り”は今後もきっと崩さないつもり。なぜならば,日本は「世界一のジャズ大国」。国内盤の充実度は世界一という建前。しかし本音としては,輸入盤の大海に出てしまったら最後,生きて戻っては帰れない。輸入盤に手をつけるのが恐いのだ〜。

 日本のジャズ・ファンに根付いている「国内盤至上主義」は,レコード会社とジャズ・ファンとの紳士協定というか,暗黙の了解というか,レコード会社は日本国内へ才能豊かなジャズメンを紹介する義務を負わせるのがジャズ界のルール。

 そ・れ・で・責任を感じた?キングレコードエレクトリック・バード・レーベルが,大人気フュージョンピアニストデビッド・ベノワの招聘へと動いた!

 アメリカでは7枚のアルバムをリリース済みの実績あるデビッド・ベノワでさえ,日本市場を攻略するためには国内盤のリリースが不可欠だった。たった1枚の国内盤のリリースがデビッド・ベノワのブレイクを保証することになるのだった。

 エレクトリック・バードの目論見は大当たり! 国内企画盤であるデビッド・ベノワベスト・チューンの再演盤『SUMMER』(以下『サマー』)の1枚で,日本のフュージョン・ファンのハートを鷲掴み!

 ピアノフュージョンスムーズ・ジャズへと徐々に移行していった音楽シーンを語る上で『サマー』の発売前は無名であったデビッド・ベノワが今では絶対的に“外せない”存在となったのは皆さんご承知の通り。

SUMMER-2 『サマー』は管理人の愛聴盤。何回聴いても何年聴いても聴き飽きない。
 ブラジル風のダンサブルなナンバーや疾走感あふれるフュージョンからロマンティックなバラードまで,デビッド・ベノワの歌心あふれる瑞々しいピアノが鳴っている! デビッド・ベノワの「ハイセンスのエッセンス」が溢れ出ている!

 デビッド・ベノワのマイナーだったAVI時代の名曲を通して聴いていると,軽く爽やかでコンテンポラリーなピアノを弾かせたら,デビッド・ベノワ“最強説”を信じてしまう。

 個人的にはコンテンポラリーなピアニストフィリップ・セスデビッド・ベノワが“ワン・ツー”なのだと今の今でも信じている。

  01. SOME OTHER SUNSET
  02. OSLO
  03. OCEANA
  04. CAN YOU IMAGINE
  05. HERMOSA SKYLINE
  06. IF I COULD REACH RAINBOWS
  07. STAGES
  08. LIFE IS LIKE A SAMBA
  09. I REMEMBER BILL EVANS

(エレクトリック・バード/ELECTRIC BIRD 1986年発売/KICP 38)
(ライナーノーツ/松下佳男)

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