大晦日は,アドリブログでも,ジャズ/フュージョンの総決算! 2017年,グラミー賞のノミネート作についてレポートします。 読者の皆さんには,管理人の一押しよりも,この中からジャズ/フュージョンに接することを(謙虚になって)お奨めいたします。 -------- ...
2017年12月
ボブ・バーグ / サイクル
ジョン・コルトレーン亡き後,メディアはこぞってマイケル・ブレッカー,マイケル・ブレッカー,たまにブランフォード・マルサリス…。 ジャズ・テナー奏者と来れば「マイケル・ブレッカー1強時代」が存在したように思えるが,それは大きな誤りである。 “巨星”マイ ...
佐藤 允彦 / ダブル・エクスポージャー
“ジャズ・ピアニスト”としての佐藤允彦が堪能できる,ベースのエディ・ゴメス,ドラムのスティーヴ・ガットとのピアノ・トリオのライブ盤が『DOUBLE EXPROSURE』(以下『ダブル・エクスポージャー』)である。 いや〜,デジタル・リズム・セクション ...
チック・コリア+スティーヴ・ガッド・バンド / チャイニーズ・バタフライ
世界最高峰のピアニストであるチック・コリアと世界最高峰のドラマーであるスティーヴ・ガッド。 それぞれソロでも大活躍なのだが,多忙なスケジュールの中,過去に幾度も共演しその度に超名盤を量産してきた「旧知の盟友」である。 互いに「ほぼバンド・メンバーの仲 ...
DIMENSION / 30
『30』が好きだ。『30』は「ただ派手だとか,ただカッコ良いとか,ただ楽しいとか」そういうレベルのアルバムではない。 『30』には,増崎孝司のギターにしても,小野塚晃のキーボードにしても,勝田一樹のアルト・サックスにしても「近未来フュージョンユニット ...
e.s.t. (エスビョルン・スヴェンソン・トリオ) / ヴァイアティカム+ライヴ
「e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)」の“最高傑作”『VIATICUM』に『LIVE IN BERLIN』をカップリングして新たに再発?されたのが『VIATICUM+LIVE IN BERLIN』(以下『ヴァイアティカム+ライヴ』)である。 ...
伊東 たけし / ヴィジョンズ
『VISIONS』(以下『ヴィジョンズ』)は,伊東たけしのT−スクェア退団後のソロ第一弾アルバム。 伊東たけしが本当にやりたかった音楽。その答えが『ヴィジョンズ』にたっぷりと詰まっているはず。 そう思って聴き込んだ『ヴィジョンズ』の印象は,まさかのフ ...
e.s.t. (エスビョルン・スヴェンソン・トリオ) / ルーコサイト
「e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)」最高の実験作にして最大の問題作,改め「冒険作」が『LEUCOCYTE』(以下『ルーコサイト』)である。 『ルーコサイト』をどう評価するか? それは『ルーコサイト』の次なくしては評価できないように思う。 ...
スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 1993年度(第27回)
「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...