フォープレイには問題作が2枚ある。その1枚がリー・リトナーからラリー・カールトンへの交代直後のクリスマス企画盤『スノーバウンド』であり,もう1枚が4人全員が“あばれはっちゃく”となった『JOURNEY』(以下『ジャーニー』)である。 ただし,同じ問題 ...
2019年01月
フォープレイ / ハートフェルト
『YES,PLEASE!』で頂点に達してしまったフォープレイ。 やるべきことは全てやり尽くしてしまった…。 …にも関わらずレコード会社からは引き続きセールスの圧力がある。事実『YES,PLEASE!』はグラミー・ノミネーション。続編にも『YES,PLE ...
MALTA / スウィート・マジック
MALTAの2nd『SWEET MAGIC』(以下『スウィート・マジック』)のレコーディング・メンバーが凄すぎる。 ギターの森園勝敏,ギターの天野清継,ギターの山岸潤史,ギターの松木恒秀,ピアノの佐藤允彦,キーボードの野力奏一,キーボードの松浦義和, ...
フォープレイ / イエス・プリーズ
『YES,PLEASE!』(以下『イエス・プリーズ』)を初めて聴き終えた時,万感の思いに襲われた。ついにフォープレイはデビュー以来,ずっと追及してきた理想のサウンドに到達したように思えた。 『イエス・プリーズ』は,ボブ・ジェームスにとって記念碑的な1 ...
渡辺 貞夫 / マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜
『MY ROMANCE −SADAO PLAYS BALLADS−』(以下『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』)での渡辺貞夫の演奏はすでに完成されている。いい演奏に違いない。 しかしその一方で『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッ ...
フォープレイ / 4
キーボードのボブ・ジェームス,ギターのリー・リトナー,ベースのネイサン・イースト,ドラムのハービー・メイソンからなる盤石の4ピース・バンド=フォープレイ。 そのフォープレイからリー・リトナーが脱退することになった。ボブ・ジェームスの頭の中には,リー・ ...
TRIFRAME / 青柳誠トライフレーム
青柳誠の1stソロ『TRIFRAME』(以下『青柳誠トライフレーム』)を聴いて二重の意味で観念してしまった。 1つはアルバムの出来の良さに観念してしまった。“ジャズ・ピアニスト”青柳誠が最高に素晴らしい。個人的に青柳誠と来ればピアノというよりテナー・ ...
フォープレイ / エリクシール
『FOURPLAY』&『BETWEEN THE SHEETS』が共に愛聴盤のまま発売を迎えた『ELIXIR』(以下『エリクシール』)。 ズバリ書くと『エリクシール』にはガッカリした苦い思い出がある。手放すのは後の事になるが,どうしても好きになれなかっ ...
スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 2006年度(第40回)
「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...