ゲイリー・トーマスがリードする「M−BASE」のオルガン・ジャズが超カッコイイ。これぞ「新しいオルガン・ジャズ」の誕生である。 『EXILE’S GATE』(以下『エグザイルズ・ゲイト』)には,タイプの異なる2つのオルガン・コンボが収められている。 ...
2020年04月
ゲイリー・トーマス / ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ
『TILL WE HAVE FACES』(以下『ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ』)の真実とは『ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ』ではない。『ゲイリー・トーマス&テリ・リン・キャリントン・プレイ・“過 ...
峰 厚介−菊地 雅章 / DUO
峰厚介と菊地雅章によるデュエット・アルバムが『DUO』(以下『デュオ』)である。 このデュエットは,峰厚介主導で聴くか? 菊地雅章主導で聴くか? によって印象が随分変わるように思っている。 管理人は『MAJOR TO MINOR』が気に入ったので,そ ...
ゲイリー・トーマス / コールド・ケージ
1980〜90年代にムーブメントを巻き起こした「M−BASE」が,現時点ではジャズ史に登場した最後の「新しいジャズ」である。 あれから随分と時間が経つというのに「M−BASE」の代表作を聴き直すと,未だに軽い衝撃を受けたりする。そんなぶっ飛んだ「M−B ...
デ・ガ・ショー / 続
男の子が自分の父を指差して「ねぇ,見て。あの人が僕のお父さんなんだよ」と,誇らし気に紹介している場面を想像することができるか? その男の子にとって父親とは世界一のスーパースター。世界一強い,世界一カッコイイと心の底から思っている。自慢の父親なのだ。 ...
ゲイリー・トーマス / ザ・ゲイト・イズ・オープン
「M−BASE」の一派のくせして音楽理論などは全く考えていない。無の状態から過激なサウンドをぶつけてくる強心臓男。そのくせジャズの歴史を教養として身に着け,テナー・サックスの扱いに関しても無敵の超絶テクニックを身に着けた男。 「その男,凶暴につき」とは ...
エディ・ヒギンズ・トリオで聴きたいスタンダード・ベスト10-3
ヴィーナス・レコードの10周年記念企画。「スイングジャーナル」誌,2002年11月号掲載,読者投票による「エディ・ヒギンズ・トリオで聴きたいスタンダード・ベスト10」。 実際にはランクインした「ベスト10」が無条件に演奏されたわけではなく,上位にラン ...