『MODERN BEAT』の3曲目は【ORIENTAL MAKIN’ LOVE】(以下【オリエンタル・メイキン・ラヴ】)。

 【オリエンタル・メイキン・ラヴ】は「和+ロック・ビート」なジャパニーズ・フュージョン
 ギターは“三味線”,キーボードは“琴”! “東洋の美・ニッポン”を全面に打ち出した“古風な”音色に『MODERN BEAT』がミスマッチ? なはずなのだが,これが嗜好品の七不思議! このギャップが“クセ”になってしまった。

 東原力哉の大迫力のドラムが“東洋のモンスーン”を表現するかのごとく,激しく叩きつけてくる。
 特に3分23秒からのドラム・ソロは“ゴロゴロ”と鳴り響くドラム・ロールから,3分57秒から始まるギターと連動した“ドンドン・ピカピカ”の“雷”が落ちるまでの一連の表現であろう。

 しか〜し,トラック全編に流れ出る中村建治シンセサイザーは“シャナーリシャナリ”。特に2分33秒から2分49秒のフレーズは完全な“琴”のそれである。
 この“純和風”な上方フュージョンは,津軽の「吉田兄弟」に対抗できる独特の世界観。艶やか!

 
NANIWA EXPRESS
RIKIYA HIGASHIHARA : Drums
KOH SHIMIZU : Electric Bass
KAZUHIKO IWAMI : Electric Guitars
MAKOTO AOYAGI : Keyboards, Piano, Tenor Saxophone
KENJI NAKAMURA : Keyboards

MODERN BEAT-1
MODERN BEAT
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バド・パウエル 『ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル