『TO THE STARS TOUR EDITION DISC 1』の4曲目は【MISTRESS LUCK−THE PARTY】(以下【ミストレス・ラック−ザ・パーティ】)。

 【ミストレス・ラック−ザ・パーティ】は,3曲目から一転“ラテン系”! サルサ?のリズムで艶やかに“お色直し”!
 とにかくバンド全員がノリにノッテいる! レッツ・ダンシング!のウネウネ・ビートは【ザ・パーティ】そのものである。

 チック・コリアピアノがバッキングにまわり,エリック・マリエンサルフランク・ギャンバレを後ろからあおりまくっている!
 久々にチック・コリアの“スパニッシュ”なピアノの味を堪能できて,ヒデキカンゲキ( ← 分かるかなぁ )っと,フランク・ギャンバレが感傷ギャグに浸ったかは定かではないが,フランク・ギャンバレのエレキ・ギターチック・コリアから発せられる“刺激&指令”にダイナミックに反応している。

 最初から最後までレッド・ゾーン入りっぱなしなのであるが,1分52秒からの“節回し”こそフランク・ギャンバレの専売特許。
 気分爽快のフュージョン系の仮面を被った,その実,中身はジャズギターの王道である。

 【ミストレス・ラック−ア・ポートレート】の1.5倍速?で繰り広げられるアドリブの応酬は聴き応え十分!
 やはり【−ア・ポートレート】が“抑え目”の好演であったことが,結果よく分かる。

 
CHICK COREA ELEKTRIC BAND
CHICK COREA : Keyboards, Piano
FRANK GAMBALE : Guitar
ERIC MARIENTHAL : Sax
JOHN PATITUCCI : Bass
DAVE WECKL : Drums

TO THE STARS TOUR EDITION-1
TO THE STARS TOUR EDITION
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マイルス・デイビス 『キリマンジェロの娘