『PORTRAIT IN JAZZ』の5曲目は【WHEN I FALL IN LOVE】(以下【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】)。
【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】のビル・エヴァンス・トリオは,実に“端正”で落ち着いた演奏。これこそピアノ・トリオの“お手本的な”名演である。
普段ほとんどジャズを聴かない人たちが,それはもう勝手に抱いている“ジャズの流れるシチュエーション”として,お洒落なバーでブランデー片手に,という映像がある。管理人がジャズ好きだということが知られると,大抵,お奨めのジャズ・バーについて尋ねられてしまうからだ。
あまり外で飲む習慣はないので,答えに窮していつも困るのであるが,その質問のイメージ自体はよく分かる。
管理人がジャズを聴くスタイルは「CDプレイヤー+ヘッドホン+正座」である(あっ,正座は冗談です。でも背筋を伸ばして聴いています)。あまり“ながら聴き”はしないたちである。
しかし,それはCD1,2枚が限度。そのうちリクライニング・シートに移動し“ボーっと無心で”間接照明&ウイスキー。
“ジャズ&ブランデー”という世間一般のイメージは管理人に関する限り“真実”なのである。
そんな時“酒のつまみ”によく聴くのが,この【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】だったりする。この“端正”な演奏が実に心地よい瞬間があるからだ。
今夜は真面目に?その秘訣を探るべく正座して聴いてみた。まず,このよく知られたテーマに“ホッと”させられる。覚えにくいメロディだとこうはいかない。
次に2分24秒から2分32秒までの一瞬の盛り上がり! ここが絶妙の“スパイス”となっている。その後はすぐにクール・ダウン。この“緩急自在の大人の演奏”が“ほろ酔い”加減にちょうどいい。
そう。【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】の“中の上”あたりを狙った(と思われる?),ピアノ・トリオの模範的な演奏から来る「安定感」! そこに今夜も癒やされる!
BILL EVANS : Piano
SCOTT LaFARO : Bass
PAUL MOTIAN : Drums
歴代誌第二13章 ユダの王アビヤ
アルバート・アイラー 『マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー』
【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】のビル・エヴァンス・トリオは,実に“端正”で落ち着いた演奏。これこそピアノ・トリオの“お手本的な”名演である。
普段ほとんどジャズを聴かない人たちが,それはもう勝手に抱いている“ジャズの流れるシチュエーション”として,お洒落なバーでブランデー片手に,という映像がある。管理人がジャズ好きだということが知られると,大抵,お奨めのジャズ・バーについて尋ねられてしまうからだ。
あまり外で飲む習慣はないので,答えに窮していつも困るのであるが,その質問のイメージ自体はよく分かる。
管理人がジャズを聴くスタイルは「CDプレイヤー+ヘッドホン+正座」である(あっ,正座は冗談です。でも背筋を伸ばして聴いています)。あまり“ながら聴き”はしないたちである。
しかし,それはCD1,2枚が限度。そのうちリクライニング・シートに移動し“ボーっと無心で”間接照明&ウイスキー。
“ジャズ&ブランデー”という世間一般のイメージは管理人に関する限り“真実”なのである。
そんな時“酒のつまみ”によく聴くのが,この【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】だったりする。この“端正”な演奏が実に心地よい瞬間があるからだ。
今夜は真面目に?その秘訣を探るべく正座して聴いてみた。まず,このよく知られたテーマに“ホッと”させられる。覚えにくいメロディだとこうはいかない。
次に2分24秒から2分32秒までの一瞬の盛り上がり! ここが絶妙の“スパイス”となっている。その後はすぐにクール・ダウン。この“緩急自在の大人の演奏”が“ほろ酔い”加減にちょうどいい。
そう。【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】の“中の上”あたりを狙った(と思われる?),ピアノ・トリオの模範的な演奏から来る「安定感」! そこに今夜も癒やされる!
BILL EVANS : Piano
SCOTT LaFARO : Bass
PAUL MOTIAN : Drums
歴代誌第二13章 ユダの王アビヤ
アルバート・アイラー 『マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー』
コメント一覧 (8)
初めておじゃまします。
ビル・エバンス繊細なピアノですごく好きです。自分が初めて買ったピアノトリオのCDです!最近聴いてなかったから、今から引っ張り出して聴こうかな〜(笑)
“繊細”なJAZZの代表格ですよね。是非引っ張り出してみて“新たな感想”など教えてくれたなら…。
今度はCDしまい込めなくなるくらい聴き込んでいただければ,エヴァンス好きとしてはうれしい限りです。
同感です。どうしようもなく感情が揺さぶられてしまう時がありますよね。
このアルバムでは、彼の聞き比べができるのが好きですね。
元曲がよいと、弾き手も活き活きしますね。
私もビル・エバンスは、このあたりのもの、
「リバーサイド4部作」といわれる4枚が
一番好きですね。
私の場合はライヴの「WALTZ FOR DEBBY」が
最も好きなアルバムです。
あの緊張感はいつ聴いてもたまりません。
またお邪魔します。
エヴァンスの演奏はいつでも“エヴァンス流”で大好きなんです。このゴリゴリ感と繊細なタッチが混在したピアノはエヴァンス独特の世界ですね。
と言いつつも,ちまたで流れているエヴァンスを,すぐにそれとは気付かないのですが…。jamsession123goさんはそんな経験ないですか?
私も「リバーサイド4部作」は全て好きです。
もちろん「WALTZ FOR DEBBY」が最高なのですが,ついつい聴いてしまうのは「ポートレイト・イン・ジャズ」の方なんです。完成されたピアノ・トリオの姿はこちらに色濃く記録されていると思っています。