『WATERMELON DANDIES』の4曲目は【A MIDNIGHT LAMENT】。
【A MIDNIGHT LAMENT】は,松岡直也としては貴重なサックス入り! 中村哲の“ダークに引き締まった”テナー・サックスが全編でフューチャーされていてカッコイイ。
しかし誰と共演しようとも,松岡サウンドは松岡サウンド! 【A MIDNIGHT LAMENT】も,主導権はラテン・フュージョンのリズム隊が握っている。
イントロの“タイトな”アタックは“打ち込みのような生音”でドキドキさせられるが,特に1分7秒から21秒までを聴いてほしい。
中村哲のブローの後ろで,忙しくアクセントをつけ続けるリズム隊。このコンビネーションがハマッテいる。
一方,松岡直也よりも津垣博通に活躍の場が多い“鍵盤隊”であるが,要所要所での“光るプレイ”は松岡直也のもの。
Wキーボードの鍵盤隊が,中村哲のアドリブの後ろで「松岡直也グループ」の音造りに励んでいる。ド迫力のテナー・サックスにも負けない名コンビぶりは,さすがである。
NAOYA MATSUOKA : Keyboards
GETAO TAKAHASHI : Bass
HIROMICHI TSUGAKI : Keyboards
NORIYUKI HIROSE : Drums
AKIRA WADA : Guitar
WILLIE NAGASAKI : Timbales
SHINGO KANNO : Congas
GUEST PLAYER
SATOSHI NAKAMURA : Tenor Saxophone