『TIMELESS』の7曲目は【CHOPIN IN CARIBBEAN (NOCTURNE OP.9 NO.2)】(以下【ショパン・イン・カリビアン / ノクターン 第2番 作品9−2】)。

 【ショパン・イン・カリビアン / ノクターン 第2番 作品9−2】は,タイトル通りの“カリビアン”。ショパンが格調高いヨーロッパから南国リゾートへ舞い降りてきた!

 と言っても,ショパンが“羽目を外して”大暴れなどするはずがない? タキシードから水着に着替えての日光浴。
 ショパンを優しく海辺に誘い出したのがSaya。【ノクターン】の原型はそのままに,カリビアンシンセギターを持ち出し“さわやかな風”を送り続ける。うん。そんな感じ。
 時計を気にせず,ゆったりとSayaピアノに身を任せる心地良さが『TIMELESS』である。

 Sayaピアノは,作曲者ショパンに【ノクターン】は“こうやって弾くものよ”と“手ほどき”できるほどの,流ちょうさ。
 4分19秒からのテーマの崩し方,アドリブの展開力こそ,ジャズ・ナンバーへと変貌を遂げた【ノクターン 第2番 作品9−2】の“アナザー・ストーリー”である。 

 
SAYA : Piano, Synthesizer
PAISLEY : Programming
DAVID PULPHUS : Guitar

TIMELESS-1
Timeless
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