『Gate’s 7・オープニング・プレミアム・ライブ渡辺貞夫グループ2007』! 今回のステージは休憩をはさんで,たっぷり2時間の長丁場。「随の随まで」堪能してまいりました。

 さて,入場時のハプニング?にもめげず,肝心の座席は左ブロックの3列目の右端をGET! 整理番号129番でのこの奇跡に大興奮! 小野塚晃の真っ正面だし,ナベサダも,梶原順も至近距離でバッチリ丸見え!

 渡辺貞夫LIVEで見る(聴く)最大の楽しみは,あの“美しすぎる”音色! 渡辺貞夫LIVEに行くといつでも「アルト・サックスって最高の楽器だよなぁ」と思ってしまう。今回はソプラノ・サックスで2曲,フルートでも2曲演奏してくれましたよ。
 ただし,こう何度も通っていると段々“あのアルト”への感動が薄らいでいく…。危険である。
 もう18年前以上前の話だが,渋谷プライムでの“初体験の感動”がどうしても忘れられない。実に素敵で“ウルウル”泣きそうになった。今でも渡辺貞夫LIVEに行くと,あの時の感動を期待してしまう。相変わらず“キレイな”音色。音はスゴクいい。単に耳が肥えただけだろうか? もう一度あの感動を体験したいと願いつつも,もう二度と体験できない?
 今回もやっぱり…。これが管理人にとって超えなければならない“壁”である。
 
 さて,今回のLIVEには,これがジャズライブ初体験の「驚異の新人?」○道くんを連れて行ったのだが,嶽○くん曰く「サイドメンのソロを見つめる,渡辺貞夫のあの目が良かった」とのこと。そう。ナベサダ好みのサイドメンの熱演も聴き応え満点でした。

 管理人の“お目当て”の一人は小野塚晃。そう。今やDIMENSIONの“裏バン”キーボード・プレイヤーとしてお馴染みであろうが,渡辺貞夫グループでの演奏から入った管理人としては,DIMENSIONで聴こえてくる,小野塚晃ジャズ畑・フレーズが大好きである。
 今回はジャズ前面のピアノ演奏も多く,最前列に座っていた小野塚晃の“追っかけ?”女性ファンに負けじと応援してきました。

 その小野塚晃と同様,スタジオ系&サポート系の,納浩一石川雅春の堅実なリズム隊。この「永久サポーター?」である3者一体のリズムこそ,管理人がイメージする「ザ・渡辺貞夫グループ」特有の“ウネリ”である。
 それにしても,納浩一はなぜあそこまで“控え目”なのでしょうか? 6弦エレベなのにベース・ソロでも「地蔵ベース」健在で微動だにせず。職人技に徹していました。

 ギター梶原順パーカッションンジャセ・ニャンは初見参! 今回の“陰の主役”は梶原順LIVE全編に渡りギター・ソロが大フューチャー! ジム・ホール系の“グイグイ喰い込む”ジャズ・ギター・ヒーローでした。
 そしてンジャセ・ニャン! さすがはリチャード・ボナ繋がり! 本場アフリカの躍動的で“生命のリズム”と表現したら大袈裟でしょうか? もはや二人ともLIVEには欠かせない存在なのでしょうね。“世界のナベサダ”の人選に得心して帰ってきました。

 演奏はフュージョン寄り。近年のリチャード・ボナ色を強く感じさせる『ONE FOR YOU』中心のプログラムであったが【コール・ミー】【ランデブー】【カリフォルニア・シャワーオレンジ・エキスプレス?)】【セブンス・ハイ】といった往年のヒット曲も聴けたのがうれしい。 
 アンコールでは「静かに家路に着けるように…」と,ノー・マイクでのアルト・サックス小野塚晃の生ピアノとのデュオ! 最近噂の【カリニョーゾ】を楽しみにしていたので,ここは鳥肌もの! 絶品! もうトロトロに溶けてしまいました。ああ〜。ああ〜。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

 
SADAO 2000-1
SADAO 2000
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



イザヤ書14章 輝く者が天から落ちる
ビル・チャーラップ・トリオ 『ス・ワンダフル



2ndセット:
09.RENDEZVOUS
10.( CALIFORNIA SHOWER OR ORANGE EXPRESS 記憶が不鮮明。 )
11.BAGAMOYO 〜 SANGOMA
12.LIFE IS ALL LIKE THAT
13.SEE WHAT HAPPEN
14.CAPO VERDE AMOR
15.ITAPUA
16.SEVENTH HIGH

アンコール:
17.CARINHOSO