『TOKYO』の9曲目は【島唄】。

 【島唄】は,地元沖縄の人々にも愛され,受け入れられた,J−ポップの名曲! この民謡的で心に響くメロディをJ−ジャズ最高峰のピアノが彩っていく! そんな期待に胸弾ませて…。

 斬新なアレンジのせいもあろうが【島唄】の魅力がストレートに伝わってこない。この辺りはボーカルやホーンにかなわない,ピアノの宿命と言えばそれまでだが,ここでそんなことを言いたいのではない。
 やはりアキコ・グレースは都会の人だ。東京は表現できても沖縄は…。

 その点で藤原清登ベースは気持ち良い。2分48秒からのベースの音色は,大海原へ船を漕ぎだす“オールの音”そのものである。

 
AKIKO GRACE : Piano
KIYOTO FUJIWARA : Bass
TAPPY IWASE : Drums

TOKYO-1
東京
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