『TIMELESS』の11曲目は【ETUDE OP.10 NO.3】(以下【別れの曲】)。
ピアニストの「登竜門」であろうショパンの【別れの曲】は,ひたすら美しいテーマが“胸に突き刺さるかどうか”が肝である。
管理人の結論=Sayaの【別れの曲】は,テーマとアドリブが完全分離の“二部構成”がいただけない。
テーマ自体,アドリブ単体も悪くはない。ポイントは3分30秒から32秒。大西洋とインド洋が完全に分離しているダーバンの海のように,マーク・ウィリアムスのベースの前後で(本来つながるべきであろう)テーマとアドリブのつながりがなっていない。
Sayaとしては,ジャズ・アレンジで個性を表現したかったのであろうが【別れの曲】は,中途半端にいじってはいけない。
Sayaの腕前を持ってすれば,普通に弾いてるつもりでも,無意識のうちにジャズになったであろうに…。
SAYA : Piano
MARK WILLIAMS : Bass
DESZON CLAIBOME : Drums