『CENTRAL PARK NORTH』の6曲目は【CENTRAL PARK NORTH】(以下【セントラル・パーク・ノース】)。

 【セントラル・パーク・ノース】こそがブラス・ロック! ブラス・ロックこそが真のジャズ・ロックである。
 【セントラル・パーク・ノース】は,リー・モーガンハービー・ハンコック電化マイルス路線とシカゴやタワー・オブ・パワーをつなぎうる唯一の“橋渡し”である。

 1分0秒からのエレキ・ベースとエレキ・ギターの“ロック・ビート”に乗った「ブラス隊の大合唱」はブラス・ロックへの走りであり,8分9秒以降のメル・ルイスの“ロックン・ドラム”は電化マイルス登場前夜の“怪しさ”を醸し出している。

 ただし【セントラル・パーク・ノース】の真の聴き所は“ビッグ・バンド・アレンジ”にある。
 2分12秒からのサド・ジョーンズアドリブを活かす“静かなる盛り上がり”は,ブラス・ロック・ファンをも取り込めるパワーに満ちている! 真のジャズ・ロックが最強成り!

 
THAD JONES=MEL LEWIS JAZZ ORCHESTRA
THAD JONES : Flugel Horn
MEL LEWIS : Drums
SNOOKY YOUNG : Trumpet
JIMMY NOTTINGHAM : Trumpet
RICHARD WILLIAMS : Trumpet
DANNY MOORE : Trumpet
EDDIE BERT : Trombone
JIMMY KNEPPER : Trombone
BENNIE POWELL : Trombone
CLIFF HEATHER : Trombone
JEROME RICHARDSON : Saxophone
JERRY DODGION : Saxophone
EDDIE DANIELS : Saxophone
JOE FARRELL : Saxophone
JOE TEMPERLY : Saxophone
BARRY GALBRAITH : Guitar
SAM BROWN : Guitar
ROLAND HANNA : PIANO
RICHARD DAVIS : Bass & Fender

CENTRAL PARK NORTH-1
CENTRAL PARK NORTH
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