PANDORA-1 抜群のリズム感で「ザ・トリオ」を縁の下で支えてきた北川潔から小曽根真に「前に出てくるタイプと根底から支えるタイプの中間」と称されたジェームス・ジーナスへとベーシストが交代した“新生”「ザ・トリオ」の第1作=『PANDORA』(以下『パンドラ』)は「フィーチャリング・ジェームス・ジーナス」!
 ジェームス・ジーナスベース・プレイに多くのスペースを与えた楽曲群が並んでいる。

 NO。『パンドラ』は「フィーチャリング・クラレンス・ペン」! これまでになくクラレンス・ペン作曲の佳曲が演奏されている。

 NO。『パンドラ』は「フィーチャリング・ブランフォード・マルサリス! ゲスト参加のブランフォード・マルサリスが一吹きするとブランフォード・マルサリスのリーダーCDと呼べる濃厚な音世界が出現する。

PANDORA-2 NO。『パンドラ』は“やっぱり”「フィーチャリング・小曽根真」である。いつもより前面に出ることの少ない『パンドラ』なのに,いつも以上に小曽根真の存在感が増している。

 小曽根真は『パンドラ』で「ザ・トリオ」の真のバンマスとなった。

  01. You Never Tell Me Anything!
  02. Lullaby for Rabbit
  03. Reunion
  04. Sofi
  05. If I Had Known...
  06. Brazilian Sketch
  07. Pennillium
  08. Blessing the World
  09. Pandora
  10. Tiffany's Waltz
  11. Around the Corner

(ヴァーヴ/VERVE 2000年発売/POCJ-1490)
(ライナーノーツ/中川ヨウ)
★スイングジャーナル誌選定【ゴールドディスク】

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