PARADISE WINGS-1 輝くようなピアノ・タッチと軽快なビートで,ジャズフュージョンボサノヴァファンクがシャッフルする『PARADISE WINGS』(以下『パラダイス・ウィングス』)だが,正直好みではない。

 『パラダイス・ウィングス』は,名盤スターライト』路線のMALTAプロデュース作であるが,MALTA自身の参加がなくなったことで『スターライト』で感じた“衝撃”と“まばゆさ”は薄くなり,イージーリスニング風の“耳馴染みの良さ”が鼻につく。

 小曽根真ビクター盤について語る際,2枚セットで語られることの多い『スターライト』と『パラダイス・ウィングス』であるが,管理人の中では“王道のスムーズ・ジャズ”を追求した『スターライト』と“オール・ジャンル・コンフュージョン”の『パラダイス・ウィングス』では全くの別物である。

PARADISE WINGS-2 『パラダイス・ウィングス』では【ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ】だけをよく聴いています。
 
  01. BRILLIANT DAYS
  02. SPRING JOURNEY
  03. BRAZILLIAN CAFE
  04. PARADISE WINGS
  05. QUIET MOON (DEDICATED TO ANTONIO CARLOS
     JOBIM)

  06. MR. R.T.
  07. HOT CRUISING
  08. GENTLE DREAM
  09. WHEN I FALL IN LOVE
  10. LAST SUMMER

(ビクター/JVC 1991年発売/VICJ-57)

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