PLATINUM-1 『PLATINUM』(以下『プラティナム』)で,またカシオペアが“激変”した。
 『プラティナム』で,カシオペアは“長年連れ添った”アルファ・レコードからポリドールへとレコード会社移籍し,新たに自分たちのレーベル「AURA」を立ち上げた。そう。今回の大きな振り幅は確信犯! これで変わらばいつ変わる〜。

 カシオペアが求めた“激変”のキーワードは「マンネリ打破」! カシオペアは10年バンド。10年間でメンバー・チェンジが神保彰のみ。酸欠でプカプカ浮き上がる〜。

 しか〜し,この決意の“激変”は世間では不評。【MAGNETIC VIBRATION】【ME ESPERE】【PRINCESS MOON】といった超名曲もあるが『プラティナム』の顔である【ACCESS】と【DO−LOO−DOO?】が不調で沈没。

 『プラティナム』は,管理人にとっても「CDラックの肥やし」となった。いや,なっていた!
 きっかけは(話せば長くなるので短めに)ナルチョ時代に訪れる正真正銘のマンネリズム。『FRESHNESS』以降のカシオペアは“激変”さえもできない“雁字搦めの”深い暗黒の闇に覆われてしまっていた。その時,何の気なしに聴いた『プラティナム』が『プラティナム』!

PLATINUM-2 『プラティナム』発売後,10年遅れでやって来た「マンネリ打破」!
 『プラティナム』は,ジンサク時代にもナルチョ時代にも有効な“時空を越えてやって来た”「マンネリ打破」作である。

  01. ACCESS
  02. AKASHA
  03. MAGNETIC VIBRATION
  04. ME ESPERE
  05. DO-LOO-DOO?
  06. GET BACK TO THAT GOOD THING
  07. PRINCESS MOON
  08. SUNSET RHAPSODY
  09. BELIEVE IN YOURSELF
  10. 賛歌 'SUNCA'
  11. BRIDGE OVER TROUBLED WATER

(ポリドール/AURA RECORDS 1987年発売/H33P-20176)
(ライナーノーツ/小貫信昭)

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