HALF MOON STREET-1 『HALF MOON STREET』(以下『ハーフ・ムーン・ストリート』)がMALTAの「スーパー・ベスト」盤である。間違いない。

 『ハーフ・ムーン・ストリート』はMALTA“お得意の”企画ベスト盤。今回はMALTAの「20周年記念盤」として人気曲のサックス・パートを再録音。“今のMALTAの音”が堪能できる〜!

 T−スクェアセルフカヴァーでも『宝曲』は支持するが『夢曲』は支持できない管理人。まっ,王道企画の常套企画と言ってしまえばそれまでであるが『ハーフ・ムーン・ストリート』でのカラオケ・バックのサックス・パートの全面差し替え。この企画を考えた人は偉い! 今回の企画盤は大当たり!
 意識をMALTAアルト・サックスへ一点集中。これが楽しくて楽しくて…。
 
 ジャズメン=MALTAの本領発揮。MALTAアドリブがいい。オリジナルも好きなので甲乙付け難くどちらも好き。この楽しさは一夜限りのライブの楽しみ。今夜は(本作『ハーフ・ムーン・ストリート』では)どんなアドリブが飛び出すのか〜。

 今夜のライブは(本作『ハーフ・ムーン・ストリート』では)ゴキゲンで快調なアドリブの大連発! キレイ目からのハズシ,そしてキレイ目からの崩し。ツボを押さえたアドリブMALTA=超一流エンターテイナーの証しである。

 手癖のついた自作曲。ましてカラオケを聴きながらの吹き込みなのだからMALTA自身がインスパイアされることはない。でも十分に熱気が漲っている。

 …と偉そうに書いているが何のことはない。『ハーフ・ムーン・ストリート』は,管理人が10年振りに購入したMALTA作。そう。『マイ・ソプラノ』(正確には『コカージュ』でブチ切れて)以降,MALTAへの関心が薄れてしまっていた。
 これは意識的に離れてみても常に動向が気になるカシオペアの場合とは事情が異なる。MALTAの場合は本当に“プッツリと”縁が切れてしまった。嘘みたいにあっさりと,迷いなく,自然体で…。
 「熱が冷める」とは正にこのことであろう。正直,これ程の名盤を聴かされても管理人の「MALTA愛」は再燃しませんでした。

HALF MOON STREET-2 「MALTA愛」10年間のブランク。
 初めて聴いた4トラック【WINGS OF TOMORROW】【STREET BATTERY】【FELICIA】【HALF MOON STREET】の原曲も聴いてみたいなぁ。でもCD買う予定はないけれど〜。

  01. SHINY LADY (prologue)
  02. MANHATTAN IN BLUE
  03. MORNING FLIGHT
  04. HIGH PRESSURE
  05. OBSESSION
  06. SEXY GALAXY
  07. LOVERS
  08. WINGS OF TOMORROW
  09. STREET BATTERY
  10. SKY WALKER
  11. SHINY LADY
  12. SAPPHIRE
  13. DANCING MAKES YOU SMILE
  14. FELICIA
  15. HALF MOON STREET
  16. SWEET MAGIC (epilogue)

(ビクター/JVC 2003年発売/VICJ-61088)

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