「須藤満のみなさんのおかげです・ツアー」のライブ・アルバム『FAVOR OF MY FRIENDS』(←タイトルは「みなさんのおかげです」の英訳です。とんねるずの「…でした」の放送前?)を聴くと,須藤満が“バンドの要”であることが良く分かる。
『FAVOR OF MY FRIENDS』のセッション・ライブを聴いた瞬間,TRIXを連想してしまった。ドラムの神保彰が熊谷徳明のように…,キーボードの高橋亜土が窪田宏のように…,ギターの大橋勇が平井武士のように…。
ん? リリースが1997年11月。TRIX結成前じゃん。つまり「TRIXの母体」は「須藤満のみなさんのおかげです・ツアー」なのである。TRIXファンの皆さんは,そこんところよ〜く覚えておくように。
( そうなんです。管理人が『FAVOR OF MY FRIENDS』を入手したのはTRIXのデビュー後数年してからでした。リアルに聴いていないくせして偉そうに!? NO! 後追いだから発見できることもあるんです。後追いの美学なのです )
そう。須藤満こそが“TRIXの要”=“バンドの要”。
「TRIXとは熊谷徳明のバンド」だけれど「須藤満あってのTRIX」なのだと思う。
そんな須藤満が『FAVOR OF MY FRIENDS』でコンビを組むのは「日本一」→「世界一」の名ドラマー=神保彰! ヒャッホー。ある意味“夢の組み合わせ”!
リーダー・セッションだけあって須藤満が思う存分前に出ているのだが,スクェアでのノリスト(ノリ・竹裕之+スト・ウ満)でもTRIXでのノリスト(熊谷・ノリ・明+スト・ウ満)とも違うジンストでの須藤満はストレート・ライン。もはやベースよりもギターに近い6弦ベースのハイ・テクニック!
『FAVOR OF MY FRIENDS』における須藤満のベース・ラインはT−スクェアやTRIXで聴かせるポップ・インストゥルメンタルではなく「カシオペアに寄せた」超絶技巧のベース・ライン。キリキリのカリカリでドラムに絡んでは,時にギターやキーボードを押しのける「主役」としての存在感。
『FAVOR OF MY FRIENDS』での“セッション・ベーシスト”須藤満が超カッコイイ! 須藤満のベース・ラインはセッション・ベーシストしていた頃のマーカス・ミラーとかバーニー・ブルネルがそうだったように,渡辺香津美のセッション・アルバムで響いているタイトなベースのあの感じ。
そう。『FAVOR OF MY FRIENDS』での須藤満は“バンドの要”としての1人目の須藤満と“セッション・ベーシスト”としての2人目の須藤満の「一人二役」。
いつもより多めにベース・ソロを弾きまくることも,それはそれで楽しみの1つであろうけど,それ以上に須藤満がリーダー・セッションの機会を持つに当たって1番の楽しみにしていることとは共演メンバーとのケミストリーのハプニング!
須藤満と共演する神保彰がいつも以上に輝けるように,高橋亜土が今まで以上に輝けるように,大橋勇が最高に輝けるように,なのであろう。とにかく全員で笑いたい!
須藤満が知っている神保彰の最高の魅力を観客にもっと知ってほしい,高橋亜土の最高の魅力を観客にもっと知ってほしい,大橋勇の最高の魅力を観客にもっと知ってほしい,その上でそんな3人を従えている「カッコイイ・オレ」を1番に知ってほしい…。
そんな裏の部分が「野猿」をプロデュースしていた頃のとんねるずと共通する「目立ちたがり屋」の須藤満のお茶目丸出し〜。お茶目ダダ漏れ〜。
そんなこんなで「須藤満で始まって,バンド・メンバー3人に花を持たせて,須藤満で終わる」『FAVOR OF MY FRIENDS』。
その・こころ・とは須藤満がメンバーのタイム感に合わせにいった音だと思う。須藤満が器用にドラム,ギター,キーボードと合っているのは“売れっ子”ベーシストとしての「メンバー1人1人のタイム感」を掴む力にある。
ベースとドラムが連動する時のタイム感と,ベースとギター,ベースとキーボードが掛け合いする時のタイム感が微妙に全部異なっている。
これがセッション・バンドのタイム感とは真に驚いた。『FAVOR OF MY FRIENDS』全7曲が1曲1曲カラーの異なるタイム感で彩られている。
須藤満の「稀代の対応力」が『FAVOR OF MY FRIENDS』を名盤へと押し上げている。須藤満は素晴らしいベーシストであり,素晴らしい音楽家である。
01. ON THE TRACK
02. KEY HUNTER
03. SUCCESS MOON
04. 届かない電話〈消えた花嫁の謎〉
05. ASIAN MOGLER
06. カーニバル殺人事件
07. THE SUN IS RISING AGAIN
MITSURU SUTOH : Bass
AKIRA JIMBO : Drums
ISAMU OHASHI : Guitar
AZUCHI TAKAHASHI : Keyboards
啓示17章 「大いなるバビロン」に対する処罰
デビッド・ベノワ 『ヒアズ・トゥ・ユー・チャーリー・ブラウン&スヌーピー〜50グレイト・イヤーズ!』
『FAVOR OF MY FRIENDS』のセッション・ライブを聴いた瞬間,TRIXを連想してしまった。ドラムの神保彰が熊谷徳明のように…,キーボードの高橋亜土が窪田宏のように…,ギターの大橋勇が平井武士のように…。
ん? リリースが1997年11月。TRIX結成前じゃん。つまり「TRIXの母体」は「須藤満のみなさんのおかげです・ツアー」なのである。TRIXファンの皆さんは,そこんところよ〜く覚えておくように。
( そうなんです。管理人が『FAVOR OF MY FRIENDS』を入手したのはTRIXのデビュー後数年してからでした。リアルに聴いていないくせして偉そうに!? NO! 後追いだから発見できることもあるんです。後追いの美学なのです )
そう。須藤満こそが“TRIXの要”=“バンドの要”。
「TRIXとは熊谷徳明のバンド」だけれど「須藤満あってのTRIX」なのだと思う。
そんな須藤満が『FAVOR OF MY FRIENDS』でコンビを組むのは「日本一」→「世界一」の名ドラマー=神保彰! ヒャッホー。ある意味“夢の組み合わせ”!
リーダー・セッションだけあって須藤満が思う存分前に出ているのだが,スクェアでのノリスト(ノリ・竹裕之+スト・ウ満)でもTRIXでのノリスト(熊谷・ノリ・明+スト・ウ満)とも違うジンストでの須藤満はストレート・ライン。もはやベースよりもギターに近い6弦ベースのハイ・テクニック!
『FAVOR OF MY FRIENDS』における須藤満のベース・ラインはT−スクェアやTRIXで聴かせるポップ・インストゥルメンタルではなく「カシオペアに寄せた」超絶技巧のベース・ライン。キリキリのカリカリでドラムに絡んでは,時にギターやキーボードを押しのける「主役」としての存在感。
『FAVOR OF MY FRIENDS』での“セッション・ベーシスト”須藤満が超カッコイイ! 須藤満のベース・ラインはセッション・ベーシストしていた頃のマーカス・ミラーとかバーニー・ブルネルがそうだったように,渡辺香津美のセッション・アルバムで響いているタイトなベースのあの感じ。
そう。『FAVOR OF MY FRIENDS』での須藤満は“バンドの要”としての1人目の須藤満と“セッション・ベーシスト”としての2人目の須藤満の「一人二役」。
いつもより多めにベース・ソロを弾きまくることも,それはそれで楽しみの1つであろうけど,それ以上に須藤満がリーダー・セッションの機会を持つに当たって1番の楽しみにしていることとは共演メンバーとのケミストリーのハプニング!
須藤満と共演する神保彰がいつも以上に輝けるように,高橋亜土が今まで以上に輝けるように,大橋勇が最高に輝けるように,なのであろう。とにかく全員で笑いたい!
須藤満が知っている神保彰の最高の魅力を観客にもっと知ってほしい,高橋亜土の最高の魅力を観客にもっと知ってほしい,大橋勇の最高の魅力を観客にもっと知ってほしい,その上でそんな3人を従えている「カッコイイ・オレ」を1番に知ってほしい…。
そんな裏の部分が「野猿」をプロデュースしていた頃のとんねるずと共通する「目立ちたがり屋」の須藤満のお茶目丸出し〜。お茶目ダダ漏れ〜。
そんなこんなで「須藤満で始まって,バンド・メンバー3人に花を持たせて,須藤満で終わる」『FAVOR OF MY FRIENDS』。
その・こころ・とは須藤満がメンバーのタイム感に合わせにいった音だと思う。須藤満が器用にドラム,ギター,キーボードと合っているのは“売れっ子”ベーシストとしての「メンバー1人1人のタイム感」を掴む力にある。
ベースとドラムが連動する時のタイム感と,ベースとギター,ベースとキーボードが掛け合いする時のタイム感が微妙に全部異なっている。
これがセッション・バンドのタイム感とは真に驚いた。『FAVOR OF MY FRIENDS』全7曲が1曲1曲カラーの異なるタイム感で彩られている。
須藤満の「稀代の対応力」が『FAVOR OF MY FRIENDS』を名盤へと押し上げている。須藤満は素晴らしいベーシストであり,素晴らしい音楽家である。
01. ON THE TRACK
02. KEY HUNTER
03. SUCCESS MOON
04. 届かない電話〈消えた花嫁の謎〉
05. ASIAN MOGLER
06. カーニバル殺人事件
07. THE SUN IS RISING AGAIN
MITSURU SUTOH : Bass
AKIRA JIMBO : Drums
ISAMU OHASHI : Guitar
AZUCHI TAKAHASHI : Keyboards
(ヴィレッジ/VILLAGE 1997年発売/VRFL0001)
(ライナーノーツ/須藤満)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/須藤満)
(デジパック仕様)
啓示17章 「大いなるバビロン」に対する処罰
デビッド・ベノワ 『ヒアズ・トゥ・ユー・チャーリー・ブラウン&スヌーピー〜50グレイト・イヤーズ!』
コメント一覧 (2)
貴重な情報に感謝いたします。C-C-Bの米川英之さん。顔と名前は知っておりますが,正直,想像もつきません。『Favor of My Friends 2003』への興味が俄然出てきました。
ストさんのソロも追いかけるべきなのでしょうね。YouTubeを見てみます。