「山中千尋ニューヨーク・ジャズ・トリオ 〜ラグタイム〜」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 「山中千尋ニューヨーク・ジャズ・トリオ 〜ラグタイム〜」の最大の楽しみは『SYNCOPATION HAZARD』の名演が“LIVEでどのように化けるか!”であった。

 『SYNCOPATION HAZARD』とは,山中千尋の考える「現代のラグタイム」集。
 山中千尋シンコペーションと徹底的に向き合い,ジャズの目線から解体・再構築したシンコペーションとの“冒険”である。ジャズの源流へと遡る“逆流”のエネルギーが,新たなるシンコペーションの波を生んでいる。

 山中千尋の卓越したアレンジ・センスと強烈な個性が炸裂するラグタイムの斬新な解釈が,どれほどCDを超えてくるのか?
 ズバリ『SYNCOPATION HAZARD』のコンセプトは,ライブに掛けられて完結したように思う。

 例えば,タイトル・トラック【SYNCOPATION HAZARD】は,CDよりキーを上げて演奏されていたし,少しラテン系の感じで,ラグタイムの魅力であるハーモニーを,いろいろな角度から試し弾きしていた。
 山中千尋が【THE ENTERTAINER】の曲紹介の際に「どういう風にアレンジするかがとても楽しかったです。私のアレンジはほとんど原型をとどめてません。毎度のことなんですけども。原曲はとても楽しい曲なんですけど,なんか「恐い曲」になってしまいました」と述べていたが,正に全曲その通り〜。
 唯一のエレピ曲【THE EASY WINNERS】も,キーボードで“不思議な感じ”を出していたし…。

 山中千尋ニューヨークトリオを聴いてみて,ラグタイムこそが山中千尋の音楽性と見事に重なり合っているように感じた。
 とても素朴でシンプルな【SO LONG】なんて,もろラグタイムだったんだ! 初めて聴くのに懐かしい,この感じが山中千尋の魅力なんだ!

 そんな“ラグタイムの女王様”山中千尋の「愛情たっぷりのサイン」がこちらです。

山中千尋 サイン-1

 …って,すみません。これは管理人の私物ではありません。実はライブをご一緒したジャズ友の「のりさん」からライブ終演後の感想をメールいただいた際の添付写真です。

 「のりさん」のコメントが秀逸です。ちーたんのサイン写真をアドリブログで紹介してよいか尋ねたところ「よろこんで! みなさん喜ばれるし,わざわざトートバッグまでしていただけたちーたんのお人柄も紹介できるので,嬉しい限りです!」。
 「のりさん」ありがとうございます。きっとちーたんの優しいお人柄,読者の皆さんにも伝わったことと思いますよっ。

 ちーたん萌え〜。ピアノを弾き終えマイクを持った山中千尋は,とってもキュートな“女の子”していましたよっ。ちーたん萌え〜。

 管理人の2015年「文化の日」の二番の萌えポイント → この後のコンサートツアーの予定で,名古屋,太田,鎌倉,目黒,スイス,イタリア,ドイツ,イギリスを回るクダリ。
 「(一つの都市を紹介し終える度に)もしお近くにいらした時は,是非,声かけてください。多分,割引があるかもしれません。勝手なこと言って…」。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

2ndセット:
06.TAKE FIVE
07.THE ENTERTAINER
08.GRACEFUL GHOST RAG
09.八木節

アンコール:
10.SO LONG