CAN I SING?-1 管理人は知っている。タカナカ・フリークの間で『CAN I SING?』は余り人気がないことを…。

 確かに『CAN I SING?』のバックサウンドは,高中正義本人に加えて,高橋ゲタ夫鳴瀬喜博ザ・スクェア中村裕二の大物ベーシスト陣や鳥山雄司のリズム・ギター以上に打ち込みシンセの方が目立っているし,ヴォーカル・ナンバーも目立っている。そのことも知っている。

 でも,それでも,管理人にとって高中正義の夏アルバムと来れば何はさておき『CAN I SING?』である。
 「夏だ! 祭りだ! TAKANAKAだ!」。高中正義の「夏」と来れば『CAN I SING?』なのである。

 …と昨日までは思っていた。今夜『CAN I SING?』を聴き直すまではそう思っていた。
 『CAN I SING?批評で『CAN I SING?』を夏アルバムの一番手にまで押し上げるつもりで絶賛するつもりだった。

 今夜『CAN I SING?』を聴き直して「アレッ」と思った。昔抱いていた強烈な「夏」のイメージが跡形もない。
 おいおい。こんなはずでは…。ハシゴを外された気分になる…。

 『CAN I SING?批評を熱く語るつもりが,戦意喪失してしまいました。自分にだけはウソはつけません。やはり世間の評価は正しいのかもしれませんねぇ。

CAN I SING?-2 ただし,今でもブレないのは【JUMPING TAKE OFF】が大名曲であるということ。

 【JUMPING TAKE OFF】については学生時代にたくさんの良い思い出があって,それは「夏」であり「海」であり「恋」であり,そして競艇のCM曲としてヘビロテされていたのが印象深い。
 でもでも『CAN I SING?』の【JUMPING TAKE OFF】はシングル・カット曲の短縮バージョン。なんでこうなるの!?

  01. TOKYO・・・・・・SINGIN’IN THE CITY
  02. 我ら星の子
  03. SAIL ON FIRE
  04. STRAIGHT FROM YOUR HEART
  05. JUMPING TAKE OFF
  06. SANTIGO BAY RENDEZ-VOUS
  07. FUNK'N'ROLL TRAIN
  08. CRY BABY CRY
  09. NOON
  10. CAN I SING・・・・・・FOR YOU

(キティ・レコード/KITTY RECORDS 1983年発売/UPCY-9060)
(紙ジャケット仕様)

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