VII 〜SPAIN〜-1 管理人は基本的に大編成ものは好みではない。ビッグ・バンドを日常ではほとんど聴かない。それは「熱帯JAZZ楽団」に関しても同じこと。
 ハーモニーやアンサンブルもそれ自体は好きではあるが,どうにも演奏が鈍いというか「ジャズとはアドリブ芸術」人間なので「熱帯JAZZ楽団」は,すでに所有済の『掘 腺唯戞。藤腺孱錬劭稗圍邸』と『検 腺味繊。劭妝唯贈繊』の2枚があれば十分事足りるものと思っていた。

 一方,管理人には好きな楽曲についてはいろんな人のいろんな演奏を聴いてみたいという欲求がある。『察 腺咤丕腺稗痢』の購入理由は収録曲の「ビッグネーム」に負けてこちら側の気持ちが勝った結果である。

 「熱帯」と来れば的なジャズ・メッセンジャーズの【チュニジアの夜】に,フュージョンの2大代表曲であろう,チック・コリアの【スペイン】とウェザー・リポートの【バードランド】。この3曲の並びに再び物欲が湧き上がる〜。

 【チュニジアの夜】こそ,ビッグ・バンドの重厚な大熱演が似合うというのに,おとなしいニューヨーク・ヴォイセスだとは…。【スペイン】こそ,ラテンのビートが似合うというのに,鈍い管楽器のアンサンブル重視だとは…。
 でもでも【バードランド】にはハマッタ! 高橋ゲタ夫ベースがビンビンで,仮にジャコパスが「ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンド」で【バードランド】を演ったら,こんな感じになったのだろうと想像させてくれる…。

 『察 腺咤丕腺稗痢』は買って良かった。ただし,購入して満足した理由は「お目当ての3曲」ではなく,それ以外の曲の出来が良かったから!
 そう。「熱帯JAZZ楽団」にとってカヴァー曲は単なる「看板」にすぎない。入り口とか間口にすぎない。

VII 〜SPAIN〜-2 【エディ・パル・モンテ】でのカルロス菅野ヴォーカルがカッコイイわ。サルサ調のムーディー・バラードの【グッドバイ・フィフス・アヴェニュー】のパーカッション・チームがカッコイイわ。【パランテ・パゴサール】はまたしても「JIMSAKU」の再来であって森村献神保彰の大仕事3。【スイングしなけりゃ意味ないね】での意表を突いたイントロがカッコイイわ。でも完全にSHIHO1人にモッテイカレテいる〜。【トロピジャム】は,きっとどこかで聞いたことがあるかのようなヘヴィロテ・ナンバーでして,こんな曲を死ぬまでに聞くことができた管理人は幸せ者です。

 「熱帯JAZZ楽団」を聴くのなら「カヴァーを超えるオリジナル」! オリジナルのクオリティの高さを聴き逃すな! 

  01. A NIGHT IN TUNISIA
  02. EDDIE PAL MONTE
  03. SPAIN
  04. BIRDLAND
  05. LA NOCHE EN EL BARRIO
  06. GOOD-BYE 5TH AVENUE
  07. PA'LANTE PA'GOZAR
  08. IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
  09. TROPIJAM
  10. GET OUT AND GET UNDER THE MOON

(ビクター/JVC 2003年発売/VICJ-61118)

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