XI 〜LET'S GROOVE〜-1 『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』とは「熱帯JAZZ楽団」ではなく「熱帯POPS楽団」のような,誰もが知っているハッピー&グルーヴィンな「ラテン・ポップス・ビッグ・バンド」集。

 「熱帯JAZZ楽団」がここまでJAZZを捨てて来るとは? 正直『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』でのサウンド・メイキングに驚いてしまった。
 「熱帯JAZZ楽団」とは“エンターテインメント!”が結成当時からのキャッチコピーであったが,個人的には『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』をもって,カルロス菅野が公言してきた「熱帯JAZZ楽団」=“エンターテインメント!”が完成を迎えたように思っている。

 大ヒット・ディスコ・チューンがビッグ・バンド編成で演奏されるとこんなにも楽しい音楽になるなんて! 一度本物のディスコ・ホールに『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』を流してみてほしい。みんながどこまで踊り狂うのかを自分の目で見て見たい願望を抱いた。

 おっと,DJが『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』を選曲すれば実現する。某有名DJの皆さん。どなたか本気で『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』を聴いて&試してみませんか?

 「熱帯JAZZ楽団」が“JAZZの看板”を降ろしてことで,かえってテクニックが際立つ構図が聴こえてくる。
 JAZZの優位性である小難しい演奏から離れた「人を惹きつける」演奏こそが“エンターテインメント!”。すなわち「観客と一体になって歓べる音楽」こそが“エンターテインメント!”。

 だから『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸』で“エンターテインメント!”が完成したと思う理由。それは【ヒップ・トゥ・ビー・スクエア】【セ・ラ・ヴィ】【愛がすべて】【フライ・ミー・ザ・ムーン】【レッツ・グルーヴ】【エレガント・ピープル】【ピック・アップ・ザ・ピーセズ】といった,キャッチーで踊れる有名POPチューンを演奏しているのが理由ではない。

XI 〜LET'S GROOVE〜-2 そうではなくて「人を惹きつける」演奏要因,それこそハイ・テクニックのバッグボーンから来る“余裕を持った演奏技術”がリスナーを魅了するのだと思う。
 ウケる曲をやること,ウケるネタをやることにどうしても目が行きがちであるが,それをやってもカッコ悪くなんないの「熱帯JAZZ楽団」の凄さなのだと思う。
 アーティスティックでストイックな方向に背を向けた,分かりやすい演奏なのに質の高い演奏の空気感。この空気感を出せるのが「熱帯JAZZ楽団」の凄さなのだと思う。

 今夜の『将機 腺味釘圈韮咫。韮劭錬錬孱邸批評は,くどくどと書きたくなどない気分…。
 音楽って理屈じゃなくて聴いて楽しければそれで十分…。ジャズにもラテンにも興味がなくてそれで十分…。「熱帯JAZZ楽団」とは“エンターテインメント!”なのだから…。

  01. HIP TO BE SQUARE
  02. SOMEBODY I KNOW
  03. C'EST LA VIE
  04. CAN'T GIVE YOU ANYTHING (BUT MY LOVE)
  05. FLY ME TO THE MOON
  06. LET'S GROOVE
  07. ENAMORADORA
  08. ELEGANT PEOPLE
  09. DESCARGA TROPICAL
  10. PICK UP THE PIECES
  11. CERVEZA

(ビクター/JVC 2007年発売/VICJ-61447)

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