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カテゴリ: CD批評:カ:CASIOPEA (CASIOPEA 3RD)

 カシオペアの40周年記念盤『PANSPERMIA』が出た。  カシオペアの40周年記念は,手放しに「めでたい」限りではあるが,継続して活動してきたスクェアとは違ってカシオペアには活動休止の期間が6年もあるし,個人的にもカシオペアから離れていた期間が4,5 ...

 『A・SO・BO』『I・BU・KI』に続く三文字シリーズ三部作の完結編が『A・KA・RI』。  先日の「CASIOPEA 3rd 2018 A・KA・RI LIVE TOUR」のMCで野呂一生が語っていたが,この三部作,1作目の『A・SO・BO』を作って ...

 「カシオペア・サード」が「カシオペア・ファースト」とも「カシオペア・セカンド」とも違うのは,一言で言えば「オルガン・サウンド」の導入にある。昨日までそう思っていた。  野呂一生の活動再開に対する「熱い血潮」がビンビン伝わってきた「3rdの1st」=『 ...

 2016年の3月と4月はやってもやっても,処理しても処理しても,次から次に重要案件が飛び込んでくる。マジで新婚当初以来,CDが一切聴けない「毎日が綱渡り」状態。もう愚痴るのはやめる。  こんな非常事態のブログ更新は,山下達郎のサンソン風に「棚からひと ...

 読者の皆さん,ご無沙汰しておりました。管理人は生きています。奥歯がうずいていることを別にすれば元気です。はい。  ここまで忙しいのは14年振りの記憶あり。まだまだ後一か月ぐらいは自由に身動きが出来ないのですが,昨夜でやっと仕事の方が一段落。建設の後処理 ...

 先週は東広島へ親族の引っ越しと甥っ子の寺●小学校の卒業式へ出席。往路は高速バス移動で八本松トンネルの多重事故。もう2度と広福バスに乗ることはないだろう。妻のホームである八本松●衆はアウエーではなかった。甥の春休みを楽しんでもらうために月曜日はスワンに1 ...

 「3rdの2nd,次は3rdの3rd」と神保さんが紹介するくらい,ノリノリの“音遊び”満載な「カシオペア・サード」の『A・SO・BO』。  正直,ここまで遊んでくるとは思わなかった。雑誌のインタビュー記事やライナーノーツではオヤジギャグをカッ飛ばして ...

 カシオペアとしては8年振り。3rdとしては初のオリジナル=『TA・MA・TE・BOX』。  「カシオペア・サード」最高! 『TA・MA・TE・BOX』のフタを開けたら“悶絶”が待っていました。  この結論はもしやご祝儀? リップサービス? 完全に駄盤 ...

 きっかけは1通のメールだった。「カシオペア復活するらしいよ」。  正直,この文面に動揺してしまった。ハトが豆鉄砲を喰らったかのように面喰ってしまった。  湧き上がる様々な感情。整理できない。うれしい。でもうれしくない。見たい。でも見たくない。そう。管 ...

 いや〜「力作」である。『MARBLE』はカシオペア入魂の「力作」である。  『MARBLE』は後々,カシオペアの転換点,として語られることになると思っていたが,次作『SIGNAL』での活動休止は痛い。活動休止で『MARBLE』で造り上げた音世界も一巻の ...

 カシオペアのライヴ盤と来れば,完璧で鉄壁な『ミント・ジャムス』であろうが,管理人にとって『ミント・ジャムス』は神!  方や『CASIOPEA LIVE』(以下『カシオペア・ライヴ』)は,管理人がFMをエア・チェックしていた頃の『カシオペア・ライヴ』そ ...

 管理人とカシオペアが“恋へ落ちる”きっかけとなった『PHOTOGRAPHS』(以下『フォトグラフス』)。当然思い入れはある。  しかし『フォトグラフス』は“今となっては時代遅れの当時の最先端”のようなCDと言い切ってしまおう。  おっと,誤解のありま ...

 カシオペア4代目の新ドラマー=熊谷徳明の演奏は,熊谷徳明のデビューCD『DRAMATIC』(以下『ドラマティック』)発売前にチェックした。聴き届けた。93年1月の「RENEWAL GIG」と題するツアーであった。  ブランニュー・カシオペアの一員とし ...

 カシオペアが1988年に敢行した世界5ヵ国でのライブ=ブラジル〜オーストラリア〜日本〜メキシコ〜アメリカの「ワールド・ツアー」のアルバムには2種類ある。  VHS版『JOIA 〜CASIOPEA WORLD TOUR〜』(以下『ジョイア! カシオペア ...

 『PLACES』(以下『プレイセズ』)を聴いて,カシオペアへの不満がまた頭をもたげてしまった。  実際はそんなに悪くないのかもしれない。事実,DVD盤『CASIOPEA VS THE SQUARE THE LIVE!!』での演奏は良かった。  「アダ ...

 『SUN SUN』(以下『サン・サン』)は,ロック界の名プロデューサー=カルロス・アロマーを迎えたファンキーなアメリカン・ロック作。  ベースとドラムが重低音な“ブツ切り無音編集”なのにギターのディストーションは薄い。随所にカシオペアらしい“キメ”が ...

 カシオペアの『SIGNAL』はウェザー・リポートの『ジス・イズ・ジズ』である。  『SIGNAL』がカシオペアの最終作ならば『ジス・イズ・ジズ』もウェザー・リポートの最終作。『SIGNAL』が「カシオペア+SYNCHRONIZED DNA」のデビュー ...

 カシオペアは“記念盤”にやたらと気合を入れるバンド。  20周年記念ライブ=『20TH』では【FRASH BACK MEDLEY】と題して,20年間を20曲は38分間のノンストップ・メドレーを演奏していた。  今回の“25周年記念盤”『GIG25』で ...

 J−フュージョンの2大巨頭,カシオペアとザ・スクェア(T−スクェア)。  永遠のライバル関係にありながら“互いを認め心から尊敬し合ってきた”音楽同士たちである。もはやバンドの違いを越えたところで仲間意識を有している。  これは同じ釜の飯を喰ってきた当人 ...

 『INSPIRE』の本質は,クリスチャン・ラッセン風のジャケット写真が表わしている。  波の音で始まる【WINDY SUNSHINE】の“ゆったりと流れ出す”レイド・バック・グルーヴ! ゆったりとした空気感の中で,神保彰の天才的ドラミングがタイトに決ま ...

 『MAIN GATE』で,カシオペアの実態は「カシオペア・フィーチャリング・鳴瀬喜博」になった。ついにカシオペアの“ナルチョ・シフト”がスタートした。  管理人は『MAIN GATE』以降のカシオペアは,過去のどの時期のカシオペアとも別物だと考えてい ...

 『BITTER SWEET』は管理人にとっての鬼門。一番印象の薄いクラスメイトのことを語れって言われても…。  『BITTER SWEET』は,王道路線を歩み続けてきたカシオペアにしては貴重な“突然変異”作。  『BITTER SWEET』のタイトル ...

 『20TH』は2枚目の購入となる。  1枚目は中古CD屋へ売り飛ばしてしまった。理由は一言「キーキーキャーキャー」の金切り声。もう怒りまくりである。  あの女性もいけないがミックス・ダウンの際にカットしなかった野呂一生の罪は重い。あの金切り声が気にな ...

 『MATERIAL』は,カシオペアの「デビュー20周年記念盤」。  何か新しい音を打ち出したかったのだろう。ジャズ/フュージョン好きにはたまらない,トランペットとテナー・サックスの導入にときめいた。  「これ,これだ」と喜んだファンの一人だったが,残念 ...

 『FLOWERS』の後のゴタゴタが嫌いで『LIGHT AND SHADOWS』を飛ばして買った『BE』。  そんな感じなものだから『BE』と来れば,当時流行った「冷めたピザ」発言を思い出す。管理人のカシオペアへの“お熱”もすっかり冷めてしまっていた。 ...

 「おっ! 神保彰が帰ってきた!」(T−スクェア『フレンドシップ』風)。  そう。『LIGHT AND SHADOWS』の売りは,元メンバー・神保彰7年振りの復帰にある。  しか〜し,再び勃発した“お家騒動”にどうも食指が伸びずにCD発売後も10年間放 ...

 『FLOWERS』は,とにかく“派手系”ドラマー=熊谷徳明を聴くためのCDである。  『FLOWERS』での熊谷徳明は,カシオペアのメンバーであることを忘れてしまったかのように“己のドラム道”を追求している。たぶん読者の皆さんも『FLOWERS』を聞 ...

 『ASIAN DREAMER』のクソのせいで“カシオペア愛”が冷めてしまった管理人。『FRESHNESS』以降は,正直,聴き込むことはなかった。  新鮮な気持ちで久しぶりに聴いた『FRESHNESS』は,以前の印象程悪くはない。  『FRESHNE ...

 管理人の“カシオペア愛”が冷めたのは『ASIAN DREAMER』のクソのせい。  『FRESHNESS』以降も,新作が出る度にCDを買い続けてきたが,これはもう習慣というか惰性というか…。つまりは「慣性の法則」?  野呂さんへの印税のプレゼントとし ...

 “アンプラグド”が一世を風靡した1994年。T−スクェアは動かなかったが,メジャー指向のカシオペアは“アンプラグド”な『HEARTY NOTES』(以下『ハーティ・ノーツ』)をリリースした。  う〜ん。『ハーティ・ノーツ』は,カシオペア・ファン泣けせな ...

 思い返せば,管理人がカシオペアを“夢中になって”聴いたのは『ANSWERS』(以下『アンサーズ』)が最後のような気がする。  もう1つ,思い返せば『アンサーズ』も『FULL COLORS』と同じくメンバー・チェンジ後の2作目。『スーパー・フライト』も ...

 『MADE IN MELBOURNE』は,同タイトルLD版(現DVD)の後発“いんちき”CDである。ただし現在ではLD廃盤ゆえ,幻の音源が入手しやすい,という意味においてはCD化された意義もあろう。  しかしCDのインナー・ジャケットの写真が『ACTI ...

 『WE WANT MORE』は,ブランニュー・カシオペア初のライブCDと思わせて,実際は『THE PARTY』もスタジオ・ライブ盤だったし(事情が複雑で長くなるので短めに記すが)LD版(現DVD)と,後発の“いんちき”CDでも併売された『MADE IN ...

 リズム・セクションが新しくなったカシオペア。  メンバー・チェンジの成果を最も感じられるのが,3作目の『ACTIVE』である。  『ACTIVE』では,ナント,新メンバーのリズム隊=ナルチョと日山正明が野呂一生と向谷実をリードしている!  リードされ ...

 『FULL COLORS』が,ナルチョ時代(ここを日山時代と書かないのがミソ)のカシオペアの最高傑作である。  傑出した有名曲はないまでも全曲粒揃いでT−スクェアでいう所の『ヒューマン』のような存在。いつ聴いても,そして聴けば聴くほど味が出る。『FU ...

 『鳴瀬(Bass),日山(Drums)を迎え,野呂,向谷が燃えた! ブランニュー・カシオペア第一弾!』!  このCD帯を見て初めて,カシオペアが2つ(野呂一生+向谷実=新生カシオペアと桜井哲夫+神保彰=ジンサク)に内部分裂したことを知った。  正直, ...

 誰が何と言おうが,管理人は『EUPHONY』(以下『ユーフォニー』)が大好きだ。  『サン・サン』(【COAST TO COAST】【AFTER GLOW】は好き)『カシオペア・パーフェクト・ライヴ LIVEⅡ』(【GALACTIC FUNK】は好き ...

 『PLATINUM』(以下『プラティナム』)で,またカシオペアが“激変”した。  『プラティナム』で,カシオペアは“長年連れ添った”アルファ・レコードからポリドールへとレコード会社移籍し,新たに自分たちのレーベル「AURA」を立ち上げた。そう。今回の大 ...

 『カシオペア・ライヴ』までは「カシオペアはライヴだ!」を「耳タコ」でしか証しできなかったが『CASIOPEA PERFECT LIVE・LIVEⅡ』(以下『カシオペア・パーフェクト・ライヴ LIVEⅡ』)で「見て聴いて」目撃証人の一人となった。  そ ...

 『HALLE』(以下『ハレ』)は,カシオペアが一番“カシオペアしていた”時代の最高傑作である。  「テクニック(演奏)よし,曲(メロディ)よし,アレンジ(アンサンブル)よし」の三拍子揃った,典型的なカシオペア・サウンドの「ホームラン王」である。  『 ...

 “手に汗握る演奏”とは『DOWN UPBEAT』(以下『ダウン・アップビート』)のためにある! 『ダウン・アップビート』の放つ“殺るか殺られるか”のごとき緊張感,凄まじい熱気は,カシオペア史上最高である!  重くダークに「ダウン・アップするビート」が ...

 管理人の中で年々評価を下げてきたのが『フォトグラフス』なら,年々評価を上げてきたのが『JIVE JIVE』(以下『ジャイヴ・ジャイヴ』)である。    『ジャイヴ・ジャイヴ』は,かつて管理人の中では“訳有り組”であった。『ジャイヴ・ジャイヴ』を初めて聴 ...

 『FOUR BY FOUR』(以下『4 X 4』)とは「カシオペアの4人 VS リー・リトナー・グループの4人」の意。  そう。『4 X 4』は“我らが”カシオペア初の他流試合=セッションCDである。  ライナーノーツを読んで驚いた。『4 X 4』の ...

 『EYES OF THE MIND』(以下『アイズ・オブ・マインド』)は,カシオペア得意の“焼き直し”のリメイク集! これが単なる“焼き直し”で終わらないのがハービー・メイソン・プロデュース!  野呂一生が影響を認める,ハービー・メイソン流の「音の引き ...

 カシオペアを愛し過ぎたがゆえの傷心物語。『MAKE UP CITY』(以下『メイク・アップ・シティ』)には,悲しい思い出しか残っていない。  過去3作と比較して演奏スタイルの変化は感じないが『メイク・アップ・シティ』で“雰囲気”が激変している。要は“ジ ...

 カシオペア初のライブ盤にして神保彰のデビュー盤である『THUNDER LIVE』(以下『サンダー・ライブ』)。  辛口レビューの格好のネタ満載の『サンダー・ライブ』であるが『サンダー・ライブ』の前に『ミント・ジャムス』を買ってしまったのが運のつき。 ...

 向谷実が,バンド名をそのままデビューCDのタイトルにした“安直な”CDと紹介する“我らが”カシオペアのデビューCD『CASIOPEA』(以下『カシオペア』)!  しかし“安直な”ネーミングとは裏腹に“凝りに凝った”カシオペア・サウンドは,カシオペア歴 ...

『MINT JAMS』の7曲目は【SWEARE】(以下【スウェアー】)。  【スウェアー】のテーマは“愛と希望そして誓い”! 正に「明日生きるための力」を与えてくれる名トラックである。管理人はこのオフィシャル・テーマに“与え合う幸福”の文言を付け加えたい ...

『MINT JAMS』の6曲目は【TEARS OF THE STAR】(以下【ティアーズ・オブ・ザ・スター】)。  【ティアーズ・オブ・ザ・スター】は,カシオペア・バラードの原点! 野呂一生のシンプル,かつ“極上”のメロディを最高に“ロマンティック”な演 ...

『MINT JAMS』の5曲目は【DOMINO LINE】(以下【ドミノ・ライン】)。  【ドミノ・ライン】とは正にピッタリのネーミング! スリル満点! ノン・ストップで全てのリスナーを「なぎ倒していく」このビートに,もう乗っかるしかないでしょう。  野 ...

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