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カテゴリ: CD批評:ノ:野呂 一生,ISSEI NORO INSPIRITS

 「野呂一生と来ればカシオペアである」。管理人はずっとそう思ってきたが,この持論に訂正を加えたい。  「野呂一生と来ればカシオペアである。しかしカシオペア以上に,野呂一生と来れば『野呂一生インスピリッツ』である」。  カシオペアの活動休止宣言後,野呂一生が ...

 カシオペアのバラード。それは野呂一生のフレットレス・ギターのことである。  あの甘美で哀愁たっぷりなバラードは野呂一生のフレットレス・ギターなくして成立し得ない音世界。もはやフレットレス・ギターを抜きにして野呂一生は語れない。  しかし,野呂一生のフ ...

 『ASIAN DREAMER』のクソのせいで『FRESHNESS』以降のカシオペアとは疎遠になった。購入はするが真剣に聴き込むこともなくなった。  その渦中に発売された野呂一生のソロCD『TOP SECRET』。  『TOP SECRET』は購入さえ ...

 バンド名義とソロ名義では,敢えて違ったサウンド・カラーを打ち出すものだが,カシオペアのギタリスト=野呂一生のファースト・ソロ『SWEET SPHERE』は,カシオペアの「外典」であった。  尤も,野呂一生自身はカシオペアとは異なるアプローチを試みてい ...

『VIDA』の5曲目は【YU−NAGI】。  【YU−NAGI】の景色が雄大である。ブラジルは大西洋を眼前にした「男のロマン」である。  野呂一生のフレットレス・ギターが歌っている! フレットレス・ギターから,打寄せては帰る静かな波の音が聞こえてくる。風 ...

『VIDA』の4曲目は【KALAKULENAI】。  【KALAKULENAI】は,ブラジル音楽でもなければ日本歌謡でもない。これぞ日系ブラジル人のジャパニーズ・フュージョンである。  陽気なサウンド作りなのに,どこかノスタルジックなブラジル音楽の特徴に ...

『VIDA』の3曲目は【EXPLORACAO】。  【EXPLORACAO】の第一印象は『プラティナム』である。このまま『プラティナム』に収録されても違和感なし。  だが,ここまでハマルと(ハマリ過ぎて)逆に違和感大あり! 管理人が“感じてきた”カシオペア ...

『VIDA』の2曲目は【TASOGAREーNOーESTRELA】。  【TASOGAREーNOーESTRELA】は,ブラジルというよりJ−POPっぽいテイストを感じる。  哀愁を背負ったヴォーカル・ナンバーであるが,それ以上に野呂一生の今後を背負ったナンバ ...

『VIDA』の1曲目は【NESSA】。  【NESSA】=「ウキウキ」野呂一生である! 多くの音色を重ね合わせた“凝りに凝った”アレンジなのに,メロディ・ラインがくっきりハッキリ,しかも跳ねた16ビートを使ってきた! 「ウキウキ」である。  この「ウキウ ...

 「野呂一生と言えばカシオペア。カシオペアと言えば野呂一生」。  管理人はずっとそう思ってきたが,つい最近聴き直した『VIDA』(以下『ヴィーダ』)が,その思いを一層強くしてくれた。  野呂一生とはカシオペアのギタリスト兼リーダー兼コンポーザー兼アレンジャ ...

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