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カテゴリ: CD批評:D:デビッド・ベノワ

 随分と久しぶりに「貴公子」デビッド・ベノワの新作を聴いてみた。いつも通りの「安定のスムーズ・ジャズ」を期待して購入した。『EARTHGLOW』(以下『アースグロウ』)である。  いきなりボサノヴァ調の【BOTSWANA BOSSA NOVA】で始まり【 ...

 管理人はスムーズ・ジャズ自体に好き嫌いはないのだが,いかんせんスムーズ系には,無個性で軟弱で商業主義っぽさをしばしば感じてしまうので,基本的には愛聴していない。  一般的にはスムーズ系にカテゴライズされているが,管理人はデビッド・ベノワをスムーズ・ジャ ...

 GRPの看板ジャズメンの一人,デビッド・ベノワ自らがセレクトしたAVI時代のベスト盤が『ARTIST’S CHOICE』(以下『アーティスツ・チョイス』)。  基本,管理人はベスト盤は買わない主義。しかも既に所有している「変則ベスト盤」『SUMMER ...

 『SHADOWS』(以下『シャドウズ』)のデビッド・ベノワは,ピアノ・フュージョンであり,スムーズ・ジャズであり,バラードであり,ヴォーカル・ナンバーであり,ニュー・ジャック・スイングであり,ハウスであり,4ビートであり,ファンクであり,打ち込みであり ...

 管理人は「国内盤至上主義」。国内盤が出て来ないジャズメンには食指が動かない。輸入盤をCDショップで試聴はするが,購入することはない。管理人の2000枚のコレクションは100%国内盤ONLY〜。  この“縛り”は今後もきっと崩さないつもり。なぜならば, ...

 競争激しいスムーズ・ジャズ系のピアニストの中にあって,デビッド・ベノワが他とは一線を画する理由が『WAITING FOR SPRING』(以下『ビル・エヴァンスに捧ぐ』)の中に秘められている。  『ビル・エヴァンスに捧ぐ』とは,デビッド・ベノワによる ...

『FREEDOM AT MIDNIGHT』の9曲目は【DEL SASSER】(以下【デル・サッセー】)。  ジャズ・スタンダードの【デル・サッセー】が,4ビートで演奏されているにも関わらず,これはジャズではない。最高のフュージョン・ナンバーへと大変身を遂 ...

『FREEDOM AT MIDNIGHT』の6曲目は【MORNING SOJOURN】(以下【モーニング・ソジャーン】)。  【モーニング・ソジャーン】の軽やかさとコロコロ感。加えてゴージャスでキメキメなアレンジに,身も心もアゲアゲである。  ウキウキす ...

『FREEDOM AT MIDNIGHT』の3曲目は【KEI’S SONG】(以下【ケイズ・ソング】)。  【ケイズ・ソング】とは,デビッド・ベノワの日本人妻である【KEI】さんへ捧げた,夢のようなバラード・ナンバー。  デビッド・ベノワのリリカルなピアノ ...

『FREEDOM AT MIDNIGHT』の2曲目は【ALONE THE MILKY WAY】(以下【アロング・ザ・ミルキー・ウェイ】)。  【アロング・ザ・ミルキー・ウェイ】は,喜多嶋修の琴がサビの部分でキメまくっているせいもあって,個人的にはデビッド ...

『FREEDOM AT MIDNIGHT』の1曲目は【FREEDOM AT MIDNIGHT】(以下【フリーダム・アット・ミッドナイト】)。  個人的には「ピアノ・フュージョンを代表する名曲」,そんなランキングがあればTOP10に入れるであろう【フリーダ ...

 思うにデイヴ・グルーシンの引退には,少なからずデビッド・ベノワの存在が関係しているのではなかろうか?  なぜならデイヴ・グルーシンの引退後,改めて聴き直したデビッド・ベノワの『FREEDOM AT MIDNIGHT』(以下『フリーダム・アット・ミッドナ ...

『MIRAGE』の10曲目は【THAT’S ALL I COULD SAY】(以下【ザッツ・オール・アイ・クッド・セイ】)。  “癒し系”の【ザッツ・オール・アイ・クッド・セイ】に何度も救われた。落ち込んだ時に聴くための何曲かあるストックの中の1曲である ...

『MIRAGE』の9曲目は【MIRAGE】(以下【ミラージュ】)。  リッピントンズの『MOONLIGHTING』からの,デビッド・ベノワとラス・フリーマンによる再演となった【ミラージュ】の仕上りが,個人的には「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」最 ...

『MIRAGE』の6曲目は【AFTER THE LOVE HAS GONE】(以下【アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン】)。  管理人も中学時代に「聴き狂った」そして今でも「隠れて?聴き続けている」アース・ウインド&ファイアーの大ヒット曲【アフター・ザ・ラ ...

『MIRAGE』の4曲目は【SWEPT AWAY】(以下【スウェプト・アウェイ】)。  転調を重ねて音場を切り取っていく手法の【スウェプト・アウェイ】の世界観が散漫に聴こえる。要は詰め込みすぎなのだと思うが,フュージョン界を代表する「バランサー」が2人も ...

『MIRAGE』の2曲目は【WHEN SHE BELIEVED IN ME】(以下【ホエン・シー・ビリーヴド・イン・ミー】)。  元来,ケニー・ロギンスという人は「AORの人」なので【ホエン・シー・ビリーヴド・イン・ミー】は,適切な人選ということになるの ...

『MIRAGE』の1曲目は【REUNION】(以下【リユニオン】)。  まずお断りしておく。『MIRAGE』がダメなのは【リユニオン】の次トラックからである。個人的には『MIRAGE』とは名曲の【リユニオン】と名演の【ザッツ・オール・アイ・クッド・セイ】 ...

 『MIRAGE』(以下『ミラージュ』)は,いつものデビッド・ベノワのピアノ・フュージョンとは違う。『ミラージュ』は,いつものラス・フリーマンのギター・フュージョンとは違う。  「ザ・ベノワ=フリーマン・プロジェクト!」とは,デビッド・ベノワが「トータル ...

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