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カテゴリ: CD批評:G:ゲイリー・バートン

 『FOR HAMP,RED,BAGS,AND CAL』(以下『グレイト・ヴァイブス〜ハンプ,レッド,バグス,カルに捧ぐ』)は,ゲイリー・バートンが4人のヴィブラフォン奏者へ捧げたトリビュート・アルバムであるが,そんな知識は抜きにしてテイストとしては有名 ...

 純粋にゲイリー・バートンが好きだし,ECMも好きだし,パット・メセニーが大好き!  しかし『RING』(以下『リング』)については評価しない。ゲイリー・バートンの“らしさ”が感じられないし,パット・メセニーの“らしさ”が感じられない。唯一,ECMの“らし ...

 ゲイリー・バートンが“ジャズ・ロックの旗手”として,R&B系の猛者たちとの「異種格闘技」セッションの記録が『GOOD VIBES』(以下『グッド・ヴァイブス』)である。  ゲイリー・バートンが『グッド・ヴァイブス』で対峙したR&B系の猛者たちとは,後の ...

 全員がレジェンドでマスターの集まりである“実力派だからここまでできる”軽いセッション・アルバム『LIKE MINDS』とは全く違う,ゲイリー・バートン&パット・メセニーの続編が『QUARTET LIVE』(以下『クァルテット・ライヴ』)。  『LIKE ...

 ゲイリー・バートン,小曽根真,そうして「新星」ジュリアン・レジ。  『GENERATIONS』(以下『ジェネレーションズ』)とは,そんな三世代のスター揃い踏みの意味なのであろう。仮にそうでないとしても『ジェネレーションズ』の音造りは3者が均等にリーダーと ...

 管理人がパット・メセニー・フリークだからなのだろう。オールスター・セッションの『LIKE MINDS』(以下『ライク・マインズ』)をして,これぞ,パット・メセニーを聴くためのアルバムだと感じてしまう。  勿論,リーダーであるゲイリー・バートンのヴィヴラ ...

 ゲイリー・バートンの凄さとは誰とだって合わせられることだと思う。同じピアノとヴィヴラフォンのデュエットなのに,チック・コリアと小曽根真はまるで違う。  ゲイリー・バートンのヴィヴラフォンとは「リトマス試験紙」!(← ぴったりの例えが浮かびません)  ゲイ ...

 『REUNION』(以下『リユニオン』)は100%パット・メセニーのためのアルバムである。  でもこれってパット・メセニーの意志ではない。全ては“大将”ゲイリー・バートンが仕組んだ「フィーチャリング・パット・メセニー」な名企画。  ズバリ『リユニオン』の ...

 ゲイリー・バートンの“最高傑作”が『ALONE AT LAST』(以下『アローン・アット・ラスト』)である。  『アローン・アット・ラスト』とは,LPのA面がモントルー・ジャズ・フェスティバルにおける圧巻のソロ・パーフォーマンス。B面がこちらも“マルチ ...

 『A GENUINE TONE FUNERAL』(以下『葬送』)は,作・演出ともにカーラ・ブレイのアルバムである。  『葬送』におけるゲイリー・バートンの役割とは,ただカーラ・ブレイを「世に売り出す」お手伝いをした。ただそれだけのことである。  よって『 ...

 『DUSTER』(以下『ダスター』)を聴いてイメージするのは,いつもの「ジャズ・ヴィブラフォン奏者」ゲイリー・バートンではない。  そう。巷で語られている通りデビュー当時のゲイリー・バートンの音楽性は,ヒッピーたちに熱狂的に支持されていたチャールス・ロ ...

『THROB』の5曲目は【PRIME TIME】(以下【プライム・タイム】)。  【プライム・タイム】を聴いていると,ゲイリー・バートンをヴィブラフォン奏者,と称することに抵抗を覚える。ゲイリー・バートンは“ジャズ・ジャイアント”なのだ〜!  【プライム ...

『THROB』の4曲目は【ARISE,HER EYES】(以下【アライズ,ハー・アイズ】)。  【アライズ,ハー・アイズ】は,ヴァイオリンが編成に加わっているからこそのアイディアだと思うが,ゲイリー・バートンのヴィブラフォンを電気ピアノ,つまり後のローズ ...

『THROB』の3曲目は【CHICKENS】(以下【チキンズ】)。  【チキンズ】は,カントリー調のヴァイオリンが華やかにリードする,ジャカジャカ・ギターのフォーク・ロックである。  【チキンズ】最大の聴き所は35秒から始まるスティーヴ・スワローのベース ...

『THROB』の2曲目は【TURN OF THE CENTURY】(以下【ターン・オブ・ザ・センチュリー】)。  【ターン・オブ・ザ・センチュリー】は,しなやかなエレクトリック・ヴァイオリンがテーマ部で美しく躍動する「ジャズ・ロック」の名演である。  とは ...

『THROB』の1曲目は【HENNIGER FLATS】(以下【ヘニガー・フラッツ】)。  【ヘニガー・フラッツ】の星5つは開始26秒からのギターの唸り,いいや,これはうなりではなく「なまり」である。  そう。ジェリー・ハーンもギターは演歌である。「こぶし ...

 キース・ジャレット命の管理人。全てのキース・ジャレット・ファンにとって「完全コレクション」への鬼門の1枚は長らく『ゲイリー・バートン&キース・ジャレット』であった。  世界最高のジャズメン,と言うより,世界最高のミュージシャン=キース・ジャレットのアルバ ...

『GARY BURTON & KEITH JARRETT』の5曲目は【THE RAVEN SPEAKS】(以下【ザ・レイヴン・スピークス】)。  ブルース・ナンバーである【ザ・レイヴン・スピークス】の聴き所は,後半からのキース・ジャレットのエレピ・ソロ〜 ...

『GARY BURTON & KEITH JARRETT』の4曲目は【FORTUNE SMILES】(以下【フォーチュン・スマイルズ】)。  【フォーチュン・スマイルズ】こそが『ゲイリー・バートン・フィーチャリング・キース・ジャレット』! アメリカン・フ ...

『GARY BURTON & KEITH JARRETT』の3曲目は【COMO EN VIETNAM】(以下【コモ・エン・ベトナム】)。  アフロ・キューバンな【コモ・エン・ベトナム】の聴き所は,サム・ブラウンのフリーキーなギターの響きとキース・ジャレッ ...

『GARY BURTON & KEITH JARRETT』の2曲目は【MOONCHILD/IN YOUR QUIET PLACE】(以下【ムーンチャイルド/イン・ユア・クワイエット・プレイス】)。  【ムーンチャイルド/イン・ユア・クワイエット・プレイス ...

『GARY BURTON & KEITH JARRETT』の1曲目は【GROW YOUR OWN】(以下【グロウ・ユア・オウン】)。  8ビートの【グロウ・ユア・オウン】は,この時期の「いかにも!」なキース・ジャレットの「ジャズ・ロック」全開ナンバー。   ...

「アドリブログ」のルーティーンとして「1アーティスト1枚」のルールで執筆しているが,最近はマイ・ルールに縛られずに,自分の好きなジャズメンをたくさん取り上げたいという欲求が募っている。  つまりキース・ジャレットとパット・メセニーの素晴らしさについて,ブロ ...

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