アドリブをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

ジャズ/フュージョン批評ブログ CDレビュー 名盤ガイド:CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

『THIRD REPORT』の1曲目は【AT THE ENTRANCE…】。  いきなりの【AT THE ENTRANCE…】が極上すぎて,これが本当に日本のジャズ・コンボの音なのか,といたく感銘を受けたことを覚えている。  渡辺貞夫や日野皓正で経験して ...

 小池修って人気者なんだなぁ。「ミュージシャンズ・ミュージシャン」なんだろうなぁ。  だって「SOURCE」と「EQ」のフロントマンですよ。ドラムの石川雅春と大坂昌彦が,ベースの青木智仁と納浩一が,キーボードの小野塚晃と青柳誠が,ギターの梶原順とトランペ ...

 昨日,テレビ東京(TVQ九州)にて「みゅーじん(音遊人) 第39回:矢野沙織」が放送されました。  最近,TVでの露出が増えている矢野沙織ちゃんですが,本物のジャズ・サックス奏者としてではなく(新アジアン・ビューティ就任の影響か)ビジュアル系・アイドル ...

『AGAIN』の4曲目は【MY FOOLISH HEART】(以下【愚かなり我が心】)。  アドリブログのルールとしては【愚かなり我が心】と日本語表記で曲名は紹介するのだが『AGAIN』収録の【愚かなり我が心】は【マイ・フーリッシュ・ハート】と紹介したい ...

『AGAIN』の3曲目は【GION KOUTA〜KYOTO BLUES】(以下【祇園小唄〜京都ブルース】)。  てっきりVENUSのゴリ押し企画と思ってしまった【祇園小唄〜京都ブルース】は,どうやら本当にエディ・ヒギンズ本人による持ち込みのようである。   ...

『AGAIN』の2曲目は【HOW INSENSITIVE】(以下【ハウ・インセンシティブ】)。  エディ・ヒギンズの【ハウ・インセンシティブ】は,原曲通りの“悲しいボッサ”。ボサノヴァのリズムが“悲しく鳴り響く”名演である。  【ハウ・インセンシティブ】 ...

『AGAIN』の1曲目は【AGAIN】(以下【アゲイン】)。  ティン・パン・アレー系の【アゲイン】が,ここまで無理なくスイングするとは…。  ミディアム・バラードの【アゲイン】の1トラック曲で,一気にエディ・ヒギンズにハマッテシマッタ。  【アゲイン】の ...

 「録音好し,ジャケット好し,選曲好し」で大人気のVENUS。  VENUSのターゲットは明快だ。「録音好し,ジャケット好し,選曲好し」とは「オーディオ好きで,美女好きで,スタンダード好きな」中高年のジャズおやじ向けの日本のレコード会社である。  管理人は ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

『SEA IS A LADY』の8曲目は【THE BASS BATTLE】。  その昔,ザ・スクェアのアルバムにはベースのソロ曲が入っていた。田中豊雪時代のことだがノリスト時代まで続いていた。  キャッチーな歌ものフュージョンのザ・スクェアとしては異質だっ ...

『SEA IS A LADY』の3曲目は【NIGHT SIGHT OF PORT ISLAND(NIGHT FLIGHT OF DC10)】。  【NIGHT SIGHT OF PORT ISLAND(NIGHT FLIGHT OF DC10)】の16秒 ...

『SEA IS A LADY』の2曲目は【SEA LINE】。  【SEA LINE】についてどんな絶賛の言葉があるのだろう。個人的には最大級の賛辞を送りたい。でもそれを伝える言葉が見つからない。とにかく素晴らしい。何物にも代えられない。  だ〜って青春 ...

 昨日の福岡の最高気温はまだ6月だというのに31℃。暑い&暑い。2007年の夏は猛暑予想。最近はプライベートでもいろいろあって早くも夏バテ・モード?  そんな大の苦手で,でも本当は大好きな夏の訪れを感じる瞬間は気温の上昇以外にも多々あるのだけれども,管理人 ...

 本日,NHK教育にて「疾走する帝王 マイルス・デイビス 〜菊地成孔のジャズ講座〜」が放送されました。  (前回4分の2しか見ていませんが)内容は先月放送された「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 / マイルス・デイビス 帝王のマジック」の総集編+別テイクです ...

『LIVE IN TOKYO』の8曲目は【TOO MUCH】(以下【トゥー・マッチ】。  【トゥー・マッチ】の熱気と喜び! これぞラリー・カールトンとロベン・フォードの共演の成果である。  くつろいだ雰囲気の中での演奏が完全にイッテいる。一度身体が出来上 ...

『LIVE IN TOKYO』の7曲目は【TALK TO YOUR DAUGHTER】(以下【トーク・トゥ・ユア・ドーター】。  【トーク・トゥ・ユア・ドーター】が最高である。多くのフュージョン・ファンには人気薄と思われるが【トーク・トゥ・ユア・ドーター ...

『LIVE IN TOKYO』の6曲目は【TWO BAD】(以下【トゥ・バッド】。  イントロからツイン・ギターで【フットプリンツ】のテーマが飛び出す【トゥ・バッド】は,ラリー・カールトンとロベン・フォードには珍しいジャズ・ナンバー!  これはロベン・フォ ...

『LIVE IN TOKYO』の1曲目は【THAT ROAD】(以下【ザット・ロード】。  軽快かつ重厚に前進するリズムに支えられた【ザット・ロード】という檜舞台で,ラリー・カールトンとロベン・フォードが“実に楽しげに”一戦相まみれている。  そう。【ザッ ...

 ラリー・カールトンとラリー・カールトンの共演。あるいはロベン・フォードとロベン・フォードの共演。それが『LIVE IN TOKYO』(以下『ライヴ!』)の真実である。  ラリーがLでロベンがR! 後日そう知ったから戸惑いはないが,予備知識なしに『ライヴ ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の7曲目は【SEEDING DOWN】(以下【稲が種あよー】)。  ラストの【稲が種あよー】は,熱風が続いたライブをクールダウンさせてくれる「島唄」をモチーフとした楽曲とのこと ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の6曲目は【USSAN−UTPOPO】(以下【鬱散・うっぽぽ】)。  【鬱散・うっぽぽ】のリフとリズムは,誰がどう聴いても,ランドゥーガによる「阿波おどり」であろう。  とにか ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の4曲目は【WELL DIGGER’S SONG】(以下【井戸替え唄】)。  コール&レスポンスと来ればゴスペル,ブルース,ジャズ,ソウルといったアフリカ系アメリカンの黒人音楽 ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の3曲目は【SUTEMARU】(以下【捨丸囃子】)。  【捨丸囃子】は「伊予万歳」で歌われる「豊年踊り」のメロディーを引用し,祭り囃子を想起させるリズムと錯綜させることによって ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の2曲目は【THE KING BEHIND THE MASK】(以下【陵王伝】)。  【陵王伝】は,ソプラノ・サックスを笙に見立てた「雅楽」フュージョン。  真にウェイン・ショー ...

『RANDOOGA〜SELECT LIVE UNDER THE SKY’90』の1曲目は【SEINE DRAGGING SONG】(以下【磯浦網引き唄】)。  以前に佐藤允彦の解説を聞いたことがあるのだが【磯浦網引き唄】は,日本民謡の【江差追分】をモチー ...

 キーボードの佐藤允彦,ソプラノ・サックスのウェイン・ショーター,アルト・サックスの梅津和時,テナー・サックスの峰厚介,トロンボーンのレイ・アンダーソン,ギターの土方隆行,ベースの岡沢章,ドラムのアレックス・アクーニャ,パーカッションの高田みどりとナナ・ ...

『FACE TO FACE』の3曲目は【WEAVER OF DREAMS】(以下【ウィーヴァー・オブ・ドリームス】)。  【ウィーヴァー・オブ・ドリームス】はフレディ・ハバードがミュートを使い,オスカー・ピーターソンもミディアム・ナンバーだから飛ばさない ...

『FACE TO FACE』の2曲目は【THERMO】(以下【サーモ】)。  【サーモ】は聴き所満載であるが,ズバリ,フレディ・ハバードが最後に全部“おいしいところをもっていくさま”を聴いてほしい。  【サーモ】の最初の聴き所は,クロマチィックなライン・ ...

『FACE TO FACE』の1曲目は【ALL BLUES】(以下【オール・ブルース】)。  オスカー・ピーターソンの【オール・ブルース】が聴ける! ついにオスカー・ピーターソンのモード・ジャズが聴ける! 管理人はこの日が来るのをずっと夢見ていた。  しか ...

 管理人は巷で定説化してしまった「フレディ・ハバード尻つぼみ説」に真っ向から反論したい。  フレディ・ハバードを掴まえて「尻つぼみ」と称するのは,単純に「ハード・バップが最高だ」と思い込んでいるジャズ・ファンたちである。  彼らの批評の物差しとは音楽形式の ...

 先月のことですがデジタルハイビジョン液晶テレビを購入しました! Panasonic(パナソニック)の『VIERA(ビエラ)』TH−20LX70です!  これまでは,デスクトップ・パソコン+TVチューナー・カード+21インチCRTで,J−COMのジャズ/ ...

 3月に発売されて速攻買った雑誌があります。「ジャズ・ホーン」誌,特別編集「マイケル・ブレッカー特集号」によると,マイケル・ブレッカーの全ディスコグラフィは,LP+CDが791,映像ものが28枚あるらしい。この“多産ぶり”は真に驚異的である。  その中で ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

 昨夜が最終回でしたが,今月中(2007年5月),NHK教育にて「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 / マイルス・デイビス 帝王のマジック」が放送されました。 第1回 「お坊っちゃまとジャズの革命」 第2回 「『帝王という名の王子様』の誕生」 第3回 「帝 ...

『FLOATIN’ TIME』の11曲目は【SETEMBRO】(以下【セテンブロ(ブラジリアン・ウェディング・ソング)】)。  マサちゃんズを知る前は,佐山雅弘というと「ストイックで天才肌」の生粋のジャズ・ピアノのイメージを持っていた。  そんな生真面目 ...

『FLOATIN’ TIME』の8曲目は【TAKE FIVE A−TRAINS】(以下【テイク・ファイヴ・Aトレインズ<テイク・ファイヴ/A列車で行こう>】)。  【テイク・ファイヴ・Aトレインズ<テイク・ファイヴ/A列車で行こう>】は,フィーチャリング ...

『FLOATIN’ TIME』の3曲目は【JOY SPRING】(以下【ジョイ・スプリング】)。  変則調の【ジョイ・スプリング】はトランペットに対するピアノの「弱さではなく強さ」を十分に感じさせる演奏である。   佐山雅弘のピアノの音階の広さを生かした高 ...

『FLOATIN’ TIME』の2曲目は【FLOATIN’ TIME】(以下【フローティン・タイム】)。  【フローティン・タイム】の美しさに一発で魅せられた。佐山雅弘のピアノが「王道」を演奏している。  【フローティン・タイム】こそが,新しく誕生したジャ ...

『FLOATIN’ TIME』の1曲目は【CLEOPATRA’S DREAM/ANTONY’S SCREAM】(以下【クレオパトラの夢/アントニーの叫び】)。  注目は37秒間のイントロ部分である。【クレオパトラの夢】のフレーズは一音も弾いていないのに, ...

 ピアノの佐山雅弘,ベースの小井政都志,ドラムの大坂昌彦による佐山雅弘トリオ=通称“マサちゃんズ”。  3人ともファーストネームに“マサ”がつくところからきた“マサちゃんズ”(マサちゃんズには,これまた略称があって“M’s”表記とはややこしい)であるが,ズ ...

 ついにこの日がやってきました。矢野沙織,待望のデビュー! そう。TVCMのお話。  「アドリブログ」“一推し”の矢野沙織ちゃんが,チャン・ツィイー(ハリウッド女優),知花くらら(2006ミス・ユニバース),ワン・チーミン(バレリーナ)と肩を並べました! ...

『ELEGANT GYPSY』の4曲目は【RACE WITH DEVIL ON SPANISH HIGHWAY】(以下【レース・ウィズ・デビル・オン・スパニッシュ・ハイウェイ】)。  【レース・ウィズ・デビル・オン・スパニッシュ・ハイウェイ】こそが「ヘヴ ...

『ELEGANT GYPSY』の3曲目は【MEDITERRANEAN SUNDANCE】(以下【地中海の舞踏】)。  正直に書こう。【地中海の舞踏】がとにかく凄すぎて苦手である。このトラックについてはレヴュー不能で白旗&お手上げなのである。  後のアル・ ...

『ELEGANT GYPSY』の2曲目は【MIDNIGHT TANGO〜PERCUSSION INTRO】(以下【ミッドナイト・タンゴ〜パーカッション・イントロ】)。  『エレガント・ジプシー』の『エレガント』の部分を一手に引き受けているのが【ミッドナイ ...

『ELEGANT GYPSY』の1曲目は【FLIGHT OVER RIO】(以下【フライト・オーヴァー・リオ】)。  『エレガント・ジプシー』批評の中では【レース・ウィズ・デビル・オン・スパニッシュ・ハイウェイ】の一択,と書いてシカトしているが,本当はそ ...

 管理人は何を隠そうヘヴィメタ育ち。エヘヘ。  フュージョンに出会ったのは中1の頃。それはヘヴィ・メタルに代わるヘヴィ・メタルに似た音楽を探していたから!  もう少し詳しく書くとヘヴィ・メタルのギターが大好き。だけどあの暴力的で不道徳で退廃した歌詞が大嫌い ...

『CHICKENSHACK』の8曲目は【STINKY SNAKE】。  【STINKY SNAKE】は打ち込みベースで,しかもラップとホーン入り。チキンシャック史上最高のチャレンジ・トラックだと思っているが,どうしても聞きたくなってしまう〜。  その理由 ...

『CHICKENSHACK』の4曲目は【BETCHA BY GOLLY,WOW】。  美しいバラードの【BETCHA BY GOLLY,WOW】の聴き所は,大サビでの山岸潤史のギターとコーラス隊とによるユニゾンである。  とにかく山岸潤史のギターが“歌う ...

『CHICKENSHACK』の2曲目は【FLOWERS FOR LENA −DEDICATED TO LENA−CHAN−】。  【FLOWERS FOR LENA −DEDICATED TO LENA−CHAN−】のイントロを聴いて驚いた。  渡辺貞夫の ...

『CHICKENSHACK』の1曲目は【AT TEMPS】。  『CHICKENSHACK』批評の中で書いたが『CHICKENSHACK』は5曲目以降を聴く習慣になっていて【AT TEMPS】が好きになったのは大人になってからのこと。つまり10年ほどの時 ...

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