アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

 角松敏生はフュージョンの人である。いつの日か制作されるフュージョン・アルバムを売る目的でまずは歌を歌ってきた人である。  そんな角松敏生の“本性丸出し”の1つがソロ・アルバムの『SEA IS A LADY』であるとすれば,もう1つがプロデュース・アルバ ...

 フランク・アヴィタビレの『JUST PLAY』(以下『ジャスト・プレイ』)とは国府弘子の『PIANO TAPESTRY』〜『PIANO ANNIVERSARY』〜『PIANO VOICES』の続編となるピアノ・ソロ・アルバムである。  騙されたと思って ...

 勝田一樹の1st『KAZUKI KATSUTA』を昨年買った。理由はDIMENSIONのニュー・アルバムが出ないと分かったから!  勝田一樹がなぜこのタイミングでソロ・アルバムと思ったのが2014年のこと。『KAZUKI KATSUTA』のリリースはDI ...

 ミシェル・ペトルチアーニ直系という触れ込みも『IN TRADITIONAL』でのバド・パウエル集の印象が薄く,結局は“雨後の筍”の一人というのがフランク・アヴィタビレに対する管理人の評価だった。  だからフランク・アヴィタビレの2nd『RIGHT TI ...

 渡辺香津美のコアなファンでないと収集出来ない事柄がある。カズミ・バンドの熱狂的なファンでないと成し遂げられない事柄がある。  カズミ・バンドの“最高傑作”『ガネシア』の色違いジャケット3色のコンプリートのことである。  『ガネシア』の色違いジャケット3色 ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 ミシェル・ペトルチアーニとフランク・アヴィタビレの関係性はキース・ジャレットとブラッド・メルドーのような関係性の中にある。  しかし現在この4人は対等ではない。フランク・アヴィタビレ1人だけが没落している。  過去においてミシェル・ペトルチアーニもキース ...

 管理人はリアル・マイルス世代を羨ましく思ってきた。特に電化マイルスを体感した世代が羨ましくてしょうがない。ある日,突然,ジャズの世界が一変する。そんな衝撃をリアルに体験してみたかった。  でっ「DATE COURSE PENTAGON ROYAL GA ...

 『HOOTIN’ ’N TOOTIN’』(以下『フーティン・ン・トゥーティン』)について語る時,第一の枕詞は大抵,フレッド・ジャクソン唯一のリーダー作という言葉であろう。  それは事実であって事実ではない。なぜなら『フーティン・ン・トゥーティン』のリー ...

 『REPORT FROM IRON MOUNTAIN』は,1曲を除いてスッキリした楽曲ばかりで結構好きだったのだが,菊地成孔が第二期「DCPRG」が目指すスタイルとして選んだのは,その1曲の嫌いな難曲【CATCH 22】であった。  『MUSIC FR ...

 『DADDY PLAYS THE HORN』(以下『ダディ・プレイズ・ザ・ホーン』)と来れば,デクスター・ゴードン・ファン以外にとっては,とってもチャーミングなジャケット写真の名画であろう。管理人もこのジャケット写真が大好きである。  しか〜し,デック ...

 菊地成孔の2つのバンド。すなわち「DUB SEXTET」と「DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN(DCPRG)」は共に電化マイルスを模倣するバンドである。  ではなぜ菊地成孔は電化マイルスを模倣するバンドを2つも用意する必 ...

 老練なジャズ・ファンから何度も教えられた。「史上最高のトランペッターとはマイルス・デイビスではない。クリフォード・ブラウンである」。しかし先輩方の教えはこれだけでは終わらない。  続く言葉はこうである。「そのクリフォード・ブラウンに影響を与えたのがファッ ...

 ヤヒロトモヒロのリーダー・バンドなのだから,さぞパーカッションのバカテク全開かと期待して購入したのに,聴いてみたら「歌もの」&前田優子フィーチャリングだった『TOMOHIRO YAHIRO & OS AMARELOS』(以下『オズ・アマレーロス〜黄夢〜 ...

 『SILVER』(以下『シルヴァー』)とは,フォープレイ25周年の記念盤。題してフォープレイの「銀婚式」。  言わば“フォープレイ・ファミリー”勢揃いの「銀婚式」であって,初代ギタリストのリー・リトナーと二代目ギタリストのラリー・カールトンもゲスト参加で ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 『LET’S TOUCH THE SKY』で「フォープレイ=活動休止中のパット・メセニー・グループ」が擦り込まれてしまった管理人。  フォープレイにパット・メセニー・グループを求めるのは間違いだと分かったはいても,パット・メセニー・グループの新作は出そう ...

 「本多俊之ラジオクラブ」と来れば,テレビ朝日系「ニュースステーション」のオープニング・テーマや,伊丹十三の映画「マルサの女」「ミンボーの女」のテーマ曲を連想してしまう。  そんな中,管理人が初めて買った「本多俊之ラジオクラブ」のCDは『CHAMELLE ...

 新作のレコーディングが始まったわけでもないのに,ラリー・カールトンがフォープレイから脱退することがアナウンスされた。『ENERGY』の発売から2年後ですよ。唐突すぎやしませんか?  それからというものフォープレイのことを考え出すと,誰が次のギタリストを ...

 管理人はビッグ・バンドを始めとして大編成バンドは苦手である。たくさんの音色が混ざっていて判然としない。個人的な趣向として一つ一つの音をきちんと聴き分けたい願望がある。  あの人の音色がどうとか,この人のフレージングがどうとか,感想を話し合って仲間内で大い ...

 管理人的にはフォープレイのゴールド・ディスクの中ではイマイチの低評価作『ENERGY』(以下『エナジー』)である。  『エナジー』は本田雅人の『ACROSS THE GROOVE』直後の1枚。幾分贔屓目に聴いた1枚でもある。  贔屓目に聴いても数年間は低 ...

 “年に一度の音楽の祭典”第61回(2018年度)のグラミー賞が本日発表された。  ‟アメリカの星野源”ことチャイルディッシュ・ガンビーノが「年間最優秀レコード」と「年間最優秀楽曲」の主要2部門を含めた4冠受賞。ヒップホップが主要部門を初受賞+「最優秀ミ ...

 『X』を初めて聴いた時,ファースト・アルバム『FOURPLAY』に揺り戻ったように感じた。  それは多分にボブ・ジェームスのブラス・シンセの影響だと思う。だから『X』はフォープレイのいつものスムーズ・ジャズではなく,フォープレイ久々のフュージョンである。 ...

 『渡辺貞夫クインテット2019』! 今回のステージは休憩をはさんで,たっぷり2時間の長丁場。「随の随まで」堪能してまいりました。  御年85歳の渡辺貞夫。正直,ミス・タッチが目立ったように思う。でも全部で19曲のステージですよ。正確にはメドレーが2曲あ ...

 行ってきました! 2/3「佐賀市歴史民俗館 浪漫座」での『渡辺貞夫クインテット2019』!  渡辺貞夫のLIVEが見たい! 絶対に見たい!  以前はそんな風に思うことなどなかったのに,ソニー・ロリンズとウェイン・ショーターについてのニュースを聞いて,近年 ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 フォープレイには問題作が2枚ある。その1枚がリー・リトナーからラリー・カールトンへの交代直後のクリスマス企画盤『スノーバウンド』であり,もう1枚が4人全員が“あばれはっちゃく”となった『JOURNEY』(以下『ジャーニー』)である。  ただし,同じ問題 ...

 管理人にとって板橋文夫は「近くて遠い」存在である。  その「近い」の真意とは,板橋文夫は渡辺貞夫,日野皓正,森山威男のレギュラー・ピアニストの歴任者。エルヴィン・ジョーンズとも共演している“世界の板橋文夫”その人である。  事実,板橋文夫の演奏は,FM東 ...

 『YES,PLEASE!』で頂点に達してしまったフォープレイ。 やるべきことは全てやり尽くしてしまった…。  …にも関わらずレコード会社からは引き続きセールスの圧力がある。事実『YES,PLEASE!』はグラミー・ノミネーション。続編にも『YES,PLE ...

 MALTAの2nd『SWEET MAGIC』(以下『スウィート・マジック』)のレコーディング・メンバーが凄すぎる。  ギターの森園勝敏,ギターの天野清継,ギターの山岸潤史,ギターの松木恒秀,ピアノの佐藤允彦,キーボードの野力奏一,キーボードの松浦義和, ...

 『YES,PLEASE!』(以下『イエス・プリーズ』)を初めて聴き終えた時,万感の思いに襲われた。ついにフォープレイはデビュー以来,ずっと追及してきた理想のサウンドに到達したように思えた。  『イエス・プリーズ』は,ボブ・ジェームスにとって記念碑的な1 ...

 『MY ROMANCE −SADAO PLAYS BALLADS−』(以下『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』)での渡辺貞夫の演奏はすでに完成されている。いい演奏に違いない。  しかしその一方で『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッ ...

 キーボードのボブ・ジェームス,ギターのリー・リトナー,ベースのネイサン・イースト,ドラムのハービー・メイソンからなる盤石の4ピース・バンド=フォープレイ。  そのフォープレイからリー・リトナーが脱退することになった。ボブ・ジェームスの頭の中には,リー・ ...

 青柳誠の1stソロ『TRIFRAME』(以下『青柳誠トライフレーム』)を聴いて二重の意味で観念してしまった。  1つはアルバムの出来の良さに観念してしまった。“ジャズ・ピアニスト”青柳誠が最高に素晴らしい。個人的に青柳誠と来ればピアノというよりテナー・ ...

 『FOURPLAY』&『BETWEEN THE SHEETS』が共に愛聴盤のまま発売を迎えた『ELIXIR』(以下『エリクシール』)。  ズバリ書くと『エリクシール』にはガッカリした苦い思い出がある。手放すのは後の事になるが,どうしても好きになれなかっ ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 大晦日は,アドリブログでも,ジャズ/フュージョンの総決算!  2018年,グラミー賞のノミネート作についてレポートします。  読者の皆さんには,管理人の一押しよりも,この中からジャズ/フュージョンに接することを(謙虚になって)お奨めいたします。 -------- ...

 いや〜,本当にいいアルバムだ。これぞ「タネも仕掛けもない」TRIXのイリュージョン・アルバム『TRICK』。  『TRICK』でついに熊谷徳明がTRIXの“手の内”を明かした。  そう。熊谷徳明が新ギタリスト=菰口雄矢と新キーボード・プレイヤー=AYAK ...

 鉄壁のバンド・アンサンブルを誇るフォープレイの理念が,早くも『BETWEEN THE SHEETS』(以下『ビトゥイーン・ザ・シーツ』)具現化されている。  4人が意気投合したボブ・ジェームスの『グランド・ピアノ・キャニオン』の香り漂う,フュージョン・ ...

 盤石を誇っていたTRIXであったが,バタバタとギターとキーボードがメンバー・チェンジ。一体TRIXに何が起きたのだろうか? ← TRIXはイマイチ愛されていないのか? カシオペアでのJIMSAKUの脱退とスクェアでの本田雅人の脱退は,あれから20年経っ ...

 フォープレイが結成されたのは1990年。当時の常識からして“ウルトラ・スーパー・グループ”フォープレイの結成は異例中の異例のことだと記憶している。  というのも世はバブルの真っ只中で“桜花爛漫”を楽しんでいた時代である。今のようなデフレで尻つぼみのご時 ...

 新ギタリスト=菰口雄矢が加入した『IMPACT』は「NO・IMPACT」。  そして本作,新キーボード・プレイヤー=AYAKIが加入した『DELUXE』は「NO・DELUXE」。  2度のメンバー・チェンジを経て管理人が思ったこと。それはカシオペアがいつ ...

 管理人がヨーロピアン・ジャズ・トリオを知るきっかとなったベスト盤『SUPREME −THE BEST OF EJT−』(以下『サプリーム〜ザ・ベスト・オブ・EJT〜』)を聴いてみると,当時のヨーロピアン・ジャズ・トリオの立ち位置が分かる。  ヨーロピア ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 「LIVE DIMENSIONAL−2018 〜平成最後の秋の旅〜」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。  増崎孝司の「盛り上がっていくばい」の第一声から始まった「増崎孝司 WITH DIMENSION」福岡公演。  DIMENSION ...

 行ってきました! 11/25「Gate’s7」の「LIVE DIMENSIONAL−2018 〜平成最後の秋の旅〜」!  11/25の福岡博多はソフトバンク・ホークスの日本一の優勝パレード。37万人の人出だったそうで中洲も昼間から大いに騒がしかったのだ ...

 2018年はスクェア・ファンにとって5年に1度のお楽しみ。スクェアの○○周年記念行事のメモリアル・イヤー。  2018年のT−スクェアは,オリジナル・アルバム『CITY COASTER』の発売から「T−SQUARE コンサートツアー2018 『CITY ...

 哀愁漂うリリカルなサウンドとヨーロピアンの気品を感じさせる洗練されたアレンジを信条とするヨーロピアン・ジャズ・トリオ。  しかし『LIBERTANGO』(以下『哀愁のリベルタンゴ』)のヨーロピアン・ジャズ・トリオは“やり過ぎ”である。  『哀愁のリベルタ ...

 日本語に訳すと同じ「力」の意味となる「POWER」と「FORCE」。しかし,原語が伝える意味は随分と異なる。  電気のエネルギー源で例えるなら「POWER」とは電池であり「FORCE」とは発電所。自分の体内に蓄えた力に頼るのか,コンセントでつながって外 ...

 『THE WINDMILLS OF YOUR MIND』(以下『風のささやき』)は“アート・ファーマー目当て”で購入した。期待通りの名演であった。  しかし管理人が気に入ったのはアート・ファーマー以上にヨーロピアン・ジャズ・トリオの方である。  アート・ ...

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