アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

 『NIGHTLIFE IN TOKYO』(以下『ナイトライフ・イン・トーキョー』)の主役はロン・カーターのベースである。  エリック・アレキサンダーの出来は最高である。しかし悔しいかな,それ以上にロン・カーターの音楽の拍動が聴こえてくる。  『ナイトライ ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 理由があって(福岡市内での引っ越しと霧島の別荘の引っ越しがダブルで重なり不動産4件の契約と解約もろもろで)発売日から3日後に『CITY COASTER』を聴くことになった。  毎年の新譜をほぼフラゲして聴き続けてきたスクェア・ファンとしては,遅れを取り戻 ...

 「桑原あいトリオ・プロジェクト」の真実とは,桑原あいのオリジナル曲を演奏するピアノ・トリオにして,森田悠介が「裏」で桑原あいを回すためのプロジェクトであったはず。  なのに「桑原あいトリオ・プロジェクト」名義の4枚目にして,このコンセプトが変化した。   ...

 破竹の快進撃を続けるエリック・アレキサンダーの2管編成クインテット『SUMMIT MEETING』(以下『サミット・ミーティング』)のキーワードは“安定と洗練”である。  トランペットのニコラス・ペイトンを迎えて繰り広げられたユニゾンとバトルが,胸のす ...

 「桑原あいトリオ・プロジェクト」である。「トリオ・プロジェクト」と聴いたら,まずは上原ひろみを連想するものであろう。  これって上原ひろみと比較させるための桑原あいの戦略なのだろうか? 管理人は桑原あいによる「上原ひろみのフォロワー宣言」だと受け取った。 ...

 エリック・アレキサンダーの快進撃は『THE SECOND MILESTONE』(以下『ザ・セカンド・マイルストーン』)から始まった。管理人はそう断言しよう。  デビュー以降のエリック・アレキサンダーの特長とは,難フレーズでもとにかく豪快に吹き切る,無敵 ...

 個人的には「日本のフリー・ジャズ」と来れば,富樫雅彦と菊地雅章の印象が強いのだが,恐らくは「日本のフリー・ジャズ」の第一人者は山下洋輔という認識で間違いないと思う。  管理人は森山威男脱退前の,中村誠一や坂田明を擁した山下洋輔・トリオのことは全く知らな ...

 エリック・アレキサンダーが特に素晴らしいのは,エリック・アレキサンダーと同じくジョン・コルトレーンを信奉しているテナー・サックスの大物,マイケル・ブレッカーとブランフォード・マルサリスの影響をものともしない,自分の信じる「テナー・タイタン」の姿を追いか ...

 『ライヴ・イン根室 1977』の39年前の音源リリースに驚かされてから約1年。再び渡辺貞夫の過去音源がリリースされることになった。  今回は17年前のライブ音源である。『SADAO PLAYS BACH』(以下『プレイズ・バッハ』)である。  管理人はジ ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 ジョシュア・レッドマンが“神童”であればエリック・アレキサンダーは“新星”である。  ジョシュア・レッドマンにはカリスマ性を感じるが,エリック・アレキサンダーには「期待の新人」を強く感じる。  管理人がそう思うのは多分に,エリック・アレキサンダーのデビュ ...

 39年の時を越えてリリースされた『LIVE IN NEMURO 1977』(以下『ライヴ・イン根室 1977』)。  このような過去音源のリリースは渡辺貞夫にとって初めてのことではなかろうか?  この理由についてあらぬ憶測をしたものだが,要は渡辺貞夫の衰 ...

 こんなピアノ・デュオは初めてである。四角四面な管理人はデュエット・アルバムは2人が対等だと思い込んでいた。  しかしエリス・マルサリスと小曽根真の『PURE PLEASURE FOR THE PIANO』(以下『ピュア・プレジャー・フォー・ザ・ピアノ』) ...

 渡辺貞夫“最高傑作”は『エリス』である。それは良いとして『エリス』と同日発売の『MADE IN CORACAO』(以下『メイド・イン・コラソン』)とはリリース直後の30年前,人気・実力・扱いともに大きな開きがあったように記憶する。  渡辺貞夫名義でトッ ...

 マイルス・デイビスの『COOKIN’』『WORKIN’』『RELAXIN’』『STEAMIN’』に対応するのがエディ・ヒギンズの『A FINE ROMANCE』『A LOVELY WAY TO SPEND AN EVENING』『SECRET LOVE ...

 2002年リリースの『DEAR OLD STOCKHOLM』以来なので,5年振りにエディ・ヒギンズのCDを買ってしまった。( ← ウソです。本当はその1年後ぐらいに2割引きになった頃に買いました )。  一度は「エディ・ヒギンズは過去作だけで十分だな」 ...

 管理人は『KYLYN LIVE』を聴いた後に『KYLYN』を聴いた。そのせいなのだろう。『KYLYN』について語ろうと思えば,巷で言われているような名盤評価にはならない。  『KYLYN LIVE』は真に最高のライブ盤である。ゾクゾクする。しかしあの大 ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 『DEAR OLD STOCKHOLM』(以下『懐かしのストックホルム』)が実に悩ましい。  演奏良しの選曲良し。これぞジャズ・ピアノが長年追い求め続けてきた理想の具現化であろう。  ただし手放しでは喜べないのだ。エディ・ヒギンズ・クラスなら『懐かしのス ...

 「ザ・スフィアーズ」とは山中千尋の“覆面バンド”である。  「ザ・スフィアーズ」のデビュー盤『LIVE IN OSAKA!!』(以下『ライヴ・イン大阪』)のどこを見渡しても山中千尋の文字はない。アルバム・ジャケットにも,いつもの美形の顔出しなし。  おい ...

 『煙が目にしみる』で十分に理解していたはずなのに『MY FOOLISH HEART』(以下『マイ・フーリッシュ・ハート』)で改めてスコット・ハミルトンのテナーの響きに速攻でやられてしまった。  タイトル・チューンにしてオープナーの【MY FOOLISH ...

 日本のトップ・ミュージシャンが「宇宙」をテーマに「宇宙戦艦ヤマト」「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」「火の鳥」「2001年宇宙の旅」のテーマ・ソングを演奏したスタジオ盤+ライブ盤のオムニバスが『SPACE FANTASY + LIVE SPACE F ...

 「神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2018〜」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。  神保彰の“天賦の才”。それは1にドラム,2に作曲,3にパフォーマーンス,そして4にMCである。  特にMCの素晴らしさは司会屋実が抜 ...

 行ってきました! 2/12「ゲイツ7」の「神保彰ワンマンオーケストラ ドラムからくり全国行脚2018〜」!  神保彰の魅力とは,カシオペア〜ジンサク〜インスピリッツでの「超・超絶テクニカル・ドラマー」の代名詞でも十分だと思っているが,そこへ来て「ルンル ...

 『YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS』(以下『あなたは恋を知らない』)こそが,エディ・ヒギンズの“最高傑作”である。  『あなたは恋を知らない』は,エディ・ヒギンズ自らソロ・ピアノに合うと選曲した既発表曲の再演集。エディ・ヒギンズ好 ...

 結論を書けば,神保彰の『JIMBO DE JIMBO 80’s』(以下『ジンボ・デ・ジンボ 80’s』)も,カシオペアやスクェアの多くのカヴァー・アルバム同様,オリジナル・アルバムを超えることはできなかった。  ただしそんなの関係ない。『ジンボ・デ・ジ ...

 エディ・ヒギンズと来れば“ピアノ・トリオの人”である。『魅せられし心』〜『アゲイン』〜『愛の語らい〜ジョビン作品集』〜『魅惑のとりこ』と,いずれも趣味の良いピアノ・トリオを引っさげて,VENUSの“看板”として快進撃を続けてきた。  そんなエディ・ヒギ ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 “年に一度の音楽の祭典”第60回(2017年度)のグラミー賞が昨日発表された。  世間的にはブルーノ・マーズが主要含む6冠受賞。ケンドリック・ラマーが5冠受賞。  いいや,それ以上に「白いバラ」と「タイムズ・アップ」であろう。ミュージシャンが政治的にも大 ...

 『MUNITY』(以下『ミューニティー』)とは「MUSIC+UNITY」からなる造語で,音楽を通じて一つになるという意味が込められている。  正しく『ミューニティー』こそが『ミューニティー』。インストだし,ライトなフュージョンだし『ミューニティー』が流れ ...

 エディ・ヒギンズにビル・エヴァンスを強烈に感じてしまう。逆にエディ・ヒギンズにビル・エヴァンスを感じなければモグリだと思う。  エディ・ヒギンズは大抵,アルバムに数曲ビル・エヴァンスの愛想曲を取り上げてくるのだが,特に『BEWITCH』(以下『魅惑のと ...

 管理人が林栄一のアルト・サックスに興味を持ったのは大西順子の影響である。  大西順子大好き管理人としては林栄一のバンドに大西順子がサイドメンとして参加を志願したとか,大西順子自ら林栄一の自宅へ教えを請いに通ったとかいうエピソードを聴くと,林栄一を聴かない ...

 「ジャズ・ピアノの王者」エディ・ヒギンズが「ボサノヴァの王者」アントニオ・カルロス・ジョビンを演奏する。  普通に考えたら『SPEAKING OF LOVE〜MUSIC OF JOBIM』(以下『愛の語らい〜ジョビン作品集』)はキワモノ企画ものの1枚であ ...

 『ANDY’S』とは安藤まさひろがTED NAMBA(難波正司)と組んだロック・ギター・ユニットである。  『ANDY’S』での活動が,後のT−スクェア「名盤中の名盤」『GRAVITY』へと繋がることは事実であるが真実ではない。  ズバリ『ANDY’S』 ...

 ズバリ,エディ・ヒギンズの快進撃は全てこのアルバムから始まった。そしてエディ・ヒギンズ個人としての快進撃にとどまらず,VENUSというレーベル全体の快進撃は全てこの『HAUNTED HEART』(以下『魅せられし心』)から始まった。  そう。『魅せられし ...

 管理人の結論。『SPARKLING』(以下『スパークリング』)批評。  『スパークリング』は【SPARKLING FANTASY】【SEXY GALAXY】【SCRAMBLE AVENUE】【SUMMER WAVE】の大ヒット神曲4曲を聴けば星5つ!  ...

 「ダスコ・ゴイコヴィッチ・インターナショナル・ジャズ・オーケストラ」名義による『A HANDFUL O’ SOUL』(以下『ハンドフル・オブ・ソウル』)を聴いてみて,管理人がダスコ・ゴイコヴィッチになぜにそこまで惹かれてしまうのか,その隠された理由が分 ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 大晦日は,アドリブログでも,ジャズ/フュージョンの総決算!  2017年,グラミー賞のノミネート作についてレポートします。  読者の皆さんには,管理人の一押しよりも,この中からジャズ/フュージョンに接することを(謙虚になって)お奨めいたします。 -------- ...

 ジョン・コルトレーン亡き後,メディアはこぞってマイケル・ブレッカー,マイケル・ブレッカー,たまにブランフォード・マルサリス…。  ジャズ・テナー奏者と来れば「マイケル・ブレッカー1強時代」が存在したように思えるが,それは大きな誤りである。  “巨星”マイ ...

 “ジャズ・ピアニスト”としての佐藤允彦が堪能できる,ベースのエディ・ゴメス,ドラムのスティーヴ・ガットとのピアノ・トリオのライブ盤が『DOUBLE EXPROSURE』(以下『ダブル・エクスポージャー』)である。  いや〜,デジタル・リズム・セクション ...

 世界最高峰のピアニストであるチック・コリアと世界最高峰のドラマーであるスティーヴ・ガッド。  それぞれソロでも大活躍なのだが,多忙なスケジュールの中,過去に幾度も共演しその度に超名盤を量産してきた「旧知の盟友」である。  互いに「ほぼバンド・メンバーの仲 ...

 『30』が好きだ。『30』は「ただ派手だとか,ただカッコ良いとか,ただ楽しいとか」そういうレベルのアルバムではない。  『30』には,増崎孝司のギターにしても,小野塚晃のキーボードにしても,勝田一樹のアルト・サックスにしても「近未来フュージョンユニット ...

 「e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)」の“最高傑作”『VIATICUM』に『LIVE IN BERLIN』をカップリングして新たに再発?されたのが『VIATICUM+LIVE IN BERLIN』(以下『ヴァイアティカム+ライヴ』)である。 ...

 『VISIONS』(以下『ヴィジョンズ』)は,伊東たけしのT−スクェア退団後のソロ第一弾アルバム。  伊東たけしが本当にやりたかった音楽。その答えが『ヴィジョンズ』にたっぷりと詰まっているはず。  そう思って聴き込んだ『ヴィジョンズ』の印象は,まさかのフ ...

 「e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)」最高の実験作にして最大の問題作,改め「冒険作」が『LEUCOCYTE』(以下『ルーコサイト』)である。  『ルーコサイト』をどう評価するか? それは『ルーコサイト』の次なくしては評価できないように思う。 ...

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大 ...

 「e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)」の2枚の公式ライブ盤のお話。  『E.S.T. LIVE』が『TRAVELS』なら『LIVE IN HAMBURG』(以下『ライヴ・イン・ハンブルク』)は『THE ROAD TO YOU − RECORDE ...

 『SWEET DEAL』(以下『スウィート・ディール』)は,LAの3つのスーパー・フュージョン・グループ,ラッセル・フェランテ率いるイエロー・ジャケッツとカルロス・ベガ率いるカリズマ,そしてエイブラハム・ラボリエル率いるコイノニアの各メンバーによる混成 ...

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