アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2005年03月

 『JAZZ’N’POP』は“POP”というタイトルが表わす,打ち込み主体のポップ・インスト。  『JAZZ’N’POP』のこの面子。キーボードの笹路正徳,ベースの高水健司,ドラムの山木秀夫。ここへギターでリーダーの小沼ようすけ。  勘の良い方なら,小 ...

 小沼ようすけが『SUMMER MADNESS』で色を付けてきた。“ジャズ・ギタリスト”小沼ようすけを押し出してきた。ブルース・ラインのケニー・バレル系である。  『SUMMER MADNESS』でも,オリジナル以外に,クール&ザ・ギャング,アイズレー ...

 『NU JAZZ』は,J−ジャズ界に,いや,世界のトップ・ジャズ・ギタリストとして“彗星の如く現れた”ニュー・スター=小沼ようすけのデビューCD。  ジャズ・ギタリストなのに,いや,デビューCDなのに,イントロから金子雄太のハモンドB−3で“ガンガン” ...

 『FALLING IN LOVE,AGAIN』(以下『フォーリング・イン・ラヴ,アゲイン』)は“ジャズ・ピアニスト”小曽根真が,ジャズをかなぐり捨て,一人のピアニストとしての自分と対峙したピアノ・ソロCD。  ジャズの鎧を外した小曽根真が,ポップスか ...

 元ブレッカー・ブラザーズのジェームス・ジーナス。元ステップス・アヘッドのクラレンス・ペン。  超一流のバカテク・メンバーを擁する「“電化”ザ・トリオ」のお披露目作=『REAL』(以下『リアル』)は,エレクトリック・ピアノとエレクトリック・ベースの音が印 ...

 『NEW SPIRIT』(以下『新世界』)は「ザ・トリオ」の『新世界』である。  『新世界』は“ジャズの”小曽根真が“クラシックへ”と踏み込んだ『新世界』。「ザ・トリオ」が弦楽四重奏との共演で「セプテット」の世界へと向かった『新世界』なのである。 ...

 『REBORN』(以下『リボーン』)は「ザ・トリオ」の7枚目にして初のスタンダード集。  「ザ・トリオ」の“独特の息吹”で,スタンダードが『リボーン』(『再生』の意)している。  しかし「ザ・トリオ」の,新たなスタンダードの解釈は頭では理解できるが, ...

 『TREASURE』(以下『トレジャー』)こそ“世界の小曽根”の面目躍如!  『トレジャー』は,小曽根真を“世界の小曽根”と敬愛する世界のスーパー・スターたちとの豪華競演盤である。そう。『トレジャー』は共演ではなく競演である。  一聴,小曽根真と親交 ...

 「今までで,ベストのアルバムができたよ」と小曽根真が得意気に語った『SO MANY COLORS』(以下『ソー・メニー・カラーズ』)こそ「ザ・トリオ」の最高傑作である。  この音楽は正しく『ソー・メニー・カラーズ』と呼ぶにふさわしい。  ジャズからク ...

 小曽根真本人出演=「アサヒ黒生」のTVCMタイアップ=【ウィー・アー・オール・アローン】の「ソロ・ピアノ・バージョン」目当てに購入した『WIZARD OF OZONE』(以下『WIZARD OF OZONE 〜 小曽根真ベスト・セレクション』)は,小曽 ...

 抜群のリズム感で「ザ・トリオ」を縁の下で支えてきた北川潔から小曽根真に「前に出てくるタイプと根底から支えるタイプの中間」と称されたジェームス・ジーナスへとベーシストが交代した“新生”「ザ・トリオ」の第1作=『PANDORA』(以下『パンドラ』)は「フィ ...

 『NO STRINGS ATTACHED』(以下『ノー・ストリングス・アタッチト』)は,文句なしに楽しめる!  『ノー・ストリングス・アタッチト』は,小曽根真ファンにも,ジャズ・ピアノ・ファンにも,心置きなくお勧めできる“ごきげん”名盤である。  『 ...

 『STARLIGHT』(以下『スターライト』)で聴こえる小曽根真はデビッド・ベノアかフィリップ・セス!  “王道のスムーズ・ジャズ”にメロメロのトロトロである。  『スターライト』を聴くまでは小曽根真をジャズ・ピアニストと捉えていたが,小曽根真の溢れ ...

 アイドルから女優への転進は機を掴むのが難しい。  路線変更のタイミングを逸すれば新しく台頭してくるライバルたちに埋没に世間から忘れ去られてしまう。  東芝EMIが育てた“アイドル”大西順子の“大胆なイメージ・チェンジ”もうまくいかなかった。そう。『F ...

 『PIANO QUINTET SUITE』(以下『ピアノ・クインテット・スイート』)こそ,大西順子の最高傑作!  『ピアノ・クインテット・スイート』を聴き通すと,大西順子のルーツが,デューク・エリントンでありセロニアス・モンクであり,そしてオーネット ...

 『T.K.ADAGIO』(以下『星に願いを ~T.K.ADAGIO~』)は,所謂「ウィズ・ストリングス」ものの,メローで大甘なメルヘン企画盤。  この世界が好きな人には堪えられない「売れ線」アレンジのオンパレード。伊東たけしのアルト・サックスに誘われ, ...

 『T.K.BREEZE』こそ,伊東たけしソロCDの最高傑作!  しかし最高傑作が安藤まさひろ・プロデュースとは困ったちゃん。安藤まさひろ,ジンサク,鳥山雄司,土方隆行,大橋勇など「聴いてみたい,J-フュージョンの組み合わせ」をバックに伊東たけしの伊東 ...

 『LOVE STANDARDS』(以下『ラヴ・スタンダーズ』)は,石原江里子初のベストCD。  『ラヴ・スタンダーズ』の選曲に石原江里子からの強いメッセージ性を感じてしまう。『ラヴ・スタンダーズ』には,なんと石原江里子“ご自慢の”インストが1曲も入っ ...

 『I WISHED ON THE MOON』(以下『月に願いを』)で石原江里子が一皮剥けた!  カラフルでポップでチャーミングな“メジャー路線”へのステップアップ! TBS「ブロード・キャスター」との3曲タイアップ(【I COULD HAVE DAN ...

 石原江里子は“癖持ち”である。  単体の魅力として,ジャズ・ピアニストとしても,ジャズ・ボーカリストとしても,コンポーザーとしても彼女の個性は際立っているのだが(ついでに渡英や音大卒の経歴についても)その3つが石原江里子の「独自ブレンド」だから,もうた ...

 3作目の『SEVEN』にしてようやく綾戸智絵がジョン・ビーズリーに身を委ねている。  『SEVEN』で綾戸智絵の“自我”が消えている。綾戸智絵の“哀しみ”が薄れている。めっちゃリラックスして歌を歌う行為を楽しんでいる。  『SEVEN』はいいアルバ ...

 『SHINE』がエレクトリック・サウンドなら『TIME』はアコースティック・サウンド! 外部プロデュース=ジョン・ビーズリー・サウンドが当たった!  綾戸智絵は確かにジャズ・ボーカルの枠を超えた“ザ・ボーカリスト”に違いないが『TIME』を聴くと,や ...

 管理人の中での変化として『SHINE』で,綾戸智絵への敷居が高まったかなぁ。  もう綾戸智絵の歌をベッドで横になりながらでは聞けない。身構えて拝聴せねば申し訳ない“緻密な音造り”へと変化している。  良い意味でも悪い意味でも「スタジオ盤」に仕上がって ...

 『TO YOU』は『MY LIFE』で完成した“綾戸サウンド”を捨て,ピアノと(時にギターと)そして自分自身とじっくり向き合う,弾き語りCD。  『TO YOU』での綾戸智絵は半端ない。聴いているだけで内面を深くえぐられていく。こうしていつまでも管理 ...

 『MY LIFE』において,綾戸智絵念願の“綾戸サウンド”が完成した。完全なるバンド・サウンドである。  ポップスの名曲をずらりと並べた『MY LIFE』は,もはやジャズ・ボーカル・アルバムではない。「ジス・イズ・綾戸戸智絵サウンド」と呼ぶべきである ...

 綾戸智絵はジャズ・ボーカリストである前に,超一流のエンターテイナーである。そんな綾戸智絵がビッグ・バンドと共演したら…。  『LIVE!・II』における綾戸智絵はまるで“水を得た魚”である。楽しい・楽しい・楽しい・ライブ。  綾戸智絵の歌がいい。トー ...

 ジャズ・ボーカルなのだから,アレンジ云々は邪道であろうが『NATURAL』の印象が薄いのは“こじんまりした”アレンジにあるのでは?  やっぱり陽気でサービス精神満点な綾戸智絵は大編成との化学反応が一番である。  逆に言えばバックが静かな分,綾戸智絵の ...

 『FRIENDS』の聴き所は“綾戸バンド”と化した,綾戸智絵とフレンズたちとのコラボレーション!  バラエティに富んだ楽曲にして,このまとまり感! 全ては綾戸智絵の“求心力”にある!  …と『FRIENDS』には,ジャズ・ボーカルの“イロハ”を語りた ...

 『LIFE』は,有名ジャズ・スタンダードを中心に,ビリー・ジョエル,キャロル・キング,SMAP,ビートルズ等の代表曲を,ピアノの弾き語りをゴスペル・タッチで仕上げた名盤。  【テネシー・ワルツ】も入っているし,リズム隊とのバランスも良い。“聴き所満載 ...

  『ILLUME』(以下『イリューム』)&『MOMENTUM』(以下『モメンタム』)。  2枚同時発売の『イリューム』が「静」なら『モメンタム』は「動」! 『モメンタム』は,アキコ・グレース初のライブCD!  ライブでのアキコ・グレースのピアノは, ...

 『ANOTHER STORY IN NEW YORK』(以下『アナザー・ストーリー・イン・ニューヨーク』)は「ニューヨーク三部作」の“お蔵”などではなく,清く正しく美しい“未発表音源集”。  『アナザー・ストーリー・イン・ニューヨーク』収録の10曲中 ...

 “女キース・ジャレット”を襲名したアキコ・グレースが,ついにキース・ジャレットの本拠地=ECMの音を獲得した。  『FROM OSLO』(以下『フロム・オスロ』である。  『フロム・オスロ』は,オスロにある名門「レインボー・スタジオ」録音。さらに,E ...

 『NEW YORK STYLE』(以下『ニューヨーク・スタイル』)は,アキコ・グレース=「女キース・ジャレット」の“襲名披露”盤である。  『マンハッタン・ストーリー』で感じたマイルス・デイビスへの発芽が「女キース・ジャレット」としての“ソロ・コンサ ...

 打ち込みメインの『WHAT’S JAZZ -SPIRIT-』(以下『ホワッツ・ジャズ? -スピリット-』)は,akikoの考える「進化し続けるスピリット」のジャズ。  現代ジャズの『スピリット』はクラブ・シーンにこそある。クラブは踊るためだけではなく ...

 アコースティック・スタイルの『WHAT’S JAZZ -STYLE-』(以下『ホワッツ・ジャズ? -スタイル-』)は,akikoの考える「古き良きスタイル」のジャズ・ボーカル!  『ホワッツ・ジャズ? -スタイル-』で,ジャズを『スタイル』として捉え ...

 「akiko通算10枚目のアルバムは,パステルカラーのブラジル。いろいろやりたい年頃なのです」。『VIDA』(以下『ヴィーダ』)は,上記ユニバーサルによるキャッチ・コピー通りの「ブラジリアン・カラフル・フレイバー」満載!  “お洒落な”ラテン・ジャズ ...

 『COLLAGE』(以下『コラージュ - ベスト・セレクション』)は,akiko初のベストCD!  単なるベスト盤をakikoがリリースするはずもなく『コラージュ - ベスト・セレクション』は,本人セレクトによる代表曲を「通して聴いて1枚のアルバムと ...

 『SIMPLY BLUE』(以下『シンプリー・ブルー』)は,akiko初のライブCDにして,須永辰緒との「クラブ・ジャズ路線」を『シンプリー・ブルー』なピアノ・トリオと共演してみせた絶対名盤である。  『シンプリー・ブルー』でのakikoは,美形のビ ...

 『MOOD SWINGS』(以下『ムード・スウィングス』)は,前作『ムード・スウィングス』の世界を更に発展拡大! プロデューサーも須永辰緒に加えサウンド・プロデュースとしてAPE SOUND,ニコラ・コンテ,吉澤はじめが名を連ねている。 そう。『ムー ...

 『MOOD SWINGS』(以下『ムード・スウィングス』)は,akikoのアイドル,須永辰緒プロデュース。  もう“身も心も”須永辰緒へ預け,akikoが“須永辰緒色”に染まっちゃってます。  ターンテーブル上でジャズを再構築してきた須永辰緒は『ム ...

 『akiko’S HOLIDAY』(以下『akikoズ・ホリデイ』)は,akikoのアイドル,ビリー・ホリデイの愛唱曲として知られたジャズ・スタンダード・セレクション。  『akikoズ・ホリデイ』を聴く限り,akikoとビリー・ホリデイの直接的な共 ...

 『HIP POP BOP』(以下『ヒップ・ポップ・バップ』)は,前スペシャル企画盤『アップストリーム』路線を推し進めた“HIPでPOPなakiko流ジャズ”CD。  先行シングルとしてリリースされたスウィング・アウト・シスターとのコラボレーシュン=【 ...

 “ジャズ・ボーカリスト”のカテゴリーに収まりきれない“新世代ディーヴァ”akikoの魅力が開花したのが,akikoと気鋭のサウンド・クリエイターたちとのコラボレーションCD=『UPSTREAM』(以下『アップストリーム』)。  akikoと共演するの ...

 『GIRL TALK』(以下『ガール・トーク』)は“ジャズ・ビューティー”akikoのデビューCDにして“最も硬派な”ジャズ・ボーカルが楽しめる。  『ガール・トーク』での,正統派ジャズ・ボーカル・スタイルは“大人のジャズ通”向けの,akiko一番の ...

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